JP2533012Y2 - エンジン収納部構造 - Google Patents
エンジン収納部構造Info
- Publication number
- JP2533012Y2 JP2533012Y2 JP1988152982U JP15298288U JP2533012Y2 JP 2533012 Y2 JP2533012 Y2 JP 2533012Y2 JP 1988152982 U JP1988152982 U JP 1988152982U JP 15298288 U JP15298288 U JP 15298288U JP 2533012 Y2 JP2533012 Y2 JP 2533012Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- wheel house
- inner panel
- engine
- house inner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主としてキャブオーバー型の自動車のエンジ
ン収納部の構造に関するものである。
ン収納部の構造に関するものである。
第3図に示すようにキャブオーバー型の自動車の車体
(1)の床(1)Aの前部にはエンジン収納部(2)が
設けられている。該エンジン収納部(2)は前面をフロ
ントフロアパネル(3)にて画定され、背面をバルクヘ
ッドパネル(4)にて画定され、両側面を車体(1)の
サイドインナーパネル(5)にて画定されているが、第
4図に示すようにエンジン収納部(2)の内部におい
て、該サイドインナーパネル(5)から所定の間隔を置
いてホイールハウスインナーパネル(6)が設けられて
いる。そして該ホイールハウスインナーパネル(6)は
その下縁をサイドメンバー(7)によって補強され、更
にサイドインナーパネル(5)から差出されているアウ
トリガー(8)によって支持されている。
(1)の床(1)Aの前部にはエンジン収納部(2)が
設けられている。該エンジン収納部(2)は前面をフロ
ントフロアパネル(3)にて画定され、背面をバルクヘ
ッドパネル(4)にて画定され、両側面を車体(1)の
サイドインナーパネル(5)にて画定されているが、第
4図に示すようにエンジン収納部(2)の内部におい
て、該サイドインナーパネル(5)から所定の間隔を置
いてホイールハウスインナーパネル(6)が設けられて
いる。そして該ホイールハウスインナーパネル(6)は
その下縁をサイドメンバー(7)によって補強され、更
にサイドインナーパネル(5)から差出されているアウ
トリガー(8)によって支持されている。
上記従来構造において該ホイールハウスインナーパネ
ル(6)は前後をフロントフロアパネル(3)とバルク
ヘッドパネル(4)とによって支持され、かつ下縁をサ
イドメンバー(7)に固着され更にアウトリガー(8)
によって支持されているが、上記エンジン収納部(2)
の捩れ剛性はバルクヘッドパネル(4)、サイドインナ
ーパネル(5)およびホイールハウスインナーパネル
(6)の両剛性に依存していたために剛性が低く、サイ
ドインナーパネル(5)やサイドメンバー(7)がエン
ジンの振動等によって第4図点線に示すように開方向に
捩れ易い。上記エンジン収納部(2)の捩れ剛性を高め
るにはパネル厚を増大する手段があるが、パネル厚を増
大させると車体重量が増大すると云う問題点がある。
ル(6)は前後をフロントフロアパネル(3)とバルク
ヘッドパネル(4)とによって支持され、かつ下縁をサ
イドメンバー(7)に固着され更にアウトリガー(8)
によって支持されているが、上記エンジン収納部(2)
の捩れ剛性はバルクヘッドパネル(4)、サイドインナ
ーパネル(5)およびホイールハウスインナーパネル
(6)の両剛性に依存していたために剛性が低く、サイ
ドインナーパネル(5)やサイドメンバー(7)がエン
ジンの振動等によって第4図点線に示すように開方向に
捩れ易い。上記エンジン収納部(2)の捩れ剛性を高め
るにはパネル厚を増大する手段があるが、パネル厚を増
大させると車体重量が増大すると云う問題点がある。
本考案は上記従来の課題を解決するための手段とし
て、前面をフロントフロアパネル(3)にて画定され、
背面をバルクヘッドパネル(4)にて画定され、両側面
をサイドインナーパネル(5)にて画定され、該サイド
インナーパネル(5)から所定の間隔を置いてホイール
ハウスインナーパネル(6)が設けられ、該ホイールハ
ウスインナーパネル(6)の下縁はエンジンを支持して
いるサイドメンバー(7)に固着されているエンジン収
納部構造(2)において、該ホイールハウスインナーパ
ネル(6)間に逆U字状のクロスメンバー(9)を差渡
して該ホイールハウスインナーパネル(6)および該サ
イドメンバー(7)を補強したエンジン収納部構造を提
供するものである。
て、前面をフロントフロアパネル(3)にて画定され、
背面をバルクヘッドパネル(4)にて画定され、両側面
をサイドインナーパネル(5)にて画定され、該サイド
インナーパネル(5)から所定の間隔を置いてホイール
ハウスインナーパネル(6)が設けられ、該ホイールハ
ウスインナーパネル(6)の下縁はエンジンを支持して
いるサイドメンバー(7)に固着されているエンジン収
納部構造(2)において、該ホイールハウスインナーパ
ネル(6)間に逆U字状のクロスメンバー(9)を差渡
して該ホイールハウスインナーパネル(6)および該サ
イドメンバー(7)を補強したエンジン収納部構造を提
供するものである。
フロントフロアパネル(3)と、バルクヘッドパネル
(4)と、サイドインナーパネル(5)とによって画定
されているエンジン収納部(2)において、エンジン収
納部(2)のバルクヘッドパネル(4)とホイールハウ
スインナーパネル(6)との捩れ剛性は該クロスメンバ
ー(9)によって向上されており、したがってエンジン
の振動等によってバルクヘッドパネル(4)およびホイ
ールハウスインナーパネル(6)の開方向の捩れは阻止
され、そして該ホイールハウスインナーパネル(6)を
介して、エンジン収納部(2)の部分でのサイドメンバ
ー(7)の開方向の捩れも阻止される。
(4)と、サイドインナーパネル(5)とによって画定
されているエンジン収納部(2)において、エンジン収
納部(2)のバルクヘッドパネル(4)とホイールハウ
スインナーパネル(6)との捩れ剛性は該クロスメンバ
ー(9)によって向上されており、したがってエンジン
の振動等によってバルクヘッドパネル(4)およびホイ
ールハウスインナーパネル(6)の開方向の捩れは阻止
され、そして該ホイールハウスインナーパネル(6)を
介して、エンジン収納部(2)の部分でのサイドメンバ
ー(7)の開方向の捩れも阻止される。
したがって本考案においては最小限の増重量で車体の
剛性を大巾に向上することが出来、エンジンの振動等に
よる車体やサイドメンバーの捩れを阻止することが出
来、またエンジン騒音や走行中の騒音も低減することが
出来る。
剛性を大巾に向上することが出来、エンジンの振動等に
よる車体やサイドメンバーの捩れを阻止することが出
来、またエンジン騒音や走行中の騒音も低減することが
出来る。
本考案を第1図および第2図に示す一実施例によって
説明すれば、自動車の車体(1)の床(1)Aの前部に
はエンジン収納部(2)が設けられ、該エンジン収納部
(2)は前面はフロントフロアパネル(3)にて画定さ
れ、背面はバルクヘッドパネル(4)にて画定され、両
側面を車体(1)のサイドインナーパネル(5)にて画
定され、該エンジン収納部(2)の内部において、該サ
イドインナーパネル(5)からホイル収納空間である所
定の間隔を介してホイールハウスインナーパネル(6)
が設けられ、該ホイールハウスインナーパネル(6)は
該フロントフロアパネル(3)とバルクヘッドパネル
(4)との間に差渡され、その下縁を図示しないエンジ
ンマウントメンバーが差渡されているサイドメンバー
(7)に固着され、該サイドメンバー(7)と該サイド
インナーパネル(5)との間にはアウトリガー(8)が
介在している。そして逆U字状のクロスメンバー(9)
はバルクヘッドパネル(4)に取付けブラケット(9)
Aを介して支持されているホイールハウスインナーパネ
ル(6)間に差渡されている。
説明すれば、自動車の車体(1)の床(1)Aの前部に
はエンジン収納部(2)が設けられ、該エンジン収納部
(2)は前面はフロントフロアパネル(3)にて画定さ
れ、背面はバルクヘッドパネル(4)にて画定され、両
側面を車体(1)のサイドインナーパネル(5)にて画
定され、該エンジン収納部(2)の内部において、該サ
イドインナーパネル(5)からホイル収納空間である所
定の間隔を介してホイールハウスインナーパネル(6)
が設けられ、該ホイールハウスインナーパネル(6)は
該フロントフロアパネル(3)とバルクヘッドパネル
(4)との間に差渡され、その下縁を図示しないエンジ
ンマウントメンバーが差渡されているサイドメンバー
(7)に固着され、該サイドメンバー(7)と該サイド
インナーパネル(5)との間にはアウトリガー(8)が
介在している。そして逆U字状のクロスメンバー(9)
はバルクヘッドパネル(4)に取付けブラケット(9)
Aを介して支持されているホイールハウスインナーパネ
ル(6)間に差渡されている。
上記構成においては、エンジン収納部(2)、即ちバ
ルクヘッドパネル(4)とホイールハウスインナーパネ
ル(6)の捩れ剛性は該クロスメンバー(9)によって
大巾に向上されるが、サイドメンバー(7)のエンジン
収納部(2)部分における開き剛性も該ホイールハウス
インナーパネル(6)を介して該クロスメンバー(9)
によって高められ、その結果車体(1)のサイドインナ
ーパネル(5)の捩れ剛性もクロスメンバー(9)によ
って補強されているホイールハウスインナーパネル
(6)によりサイドメンバー(7)およびアウトリガー
(8)を介して向上される。
ルクヘッドパネル(4)とホイールハウスインナーパネ
ル(6)の捩れ剛性は該クロスメンバー(9)によって
大巾に向上されるが、サイドメンバー(7)のエンジン
収納部(2)部分における開き剛性も該ホイールハウス
インナーパネル(6)を介して該クロスメンバー(9)
によって高められ、その結果車体(1)のサイドインナ
ーパネル(5)の捩れ剛性もクロスメンバー(9)によ
って補強されているホイールハウスインナーパネル
(6)によりサイドメンバー(7)およびアウトリガー
(8)を介して向上される。
本実施例以外、クロスメンバー(9)はフロントフロ
アパネル(3)側に支持されていてもよい。
アパネル(3)側に支持されていてもよい。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示すものであ
り、第1図は模式側面切欠き側面図、第2図は第1図に
おけるA−A断面図、第3図および第4図は従来例を示
すものであり、第3図は模式側面切欠き側面図、第4図
は第3図におけるB−B断面図である。 図中、(1)……車体、(2)……エンジン収納部、
(3)……フロントフロアパネル、(4)……バルクヘ
ッドパネル、(5)……サイドインナーパネル、(6)
……ホイールハウスインナーパネル、(7)……サイド
メンバー、(9)……クロスメンバー
り、第1図は模式側面切欠き側面図、第2図は第1図に
おけるA−A断面図、第3図および第4図は従来例を示
すものであり、第3図は模式側面切欠き側面図、第4図
は第3図におけるB−B断面図である。 図中、(1)……車体、(2)……エンジン収納部、
(3)……フロントフロアパネル、(4)……バルクヘ
ッドパネル、(5)……サイドインナーパネル、(6)
……ホイールハウスインナーパネル、(7)……サイド
メンバー、(9)……クロスメンバー
Claims (1)
- 【請求項1】前面をフロントフロアパネルにて画定さ
れ、背面をバルクヘッドパネルにて画定され、両側面を
サイドインナーパネルにて画定され、該サイドインナー
パネルから所定の間隔を置いてホイールハウスインナー
パネルが設けられ、該ホイールハウスインナーパネルの
下縁はエンジンを支持しているサイドメンバーに固着さ
れているエンジン収納部構造において、該ホイールハウ
スインナーパネル間に逆U字状のクロスメンバーを差渡
して該ホイールハウスインナーパネルおよび該サイドメ
ンバーを補強したことを特徴とするエンジン収納部構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988152982U JP2533012Y2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | エンジン収納部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988152982U JP2533012Y2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | エンジン収納部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0272179U JPH0272179U (ja) | 1990-06-01 |
JP2533012Y2 true JP2533012Y2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=31428409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988152982U Expired - Lifetime JP2533012Y2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | エンジン収納部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533012Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56118179U (ja) * | 1980-02-12 | 1981-09-09 | ||
JPS63247174A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-13 | Mazda Motor Corp | 自動車の前部車体構造 |
-
1988
- 1988-11-22 JP JP1988152982U patent/JP2533012Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0272179U (ja) | 1990-06-01 |
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