JPH1111280A - 荷重応答型液圧制御装置 - Google Patents
荷重応答型液圧制御装置Info
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- JPH1111280A JPH1111280A JP16735497A JP16735497A JPH1111280A JP H1111280 A JPH1111280 A JP H1111280A JP 16735497 A JP16735497 A JP 16735497A JP 16735497 A JP16735497 A JP 16735497A JP H1111280 A JPH1111280 A JP H1111280A
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- JP
- Japan
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- load
- control device
- pressure control
- bar spring
- actuator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な設備で棒ばねに所定の荷重を加えるこ
とが可能で、且つ作業者個々による作動子への荷重のば
らつきが可及的に少ない荷重応答式液圧制御装置を提供
すること。 【解決手段】 制動液圧制御弁3と、棒ばね4とを備え
た荷重応答型液圧制御装置1において、制動液圧制御弁
3はメインブラケット2に固定され、棒ばね4の一方の
端部4aは軸支ボルト21を介してメインブラケット2
に作動子33の軸方向に移動可能に連結され、棒ばね4
が作動子33に所定の荷重を付与するように一方の端部
4aを付勢するコイルスプリング9を備えた。
とが可能で、且つ作業者個々による作動子への荷重のば
らつきが可及的に少ない荷重応答式液圧制御装置を提供
すること。 【解決手段】 制動液圧制御弁3と、棒ばね4とを備え
た荷重応答型液圧制御装置1において、制動液圧制御弁
3はメインブラケット2に固定され、棒ばね4の一方の
端部4aは軸支ボルト21を介してメインブラケット2
に作動子33の軸方向に移動可能に連結され、棒ばね4
が作動子33に所定の荷重を付与するように一方の端部
4aを付勢するコイルスプリング9を備えた。
Description
【0001】
【発明が属する分野】本発明は、荷重応答型制動液圧制
御装置に関し、特に棒ばねが作動子に加える荷重を変化
させることで、制動液圧制御弁を車両の積載荷重に応じ
た所望の特性に設定する機構に関するものである。
御装置に関し、特に棒ばねが作動子に加える荷重を変化
させることで、制動液圧制御弁を車両の積載荷重に応じ
た所望の特性に設定する機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、積載量の有無によって重量が
大きく変化するトラック等においては、積載量の大小に
よって理想的な制動力配分の差が大きくなるので、積載
荷重あるいは車両重量に応じて液圧折点の作動開始点を
変化させる必要がある。このため、ロードセンシングプ
ロポーショニングバルブ(以下、LSPVとする)と呼
ばれる荷重応答型制動液圧制御装置が採用されている。
この装置は、マスタシリンダ等の液圧発生装置で発生す
る制動液圧を棒ばねのばね力によって、後輪側のホイー
ルシリンダに供給されるのに適した制動液圧に制御する
ものである。このLSPVの車両への組付けにおいて
は、棒ばねの所期荷重を車両の初期積載過重に応じて調
整する必要がある。調整方法としては、例えば、特公昭
52−40712号公報に開示されるように、組付け作
業者が棒ばねに所定の荷重を加え、棒ばねと制動液圧制
御弁とが接触したことを電気的導通によって検出する電
気接点法が知られている。
大きく変化するトラック等においては、積載量の大小に
よって理想的な制動力配分の差が大きくなるので、積載
荷重あるいは車両重量に応じて液圧折点の作動開始点を
変化させる必要がある。このため、ロードセンシングプ
ロポーショニングバルブ(以下、LSPVとする)と呼
ばれる荷重応答型制動液圧制御装置が採用されている。
この装置は、マスタシリンダ等の液圧発生装置で発生す
る制動液圧を棒ばねのばね力によって、後輪側のホイー
ルシリンダに供給されるのに適した制動液圧に制御する
ものである。このLSPVの車両への組付けにおいて
は、棒ばねの所期荷重を車両の初期積載過重に応じて調
整する必要がある。調整方法としては、例えば、特公昭
52−40712号公報に開示されるように、組付け作
業者が棒ばねに所定の荷重を加え、棒ばねと制動液圧制
御弁とが接触したことを電気的導通によって検出する電
気接点法が知られている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、この
電気接点法を行う場合には、作業者個々による荷重の加
えかたにばらつきがある。これによって、積載量に応じ
た制動液圧制御装置の作動開始点にばらつきが生じ、制
動力の特性が車両個々によりばらつく可能性がある、と
いった問題がある。
電気接点法を行う場合には、作業者個々による荷重の加
えかたにばらつきがある。これによって、積載量に応じ
た制動液圧制御装置の作動開始点にばらつきが生じ、制
動力の特性が車両個々によりばらつく可能性がある、と
いった問題がある。
【0004】そこで本発明は、上記問題点を解決すべ
く、簡単な設備で棒ばねに所定の荷重を加えることが可
能で、且つ作業者個々による作動子への荷重のばらつき
が可及的に少ない荷重応答型液圧制御装置を提供するこ
とを技術的課題とする。
く、簡単な設備で棒ばねに所定の荷重を加えることが可
能で、且つ作業者個々による作動子への荷重のばらつき
が可及的に少ない荷重応答型液圧制御装置を提供するこ
とを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、車両のばね上部材に装着され、後輪側に付
与する制動液圧を制御するとともに少なくとも作動子の
移動に応じて制動液圧の特性を調整する制動液圧制御弁
と、前記ばね上部材に一方の端部が連結されるとともに
他方の端部が車両のばね下部材に連結され、前記作動子
に当接可能に配置される棒ばねとを備えた荷重応答型制
動液圧制御装置において、前記ボデーは前記ばね上部材
に固定され、前記棒ばねの一方の端部は前記ばね上部材
に前記作動子の軸方向に移動可能に連結され、前記棒ば
ねが前記作動子に所定の荷重を付与するように前記一方
の端部を付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする荷
重応答型液圧制御装置を構成した。
に本発明は、車両のばね上部材に装着され、後輪側に付
与する制動液圧を制御するとともに少なくとも作動子の
移動に応じて制動液圧の特性を調整する制動液圧制御弁
と、前記ばね上部材に一方の端部が連結されるとともに
他方の端部が車両のばね下部材に連結され、前記作動子
に当接可能に配置される棒ばねとを備えた荷重応答型制
動液圧制御装置において、前記ボデーは前記ばね上部材
に固定され、前記棒ばねの一方の端部は前記ばね上部材
に前記作動子の軸方向に移動可能に連結され、前記棒ば
ねが前記作動子に所定の荷重を付与するように前記一方
の端部を付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする荷
重応答型液圧制御装置を構成した。
【0006】好ましくは、前記軸方向に垂直な方向に延
在し前記一方の端部を回動自在に支持する軸部材と、前
記付勢手段の一端部が当接する当接部を有するとともに
前記軸部が挿通される支持部材と、前記ばね上部材に形
成され、前記付勢手段の他端部が当接する支持部と、前
記ばね上部材に形成され、前記軸方向に延在するととも
に前記軸部材が相通されるスリットとを備えた荷重応答
型液圧制御装置が望ましい。
在し前記一方の端部を回動自在に支持する軸部材と、前
記付勢手段の一端部が当接する当接部を有するとともに
前記軸部が挿通される支持部材と、前記ばね上部材に形
成され、前記付勢手段の他端部が当接する支持部と、前
記ばね上部材に形成され、前記軸方向に延在するととも
に前記軸部材が相通されるスリットとを備えた荷重応答
型液圧制御装置が望ましい。
【0007】請求項1の荷重応答型液圧制御装置は、棒
ばねの一方の端部が付勢手段によって付勢されることに
より、棒ばねは制動液圧制御弁の作動子に当接されるこ
とになる。即ち、付勢手段の付勢力により、棒ばねは一
定の荷重を作動子に付与することになる。
ばねの一方の端部が付勢手段によって付勢されることに
より、棒ばねは制動液圧制御弁の作動子に当接されるこ
とになる。即ち、付勢手段の付勢力により、棒ばねは一
定の荷重を作動子に付与することになる。
【0008】請求項2の荷重応答型液圧制御装置は、請
求項1の作用に加えて、付勢手段の付勢力によって支持
部材を介して軸部材がスリットに沿って移動されること
になり、軸部材の移動に伴って棒ばねの一方の端部が移
動されて棒ばねが作動子に当接されることになる。
求項1の作用に加えて、付勢手段の付勢力によって支持
部材を介して軸部材がスリットに沿って移動されること
になり、軸部材の移動に伴って棒ばねの一方の端部が移
動されて棒ばねが作動子に当接されることになる。
【0009】
【実施の形態】本発明に係わる実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る荷重応
答型制動液圧制御装置1を示すもので、図示しない車両
のばね上部材(例えば、車体フレーム)が備えるメイン
ブラケット2に、制動液圧制御弁3が装着されている。
いて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る荷重応
答型制動液圧制御装置1を示すもので、図示しない車両
のばね上部材(例えば、車体フレーム)が備えるメイン
ブラケット2に、制動液圧制御弁3が装着されている。
【0010】メインブラケット2は、制動液圧制御弁3
が取り付けられる第1支持部2aと、棒ばね4の一端部
4aが取り付けられる第2支持部2bを有している。第
1支持部2aに制動液圧制御弁3が鉛直方向に支持され
ており、第2支持部2bに一端部4aが組付けられるこ
とによって棒ばね4が略水平方向に支持され、制御弁3
の軸と棒ばね4の軸は略直行して制御弁の作動子33が
棒ばね4の側面に対向する位置となるように配置され
る。尚、本実施の形態における制御弁3は荷重応答型で
あり、通常LSPVと呼ばれるものであるが、ロードセ
ンシングリミットバルブ(LSLV)を用いても良い。
が取り付けられる第1支持部2aと、棒ばね4の一端部
4aが取り付けられる第2支持部2bを有している。第
1支持部2aに制動液圧制御弁3が鉛直方向に支持され
ており、第2支持部2bに一端部4aが組付けられるこ
とによって棒ばね4が略水平方向に支持され、制御弁3
の軸と棒ばね4の軸は略直行して制御弁の作動子33が
棒ばね4の側面に対向する位置となるように配置され
る。尚、本実施の形態における制御弁3は荷重応答型で
あり、通常LSPVと呼ばれるものであるが、ロードセ
ンシングリミットバルブ(LSLV)を用いても良い。
【0011】制御弁3はボルト31及びナット32によ
ってメインブラケット2の第1支持部2aに支持されて
いる。尚、制御弁3は従来のものと同様であるので詳細
な説明は省略する。
ってメインブラケット2の第1支持部2aに支持されて
いる。尚、制御弁3は従来のものと同様であるので詳細
な説明は省略する。
【0012】図2は、図1のA−A’線での断面図であ
り、図3は、図2の側面図である。図1〜図3に示すよ
うに、棒ばね4は一方の端部4aが電気絶縁部材のブッ
シュ41を介して軸支ボルト21を中心に揺動自在に支
持されている。そして、ブッシュ41及び作動子33を
覆うように例えばゴム製のブーツ43が装着され、泥や
水の浸入を阻止している。
り、図3は、図2の側面図である。図1〜図3に示すよ
うに、棒ばね4は一方の端部4aが電気絶縁部材のブッ
シュ41を介して軸支ボルト21を中心に揺動自在に支
持されている。そして、ブッシュ41及び作動子33を
覆うように例えばゴム製のブーツ43が装着され、泥や
水の浸入を阻止している。
【0013】図4は、棒ばね4の他方端部4b近傍の断
面図である。図4に示すように、棒ばね4の他方の端部
4bはシャックルブラケット5、シャックル6を介し
て、ばね下部材であるリヤアクスルハウジング(図示省
略)に連結される。シャックルブラケット5に軸51が
支持されており、棒ばね4の他方の端部4bは電気絶縁
部材のブッシュ42を介して軸51に対して揺動可能に
支持されている。この他方の端部4bはゴム製のブーツ
44によって被覆されている。
面図である。図4に示すように、棒ばね4の他方の端部
4bはシャックルブラケット5、シャックル6を介し
て、ばね下部材であるリヤアクスルハウジング(図示省
略)に連結される。シャックルブラケット5に軸51が
支持されており、棒ばね4の他方の端部4bは電気絶縁
部材のブッシュ42を介して軸51に対して揺動可能に
支持されている。この他方の端部4bはゴム製のブーツ
44によって被覆されている。
【0014】シャックルブラケット5の底部5aには軸
51に対して直交する方向にシャックル6の軸部6aが
貫通しており、固定部材であるロックナット62、63
によって軸部6aの所望の位置でシャックルブラケット
5に固定されるように構成されている。
51に対して直交する方向にシャックル6の軸部6aが
貫通しており、固定部材であるロックナット62、63
によって軸部6aの所望の位置でシャックルブラケット
5に固定されるように構成されている。
【0015】上記の構成の荷重応答型制動液圧制御装置
1の車両への装着手順および調整方法について説明す
る。図1〜図4に示すように、荷重応答型制動液圧制御
装置1の車両への取付けにおいては、先ず空車状態(無
積載)の車両に対して、ばね上部材である車体フレーム
にメインブラケット2が固定されるとともに、シャック
ルブラケット5及びシャックル6がリアアクスルハウジ
ングに固定される。
1の車両への装着手順および調整方法について説明す
る。図1〜図4に示すように、荷重応答型制動液圧制御
装置1の車両への取付けにおいては、先ず空車状態(無
積載)の車両に対して、ばね上部材である車体フレーム
にメインブラケット2が固定されるとともに、シャック
ルブラケット5及びシャックル6がリアアクスルハウジ
ングに固定される。
【0016】メインブラケット2の第1支持部2a形成
されている取付け穴にボルト31が挿通され、このボル
ト31に制動液圧制御弁3が取り付けられることによ
り、液圧制御弁3は鉛直方向(図1中上下方向)に移動
不能にメインブラケット2に固定される。
されている取付け穴にボルト31が挿通され、このボル
ト31に制動液圧制御弁3が取り付けられることによ
り、液圧制御弁3は鉛直方向(図1中上下方向)に移動
不能にメインブラケット2に固定される。
【0017】次いで、棒ばね4の他方の端部4bが、ボ
ルト51によってシャックルブラケット5に取り付けら
れる。
ルト51によってシャックルブラケット5に取り付けら
れる。
【0018】メインブラケット2の第2支持部2bには
軸支ボルト21が挿入されるスリット2cが形成されて
おり、スリット21cは作動子33の軸方向と同一方向
(図1中上下方向)に延在されている。
軸支ボルト21が挿入されるスリット2cが形成されて
おり、スリット21cは作動子33の軸方向と同一方向
(図1中上下方向)に延在されている。
【0019】棒ばね4の一方の端部4aはブッシュ41
に巻き回されており、ブッシュ41の中心孔にはカラー
8が挿入されている。ブラケット7が、互いに対向する
第1、第2プレート部71、72と、第1プレート部7
1の下端部と第2プレート部72の下端部とを接続する
接続部73とから一体的に形成されており、ブッシュ4
1及びカラー8を備えた棒ばね4の一方の端部4aが、
ブッシュ41の一側(図2中左方側)に第1プレート部
71が対向し、ブッシュ41の他側(図2中右方側)に
第2プレート部72が対向するようにしてブラッケト7
に配設される。軸支ボルト21がスリット21c、プレ
ート部71、72の孔及びカラー8に挿入され、軸支ボ
ルト21にナット22が螺合されることにより、棒ばね
4の一方の端部4aは、ブラケット7、カラー8、及び
ブッシュ41を介して軸支ボルト21ひいてはブラケッ
ト2に揺動可能に支持される。
に巻き回されており、ブッシュ41の中心孔にはカラー
8が挿入されている。ブラケット7が、互いに対向する
第1、第2プレート部71、72と、第1プレート部7
1の下端部と第2プレート部72の下端部とを接続する
接続部73とから一体的に形成されており、ブッシュ4
1及びカラー8を備えた棒ばね4の一方の端部4aが、
ブッシュ41の一側(図2中左方側)に第1プレート部
71が対向し、ブッシュ41の他側(図2中右方側)に
第2プレート部72が対向するようにしてブラッケト7
に配設される。軸支ボルト21がスリット21c、プレ
ート部71、72の孔及びカラー8に挿入され、軸支ボ
ルト21にナット22が螺合されることにより、棒ばね
4の一方の端部4aは、ブラケット7、カラー8、及び
ブッシュ41を介して軸支ボルト21ひいてはブラケッ
ト2に揺動可能に支持される。
【0020】本発明の趣旨である制御弁3の作動子33
と棒ばね4との当接荷重について説明する。ナット22
が軸支ボルト21に螺合される以前は、軸支ボルト21
はスリット2cに沿って移動可能であり、ひいては、棒
ばね4の一方の端部4aも上下方向(図1中上下方向)
に移動可能な状態である。
と棒ばね4との当接荷重について説明する。ナット22
が軸支ボルト21に螺合される以前は、軸支ボルト21
はスリット2cに沿って移動可能であり、ひいては、棒
ばね4の一方の端部4aも上下方向(図1中上下方向)
に移動可能な状態である。
【0021】メインブラケット2の第2支持部2bの下
部においてブラケット7の接続部73に対向する支持部
2dが形成されている。
部においてブラケット7の接続部73に対向する支持部
2dが形成されている。
【0022】接続部73と支持部2dとの間には、コイ
ルスプリング9が配設される。即ち、接続部73はコイ
ルスプリング9の一端部が当接する当接部として機能
し、支持部2dはコイルスプリング9の他端が当接する
支持部として機能することになる。又、ブラケット7
は、軸支ボルト21が挿通されるとともに、コイルスプ
リング9の一端部が当接する支持部材として機能してい
るものである。
ルスプリング9が配設される。即ち、接続部73はコイ
ルスプリング9の一端部が当接する当接部として機能
し、支持部2dはコイルスプリング9の他端が当接する
支持部として機能することになる。又、ブラケット7
は、軸支ボルト21が挿通されるとともに、コイルスプ
リング9の一端部が当接する支持部材として機能してい
るものである。
【0023】コイルスプリング9は、支持部2dを支持
面として接続部73、ひいては、棒ばね4の一方の端部
4aをスリット2cに沿って上方(図1中上側)に向け
て付勢することになる。
面として接続部73、ひいては、棒ばね4の一方の端部
4aをスリット2cに沿って上方(図1中上側)に向け
て付勢することになる。
【0024】棒ばね4の一方の端部4aが上方に付勢さ
れることにより、棒ばね4はその側面部において液圧制
御装置3の作動子33に当接されることになる。即ち、
コイルスプリング9の付勢力により、棒ばね4は一定の
荷重を作動子33に付与することになる。
れることにより、棒ばね4はその側面部において液圧制
御装置3の作動子33に当接されることになる。即ち、
コイルスプリング9の付勢力により、棒ばね4は一定の
荷重を作動子33に付与することになる。
【0025】棒ばね4の一方の端部4aの上方への移動
が完了した時点で、ナット22が軸支ボルト21に螺合
され、軸支ボルト21はブラケット2に固定される。
が完了した時点で、ナット22が軸支ボルト21に螺合
され、軸支ボルト21はブラケット2に固定される。
【0026】以上説明したように、本実施の形態の荷重
応答型液圧制御装置1によれば、コイルスプリング9の
付勢力により、棒ばね4へ所期荷重を加えるように設定
しているので、棒ばね4へ一定の荷重を付与することが
可能になり、作業者個々によるばらつきが少なくなる。
更に、この荷重応答型制動液圧制御装置1を用いること
で、従来より行っている電気接点法を行わずに、コイル
スプリング9の付勢力を調整することにより、作動子3
3への荷重を微調整することが可能になる。
応答型液圧制御装置1によれば、コイルスプリング9の
付勢力により、棒ばね4へ所期荷重を加えるように設定
しているので、棒ばね4へ一定の荷重を付与することが
可能になり、作業者個々によるばらつきが少なくなる。
更に、この荷重応答型制動液圧制御装置1を用いること
で、従来より行っている電気接点法を行わずに、コイル
スプリング9の付勢力を調整することにより、作動子3
3への荷重を微調整することが可能になる。
【0027】更に、メインブラケット2の支持部2bに
はスリット2cが形成され、軸支ボルト21がスリット
21に沿って移動可能とされていることから、コイルス
プリング9の付勢力によって棒ばね4の一方の端部4a
をスムーズに移動させることができる。
はスリット2cが形成され、軸支ボルト21がスリット
21に沿って移動可能とされていることから、コイルス
プリング9の付勢力によって棒ばね4の一方の端部4a
をスムーズに移動させることができる。
【0028】従って、簡単な設備で棒ばね4に所定の荷
重を加えることが可能で、且つ作業者個々による作動子
33への荷重のばらつきが可及的に少ない荷重応答式制
動液圧制御装置1を提供することを可能としている。
重を加えることが可能で、且つ作業者個々による作動子
33への荷重のばらつきが可及的に少ない荷重応答式制
動液圧制御装置1を提供することを可能としている。
【0029】以上、本発明を上記実施の態様に則して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、付勢手段の付
勢力により棒ばねへ所期荷重を加えるように設定してい
るので、棒ばねへ一定の荷重を付与することが可能にな
り、作業者個々によるばらつきが少なくなる。
勢力により棒ばねへ所期荷重を加えるように設定してい
るので、棒ばねへ一定の荷重を付与することが可能にな
り、作業者個々によるばらつきが少なくなる。
【0031】更に、この荷重応答型制動液圧制御装置を
用いることで、従来より行っている電気接点法を行わず
に、付勢手段の付勢力を調整することにより、作動子へ
の荷重を微調整することが可能になる。
用いることで、従来より行っている電気接点法を行わず
に、付勢手段の付勢力を調整することにより、作動子へ
の荷重を微調整することが可能になる。
【0032】従って、簡単な設備で棒ばねに所定の荷重
を加えることが可能で、且つ作業者個々による作動子へ
の荷重のばらつきが可及的に少ない荷重応答式制動液圧
制御装置を提供することを可能としている。
を加えることが可能で、且つ作業者個々による作動子へ
の荷重のばらつきが可及的に少ない荷重応答式制動液圧
制御装置を提供することを可能としている。
【0033】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、付勢手段による棒ばねの一方の端部の
移動がよりスムーズに行われることになる。
の効果に加えて、付勢手段による棒ばねの一方の端部の
移動がよりスムーズに行われることになる。
【図1】本実施の形態における荷重応答型液圧制御装置
1の断面図。
1の断面図。
【図2】図1のA−A’での断面図。
【図3】図2の側面図。
【図4】本実施の形態における荷重応答型液圧制御装置
1の他方の端部4bの断面図。ある。
1の他方の端部4bの断面図。ある。
1 荷重応答型液圧制御装置 2 メインブラケット 21 軸支ボルト 2a 第1支持部 2b 第2支持
部 2c スリット 2d 支持部 3 制動液圧制御弁 33 作動子 4 棒ばね 4a 一方の端部 4b 他方の端
部 5 シャックルブラケット 6 シャックル 71 第1プレート 72 第2プレ
ート 71a,72b フランジ部 8 カラー 9 コイルスプリング
部 2c スリット 2d 支持部 3 制動液圧制御弁 33 作動子 4 棒ばね 4a 一方の端部 4b 他方の端
部 5 シャックルブラケット 6 シャックル 71 第1プレート 72 第2プレ
ート 71a,72b フランジ部 8 カラー 9 コイルスプリング
Claims (2)
- 【請求項1】 車両のばね上部材に装着され、後輪側に
付与する制動液圧を制御するとともに少なくとも作動子
の移動に応じて制動液圧の特性を調整する制動液圧制御
弁と、 前記ばね上部材に一方の端部が連結されるとともに他方
の端部が車両のばね下部材に連結され、前記作動子に当
接可能に配置される棒ばねと、 を備えた荷重応答型制動液圧制御装置において、 前記制動液圧制御弁は前記ばね上部材に固定され、前記
棒ばねの一方の端部は前記ばね上部材に前記作動子の軸
方向に移動可能に連結され、前記棒ばねが前記作動子に
所定の荷重を付与するように前記一方の端部を付勢する
付勢部材を備えたことを特徴とする荷重応答型液圧制御
装置。 - 【請求項2】 前記軸方向に垂直な方向に延在し前記一
方の端部を回動自在に支持する軸部材と、 前記付勢手段の一端部が当接する当接部を有するととも
に前記軸部材が挿通される支持部材と、 前記ばね上部材に形成され、前記付勢手段の他端部が当
接する支持部と、 前記ばね上部材に形成され、前記軸方向に延在するとと
もに前記軸部材が挿通されるスリットと、 を備えた請求項1の荷重応答型液圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16735497A JPH1111280A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 荷重応答型液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16735497A JPH1111280A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 荷重応答型液圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1111280A true JPH1111280A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15848174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16735497A Pending JPH1111280A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 荷重応答型液圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1111280A (ja) |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP16735497A patent/JPH1111280A/ja active Pending
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