JP2532979Y2 - 減圧密封包装袋 - Google Patents

減圧密封包装袋

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JP2532979Y2
JP2532979Y2 JP1991072857U JP7285791U JP2532979Y2 JP 2532979 Y2 JP2532979 Y2 JP 2532979Y2 JP 1991072857 U JP1991072857 U JP 1991072857U JP 7285791 U JP7285791 U JP 7285791U JP 2532979 Y2 JP2532979 Y2 JP 2532979Y2
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JP
Japan
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heat
bag
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laminated film
outermost
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JP1991072857U
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JPH0589245U (ja
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勝満 江尻
勝 松井
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Nihon Matai Co Ltd
Original Assignee
Nihon Matai Co Ltd
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  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Package Closures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は例えば寝具、衣料等の
如き、かさ高な品物を収納した包装袋の内部を脱気減圧
して、品物を圧縮して体積を縮小し、密封して減圧によ
る体積の縮小を維持する包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】包装袋内に、かさ高な品物を収納した
後、この袋内部を脱気減圧して品物の体積を縮小し、袋
口をヒートシールによって密封して、この体積の縮小を
維持したまま長期間にわたって保管することはよく知ら
れており、特に家庭において袋内部の脱気減圧のために
家庭用真空掃除機を利用し、袋口のヒートシールのため
に家庭用アイロンを利用することによって、主婦が家庭
において簡便に減圧密封包装ができるような包装袋が提
案されているが、これらのものはいずれも袋口の密封の
ためのヒートシールに際しては、家庭用アイロンを当て
てヒートシールする部分に当布を置き、この当布の上か
ら家庭用アイロンでヒートシールを行はなければならな
いものであったから、本考案者は、さきに袋の外側に
紙、不織布、編布、織布等からなる耐熱強化保護層を設
けた包装袋を提案した。この耐熱強化保護層は、袋口の
ヒートシールに際しては当布ともなり、またアイロンの
適度な温度に対する緩衝ともなり、密封後の取扱、保管
中の袋の破損に対する強化ともなるものであった。
【0003】しかしながら包装袋の最も外側である両面
は全面が耐熱強化保護層であり、紙、不織布、編平、織
布等からなっているので不透明であることから、包装袋
内に品物を納め、脱気減圧した後袋口をヒートシールし
ても、そのヒートシールが良好に施された否かは、目で
見ても判からないのが実情である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このことから、この考
案が解決しようとする課題は、ほとんどの家庭に普及し
ている真空掃除機を包装袋の脱気減圧用具とし、家庭用
アイロンを袋口のヒートシール用具として用い、ヒート
シールに、あまり知識のない一般家庭の人が袋口をヒー
トシールをするに当っては、当布を必要としないでヒー
トシールをすることができ、密封後の取扱や保管中にお
ける袋の破損に対する強化保護が万全であり、これに加
えて施したヒートシールが上手に施されているか、未融
着部分が存在するか等を容易に目で見て確認できる包装
袋を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は2枚の積層フ
ィルムを重ね合せて袋口を残して他の周縁をヒートシー
ルしてなる包装袋であって、前記2枚の積層フィルムの
うちの1枚の積層フィルムは、袋とした時の最外側が、
紙、不織布、編布、織布等の単独あるいはこれらの複層
物である不透明耐熱強化保護層であり、最内側が熱融着
性樹脂層であり、これら最外側と最内側の層の中間に
は、少なくともガスバリヤー性樹脂層を有する積層フィ
ルムからなり、他の1枚の積層フィルムは、袋とした時
の最外側がガスバリヤー性樹脂層であり、最内側は熱融
着性樹脂層であって、かつ最外側から最内側にわたって
透明である積層フィルムからなり、これら2枚の積層フ
ィルムの熱融着性樹脂層を相対して、袋口を残して、周
縁がヒートシールされた包装袋とすることによって、一
般の家庭においてヒートシールについて知識のない人で
あっても真空掃除機と家庭用アイロンとを用いて容易に
脱気減圧し袋口をヒートシールすることができる上、袋
口のヒートシールの良否の状態を容易に目で見て確認で
きるという目的を達することができた。
【0006】
【作用】包装袋内に品物を収容して脱気減圧した後、袋
口をヒートシールするにあたっては包装袋の耐熱強化保
護層の面にヒートシールのための加熱体を押圧すること
によって、不透明耐熱強化保護層は当布としての機能を
果たすと共に、袋と他物との接触による袋の損傷防止を
も兼ねており、また袋口のヒートシールが良好に行はれ
ているか否かは、不透明耐熱強化保護層が存在しない側
の積層フィルムすなわち透明とされた積層フィルムの側
からヒートシール部分を観察することによって容易に目
で見て確認できるものとなった。
【0007】
【実施例】図1は、この考案に係わる包装袋の横断平面
図であり、1は不透明耐熱強化保護層であって例えば坪
量が30g/mでレーヨン繊維を30%含有する紙か
らなり、2はガスバリヤー性樹脂層であって例えばポリ
塩化ビニリデンをコートした15μmの2軸延伸ナイロ
ンフィルムであり、3は熱融着性樹脂層であって、例え
ば厚さ50μmで醋酸ビニル含量10%のエチレン醋酸
ビニル共重合樹脂からなり、これら不透明耐熱強化保護
層1とガスバリヤー性樹脂層2と熱融着性樹脂層3とで
包装袋を構成する2枚の積層フィルムのうち1枚の積層
フィルム4となり、もう1枚の積層フィルム7は、透明
なガスバリヤー性樹脂層5と透明な熱融着性樹脂層6と
からなり、いずれも積層フィルム4における同様の材料
を用いる。
【0008】この考案にあっては、積層フィルム4にお
いて不透明耐熱強化保護層1の一例である紙と、ガスバ
リヤー性樹脂層2の一例である2軸延伸ナイロンフィル
ムとは接着剤を介し、またガスバリヤー性樹脂層2の一
例である2軸延伸ナイロンフィルムと、熱融着性樹脂層
3の一例であるエチレン醋酸ビニル共重合樹脂とは、ア
ンカーコート剤と低密度ポリエチレン樹脂とを介して一
体化されるが、これら3層の一体化の手段は、これに限
られることなく任意の手段を用いることができるし、積
層フィルム7における積層一体化手段も、透明性を損わ
ない限り任意の手段によればよい。
【0009】この考案において積層フィルム4と積層フ
ィルム7とによって袋とされるが、それは積層フィルム
4の熱融着性樹脂層3と積層フィルム7の透明な熱融着
性樹脂層6とが相対するように重ね合せ、袋口となる周
縁を残して、他の周縁をヒートシールして袋とされるの
で、袋としてみると、積層フィルム4の不透明耐熱強化
保護層1は袋の最外側となり、熱融着性樹脂層3は袋の
最内側となり、ガスバリヤー性樹脂層2は中間の層とな
っており、また積層フィルム7の透明なガスバリヤー性
樹脂層5は袋の最外側となり、透明な熱融着性樹脂層6
は最内側となっている。
【0010】この考案にあっては積層フィルム4は、3
層、積層フィルム7は2層として説明したが、積層フィ
ルム4にあっては、最外側である不透明耐熱強化保護層
1と熱融着性樹脂層3との中間にはガスバリヤー性樹脂
層2のほかに、必要があれば他の層があっても差支えが
なく、また積層フィルム7にあっては、透明なガスバリ
ヤー性樹脂層5と透明な熱融着性樹脂層6との間に他の
層があっても差支えないが、その場合でも他の層は透明
であることが必要であって積層フィルム7が全体として
透明でなければならない。
【0011】本考案にあっては透明な積層フィルムの最
外側であるガスバリヤー性樹脂層の外側に、さらに所望
によって樹脂層が積層されても差支えないが、この、さ
らに積層される樹脂層も透明であることが必要である。
【0012】この考案における不透明耐熱強化保護層と
しては紙、不織布、編布、織布等の単独あるいは、これ
らの複層物を用いるもので、また紙の場合には、合成繊
維やレーヨンを混合したものであってもよく、編織布の
場合には、天然繊維のみのもの、合成繊維のみのもの、
あるいは混紡糸によるもの、交編織によるもの等任意で
ある。
【0013】この考案になる包装袋に品物を収納してか
ら脱気減圧後、袋口をヒートシールするには、不透明耐
熱強化保護層の側からヒートシールを施さなければなら
ない。
【0014】
【考案の効果】この考案になる包装袋に布団、衣料等の
如き、かさ高な品物を収納して、袋内を脱気減圧した
後、不透明耐熱強化保護層の面から袋口をヒートシール
した時、不透明耐熱強化保護層があるために、袋は抗張
力が増大して腰が強くなっているから、脱気減圧によっ
て袋口に波立ちが出来難くなっているので、ヒートシー
ルに伴うトンネルの発生が生じ難くなったことに加え
て、ヒートシールに際する過熱や、加熱時間の不適切特
に長すぎる加熱時間等によって生ずるトラブルを緩衝す
るものとなり、また品物を収納した包装袋を保管したり
取扱中に、床や壁その他の物によって包装袋に損傷を与
え難くしているものとなった。
【0015】さらにヒートシールにはほとんど知識のな
い人がこの包装袋を用いて操作を行った時、ヒートシー
ルが上手に施せたか否かを目で見て確かめようとする場
合には、さきに提案したものは、袋の全周面が耐熱強化
保護層であるから例えば紙、不織布、編布、織布等が用
いられると、ヒートシール部を観察することが出来ない
が、この考案によれば、不透明耐熱強化保護層の反対の
面は透明であるがため、この面からはヒートシールの状
態が明瞭に観察できるから、これによって修正のための
再ヒートシールを施す必要があるか、ないか等を適確に
容易に判断することができるから、品物が収納された包
装袋を保管中にヒートシールの不手際によって生じたト
ンネルから外気が侵入して、知らない間に袋内が常圧に
復して体積が増大してしまったというような欠点が解消
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る減圧密封包装袋の横断平面図。
【符号の説明】
1 不透明耐熱強化保護層 2 ガスバリヤー性樹脂層 3 熱融着性樹脂層 4 1、2、3からなる積層フィルム 5 透明なガスバリヤー性樹脂層 6 透明な熱融着性樹脂層 7 5、6からなる透明な積層フィルム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の積層フィルムを重ね合せて袋口を残
    して他の周縁をヒートシールしてなる包装袋であって、
    前記2枚の積層フィルムのうち1枚の積層フィルムは、
    袋とした時の最外側が、紙、不織布、編布、織布等の単
    独あるいはこれらの複層物である不透明耐熱強化保護層
    であり、最内側が熱融着性樹脂層であり、これら最外側
    と最内側の層の中間には、少なくともガスバリヤー性樹
    脂層を有する積層フィルムからなり、他の1枚の積層フ
    ィルムは、袋とした時の最外側がガスバリヤー性樹脂層
    であり、最内側は熱融着性樹脂層であって、かつ最外側
    から最内側にわたって透明である積層フィルムからな
    り、これら2枚の積層フィルムの熱融着性樹脂層を相対
    して、袋口を残して周縁がヒートシールされて形成され
    たことを特徴とする減圧密封包装袋。
JP1991072857U 1991-06-05 1991-06-05 減圧密封包装袋 Expired - Lifetime JP2532979Y2 (ja)

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JPH0589245U JPH0589245U (ja) 1993-12-07
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JPH0398856A (ja) * 1989-09-12 1991-04-24 Kureha Plast Kk 減圧包装用プラスチックス袋

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