JP2621229B2 - 荷重応答型液圧制御弁の組付け調整方法 - Google Patents

荷重応答型液圧制御弁の組付け調整方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、車両の積載荷重による車高変化を感知して
ブレーキ液圧制御する荷重応答型液圧制御弁の車両に対
する装着時における調整方法に関するものである。
(従来の技術) 上記荷重応答型液圧制御弁(以下、LSPVという。)
は、一般にマスタシリンダとリアホイールシリンダ間に
介装され、車両の積載荷重の大きさに応じて後輪のブレ
ーキ力を適正に制御するための装置である。
その構造は、例えば第3図に示すものがあり、LSPVの
ハウジング13にブラケット15が固着され、同ブラケット
15の基端にレバー17の一端が枢着されると共に同ブラケ
ット15の他端には予荷重スプリング16の一端が取り付け
られる。同予荷重スプリング16の他端はフックを介して
前記レバー17と連結される。このとき、同レバー17はハ
ウジング13から突出するピストン端に当接する。前記レ
バー17の他端には荷重検知スプリング14の一端がフック
を介して取り付けられ、同荷重検知スプリング14の他端
は車両のバネ下部材、例えばロア・アームに取り付けら
れる。
同荷重検知スプリング14は車両の積載荷重の変動に応
じて車体と車軸間の距離(車高)を検知し、同スプリン
グ14の荷重変化をレバー17で増幅してピストンに伝え、
同ピストンを進退させることにより、リアホイールシリ
ンダ液圧の制御開始点を変動させる。
しかして、こうした従来のLSPVを車両に装備するにあ
たっては、荷重検知スプリング14及び予荷重スプリング
16の取付け長さを予め定められた一定の長さに調節する
必要があるが、レバー17を挟んで反対方向に付勢する両
スプリング14,16の長さを設定通りに調整することは簡
単でなく、極めて煩雑なものであった。
この煩雑な調整作業を簡略化し、かつ調整精度を向上
させるために、例えば特開昭58−36750号公報に開示さ
れた方法がある。
同公報に開示された方法によれば、例えば予荷重スプ
リングの長さを固定し、バルブピストンに与えられる基
準予荷重に相当する荷重をレバーの荷重検知スプリング
取付位置に前記基準予荷重の方向と反対方向に与え、そ
のときの荷重検知スプリングの長さを予め決定し、LSPV
装着時には前記予め決定された長さとなるよう荷重検知
スプリングの取付け長さを調整するだけで取付け調整を
完了させるもので、それまでの調整作業に比して簡単な
ものとなり、精度も向上するという利点がある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この方法はその調整が荷重検知スプリ
ングの長さ調整に限る場合には有効なものであるが、例
えば荷重スプリングがLSPV本体に対し斜めに取付けられ
る場合にはスプリング長さはもとより、その作用角をも
調整する必要があり、こうした場合には上記調整方法で
は補正が不可能であるため、逆に液圧のバラツキを増す
という問題がある。
従って、本発明は荷重検知スプリングがLSPV本体に対
し斜めに取付けられる場合に、スプリング長さ及びその
作用角の両者を簡単に調整し得るようなLSPVの組付け調
整方法を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) このため本発明は,荷重応答型液圧制御弁本体が車両
のバネ上部材とバネ下部材のうちの何れか一方部材に装
着され,この荷重応答型液圧制御弁本体に一端が枢着さ
れたレバーの他端と車両のバネ上部材とバネ下部材のう
ちの他方部材との間に張設される荷重検知スプリングが
荷重応答型液圧制御弁本体に対し斜めに配置された荷重
応答型液圧制御弁を車両のバネ上部材とバネ下部材間に
装着するにあたって,前記一方部材に形成した一対の基
準孔と係合させる一対のピン及び前記荷重検知スプリン
グの端を前記他方部材に装着固定する装着部材を挟ませ
ると共に,該装着部材に形成した基準面を当接させる一
対のピンを立設した治具を準備し,該治具の前記ピンを
前記基準孔及び前記装着部材と係合させた状態で前記荷
重応答型液圧制御弁本体及び前記装着部材を夫々前記一
方部材及び前記他方部材に装着固定し,その後前記治具
を取り外すようにしてなるもので,これを問題点解決す
るための手段とするものである。
(作用) 荷重検知スプリングがLSPV本体に対して斜めに装着さ
れており,その装着にあたってはスプリング長さとレバ
ーに対する作用角度とを正確にセットすることが、液圧
バラツキを抑えるために特に必要となる。しかるに、同
種のLSPVをたとえ同一機種の車両に装着するにしても、
車両毎に車両バネ上下の装着部位における相対位置にバ
ラツキが大きく、これを無視して単純にLSPVを装着する
ときは、液圧バラツキが非常に大きなものとなってしま
う。
そこで、たとえ同種のLSPVを同一機種の車両に装着す
る場合であっても、車両毎にその調整を行うことが必要
となる。
本発明では既述の如くLSPVの装着部に少なくとも2つ
の基準面を設け、別に準備する調整治具により前記基準
面同志の相対位置関係を固定し、その状態を維持させた
ままLSPV装着部を車両の装着部位に夫々装着固定する。
この装着を固定した後、前記調整治具をLSPVから取り外
す。
(実施例) 以下、本発明を図示実施例に基づき詳述する。
第1図は本発明方法によるLSPV装着時の主要部正面図
であり、第2図は本発明方法に用いられる調整治具の一
例を示す正面図である。
図中、1はLSPVの本体3側が装着される例えば車両ボ
ディの如きバネ上部材であり、同バネ上部材1の装着部
にはブラケット2を介してLSPVの本体3が固着される。
LSPV本体1に一端が枢着されたレバー7の他端7aとアジ
ャストボルト5の頭部5a間には荷重検知スプリング4が
LSPVの本体3に対し斜めに配置され,前記アジャストボ
ルト5は例えばロア・アームの如き車両バネ下部材6に
固定される。
こうして、車両バネ上部材1と車両バネ下部材6との
間に装着されたLSPVは、荷重検知スプリング4のバネ力
をレバー7を介して本体3のピストンに増幅して伝達す
ることにより、ブレーキ液圧を制御する。
しかるに、図示例の如く荷重検知スプリング4がレバ
ー7に対して所定の角度をもって取り付けられる場合
は、既述したとおりスプリング長さとスプリング4のレ
バー7に対する作用角を設定通りに装着する必要があ
る。
そこで、本実施例ではLSPV本体3の一方の装着部であ
るブラケット2に、本体3に対して所定の角度をもつ1
つの基準面を形成すべく基準孔を2個設けると共に、荷
重検知スプリング4を車両バネ下部材6に装着固定する
ためのアジャストボルト5に1つの基準面5bを形成す
る。そして、別に例えば第2図に示す如き形状の調整治
具8を準備する。同調整治具8は平面がく字状に形成さ
れた平板から成り、上記LSPVの2基準面間の相対位置を
確定するために4個のピン8a〜8dが所定の間隔を隔てて
立設される。図示例では2個のピン8a,8bは前記ブラケ
ット2の基準孔に嵌合する位置に、また他の2個のピン
8c,8dは前記アジャストボルト5を挟み、同時に両ピン8
c,8dが前記基準面5bに当接する如き位置に設けられる。
以上の部材をもってLSPVを車両に装着する際の本発明
による具体的な組付け調整方法の1例につき説明する。
まず、LSPVを車両に装着するに先立ち、調整治具8に
設けられた2本のピン8a,8bをブラケット2の基準孔2a,
2bに嵌合すると共に、他の2本のピ8c,8dをアジャスト
ボルト5を挟むと同時にその基準面5bに当接させて両者
を一体化させ、LSPVの本体3、レバー7及び荷重検知ス
プリング4の各相対的な位置関係を確定する。
この状態で、ブラケット2を車両のバネ上部材1に装
着固定すと共に、車両バネ下部材6にアジャストボルト
5を仮装着し、LSPVの上記各部材間の相対的な位置関係
が治具8により維持されているか否か確かめ、もし前記
位置関係に若干のずれがあるときは、アジャストボルト
5を進退調整して、例えばピン8c,8dが基準面5bに当接
した時点で、ナットを回動させてアジャストボルト5を
固定する。その後、調整治具8をLSPVから取り外して、
LSPVの車両への装着を完了する。
以上の実施例では、LSPVを調整治具8に固定した後に
車両への装着を実行しているが、例えばまずLSPVを車両
に仮装着し、その後で調整治具8をLSPVに取り付け、ア
ジャストボルト5の固定位置を調整した後、調整治具8
をLSPVから取り外すようにしても良い。
また、上記実施例では調整治具8を平板として構成
し、2つの基準面を、その平面に沿って設定している
が、必要ならば前記平面部を屈曲させてブラケット2と
アジャストボルト5の固定部を同一平面上からずらすよ
うなこともできる。こうすることにより、荷重検知スプ
リング4とLSPV本体3とを3次元的な角度をもって設定
通りに装着することが可能となる。
従って、本発明方法は上記実施例に限定されるもので
ないことは以上の説明からも明らかであり、本発明に使
用する調整治具8も上記形状、構造に限るものではな
く、例えば調整治具とLSPVの一体化手段も上記ピン以外
の採用が可能である。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明した如く本発明によれば、LSPVの車
両への装着にあたって、一方部材に形成した一対の基準
孔と係合させる一対のピン及び前記荷重検知スプリング
の端を前記他方部材に装着固定する装着部材を挟ませる
と共に,該装着部材に形成した基準面に当接させる一対
のピンを立設した治具を準備し,該治具の前記ピンを前
記基準孔及び前記装着部材と係合させた状態で前記荷重
応答型液圧制御弁本体及び前記装着部材を夫々前記一方
部材及び前記他方部材に装着固定し,その後前記治具を
取り外すようにするため,単に荷重検知スプリングの長
さだけではなくスプリングの作用角をも同時に調整で
き、またその調整が簡単な上に正確であって一旦LSPVが
車両に装着固定されるとその後の調整作業は不要であ
り、更には従来の如く車両毎の高さ方向のバラツキに対
する補正に限らず、車両毎の前後・左右に対するバラツ
キも煩雑な調整作業を要することなくその補正が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する際のLSPV装着例を示す主
要部正面図、第2図は本発明に使用する調整治具例を示
す正面図、第3図は一般的なLSPV装着例を示す正面図で
ある。 図の主要部分の説明 1……(車両)バネ上部材 2……ブラケット 2a,2b……基準孔 3……(LSPV)本体 4……荷重検知スプリング 5……アジャストボルト 5b……基準面 6……(車両)バネ下部材 8……調整治具 8a〜8c……ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷重応答型液圧制御弁本体が車両のバネ上
    部材とバネ下部材のうちの何れか一方部材に装着され,
    この荷重応答型液圧制御弁本体に一端が枢着されたレバ
    ーの他端の車両のバネ上部材とバネ下部材のうちの他方
    部材との間に張設される荷重検知スプリングが荷重応答
    型液圧制御弁本体に対し斜めに配置された荷重応答型液
    圧制御弁を車両のバネ上部材とバネ下部材間に装着する
    にあたって,前記一方部材に形成した一対の基準孔と係
    合させる一対のピン及び前記荷重検知スプリングの端を
    前記他方部材に装着固定する装着部材を挟ませると共
    に,該装着部材に形成した基準面を当接させる一対のピ
    ンを立設した治具を準備し,該治具の前記ピンを前記基
    準孔及び前記装着部材と係合させた状態で前記荷重応答
    型液圧制御弁本体及び前記装着部材を夫々前記一方部材
    及び前記他方部材に装着固定し,その後前記治具を取り
    外すことを特徴とする荷重応答型液圧制御弁の組付け方
    法。
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