JPH04111138U - サーモスタツト - Google Patents

サーモスタツト

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JPH04111138U
JPH04111138U JP2282791U JP2282791U JPH04111138U JP H04111138 U JPH04111138 U JP H04111138U JP 2282791 U JP2282791 U JP 2282791U JP 2282791 U JP2282791 U JP 2282791U JP H04111138 U JPH04111138 U JP H04111138U
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JP
Japan
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thermostat
temperature
bimetal
molten material
state
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JP2282791U
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Inventor
繁孝 三谷
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  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーモスタットに温度ヒューズを内蔵し、作
動順序や作動温度差が正確になるようにして、さらに、
コンパクトにする。 【構成】 絶縁ブロック7と、取付端子8,8と、可動
端子9と、固定端子10と、バイメタル11とから構成され
ている。固定端子10は、くの字状の電導板の一端を突合
わせて、熔融材2で溶着形成されている。熔融材2は、
所定温度よりも高い所定融点で融解する。サーモスタッ
トが所定温度にまで加熱されると、バイメタル11によっ
て、通常のOFF状態にする。さらに加熱されて所定融
点に達すると、熔融材2が融解して、固定端子10が折れ
るため、異常検出のOFF状態となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はサーモスタットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ドライヤー・温風器等には、過熱防止のため、サーモスタットと温度 ヒューズとが取付けられている。
【0003】 そして、従来では、サーモスタットと温度ヒューズとが、別々の箇所に取付け られていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の如く取付けると、サーモスタットと温度ヒューズとの検出する 温度に差異が生じ、そのため、両者の作動順序や作動温度差が安定しない問題が あった。
【0005】 上述の問題を解決するために、サーモスタットと温度ヒューズとの距離を接近 させることが考えられるが、電気用品取締法によって、ある程度以上は接近させ ることができない。
【0006】 また、ドライヤー等の小さなヒーター部に2個の部品を取付けるのは困難であ った。
【0007】 本考案は、従来のこのような問題点を解決して、コンパクトで、かつ、作動順 序や作動温度差が正確で、かつ、温度ヒューズを兼ね備えたサーモスタットを提 供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成するために本考案に係るサーモスタットは、所定温度でON −OFFするサーモスタットに於て、該所定温度よりも高温の所定融点を有する 熔融材をもって部品の一部を構成したものである。
【0009】
【作用】
サーモスタットの温度が、所定温度まで上昇すると、サーモスタットは通常の OFF作動する。
【0010】 万一、サーモスタット等の量によって、さらに温度が上昇した場合、所定融点 に達すると、サーモスタットの一部を構成する熔融材が融解し、サーモスタット は異常検出のOFF状態となる。
【0011】
【実施例】
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0012】 図1は、本考案に係るサーモスタットの一実施例を、ドライヤーのヒーター部 3に取付けた状態を示す。
【0013】 上記ヒーター部3は、絶縁板4と、電熱線5と、電源やモーターに接続される リード線6…と、を備え、サーモスタットSは、絶縁板4に取付けられて、電熱 線5とリード線6の間に介装されている。
【0014】 上記絶縁板4は、2枚の板片4a,4bを直交して組立てたものであり、その 4本の外辺に螺旋状に電熱線5が巻設されている。
【0015】 そして、サーモスタットSは直交する上記2枚の板片4a,4bの中心近くの 隅部に配設されている。
【0016】 そして、図2に示すように、このサーモスタットSは、絶縁ブロック7と、取 付端子8,8と、可動端子9と、固定端子10と、所定温度で弯曲するバイメタル 11から構成されている。
【0017】 さらに、図2、及び、正常なON,OFFの各状態を示す図3、図4に於て、 上記絶縁ブロック7には、上記可動端子9の上下動をガイドし、かつ、該可動端 子9の下で上記バイメタル11を自由状態として抜け止めするための溝部12が形成 され、さらに、該溝部12には、上記バイメタル11を下方から支持する支持部13が 突設されている。
【0018】 また、上記取付端子8,8の一方は、上記可動端子9の一端に重なる形で、円 筒状の鋲15にて、上記絶縁ブロック7の表面に鋲着され、上記取付端子8,8の 他方は、上記固定端子10の一端に重なる形で、鋲17にて、上記絶縁ブロック7の 裏面に鋲着されている。
【0019】 さらに、上記取付端子8,8には、サーモスタットSを他部材に取付けるため の取付孔16, 16が貫設されている。
【0020】 また、上記可動端子9の上下可動な一端側には、接点14が付設され、さらに、 その下方にある固定端子10は、くの字状の2枚の電導板を突合わせ状として、熔 融材2にて溶着形成されている。そして、図3に示した正常ON状態では、上記 可動端子9の接点14が、上記固定端子の表面の一端に当接している。
【0021】 ここで、上記熔融材2の融点は、上記バイメタル11の作動設定温度───図3 から図4に切換わる温度───よりも、僅かに高く設定する。例えば、バイメタ ル11の設定温度が90℃の場合に、熔融材2の融点を 100℃に設定する。
【0022】 上述の構成により、図1に示すヒーター部3の電熱線5が発熱すると、サーモ スタットSは加熱される。
【0023】 ここで、サーモスタットSの、バイメタル11と熔融材2との温度検出箇所は、 一致しているため、両者の検出温度は一致する。
【0024】 従って、バイメタル11が上記所定温度に達すると、図3から図4に切換わる。 つまり、該バイメタル11は弯曲して、上方の可動端子9を押上げ、該可動端子9 の接点14が、固定端子10から離れることにより、サーモスタットSはOFF状態 となる。
【0025】 この時、固定端子10の熔融材2は融解しない。
【0026】 ところが、サーモスタットSの上記バイメタル11の故障等で、上記所定温度に 達しても通電し続ける等の原因で、さらに昇温した場合、(固定端子10の一部を 成す)熔融材2の温度がその融点に達し、ついに、図5のように、該熔融材2は 融解して、固定端子10が折れて、異常検出のOFF状態に保たれる。
【0027】 以上のように、バイメタル11と熔融材2の位置が極めて近接していて、両検出 温度は一致するため、バイメタル11が弯曲する所定温度と、熔融材2が融解する 所定融点との差が小さくても、順序よく作動する。
【0028】 即ち、バイメタル11による通常のOFF作動よりも先に、熔融材2の融解によ る異常検出のOFF作動を起こすことがない。
【0029】 次に、他の実施例を説明すると、図6と図7に示す断面図のように、絶縁ブロ ック7の上に、上述のような所定融点の熔融材2を介して、バイメタル11を、保 持する。該バイメタル11の上に可動端子9を接触させ、さらに、その可動端子9 の上に固定端子10を配置する。
【0030】 そして、所定温度に達すると、図7から図6のように、バイメタル11が弯曲し て可動端子9が降下し、可動端子9の先端は、固定端子10の先端から分離し、通 常のOFF状態となる。
【0031】 即ち、正常時には、この図7と図6を交互に繰り返す。ところが、バイメタル 11の破損等によって、温度がさらに上昇して、所定融点に達すると、図8のよう に、熔融材2は融解して、可動端子9が固定端子10から離れることにより、異常 検出のOFF状態となる。
【0032】 なお、本考案は図示の実施例に限定されず設計変更自由であって、サーモスタ ットSを構成する他の部品の一部に、熔融材2を用いることも自由である。
【0033】
【考案の効果】
本考案は、上述の如く構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0034】 サーモスタットは、コンパクトにすることが可能なため、狭い場所にも取付け 可能である。そして、バイメタル11と熔融材2との温度検出箇所を一致させるこ とができ、従って、両者の検出温度は一致するため、作動温度差を小さく設定で き、かつ、作動順序が正確となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の取付状態の一例を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図3】通常のON状態の側面断面図である。
【図4】通常のOFF作動状態を示す側面断面図であ
る。
【図5】異常検出のOFF作動状態を示す側面断面図で
ある。
【図6】他の実施例を示す通常のOFF作動状態の簡略
断面図である。
【図7】通常のON状態を示す簡略断面図である。
【図8】異常検出のOFF作動状態を示す簡略断面図で
ある。
【符号の説明】
2 熔融材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定温度でON−OFFするサーモスタ
    ットに於て、該所定温度よりも高温の所定融点を有する
    熔融材2をもって部品の一部を構成したことを特徴とす
    るサーモスタット。
JP2282791U 1991-03-14 1991-03-14 サーモスタツト Pending JPH04111138U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2282791U JPH04111138U (ja) 1991-03-14 1991-03-14 サーモスタツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2282791U JPH04111138U (ja) 1991-03-14 1991-03-14 サーモスタツト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04111138U true JPH04111138U (ja) 1992-09-28

Family

ID=31908235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2282791U Pending JPH04111138U (ja) 1991-03-14 1991-03-14 サーモスタツト

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JP (1) JPH04111138U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014107175A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Otsuka Techno Kk ブレーカとこのブレーカを使用するパック電池、及び温度スイッチ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63271840A (ja) * 1987-04-30 1988-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温度過昇防止装置
JPS63271839A (ja) * 1987-04-30 1988-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温度過昇防止装置
JPH01320723A (ja) * 1988-06-22 1989-12-26 Hitachi Ltd 過負荷保護装置

Patent Citations (3)

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