JP2534034Y2 - 荷重応答型液圧制御装置 - Google Patents

荷重応答型液圧制御装置

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JP2534034Y2
JP2534034Y2 JP1990019792U JP1979290U JP2534034Y2 JP 2534034 Y2 JP2534034 Y2 JP 2534034Y2 JP 1990019792 U JP1990019792 U JP 1990019792U JP 1979290 U JP1979290 U JP 1979290U JP 2534034 Y2 JP2534034 Y2 JP 2534034Y2
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卓 永島
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Aisin Seiki Co Ltd
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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、車両の積載荷重による車高変化(バネ上部
材とバネ下部材間の相対変位)を感知してブレーキ液圧
を積載荷重に応じて制御する荷重応答型液圧制御装置に
関する。
【従来の技術】
この種の装置の一つとして、例えば、実願昭63−1055
07号にみられるように、ピストンの一端をボディ外に突
出して構成した液圧制御弁と、この液圧制御弁のボディ
に基端にて揺動可能に支持されて中間部位にて前記ピス
トンの突出端に係合するレバーと、このレバーの先端部
を先端部分にて貫通して設けられるロッドと、このロッ
ドの中間部に設けた調整手段と前記レバーの先端部間に
設けられて前記レバーを介して前記ピストンに弾撥力を
加えるスプリングとを備えて、前記液圧制御弁のボディ
と前記ロッドの基端にて車両のバネ上部材とバネ下部材
間に介装されるものがある。かかる装置の性能は、前記
スプリングの弾撥力を調整手段によって調整することに
より、調整できるものであり、その調整方法としては、
当該装置を車両に組付ける際に同時に行う方法と、車両
に組付ける以前に予め行う方法がある。
【考案が解決しようとする課題】
前者の調整方法は、当該装置の組付と性能調整を同時
に行わなければならず、これを一工程で行うには多くの
時間を要し、工程管理上に問題がある。 これに対して、後者の調整方法は当該装置の組付と性
能調整を別個に行うものであるため、工程管理上優れて
いるものの、例えば特開昭64−90854号公報にみられる
ような調整治具では、車体組付時に調整治具を一体のま
ま組付けて、その後に取り外す必要があり、改善の余地
がある。 本考案は、上記した実状に鑑みてなされたものであ
り、予め行った当該装置の調整状態が車両組付時まで保
持されて調整治具を用いることなく車両への組付が可能
で、しかも車両組付後の車高変化により保持が自動的に
解除される荷重応答型液圧制御装置を提供することを目
的としている。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本考案においては、
前記レバーの先端部に前記ロッドの先端部分に沿って延
びるアームを一体的に設けるとともに、同アームの先端
部分に板ばね等の弾性体を組付け、また前記ロッドの先
端部分に前記弾性体の一部が弾性変形して係合し前記レ
バーと前記ロッドの前記スプリング撓み方向へ相対移動
により前記弾性体との係合が解除される係止手段を設け
た。
【考案の作用・効果】
本考案においては、当該装置の車両組付前の性能調整
に際して、アームに組付けた弾性体の一部を弾性変形し
てロッドに設けた係止手段に係合した状態にて、調整手
段によりスプリングの弾撥力が調整されて当該装置の性
能が所定の性能(無積載状態の車両において最適な性
能)に調整される。また、当該装置の車両組付時に、弾
性体と係止手段の係合が保持された状態で、液圧制御弁
のボディとロッドの基端とが車両のバネ上部材とバネ下
部材にそれぞれ組付けられる。これにより、当該装置は
所定の性能を確保された状態で無積載状態の車両への組
付が完了し、その後の車高変化(車両への積載)による
スプリングの撓みにより弾性体と係止手段の係合保持が
両者の相対移動と弾性体の復帰作用により自動的に解除
される。 以上の説明から明らかなように、本考案においては、
当該装置の車両組付時に調整治具が不要であり、組付作
業を改善することができる。また、レバーに設けたアー
ムとこれに組付けた弾性体とロッドに設けた係止手段に
よって実施でき、高価な設備も不要で安価に実施でき
る。更に、弾性体と係止手段の係合によって当該装置の
性能を所定の性能に保持するようにしたものであるた
め、性能調整後に仮に弾性体と係止手段の係合が外れて
も、弾性体と係止手段を係合させることにより、所定の
性能を再び容易に得ることができる。
【実施例】
以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図は本考案に係る荷重応答型液圧制御装置を示し
ていて、この装置は液圧制御弁(プロポーショニングバ
ルブ)10,レバー20,ロッド30,スプリング40等を備えて
いる。液圧制御弁10はブレーキマスタシリンダからリヤ
ブレーキ装置(共に図示せず)に供給されるブレーキ液
圧をピストン11の軸方向移動により制御する公知のもの
であり、ピストン11の一端11aはボディ12外に突出して
レバー20の中間部位22に係合しており、ボディ12にはバ
ネ上部材(図示せず)への取付孔12aが設けられてい
る。 レバー20は、液圧制御弁10のボディ12に基端21にて上
下方向へ揺動可能に支持されていて、先端部23には貫通
孔23aが設けられており、基端21及び中間部位22は液圧
制御弁10のボディ12に取付けたブーツ24によって保護さ
れている。 ロッド30は、第1軸31と第2軸32によって構成されて
いて、両軸31,32はボールジョイント33により連結され
ている。また、ロッド30はその先端部分31aをレバー20
の貫通孔23aに挿通してレバー20に組付けられていて、
基端32aにてバネ下部材50にダブルナット34,35により連
結位置調整可能に組付けられるようになっている。 スプリング40は、ロッド30の中間部に設けた調整手段
としてのダブルナット36,37とレバー20の先端部23間に
リテーナ41,42とともに設けられていて、ダブルナット3
6,37の位置を上下方向に移動させることにより、レバー
20を介してピストン11に加えられる弾撥力が調整できる
ようになっている。 しかして、本実施例においては、レバー20の先端部23
にロッド30の先端部分31aに沿って延びる一対のアーム2
5が一体的に設けられる(第3図参照)とともに、同ア
ーム25の先端部分25aに板ばね26が組付けられ、またロ
ッド30の先端部分31aに板ばね26の係止手段としてのク
リップ38が組付けられている。 板ばね26は、第3図にて示したように、両端をアーム
25に固定して取付けられていて、中央部分26aが弾性変
形してクリップ38の下方に開口する係止溝38aに係合し
ており、レバー20とロッド30のスプリング40撓み方向へ
の相対移動によりクリップ38の係止溝38aとの係合を解
除されるようになっている。クリップ38は、C型に形成
されていて、ロッド30の先端に設けた段部31bに嵌着固
定されている。 上記のように構成した本実施例においては、当該装置
の車両組付前の性能調整に際して、第1図〜第3図に示
したように、アーム25に組付けた板ばね26の中央部分26
aを弾性変形してロッド30に設けたクリップ38の係止溝3
8aに係合した状態にて、ダブルナット36,37によりスプ
リング40の弾撥力が調整されて当該装置の性能が所定の
性能(無積載状態の車両において最適な性能)に調整さ
れる。また、当該装置の車両組付時に、板ばね26とクリ
ップ38の係合が保持された状態で、液圧制御弁10のボデ
ィ11とロッド30の基端32aとが車両のバネ上部材とバネ
下部材50にそれぞれ組付けられる。これにより、当該装
置は所定の性能を確保された状態で無積載状態の車両へ
の組付が完了し、その後の車高変化(車両への積載)に
よるスプリング40の撓みにより、第4図と第5図に示し
たように、板ばね26とクリップ38の係合保持が両者の相
対移動と板ばね26の復帰作用により自動的に解除され
る。 以上の説明から明らかなように、本実施例において
は、当該装置の車両組付時に調整治具が不要であり、組
付作業を改善することができる。また、レバー20に設け
たアーム25とこれに組付けた板ばね26とロッド30に設け
たクリップ38によって実施でき、高価な設備も不要で安
価に実施できる。更に、板ばね26とクリップ38の係合に
よって当該装置の性能を所定の性能に保持するようにし
たものであるため、性能調整後に仮に板ばね26とクリッ
プ38の係合が外れても、板ばね26とクリップ38を係合さ
せることにより、所定の性能を再び容易に得ることがで
きる。 上記実施例においては、液圧制御弁10のボディ11が車
両のバネ上部材に直接組付けられ、またボディ11にレバ
ー20が直接組付けられる装置に本考案を実施したが、本
考案はボディ11がブラケットを介して車両のバネ上部材
に組付けられ、またレバー20がブラケットに組付けられ
る装置にも同様に実施できるものである。 また、上記実施例においては、アーム25に組付けられ
る弾性体として板ばね26を採用すると共に、ロッド30に
設ける係止手段としてクリップ38を採用したが、これら
弾性体及び係止手段の構成は適宜変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分破断側面図、第2
図は第1図の要部拡大図、第3図は第2図の部分破断平
面図、第4図及び第5図は作動説明図である。 符号の説明 10……液圧制御弁、11……ピストン、11a……突出端、1
2……ボディ、20……レバー、21……基端、22……中間
部位、23……先端部、25……アーム、26……板ばね、30
……ロッド、31a……先端部分、32a……基端、36,37…
…ダブルナット(調整手段)、38……クリップ(係止手
段)、40……スプリング、50……車両のバネ下部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 矢上 茂樹 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−115760(JP,A) 実開 平2−26966(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンの一端をボディ外に突出して構成
    した液圧制御弁と、この液圧制御弁のボディ又はこれと
    一体の部材に基端にて揺動可能に支持されて中間部位に
    て前記ピストンの突出端に係合するレバーと、このレバ
    ーの先端部を先端部分にて貫通して設けられるロッド
    と、このロッドの中間部に設けた調整手段と前記レバー
    の先端部間に設けられて前記レバーを介して前記ピスト
    ンに弾撥力を加えるスプリングとを備えて、前記液圧制
    御弁のボディと前記ロッドの基端にて車両のバネ上部材
    とバネ下部材間に介装される荷重応答型液体制御装置に
    おいて、前記レバーの先端部に前記ロッドの先端部分に
    沿って延びるアームを一体的に設けるとともに、同アー
    ムの先端部分に板ばね等の弾性体を組付け、また前記ロ
    ッドの先端部分に前記弾性体の一部が弾性変形して係合
    し前記レバーと前記ロッドの前記スプリング撓み方向へ
    の相対移動により前記弾性体との係合が解除される係止
    手段を設けたことを特徴とする荷重応答型液圧制御装
    置。
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