JPH10278605A - アクスルハウジング装置 - Google Patents

アクスルハウジング装置

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JPH10278605A
JPH10278605A JP9846297A JP9846297A JPH10278605A JP H10278605 A JPH10278605 A JP H10278605A JP 9846297 A JP9846297 A JP 9846297A JP 9846297 A JP9846297 A JP 9846297A JP H10278605 A JPH10278605 A JP H10278605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle housing
spring bracket
spring
leaf spring
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP9846297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Sugano
義久 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP9846297A priority Critical patent/JPH10278605A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラニオンタイプのリアアクスルハウジング
装置におけるスプリングブラケットの取付け位置を、車
輛の左右方向に調節できるようにして、スプリングブラ
ケットと板ばねとの隙間を最適隙間として、板ばねに対
するばね下部材の車輛の左右方向の動きを小さくして旋
回時等における操縦安定性を向上させる。 【解決手段】 リアアクスルハウジング21に取付け部
21aを形成すると共に、スプリングブラケット22
に、車輛の左右方向に長手の長穴22dを形成し、該長
穴22dにボルト26を挿通してウェアシート25とリ
アアクスルハウジング21の取付け部21aとでスプリ
ングブラケット22を挟持して仮組付けし、組付け最終
工程で板ばね30との隙間Sを最適隙間Sとするように
長穴22dの範囲内でスプリングブラケット22を車輛
の左右方向に移動させて調節するようにした構成を特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輛のトラニオン
タイプのアクスルハウジングに係り、特にスプリングブ
ラケットをボルトによって固定して該スプリングブラケ
ットの取付け位置を調節できるようにし、シャシに固定
された板ばねの側面との隙間を最適隙間に調節可能とし
て車輛の旋回時におけるシャシとばね下部材であるアク
スルハウジングとの車輛左右方向の動きを小さくし、操
縦安定性を向上させるようにしたアクスルハウジング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラニオンタイプのアクスルハウジング
装置は、シャシに対するばね下部材の左右方向の移動量
を一定範囲に規制するために、車輛のサスペンションと
してシャシに固定されている板ばねの側方にスプリング
ブラケットが配設されている。
【0003】従来のアクスルハウジング装置1は、図6
及び図7において、取付け部3aが両側に張り出し、上
部に板ばね押え部3bが設けられたスプリングブラケッ
ト3を溶接によってビード4を形成してアクスルハウジ
ング2に固着して構成されていた。
【0004】スプリングブラケット3には、ボルト5及
びナット6により、ウェアシート9が固定され、一方積
層された複数の板ばね10はシャシ11にUボルト12
及びナット13によってパッド14を介して固定され、
ウェアシート9上に当接して配設されている。
【0005】板ばね10は、シャシ11に固定されてウ
ェアシート9上に乗っているだけであり、ばね下部材で
あるアクスルハウジング2には固定されていないので、
板ばね10とウェアシート9との間に作用している摩擦
力以上の横方向の力が作用すると、相対的に移動する
が、該移動は板ばね10がスプリングブラケット3の側
面3cに固着されたウェアプレート7に当接することで
阻止され、板ばね10の移動が規制されるようになって
いる。
【0006】ここで、板ばね10及びスプリングブラケ
ット3は、独立して夫々シャシ11及びアクスルハウジ
ング2に固定されているので、板ばね10とウェアプレ
ート7との隙間sは、調整することができず、各部品の
製作精度のみによって決定されてしまう。
【0007】隙間sを小さくするように各部品を製作す
ると、部品精度のバラツキからスプリングブラケット3
と板ばね10とが干渉して組付け不可能となる場合があ
るため、組付けの支障とならないように5mm程度の隙
間sを確保できるように各部品の寸法が決定されてお
り、それより小さな隙間sとすることは困難であった。
【0008】ウェアプレート7と板ばね10との間に隙
間sがあると、車輛の旋回時などに板ばね10とウェア
シート9との摩擦力より大きな力がばね上部材であるシ
ャシ11に作用すると、板ばね10がウェアシート9上
を滑って横方向に移動し、板ばね10がウェアプレート
7に当接することがあり、操縦安定性を損なうおそれが
あった。
【0009】板ばね10が移動してウェアプレート7に
当接するときにかなりの音が発生し、車輛の横方向に衝
撃力が作用することとなり、好ましくなかった。
【0010】また、隙間sを小さくしようとしてスプリ
ングブラケット3のアクスルハウジング2への取付位置
を板ばね10方向に変更して溶接すると、部品精度のバ
ラツキによってウェアプレート7と板ばね10が干渉す
る場合が生じ、組付け不可能となる欠点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、リアアクスルハウジングに両側に
張り出した取付け部を形成すると共に、スプリングブラ
ケットのボルト穴を、車輛の左右方向に長手の長穴とし
て形成し、該長穴にボルトを挿通して該スプリングブラ
ケットを取付け部とウェアシートとで挟持してリアアク
スルハウジングに固定することにより、スプリングブラ
ケットの取付け位置を車輛の左右方向に調節できるよう
にすることであり、またこれによって板ばねの側面とス
プリングブラケットとの距離を最適隙間に調節してばね
下部材の動きを小さくして操縦安定性を向上させること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、板ばねと共に用いられる車輛のトラニオンタイ
プのアクスルハウジングにおいて、ウェアシートをボル
トにより固定する取付け部が形成されたリアアクスルハ
ウジングと、車輛左右方向に長手の長穴が形成され該長
穴に前記ボルトを挿通して前記取付け部と前記ウェアシ
ートにより挟持されて前記取付け部に固定されるスプリ
ングブラケットとを備え、前記長穴の範囲内で前記スプ
リングブラケットを車輛左右方向に移動させて板ばねの
側面との隙間を調節可能に構成したことを特徴とするも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。本発明に係るアクスルハウジング装置
20は、図1から図5において、リアアクスルハウジン
グ21と、スプリングブラケット22とを備えている。
【0014】リアアクスルハウジング21は、車輪(図
示せず)が回動自在に装着され、シャシ23を積載する
ためのものであって、図1に示すトラニオンタイプの車
輛においては、2つのリアアクスルハウジング21がト
ルクロッド24によって揺動可能に支持され、シャシ2
3に対して互いに反対方向に揺動可能に配設され、走行
時の路面の凹凸を吸収するようになっている。
【0015】リアアクスルハウジング21には、両側に
張り出した取付け部21aが形成されており、該取付け
部21aにはウェアシート25がリアアクスルハウジン
グ21を跨ぐようにして配設され、スプリングブラケッ
ト22を挟持してボルト26及びナット29によってし
っかりと固定されている。一方、複数の板ばね30は、
積層されてシャシ23に固定されて取付基台31にUボ
ルト32及びナット33によってパッド44を介して固
定されており、ウェアシート25上に載置されている。
【0016】スプリングブラケット22は、ばね上部材
の一部を構成する板ばね30の横方向移動を規制するた
めのものであって、鉄等の金属を鋳造して製作されてお
り、両側に水平に張り出した固定部22a、該固定部2
2aから立設された胴部22b及び該胴部22bから水
平に折り曲げられた状態に張り出した頭部22cが夫々
形成されている。
【0017】固定部22aには、車輛の左右方向に長手
の長穴22dが形成され、また胴部22bの側面22e
にはウェアプレート34が溶接によって固着されてい
る。ウェアプレート34は、高炭素鋼で製作された板状
部材であり、板ばね30と干渉したときの摩耗を防止す
るために焼入れ処理が施され、表面の硬度が高められて
いる。
【0018】そして、スプリングブラケット22は、ウ
ェアプレート34との間にわずかな隙間Sを持たせた状
態でリアアクスルハウジング21の取付け部21aとウ
ェアシート25とによって挟持され、長穴22dにボル
ト26が挿通されてナット29により固定されている。
【0019】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図5において、板ばね
30とウェアプレート34との間に5mm程度の隙間S
を持たせた状態でスプリングブラケット22を取付け部
21a上に載せ、更に該スプリングブラケット22の固
定部22a上にウェアシート25を載せてボルト25と
ナット29とで仮止めし、各部を組み付ける。
【0020】そして組付けの最終工程において、ナット
29をわずかに弛めてスプリングブラケット22を矢印
A又はB方向に移動させて板ばね30とウェアプレート
34との間に5mm程度あった隙間Sを1mm程度の隙
間Sとなるように位置を調節した後、ナット29を締め
付けてしっかりと固定する。
【0021】これによって、各部品の製作精度のバラツ
キを吸収することができ、どの車輛でも板ばね30とウ
ェアプレート34との隙間Sは、1mm程度の極めて小
さい隙間Sとして管理することができ、車輛の旋回時等
において、たとえ、ばね上部材に板ばね30とウェアシ
ート25間に働いている摩擦力以上の力が作用して移動
しても、その移動量は1mm程度以内に制限されている
ため、大きな音が発生したり、操縦安定性が損なわれる
ことはなく、常に安定した運転をすることができる。
【0022】またばね上部材の移動量が小さいので板ば
ね30がウェアプレート34と当接するとき、ウェアプ
レート34に作用する力も小さくなりウェアプレート3
4の摩耗が予防され、より長期間使用することができ
る。
【0023】また各部品の製作精度を従来ほど高精度に
管理しなくても、板ばね30とウェアプレート34との
隙間Sを従来よりはるかに小さな隙間Sに容易に管理す
ることができ、部品コストを低減させることができ、か
つ高性能のアクスルハウジング装置20を提供すること
ができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上記のようにリアアクスルハ
ウジングに両側に張り出した取付け部を形成すると共
に、スプリングブラケットのボルト穴を、車輛の左右方
向に長手の長穴として形成し、該長穴にボルトを挿通し
て該スプリングブラケットを取付け部とウェアシートと
で挟持してリアアクスルハウジングに固定するようにし
たので、スプリングブラケットの取付け位置を車輛の左
右方向に調節できる効果があり、またこの結果板ばねの
側面とスプリングブラケットとの距離を最適隙間に調節
してばね下部材の動きを小さくして操縦安定性を向上さ
せることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図5は本発明の実施例に係り、図1は
本発明のアクスルハウジング装置が装着されたトラニオ
ンタイプのサスペンションの斜視図である。
【図2】アクスルハウジングに取付けられたスプリング
ブラケット及び重板ばねの一部を示す拡大斜視図であ
る。
【図3】アクスルハウジング装置の部分縦断面側面図で
ある。
【図4】アクスルハウジング装置の部分縦断面正面図で
ある。
【図5】板ばねとウェアプレートとの隙間が最適隙間と
なるようにスプリングブラケットの取付け位置が調整さ
れた状態を示すアクスルハウジング装置の部分縦断面正
面図である。
【図6】図6及び図7は従来例に係り、図6はアクスル
ハウジング装置の部分縦断面側面図である。
【図7】アクスルハウジング装置の部分縦断面正面図で
ある。
【符号の説明】
20 アクスルハウジング装置 21 リアアクスルハウジング 22 スプリングブラケット 22d 長穴 21a 取付け部 26 ボルト 25 ウェアシート 30 板ばね S 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板ばねと共に用いられる車輛のトラニオ
    ンタイプのアクスルハウジング装置において、ウェアシ
    ートをボルトにより固定する取付け部が形成されたリア
    アクスルハウジングと、車輛左右方向に長手の長穴が形
    成され該長穴に前記ボルトを挿通して前記取付け部と前
    記ウェアシートにより挟持されて前記取付け部に固定さ
    れるスプリングブラケットとを備え、前記長穴の範囲内
    で前記スプリングブラケットを車輛左右方向に移動させ
    て板ばねの側面との隙間を調節可能に構成したことを特
    徴とするアクスルハウジング装置。
JP9846297A 1997-03-31 1997-03-31 アクスルハウジング装置 Pending JPH10278605A (ja)

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JP9846297A JPH10278605A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 アクスルハウジング装置

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