JP2534929Y2 - カラー熱転写プリント用紙 - Google Patents
カラー熱転写プリント用紙Info
- Publication number
- JP2534929Y2 JP2534929Y2 JP1989097492U JP9749289U JP2534929Y2 JP 2534929 Y2 JP2534929 Y2 JP 2534929Y2 JP 1989097492 U JP1989097492 U JP 1989097492U JP 9749289 U JP9749289 U JP 9749289U JP 2534929 Y2 JP2534929 Y2 JP 2534929Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- color
- printing
- paper
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は葉書などとして用いるカラープリント用紙に
関し、更に詳しくは熱転写プリンター、特に昇華染料熱
転写プリンターに於て、染料をシャープに受容する受容
紙で、カラープリント面に予め印刷を施し、その上にカ
ラー画像の印写可能で熱融着性のない受容層を設けたシ
ートであって、かつ反対面に、検知可能なマークを印刷
した葉書などに用いるカラープリント用紙である。
関し、更に詳しくは熱転写プリンター、特に昇華染料熱
転写プリンターに於て、染料をシャープに受容する受容
紙で、カラープリント面に予め印刷を施し、その上にカ
ラー画像の印写可能で熱融着性のない受容層を設けたシ
ートであって、かつ反対面に、検知可能なマークを印刷
した葉書などに用いるカラープリント用紙である。
〔従来技術および解決しようとする問題点〕 最近カラープリンターの開発が進み、特に熱転写方式
のプリンターで鮮明なカラー画像が比較的コンパクトな
装置で実現可能になってきた。熱転写プリントには、昇
華染料転写、ワックス系インク溶融などの方式がとられ
ている。
のプリンターで鮮明なカラー画像が比較的コンパクトな
装置で実現可能になってきた。熱転写プリントには、昇
華染料転写、ワックス系インク溶融などの方式がとられ
ている。
このうち昇華染料熱転写方式は、小型ノンインパクト
プリンターの主流として、小型のカラープリンター、ビ
デオプリンター用としても使われることが多く、昇華染
料熱転写方式で鮮明な画像が得られるシートが検討開発
されている。
プリンターの主流として、小型のカラープリンター、ビ
デオプリンター用としても使われることが多く、昇華染
料熱転写方式で鮮明な画像が得られるシートが検討開発
されている。
昇華染料熱転写方式のプリンターは、フィルム、薄紙
等の基材とＹ、Ｍ、Ｃそれぞれの色の昇華染料インクを
塗布したインクシートを使用する。このインクシートに
染着性の高い樹脂などを塗工した受容シートを重ね合わ
せ、サーマルヘッドからの熱により受容シートに各色の
昇華染料が必要濃度、部分だけに転写され画像を形成す
る。
等の基材とＹ、Ｍ、Ｃそれぞれの色の昇華染料インクを
塗布したインクシートを使用する。このインクシートに
染着性の高い樹脂などを塗工した受容シートを重ね合わ
せ、サーマルヘッドからの熱により受容シートに各色の
昇華染料が必要濃度、部分だけに転写され画像を形成す
る。
近年、ビデオ画像などをハードコピーして、カードや
葉書を染料熱転写のプリンターで作成することが行なわ
れている。このプリント用紙には、通常、プリンターで
光学的に検知可能なマークが、プリント面の反対側に印
刷されている。しかし、プリント面に印刷などが予め施
され、その上に染料熱転写でカラー画像の印写可能なシ
ートは知られていない。
葉書を染料熱転写のプリンターで作成することが行なわ
れている。このプリント用紙には、通常、プリンターで
光学的に検知可能なマークが、プリント面の反対側に印
刷されている。しかし、プリント面に印刷などが予め施
され、その上に染料熱転写でカラー画像の印写可能なシ
ートは知られていない。
本考案は、シート状基材の片面に印刷をし、その上に
昇華染料熱転写方式を始めとする各種の熱転写カラープ
リンターのカラープリントによる熱転写色材の受容性に
優れた透明な受容層を設けると共に反対側に検知用マー
クを印刷したカラープリント用紙を提案することを目的
とする。
昇華染料熱転写方式を始めとする各種の熱転写カラープ
リンターのカラープリントによる熱転写色材の受容性に
優れた透明な受容層を設けると共に反対側に検知用マー
クを印刷したカラープリント用紙を提案することを目的
とする。
かかる現状に鑑み本考案者は、鮮明な記録像を得るこ
とが出来、走行性、耐久性に優れた、熱転写受容シート
について鋭意研究した結果、第１図として示す本考案の
カラープリント用紙の部分断面図に示されるように、基
材の片面に所定の印刷３を施し、その上に、熱転写色材
の受容性が良く透明で熱融着性のない受容層１を設け、
反対面にプリンター用紙として所要の検知マーク３′を
印刷することにより、カラー熱転写プリント用紙が得ら
れることを発見した。
とが出来、走行性、耐久性に優れた、熱転写受容シート
について鋭意研究した結果、第１図として示す本考案の
カラープリント用紙の部分断面図に示されるように、基
材の片面に所定の印刷３を施し、その上に、熱転写色材
の受容性が良く透明で熱融着性のない受容層１を設け、
反対面にプリンター用紙として所要の検知マーク３′を
印刷することにより、カラー熱転写プリント用紙が得ら
れることを発見した。
本考案を更に詳しく説明すると、第２図に示すよう
に、シート状基材２の片面にメッセージ等を印刷し、そ
の上に受容層１を設けるものである。受容層１は第２図
に示すように片面に部分的に設けることにより受容層を
設けてない部分には、後でペンにより、挨拶文等を記載
することも可能である。なお、シート基材上にメッセー
ジを印刷した後受容層を全面に設けてもよい。又、裏面
には第３図に示すようにプリンターで光学的に検知可能
なマーク３′が印刷されており、受容層上にカラープリ
ントを行う場合の位置決めを容易に行ないうる。
に、シート状基材２の片面にメッセージ等を印刷し、そ
の上に受容層１を設けるものである。受容層１は第２図
に示すように片面に部分的に設けることにより受容層を
設けてない部分には、後でペンにより、挨拶文等を記載
することも可能である。なお、シート基材上にメッセー
ジを印刷した後受容層を全面に設けてもよい。又、裏面
には第３図に示すようにプリンターで光学的に検知可能
なマーク３′が印刷されており、受容層上にカラープリ
ントを行う場合の位置決めを容易に行ないうる。
本考案で用いるシート状基材は、紙、各種の合成紙、
プラスチックフィルム、あるいはこれらのシートの組み
合わせによる、貼合せ基材が利用できる。
プラスチックフィルム、あるいはこれらのシートの組み
合わせによる、貼合せ基材が利用できる。
本考案の熱転写色材の受容層は、染料熱転写プリンタ
ーの場合、昇華染料に染着性の良い、ポリエステル、ポ
リカーボネート等の樹脂である。熱融着性をなくする為
にはシリコーン樹脂などの離型剤を配合すればよい。受
容層には必要に応じて、硬化剤、導電剤、増白剤などを
添加、配合することができる。
ーの場合、昇華染料に染着性の良い、ポリエステル、ポ
リカーボネート等の樹脂である。熱融着性をなくする為
にはシリコーン樹脂などの離型剤を配合すればよい。受
容層には必要に応じて、硬化剤、導電剤、増白剤などを
添加、配合することができる。
印刷インクとしては、耐溶剤性の優れたもの、例え
ば、熱硬化性インクや、UV硬化インクが好ましい。
ば、熱硬化性インクや、UV硬化インクが好ましい。
次に実施例をあげて本発明のカラー熱転写プリント用
紙を説明する。
紙を説明する。
実施例１ 坪量64g/m2の上質紙の表面に文案を、裏面に、検知マ
ークをそれぞれUV硬化型インクでオフセット印刷した。
表面に下記の塗料−１を固形分5g/m2の割り合いで塗工
し、透明で熱融着性のない受容層を形成し、染料熱転写
カラープリント用紙とした。
ークをそれぞれUV硬化型インクでオフセット印刷した。
表面に下記の塗料−１を固形分5g/m2の割り合いで塗工
し、透明で熱融着性のない受容層を形成し、染料熱転写
カラープリント用紙とした。
塗料１ ポリエステル樹脂（バイロン 200、東洋紡（株）製） 100部 シリコーン樹脂（SH3476 トーレシリコーン（株）製） ５部 トルエン 500部 メチルエチルケトン 100部 実施例２ 熱硬化製インク（ラミトップ91黒 東洋インキ（株）
製）を用いて、グラビア印刷した以外は実施例１と同様
にして染料熱転写カラープリント用紙を得た。
製）を用いて、グラビア印刷した以外は実施例１と同様
にして染料熱転写カラープリント用紙を得た。
実施例３ 基材シートとして、合成紙（ユポVIF210王子油化合成
紙（株）製）を用いた以外は実施例１と同様にして染料
熱転写カラープリント用紙を得た。
紙（株）製）を用いた以外は実施例１と同様にして染料
熱転写カラープリント用紙を得た。
実施例４ 基材シートとして、合成紙（ユポFPG60王子油化合成
紙（株）製）を上質紙の両面に、ドライラミネートで貼
合せたものを用いた以外は実施例１と同様にして染料熱
転写カラープリント用紙を得た。
紙（株）製）を上質紙の両面に、ドライラミネートで貼
合せたものを用いた以外は実施例１と同様にして染料熱
転写カラープリント用紙を得た。
比較例１ 実施例１において、受容層を先に塗工した後印刷した
が、インクの濡れ性が悪く、印刷できなかった。
が、インクの濡れ性が悪く、印刷できなかった。
比較例２ インクにフッ素系界面活性剤（フロラード住友3M
（株）製）を添加して、濡れ性を改善したインクを用い
た以外実施例１と同様に染料熱転写カラープリント用紙
を作成した。しかし、印刷面への密着性が悪く、インク
の裏移りが発生し、所望の印刷できなかった。
（株）製）を添加して、濡れ性を改善したインクを用い
た以外実施例１と同様に染料熱転写カラープリント用紙
を作成した。しかし、印刷面への密着性が悪く、インク
の裏移りが発生し、所望の印刷できなかった。
比較例３ 下記の塗料−２を塗工し受容層を形成した以外は実施
例１と同様に染料熱転写カラープリント用紙を作成し
た。印刷は可能であったがプリントの際熱融着が発生し
走行性不良であった。
例１と同様に染料熱転写カラープリント用紙を作成し
た。印刷は可能であったがプリントの際熱融着が発生し
走行性不良であった。
塗料２ ポリエステル樹脂（バイロン 200、東洋紡（株）製） 100部 トルエン 500部 メチルエチルケトン 100部 以上の染料熱転写プリント用紙を、市販の染料熱転写
カラープリンター（VY-20 日立製作所（株）製）でプ
リントして、評価した。また、プリント面の印刷につい
て、官能検査で評価した。
カラープリンター（VY-20 日立製作所（株）製）でプ
リントして、評価した。また、プリント面の印刷につい
て、官能検査で評価した。
【図面の簡単な説明】 第１図は本考案のカラー熱転写プリント用紙の部分断面
図、第２図は表面平面図を第３図は裏面平面図を示す。 １……受容層、２……基材、３……印刷、３′……検知
用マーク
図、第２図は表面平面図を第３図は裏面平面図を示す。 １……受容層、２……基材、３……印刷、３′……検知
用マーク
Claims (1)
- 【請求項１】シート状基材の片面に、所定の印刷をした
上に、熱転写色材の受容性が良く透明で熱融着性のない
受容層を設け、反対面に、検知用マークを印刷をした、
カラー熱転写プリント用紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989097492U JP2534929Y2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | カラー熱転写プリント用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989097492U JP2534929Y2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | カラー熱転写プリント用紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0336873U JPH0336873U (ja) | 1991-04-10 |
| JP2534929Y2 true JP2534929Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=31646630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989097492U Expired - Lifetime JP2534929Y2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | カラー熱転写プリント用紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2534929Y2 (ja) |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61237691A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 被熱転写シ−ト |
| JPS5447585A (en) * | 1977-09-22 | 1979-04-14 | Hitachi Ltd | 1 transistor type memory cell structure |
| JPS58145771U (ja) * | 1982-03-26 | 1983-09-30 | 藤野 盛治 | 絵葉書 |
| JPS60109971U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-25 | 新村 泰久 | カレンダ−付葉書 |
| JPS62180567U (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-16 | ||
| JP2748115B2 (ja) * | 1986-10-23 | 1998-05-06 | 大日本印刷株式会社 | 透過原稿作成用被熱転写シート |
| JPH02125754A (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱転写記録用紙 |
-
1989
- 1989-08-23 JP JP1989097492U patent/JP2534929Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0336873U (ja) | 1991-04-10 |
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