JP3284494B2 - 自動車の後輪懸架装置 - Google Patents
自動車の後輪懸架装置Info
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- B60G2202/143—Plastic spring, e.g. rubber subjected to compression
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、 自動車の後輪懸
架装置に係り、詳しくは、後輪の懸架装置の前方側装着
部が旋回時に後方の車軸に加わる横力(Lateral Force)
によりコンプライアンス(Compliance)を誘発できるよう
になって旋回特性をアンダステアリング(Under Steerin
g)となるようにすることにより、 旋回の安定性を求める
ことのできる自動車の後輪懸架装置に関する。
架装置に係り、詳しくは、後輪の懸架装置の前方側装着
部が旋回時に後方の車軸に加わる横力(Lateral Force)
によりコンプライアンス(Compliance)を誘発できるよう
になって旋回特性をアンダステアリング(Under Steerin
g)となるようにすることにより、 旋回の安定性を求める
ことのできる自動車の後輪懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、 自動車の懸架装置におけるシャ
シバネは、車体と車輪間に設けられて走行中路面から伝
達される衝撃とタイヤの振動を吸収して車体に伝達され
る衝撃と振動を最少化することによって乗車感を向上さ
せるようにする機械要素であるが、かようなシャシバネ
は板バネとコイルバネおよびエアバネなどに大別される
が、とりわけ、大型貨物車の場合には主として価格と整
備費の両面に有利にして耐久性に優れた板バネ(Leaf Sp
ring) を採用している。
シバネは、車体と車輪間に設けられて走行中路面から伝
達される衝撃とタイヤの振動を吸収して車体に伝達され
る衝撃と振動を最少化することによって乗車感を向上さ
せるようにする機械要素であるが、かようなシャシバネ
は板バネとコイルバネおよびエアバネなどに大別される
が、とりわけ、大型貨物車の場合には主として価格と整
備費の両面に有利にして耐久性に優れた板バネ(Leaf Sp
ring) を採用している。
【0003】図1は、従来の自動車の後輪に板バネが装
着された状態を示す側面図である。板バネ31の中央部
位は後方車軸32にUボルト33を介して固定され、そ
の板バネ31の前方の端部は車体のサイドフレーム34
上に接合された第1のマウンティングブラケット35に
ボルト36を介して直接締結固定される反面、前記板バ
ネ31の後方の端部はシャックル37に締結された後、
そのシャックル37の一端部はサイドフレーム34上に
接合された第2のマウンティングブラケット35 にボ
ルト36を介して締結固定される。
着された状態を示す側面図である。板バネ31の中央部
位は後方車軸32にUボルト33を介して固定され、そ
の板バネ31の前方の端部は車体のサイドフレーム34
上に接合された第1のマウンティングブラケット35に
ボルト36を介して直接締結固定される反面、前記板バ
ネ31の後方の端部はシャックル37に締結された後、
そのシャックル37の一端部はサイドフレーム34上に
接合された第2のマウンティングブラケット35 にボ
ルト36を介して締結固定される。
【0004】一方で、 上記のようにサイドフレーム34
上に装着された板バネ31は、材質のもつ動特性(Kinem
atic Property)によって走行中車体に加わる荷重あるい
は路面から伝達される衝撃力により上下方向への伸長と
復元を操返すことになる。この際、前記板バネ31の略
中間部位にUボルト33を介して固定された後方車軸3
2は、図2に示すように、 車体の前方側の所定位置に存
在するようになる旋回中心点Oを中心に一定態様の軌跡
を現わす円弧に沿って上下に移動するようになる。前記
後方車軸32を固定させる板バネ31の結合位置なるA
点は正常の走行状態では定位置を保持しているが、車体
の荷重変化あるいは路面からの衝撃力の変化に伴ってB
点ないしはC点に移動するようになる。
上に装着された板バネ31は、材質のもつ動特性(Kinem
atic Property)によって走行中車体に加わる荷重あるい
は路面から伝達される衝撃力により上下方向への伸長と
復元を操返すことになる。この際、前記板バネ31の略
中間部位にUボルト33を介して固定された後方車軸3
2は、図2に示すように、 車体の前方側の所定位置に存
在するようになる旋回中心点Oを中心に一定態様の軌跡
を現わす円弧に沿って上下に移動するようになる。前記
後方車軸32を固定させる板バネ31の結合位置なるA
点は正常の走行状態では定位置を保持しているが、車体
の荷重変化あるいは路面からの衝撃力の変化に伴ってB
点ないしはC点に移動するようになる。
【0005】すなわち、 前記板バネ31上の後方車軸3
2の固定点なるA点は、走行中車体がバンパ(Bumper)さ
れる際にはB点に移動するようになる反面、 走行中車体
がリバウンド(Rebound) される際にはC点に移動するよ
うになるが、かように前記板バネ31上の後方車軸32
の固定点であるA点が旋回中心点Oを中心に一つの円弧
状の軌跡につれて上下のBないしC点に移動するように
なると、前記後方車軸32の固定点であるA点は正常の
位置の場合より前後方向へそれぞれ最大lだけの離隔距
離をおいて移動するようになる。
2の固定点なるA点は、走行中車体がバンパ(Bumper)さ
れる際にはB点に移動するようになる反面、 走行中車体
がリバウンド(Rebound) される際にはC点に移動するよ
うになるが、かように前記板バネ31上の後方車軸32
の固定点であるA点が旋回中心点Oを中心に一つの円弧
状の軌跡につれて上下のBないしC点に移動するように
なると、前記後方車軸32の固定点であるA点は正常の
位置の場合より前後方向へそれぞれ最大lだけの離隔距
離をおいて移動するようになる。
【0006】これにより、走行中の車両にローリング(R
olling) が誘発されると、前記後方車軸32の左右側端
部に装着された車輪の進行方向が変化されてあたかも操
向を実施したときと同一の效果を誘発させるようになる
車軸操向(Axle Steer)現象が生じるという短所がある。
olling) が誘発されると、前記後方車軸32の左右側端
部に装着された車輪の進行方向が変化されてあたかも操
向を実施したときと同一の效果を誘発させるようになる
車軸操向(Axle Steer)現象が生じるという短所がある。
【0007】一方で、 上記のように、走行中に板バネ3
2に加わる荷重の変化により生じる車軸操向現象はその
ほかにも走行中の車両が旋回する際に一段と激しく誘発
される。これは自動車の直進および旋回する際の後輪の
懸架装置状態を示す図3の場合と同一である。
2に加わる荷重の変化により生じる車軸操向現象はその
ほかにも走行中の車両が旋回する際に一段と激しく誘発
される。これは自動車の直進および旋回する際の後輪の
懸架装置状態を示す図3の場合と同一である。
【0008】すなわち、 図3に示すように、 まず、直進
走行時には両側の後輪38を支持している後方車軸32
が前輪39を支持している前方車軸40と平行に維持さ
れる反面、 たとえば、走行中にある車両が右回転をする
ようになると、 遠心力が車体の旋回反対方向へ作用する
ようになるため、 この際生じる遠心力により車体の荷重
は旋回反対方向で後方車軸32を支持している板バネ3
1に加わるようになる。これにより、旋回反対方向に位
置された板バネ31は車体のバンパ時に変形される場合
と同一に後方車軸32の固定点であるA点がB点に移動
するようになる。これと同時に旋回方向へ位置された板
バネ31は車体のリバウンド時に変形される場合と同一
に後方車軸32の固定点であるA点がC点に移動するよ
うになる。
走行時には両側の後輪38を支持している後方車軸32
が前輪39を支持している前方車軸40と平行に維持さ
れる反面、 たとえば、走行中にある車両が右回転をする
ようになると、 遠心力が車体の旋回反対方向へ作用する
ようになるため、 この際生じる遠心力により車体の荷重
は旋回反対方向で後方車軸32を支持している板バネ3
1に加わるようになる。これにより、旋回反対方向に位
置された板バネ31は車体のバンパ時に変形される場合
と同一に後方車軸32の固定点であるA点がB点に移動
するようになる。これと同時に旋回方向へ位置された板
バネ31は車体のリバウンド時に変形される場合と同一
に後方車軸32の固定点であるA点がC点に移動するよ
うになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これにより、 旋回反対
方向側の後方車軸32の端部は、正常の後方車軸32の
延長線Lより後方に最大lだけ押されるようになり、旋
回方向側の後方車軸32の端部は正常の後方車軸32の
延長線Lより前方へ最大" l" だけ押されるという現象
が誘発される。
方向側の後方車軸32の端部は、正常の後方車軸32の
延長線Lより後方に最大lだけ押されるようになり、旋
回方向側の後方車軸32の端部は正常の後方車軸32の
延長線Lより前方へ最大" l" だけ押されるという現象
が誘発される。
【0010】すなわち、 旋回時の車体の遠心力により車
両の姿勢が旋回反対方向へ傾けられることにより、前記
板バネ31の動特性により後方車軸32とこれに装着さ
れた後輪38が旋回反対方向へ向うようになる車軸操向
現象が誘発されるのである。
両の姿勢が旋回反対方向へ傾けられることにより、前記
板バネ31の動特性により後方車軸32とこれに装着さ
れた後輪38が旋回反対方向へ向うようになる車軸操向
現象が誘発されるのである。
【0011】さらに、上記のように、旋回時に後方車軸
32の方向が変換されると、車軸操向現象の誘発のほか
にも運転者の操向操作による操向の具合よりも実際に生
ずる旋回半径が小となる、いわば、オーバステアリング
(Over Steering)現象も誘発される。オーバステアリン
グ現象は旋回の安定性を低下させるものとして知られて
いる。
32の方向が変換されると、車軸操向現象の誘発のほか
にも運転者の操向操作による操向の具合よりも実際に生
ずる旋回半径が小となる、いわば、オーバステアリング
(Over Steering)現象も誘発される。オーバステアリン
グ現象は旋回の安定性を低下させるものとして知られて
いる。
【0012】また、 上記のように、旋回時に後方車軸3
2の方向が変換されてこれに装着された後輪38が前輪
39と反対方向を向うようになると、 前記後方車軸32
に装着された後輪38のホイールアラインメント(Wheel
Alignment) がトウアウト(Toe Out) に転換され、 これ
によって前記後輪38に装着されたタイヤと路面間の摩
擦が深化されてタイヤの摩耗が促進される。
2の方向が変換されてこれに装着された後輪38が前輪
39と反対方向を向うようになると、 前記後方車軸32
に装着された後輪38のホイールアラインメント(Wheel
Alignment) がトウアウト(Toe Out) に転換され、 これ
によって前記後輪38に装着されたタイヤと路面間の摩
擦が深化されてタイヤの摩耗が促進される。
【0013】そこで、この発明は上記した種々の問題点
を解決するためになされたものであつて、この発明の目
的は、旋回時に後輪に加わる横力に伴う懸架装置の装着
部にコンプライアンスを誘発させるように構成して操向
特性をアンダステアリングされるようにすることによ
り、 旋回の安定性を求めことのできる自動車の後輪懸架
装置を提供することにある。
を解決するためになされたものであつて、この発明の目
的は、旋回時に後輪に加わる横力に伴う懸架装置の装着
部にコンプライアンスを誘発させるように構成して操向
特性をアンダステアリングされるようにすることによ
り、 旋回の安定性を求めことのできる自動車の後輪懸架
装置を提供することにある。
【0014】上記目的を達成するために、この発明は、
車体の左右サイドフレーム上に板バネの前後方端部がそ
れぞれ前方側装着部と後方側装着部を介して設けられて
中央部位に後方車軸を固定させるようになっている自動
車の後輪懸架装置において、前記板バネの前方側装着部
は、板バネの前方側端部を水平に貫通する締結用ピンに
より枢支するマウンティングブロックと、当該マウンテ
ィングブロックに一面を接合されたコンプライアントブ
シュ、および、当該コンプライアントブシュの他面と接
合されてサイドフレーム上に固定されたブラケットとか
らなり、前記マウンティングブロックの後端部はこれを
垂直方向に貫通する締結用ボルトを媒介としてコントロ
ールリンクの一端部に枢着され、前記コントロールリン
クは、後方車軸から所定距離後方に離隔した位置におけ
る車体幅の略中央と当該コントロールリンクの前記一端
部とを結ぶ線上に位置するとともに、前記一端部から4
5度未満の角度にて上方に向かって当該コントロールリ
ンクの他端部がサイドフレームに枢支されてなることを
特徴とする。
車体の左右サイドフレーム上に板バネの前後方端部がそ
れぞれ前方側装着部と後方側装着部を介して設けられて
中央部位に後方車軸を固定させるようになっている自動
車の後輪懸架装置において、前記板バネの前方側装着部
は、板バネの前方側端部を水平に貫通する締結用ピンに
より枢支するマウンティングブロックと、当該マウンテ
ィングブロックに一面を接合されたコンプライアントブ
シュ、および、当該コンプライアントブシュの他面と接
合されてサイドフレーム上に固定されたブラケットとか
らなり、前記マウンティングブロックの後端部はこれを
垂直方向に貫通する締結用ボルトを媒介としてコントロ
ールリンクの一端部に枢着され、前記コントロールリン
クは、後方車軸から所定距離後方に離隔した位置におけ
る車体幅の略中央と当該コントロールリンクの前記一端
部とを結ぶ線上に位置するとともに、前記一端部から4
5度未満の角度にて上方に向かって当該コントロールリ
ンクの他端部がサイドフレームに枢支されてなることを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、 この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて詳述する。 この発明の実施の形態に係る自動車の後輪懸架装置は図
4に示すように、 左右側の後輪1が後方車軸2の両側端
部に装着され、 その後方車軸2は中央の差動装置3を介
して左右に分離された個体からなり、その差動装置3は
駆動軸(図示省略)を通じてエンジンから駆動力を伝達
されて後方車軸2を駆動させるようになっている。
いて添付図面に基づいて詳述する。 この発明の実施の形態に係る自動車の後輪懸架装置は図
4に示すように、 左右側の後輪1が後方車軸2の両側端
部に装着され、 その後方車軸2は中央の差動装置3を介
して左右に分離された個体からなり、その差動装置3は
駆動軸(図示省略)を通じてエンジンから駆動力を伝達
されて後方車軸2を駆動させるようになっている。
【0016】さらに、前記後方車軸2の両側部にはそれ
ぞれ左右側板バネ4の中央部位が固定され、 その左右側
板バネ4の前後方側端部はそれぞれ車体のサイドフレー
ム5(図5に図示される)上に装着される。とりわけ、
前記サイドフレーム5に対する板バネ4の前方側装着部
6はそれぞれ板バネ4の後方側装着部7を相互に連結す
る線上で後方車軸2の中心と出会う回転中心点Pを基準
に回転可能に整列されている。
ぞれ左右側板バネ4の中央部位が固定され、 その左右側
板バネ4の前後方側端部はそれぞれ車体のサイドフレー
ム5(図5に図示される)上に装着される。とりわけ、
前記サイドフレーム5に対する板バネ4の前方側装着部
6はそれぞれ板バネ4の後方側装着部7を相互に連結す
る線上で後方車軸2の中心と出会う回転中心点Pを基準
に回転可能に整列されている。
【0017】すなわち、 旋回時に前記後輪1に横力が作
用するようになると、 前記板バネ4の前方側装着部6は
回転中心点Pを基準に横力が作用する方向へ微小範囲内
で回動されうるように構成される。
用するようになると、 前記板バネ4の前方側装着部6は
回転中心点Pを基準に横力が作用する方向へ微小範囲内
で回動されうるように構成される。
【0018】このため、前記板バネ4の前方側装着部6
は図5および図6にそれぞれ示すように、板バネ4の前
方側端部がマウンティングブロック8を水平に貫通する
締結用ピン9によりマウンティングブロック8に固定さ
れ、 そのマウンティングブロック8はコンプライアント
ブシュ10(Compliant Bush)の底面部と結合され、その
コンプライアントブシュ10の上面部はブラケット11
の底面部に接合されて連結され、そのブラケット11の
一面は前記サイドフレーム5と補助サイドフレーム12
にそれぞれ直角に接合されて堅固に固定される。
は図5および図6にそれぞれ示すように、板バネ4の前
方側端部がマウンティングブロック8を水平に貫通する
締結用ピン9によりマウンティングブロック8に固定さ
れ、 そのマウンティングブロック8はコンプライアント
ブシュ10(Compliant Bush)の底面部と結合され、その
コンプライアントブシュ10の上面部はブラケット11
の底面部に接合されて連結され、そのブラケット11の
一面は前記サイドフレーム5と補助サイドフレーム12
にそれぞれ直角に接合されて堅固に固定される。
【0019】ここで、前記コンプライアントブシュ10
は図7に示すように、 前記ブラケット11とマウンティ
ングブロック8にそれぞれ接合されて結合される上下部
板10a、10bと、 その上下部板10a、10b間で
複数の隔板10cを介してその隔板10cと前記上下部
板10a、10bの間でそれぞれ加硫接着されて一体を
形成するゴム製の緩衝材10dとでなるものであって、
前記コンプライアントブシュ10は垂直方向へ作用する
荷重には前記隔板10cを介して変形を抑制させうる強
性を発揮できる反面、 横方向へ作用する荷重に対して荷
重の作用する方向へ撓む変形が可能になっている。
は図7に示すように、 前記ブラケット11とマウンティ
ングブロック8にそれぞれ接合されて結合される上下部
板10a、10bと、 その上下部板10a、10b間で
複数の隔板10cを介してその隔板10cと前記上下部
板10a、10bの間でそれぞれ加硫接着されて一体を
形成するゴム製の緩衝材10dとでなるものであって、
前記コンプライアントブシュ10は垂直方向へ作用する
荷重には前記隔板10cを介して変形を抑制させうる強
性を発揮できる反面、 横方向へ作用する荷重に対して荷
重の作用する方向へ撓む変形が可能になっている。
【0020】一方で、 前記板バネ4の前方側端部をマウ
ンティングブロック8上に固定させる締結用ピン9は、
マウンティングブロック8上にスナップリング9aを介
して固定された状態でその締結用ピン9の一端部がサイ
ドフレーム5の下に接合された補助サイドフレーム12
を貫通して補助サイドフレーム12上に設けられたバイ
アシング機構13(Biasing Mechanism) にまで延長され
てそのバイアシング機構13と接触されるようになって
いる。
ンティングブロック8上に固定させる締結用ピン9は、
マウンティングブロック8上にスナップリング9aを介
して固定された状態でその締結用ピン9の一端部がサイ
ドフレーム5の下に接合された補助サイドフレーム12
を貫通して補助サイドフレーム12上に設けられたバイ
アシング機構13(Biasing Mechanism) にまで延長され
てそのバイアシング機構13と接触されるようになって
いる。
【0021】さらに、前記マウンティングブロック8の
後尾は図5及び図8にそれぞれ示すように、 これを垂直
方向へ貫通する締結用ボルト14を介してコントロール
リンク15の一端部と枢着され、 そのコントロールリン
ク15の他端部はゴム製の緩衝材であるブシュ16を装
着した状態でそのブシュ16を水平方向へ貫通する締結
用ボルト17を介して前記サイドフレーム5の底面に接
合されたブラケット18と枢着されている。
後尾は図5及び図8にそれぞれ示すように、 これを垂直
方向へ貫通する締結用ボルト14を介してコントロール
リンク15の一端部と枢着され、 そのコントロールリン
ク15の他端部はゴム製の緩衝材であるブシュ16を装
着した状態でそのブシュ16を水平方向へ貫通する締結
用ボルト17を介して前記サイドフレーム5の底面に接
合されたブラケット18と枢着されている。
【0022】この際、 前記コントロールリンク15はサ
イドフレーム5に対し略α角度の鋭角をおいて下向けに
配置されつつサイドフレーム5の内側へは略β角度の鋭
角をおいて斜めに配置される。前記コントロールリンク
15がサイドフレーム5に対しα角度だけの鋭角をおい
て下向けに配置されるのは、走行中車体の荷重に伴って
コンプライアントブシュ15がやや圧縮される場合にこ
れを補償するためのものであって、前記コントロールリ
ンク15がサイドフレーム5の内側にβ角度だけの鋭角
をおいて斜めに配置されるのは、後輪1に横力が加わる
ことにより、前記サイドフレーム5に枢支されたコント
ロールリンク15の後、端部が回動されて後輪1のホイ
ールラインメントが変化する場合にこれを補償するため
のものであって、かように前記コントロールリンク15
がマウンティングブロック8とサイドフレーム5との間
に配置されて板バネ4の前方側装着部6を支持するよう
になると、 旋回時に前記コンプライアントブシュ10の
コンプライアンスの効果は増大する。
イドフレーム5に対し略α角度の鋭角をおいて下向けに
配置されつつサイドフレーム5の内側へは略β角度の鋭
角をおいて斜めに配置される。前記コントロールリンク
15がサイドフレーム5に対しα角度だけの鋭角をおい
て下向けに配置されるのは、走行中車体の荷重に伴って
コンプライアントブシュ15がやや圧縮される場合にこ
れを補償するためのものであって、前記コントロールリ
ンク15がサイドフレーム5の内側にβ角度だけの鋭角
をおいて斜めに配置されるのは、後輪1に横力が加わる
ことにより、前記サイドフレーム5に枢支されたコント
ロールリンク15の後、端部が回動されて後輪1のホイ
ールラインメントが変化する場合にこれを補償するため
のものであって、かように前記コントロールリンク15
がマウンティングブロック8とサイドフレーム5との間
に配置されて板バネ4の前方側装着部6を支持するよう
になると、 旋回時に前記コンプライアントブシュ10の
コンプライアンスの効果は増大する。
【0023】また、前記コントロールリンク15はサイ
ドフレーム5上に接合されたブラケット18にブシュ1
6を介して枢支されているため、その枢支点を中心に板
バネ4の前方側装着部6は車体の左右方向に対しある程
度の角度( 略1゜内外)で回動可能となる。
ドフレーム5上に接合されたブラケット18にブシュ1
6を介して枢支されているため、その枢支点を中心に板
バネ4の前方側装着部6は車体の左右方向に対しある程
度の角度( 略1゜内外)で回動可能となる。
【0024】すなわち、 車両の旋回時に前記コンプライ
アントブシュ10は、後輪1に作用する横力により前方
側装着部6を横方向へ動かすことのできる変形を起こす
が、前記コントロールリンク15の後端部がブラケット
18上で水平方向へ結合された締結用ボルト17を介し
て枢支されているため、図8に示す車体の左右方向への
動作にはブシュ16の収縮可能な程度だけの回動を許容
するようになる制約がある。
アントブシュ10は、後輪1に作用する横力により前方
側装着部6を横方向へ動かすことのできる変形を起こす
が、前記コントロールリンク15の後端部がブラケット
18上で水平方向へ結合された締結用ボルト17を介し
て枢支されているため、図8に示す車体の左右方向への
動作にはブシュ16の収縮可能な程度だけの回動を許容
するようになる制約がある。
【0025】これにより、車両の旋回時に前記後輪1に
横力が作用するようになると、前記板バネ4の前方側装
着部6はコンプライアントブシュ10を介して回転中心
点Pを基準に横力が作用する方向へ回動するようになる
ため、その板バネ4上に固定された後方車軸2は図10
に示すように旋回方向の外側にある後方車軸2は前方へ
回動される反面、 旋回方向の内側にある後方車軸2は後
方へやや押されるようになる。
横力が作用するようになると、前記板バネ4の前方側装
着部6はコンプライアントブシュ10を介して回転中心
点Pを基準に横力が作用する方向へ回動するようになる
ため、その板バネ4上に固定された後方車軸2は図10
に示すように旋回方向の外側にある後方車軸2は前方へ
回動される反面、 旋回方向の内側にある後方車軸2は後
方へやや押されるようになる。
【0026】かように、旋回時に前記後輪1とこれを装
着している後方車軸2が旋回方向へ向うようになると、
前記後輪1のホイールラインメントはトウインされつつ
操向特性もアンダステアリングに転換されるため、旋回
の安定性が付加されうるようになる。
着している後方車軸2が旋回方向へ向うようになると、
前記後輪1のホイールラインメントはトウインされつつ
操向特性もアンダステアリングに転換されるため、旋回
の安定性が付加されうるようになる。
【0027】一方で、 前記バイアシング機構13は図9
に示すように、 補助サイドフレーム12上に固定された
中空形のハウジング19と、 そのハウジング19内にバ
ネ20を介して弾支されるピストン21および、 そのピ
ストン21の背面を支持するようバネ20の端部と接触
される板材22を収容するために、ハウジング19の他
端部に堅固に固定されてバネ20を拘束する閉塞部材2
3からなる。そのピストン21は前記マウンティングブ
ロック8を貫通して板バネ4を固定させる締結用ピン9
の一先端と当接してこれを弾支するようになる。
に示すように、 補助サイドフレーム12上に固定された
中空形のハウジング19と、 そのハウジング19内にバ
ネ20を介して弾支されるピストン21および、 そのピ
ストン21の背面を支持するようバネ20の端部と接触
される板材22を収容するために、ハウジング19の他
端部に堅固に固定されてバネ20を拘束する閉塞部材2
3からなる。そのピストン21は前記マウンティングブ
ロック8を貫通して板バネ4を固定させる締結用ピン9
の一先端と当接してこれを弾支するようになる。
【0028】これにより、 直進走行時に路面の勾配に影
響されて一方の後輪1だけに横力が加わり一方の後輪1
の整列方向へ偏向されるか、乱れて一方の後輪1のホイ
ールラインメントが変化されるワンダリング現象が誘発
される場合、 前記バイアシング機構13のピストン21
は締結用ピン9の一端部を弾支できるため、一方の後輪
1に作用する横力によりコンプライアントブシュ10が
変形されつつマウンティングブロック8が旋回されても
前記バイアシング機構13はこれを有効に食止めるた
め、ワンダリング現象が有効に排除されうるようにな
る。これは前記後輪1に加えられた横力がバネ20の弾
性を乗り切れない場合に限って可能となる。
響されて一方の後輪1だけに横力が加わり一方の後輪1
の整列方向へ偏向されるか、乱れて一方の後輪1のホイ
ールラインメントが変化されるワンダリング現象が誘発
される場合、 前記バイアシング機構13のピストン21
は締結用ピン9の一端部を弾支できるため、一方の後輪
1に作用する横力によりコンプライアントブシュ10が
変形されつつマウンティングブロック8が旋回されても
前記バイアシング機構13はこれを有効に食止めるた
め、ワンダリング現象が有効に排除されうるようにな
る。これは前記後輪1に加えられた横力がバネ20の弾
性を乗り切れない場合に限って可能となる。
【0029】また、 旋回時に前記両側後輪1にバイアシ
ング機構13のバネ20の弾性よりも大きい横力が同時
に加わる場合には、 前記両側板バネ4の前方側装着部6
にあるコンプライアントブシュ10がそれぞれ旋回方向
に向けて変形し、その変形により前記両側板バネ4の前
方側装着部6が回動する際、その前方側装着部6と回動
可能に枢着されたそれぞれのコントロールリンク15は
前方側装着部6の回動を円滑にガイドできるようになる
のはもとより、旋回終了後に前記後輪1に加えられた横
力が除去される場合には、前記締結用ピン9に弾性力を
与えて前記板バネ4の前方側装着部6に復元機能を与え
られうるようになるため、後輪1のホイールラインメン
トは旋回以前の状態に円滑に戻るようになる。
ング機構13のバネ20の弾性よりも大きい横力が同時
に加わる場合には、 前記両側板バネ4の前方側装着部6
にあるコンプライアントブシュ10がそれぞれ旋回方向
に向けて変形し、その変形により前記両側板バネ4の前
方側装着部6が回動する際、その前方側装着部6と回動
可能に枢着されたそれぞれのコントロールリンク15は
前方側装着部6の回動を円滑にガイドできるようになる
のはもとより、旋回終了後に前記後輪1に加えられた横
力が除去される場合には、前記締結用ピン9に弾性力を
与えて前記板バネ4の前方側装着部6に復元機能を与え
られうるようになるため、後輪1のホイールラインメン
トは旋回以前の状態に円滑に戻るようになる。
【0030】ここで、前記板材22は締結ピン9を加圧
するようになっているピストン21を弾支するバネ20
のプリーロード(preload) を変化させうるようになって
いるものであって、 前記板材22の厚みあるいはハウジ
ング19内に収容される数量を調整すると、 前記バネ2
0に加わるプリーロードは自在に調整されうるため、直
進走行時に一方の後輪1に作用する横力によりワンダリ
ング現象が誘発される限界点を任意に調整できるように
なる。
するようになっているピストン21を弾支するバネ20
のプリーロード(preload) を変化させうるようになって
いるものであって、 前記板材22の厚みあるいはハウジ
ング19内に収容される数量を調整すると、 前記バネ2
0に加わるプリーロードは自在に調整されうるため、直
進走行時に一方の後輪1に作用する横力によりワンダリ
ング現象が誘発される限界点を任意に調整できるように
なる。
【0031】したがって、前記板バネ4の前方側装着部
6なるマウンティングブロック8とブラケット11との
間に装着されたコンプライアントブシュ10の旋回時に
後輪1に加えられた横力により旋回方向へ変形すると、
そのマウンティングブロック8は回転中心点Pを基準に
旋回方向への一定軌跡を追従しつつ動作することにな
る。この際、前記コントロールリンク15は前方側装着
部6を補助サイドフレーム12上で堅固に枢支している
ことにより、前記板バネ4の前方側装着部6の旋回運動
はコントロールリンク15を介してより一段と有効に制
御されるようになる。
6なるマウンティングブロック8とブラケット11との
間に装着されたコンプライアントブシュ10の旋回時に
後輪1に加えられた横力により旋回方向へ変形すると、
そのマウンティングブロック8は回転中心点Pを基準に
旋回方向への一定軌跡を追従しつつ動作することにな
る。この際、前記コントロールリンク15は前方側装着
部6を補助サイドフレーム12上で堅固に枢支している
ことにより、前記板バネ4の前方側装着部6の旋回運動
はコントロールリンク15を介してより一段と有効に制
御されるようになる。
【0032】上述のように、前記板バネ4の前方側装着
部6に対する構造の説明は、左右側の板バネ4に同一態
様で設けられているのはもとより、旋回時に後輪1を通
じて後方車軸2に加わる横力により左右側の板バネ4の
前方側装着部6はそれぞれ横力が作用する方向、 すなわ
ち旋回方向へ変位するのである。
部6に対する構造の説明は、左右側の板バネ4に同一態
様で設けられているのはもとより、旋回時に後輪1を通
じて後方車軸2に加わる横力により左右側の板バネ4の
前方側装着部6はそれぞれ横力が作用する方向、 すなわ
ち旋回方向へ変位するのである。
【0033】
【発明の効果】上述のように、この発明によれば、自動
車の後輪懸架装置において、前記板バネの前方側装着部
がマウンティングブロックとサイドフレーム上に装着さ
れたブラケットとの間に設けられたコンプライアントブ
シュと、 そのマウンティングブロックの一端とサイドフ
レームとの間に装着されたコントロールリンクを介して
支持されることにより、旋回時に前記マウンティングブ
ロックをサイドフレームに連結するコンプライアントブ
シュが横力によりコンプライアンスを誘発することによ
って、前記後輪が前方車軸に装着された前輪と同一の旋
回方向へ操向されて後輪がアンダステアリングされるた
め、旋回の安定性が向上されうるようになる。
車の後輪懸架装置において、前記板バネの前方側装着部
がマウンティングブロックとサイドフレーム上に装着さ
れたブラケットとの間に設けられたコンプライアントブ
シュと、 そのマウンティングブロックの一端とサイドフ
レームとの間に装着されたコントロールリンクを介して
支持されることにより、旋回時に前記マウンティングブ
ロックをサイドフレームに連結するコンプライアントブ
シュが横力によりコンプライアンスを誘発することによ
って、前記後輪が前方車軸に装着された前輪と同一の旋
回方向へ操向されて後輪がアンダステアリングされるた
め、旋回の安定性が向上されうるようになる。
【図1】従来の自動車の後輪懸架装置での板バネの装着
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
【図2】従来の自動車の旋回時に板バネに固定された車
軸の移動軌跡の概略を示す側面図である。
軸の移動軌跡の概略を示す側面図である。
【図3】従来の自動車の直進および右回転時に後輪懸架
装置の状態の概略を示す平面図である。
装置の状態の概略を示す平面図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る自動車の後輪懸架
装置の概略を示す平面図である。
装置の概略を示す平面図である。
【図5】図4に示す後輪懸架装置での前方側装着部を示
す側面図である。
す側面図である。
【図6】図5に示す前方側装着部の後面図である。
【図7】図5及び図6にそれぞれ示すコンプライアント
ブシュの断面図である。
ブシュの断面図である。
【図8】図5に示す後輪懸架装置の底面図である。
【図9】図6に示す要部拡大断面図である。
【図10】この発明の実施の形態に係る後輪懸架装置を
装着した自動車での右回転時に後方車軸の状態の概略を
示す平面図である。
装着した自動車での右回転時に後方車軸の状態の概略を
示す平面図である。
1 後輪 2 後方車軸 4 板バネ 5 サイドフレーム 6 前方側装着部 8 マウンティングブロック 10 コンプライアントブシュ 13 バイアシング機構 15 コントロールリンク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−58520(JP,A) 実開 昭61−174312(JP,U) 実開 平2−8606(JP,U) 西独国特許出願公開2758721(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 11/04 - 11/12 B60G 9/04
Claims (3)
- 【請求項1】 車体の左右サイドフレーム上に板バネの
前後方端部がそれぞれ前方側装着部と後方側装着部を介
して設けられて中央部位に後方車軸を固定させるように
なっている自動車の後輪懸架装置において、 前記板バネの前方側装着部は、板バネの前方側端部を水
平に貫通する締結用ピンにより枢支するマウンティング
ブロックと、当該マウンティングブロックに一面を接合
されたコンプライアントブシュ、および、当該コンプラ
イアントブシュの他面と接合されてサイドフレーム上に
固定されたブラケットとからなり、 前記マウンティングブロックの後端部はこれを垂直方向
に貫通する締結用ボルトを媒介としてコントロールリン
クの一端部に枢着され、前記コントロールリンクは、後
方車軸から所定距離後方に離隔した位置における車体幅
の略中央と当該コントロールリンクの前記一端部とを結
ぶ線上に位置するとともに、前記一端部から45度未満
の角度にて上方に向かって当該コントロールリンクの他
端部がサイドフレームに枢支されてなることを特徴とす
る自動車の後輪懸架装置。 - 【請求項2】 前記コンプライアントブシュは、ブラケ
ットとマウンティングブロックとにそれぞれ固定される
上下部板と、その上下部板間で複数の隔板を介してその
隔板と前記上下部板間でそれぞれ加硫接着されて一体に
形成される複数の緩衝材とからなることを特徴とする請
求項1に記載の自動車の後輪懸架装置。 - 【請求項3】 前記板バネの前方側装着部は、当該前方
側装着部を固定する前記締結用ピンの端部が前記サイド
フレームの下に接合された補助サイドフレームを貫通し
て補助サイドフレーム上に設けられたバイアシング機構
と接触しており、当該バイアシング機構は、前記サイド
補助フレーム上に固定された中空形のハウジングと、当
該ハウジング内にバネを媒介として弾力的に支持される
ピストンと、前記ピストンの背面を支持するように前記
バネの端部と接触される板材を収容するために、ハウジ
ングの他端部に堅固に固定されてバネを拘束する仕上げ
材とからなることを特徴とする請求項1に記載の自動車
の後輪懸架装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1019970079408A KR100312556B1 (ko) | 1997-12-30 | 1997-12-30 | 상용차의후륜현가장치 |
KR1997/P79408 | 1997-12-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11314510A JPH11314510A (ja) | 1999-11-16 |
JP3284494B2 true JP3284494B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=19530107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37159698A Expired - Fee Related JP3284494B2 (ja) | 1997-12-30 | 1998-12-25 | 自動車の後輪懸架装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6079723A (ja) |
JP (1) | JP3284494B2 (ja) |
KR (1) | KR100312556B1 (ja) |
CN (1) | CN1080208C (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US7234723B2 (en) | 2003-06-27 | 2007-06-26 | E-Z Ride Corp. | Bolster spring suspension assembly |
US20050087957A1 (en) * | 2003-10-23 | 2005-04-28 | Bennett John E. | Riser seat and wheelchairs with same |
KR100726508B1 (ko) * | 2005-12-10 | 2007-06-11 | 현대자동차주식회사 | 리프 스프링구조 |
JP5236633B2 (ja) * | 2006-06-16 | 2013-07-17 | ラッシーニ,エス.エイ.デ シー.ヴイ. | 車両駆動装置の2リーフサスペンション |
MX2009008395A (es) | 2007-02-07 | 2010-03-15 | Rassini Sa De Cv | Amortiguador de aire primario y suspension de lamina secundaria para vehiculo. |
CN113428596B (zh) * | 2021-08-26 | 2021-12-07 | 民航成都物流技术有限公司 | 第三轨导向小车及轨道载运系统 |
CN115320303B (zh) * | 2022-10-14 | 2022-12-30 | 江苏速豹动力科技有限公司 | 一种卡车钢板弹簧悬架 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1179130A (en) * | 1915-05-14 | 1916-04-11 | Henri Mercier | Device for weakening the rolling in suspended vehicles. |
GB523738A (en) * | 1939-01-13 | 1940-07-22 | Gen Motors Corp | Improvements relating to vehicle suspension systems |
US2308967A (en) * | 1941-03-01 | 1943-01-19 | Firestone Tire & Rubber Co | Bushing |
US3920264A (en) * | 1974-11-13 | 1975-11-18 | James W Lafferty | Vehicle low-load isolator spring suspension apparatus |
GB2211473B (en) * | 1987-10-28 | 1991-09-04 | Vauxhall Motors Ltd | Vehicle rear suspension |
US4919449A (en) * | 1988-11-25 | 1990-04-24 | General Motors Corporation | Vehicle rear suspension |
US5354092A (en) * | 1993-04-23 | 1994-10-11 | John Calvert | Traction device for motor vehicles |
US5676356A (en) * | 1996-05-30 | 1997-10-14 | The Boler Company | Flexible bolster |
-
1997
- 1997-12-30 KR KR1019970079408A patent/KR100312556B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1998
- 1998-12-23 US US09/219,124 patent/US6079723A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-12-25 JP JP37159698A patent/JP3284494B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1998-12-30 CN CN98125947A patent/CN1080208C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR19990059211A (ko) | 1999-07-26 |
US6079723A (en) | 2000-06-27 |
CN1224673A (zh) | 1999-08-04 |
JPH11314510A (ja) | 1999-11-16 |
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CN1080208C (zh) | 2002-03-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |