JP5937420B2 - フィルタエレメント、及びフィルタエレメントの製造方法 - Google Patents

フィルタエレメント、及びフィルタエレメントの製造方法 Download PDF

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本発明は、フィルタケースに着脱自在に装着されて流体を濾過するためのフィルタエレメント、及びフィルタエレメントの製造方法に関する。
従来から、水、燃料、オイル、空気等の流体を濾過するフィルタ装置が知られており、各種産業分野において広く実用化されている(例えば、特許文献1を参照)。フィルタ装置は、一般的に、エレメント収容空間が形成されたフィルタケース内に、フィルタエレメントが着脱可能に装着されて構成される。
例えば、図11に示すように、この種のフィルタエレメント550Aは、シート状の濾紙を所定幅で蛇腹状にプリーツ成形してなる円筒状の濾材570と、濾材570の内周側を保持する内筒560と、濾材570の上下の各端部に取り付けられるエンドプレート590,595と、を備えて構成され、流体を濾材570の外側から内側へ通過させて流体の濾過を行うようになっている。
特開2004−136203号公報
ところで近年では、図12に示すように、濾材570のプリーツ間隔(有効濾過面積)を維持するために濾材570の外周にホットメルトバンドHを塗布して構成されるフィルタエレメント550Bが提案されている。また、図13に示すように、濾材570の外周にホットメルトバンドHを塗布した上で、紙やポリエステル等からなるシート状のカバー(「プロテクター」とも称される)580を濾材570の外周に巻き付けて構成されるフィルタエレメント550Cが提案されている。このようなフィルタエレメント550B,Cでは、濾材570の外周側の折曲部(山折部)同士をホットメルトバンドHにて所定幅に維持することで、折曲部同士の密着を防止して濾過性能を確保している。一方、当該エレメントの最外周をカバー580によって保護することで濾材570の損傷を防止できるとともに、カバー580の表面に文字やロゴ等からなる所定の情報を印刷して商品価値を高めている。
しかしながら、このような構成のフィルタエレメントでは、濾材570に塗布したホットメルトバンドHの厚み分だけ外径が大きくなりエレメント全体が大型化するとともに、製造コストが増大するという問題が生じる。また、カバー580に、濾過すべき流体を流通させるための貫通孔581を形成しなければならないため、カバー580の表面に印刷した文字等が欠けて外観品質を損なうという問題が生じる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、外観品質及び濾過性能を損なうことなくエレメント全体の小型化及び製造コストの低減を図ることが可能な構成のフィルタエレメント、及びフィルタエレメントの製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るフィルタエレメントは、内部にエレメント収容空間を有しエレメント収容空間と外部を連通させる流入路及び流出路が形成されたフィルタケース内において、エレメント収容空間を流入路に連通する流入空間と流出路に連通する流出空間とに二分させ、エレメント収容空間内に着脱自在に装着されて流入空間から流出空間に流体を通過させて流体の濾過を行うためのフィルタエレメントであって、蛇腹状に折曲されて全体として略円筒形に形成される濾材と、濾材の円筒軸方向の各端部に設けられるエンドプレートと、濾材の外周に巻き付けられる不織布と、を備え、不織布は、化学繊維と天然繊維とを混繊して形成されており、濾材の外周側の折曲部に熱溶着されて折曲部相互の間隔を維持するよう構成される。
なお、上述の発明において、不織布の表面に、文字、記号及び図形のうちの少なくとも一つからなる情報が印刷されていることが好ましい。
また、本発明に係るフィルタエレメントの製造方法は、上記記載のフィルタエレメントの製造方法であって、不織布を加熱する加熱手段と当該不織布の外周面との間に難燃性シートを介在させた状態で、加熱手段によって不織布を加熱して濾材の折曲部に熱溶着させるよう構成される。
本発明に係るフィルタエレメントによれば、不織布を濾材の外周側の折曲部に溶着させて折曲部相互の間隔を一定に保持する構成であるため、使用に供されて流体の圧力が濾材に作用しても部分的に密着等して変形することがなく、長期に亘って正常な濾過作用を確保することができるとともに、ホットメルト等といった密着防止用のバンドが不要になるためエレメント全体の小型化及び低コスト化を図ることが可能である。また、濾材を保護するカバーとして不織布を採用して、流体を濾材へ通気又は透液させる貫通孔を形成しなくても通気性及び透液性を確保することができるため、不織布の表面に文字やロゴ等の情報を印刷しても当該文字等が欠損して外観が損なわれることはなく、フィルタエレメントの商品価値がより一層高められる。
また、本発明に係るフィルタエレメントの製造方法によれば、加熱手段と不織布との間には難燃性シートが介在され、加熱手段が不織布に直接的に接触するのを防止しているため、加熱手段によって溶融した不織布が加熱手段の表面に張り付いて不織布に孔が空く等の不具合が生じるおそれがなく、高品質のフィルタエレメントを製造することが可能である。
本実施形態に係るフィルタエレメントを装着した燃料フィルタの側面図(一部断面図)である。 上記燃料フィルタの側断面図である。 本実施形態に係るフィルタエレメントを示し、(a)は側面図、(b)は平断面図である。 第1実施形態のフィルタエレメントの製造方法を示すフローチャートである。 第1実施形態のフィルタエレメントの製造方法において用いられる加熱装置を示す斜視図である。 第1実施形態のフィルタエレメントの製造方法において用いられる加熱装置の変形例を示す斜視図である。 第2実施形態のフィルタエレメントの製造方法を示すフローチャートである。 第3実施形態のフィルタエレメントの製造方法を示すフローチャートである。 第3実施形態のフィルタエレメントの製造方法において用いられる加熱装置を示す斜視図である。 第3実施形態のフィルタエレメントの製造方法において用いられる加熱装置の変形例を示す斜視図である。 従来のフィルタエレメントの標準品を示し、(a)は側面図、(b)は平断面図である。 従来のフィルタエレメントの密着防止品を示し、(a)は側面図、(b)は平断面図である。 従来のフィルタエレメントの密着防止・カバー巻着品を示し、(a)は側面図、(b)は平断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明に係るフィルタエレメントを適用した燃料フィルタを図1及び図2に示しており、まず、これらの図を参照して燃料フィルタの全体構成について説明する。
燃料フィルタ1は、エレメント収容空間11を有するフィルタケース10と、エレメント収容空間11内に着脱自在に装着されるフィルタエレメント50とを主体に構成される。
フィルタケース10は、下方に開口して有底円筒状である上部ケース半体20と、上方に開口して有底円筒状である下部ケース半体30とから構成されている。これらケース半体20,30は、上部ケース半体20の側壁部の内周面に形成された雌ねじ21と、下部ケース本体30の側壁部の外周面に形成された雄ねじ31とを螺合させて着脱自在に結合される。なお、上部ケース半体20と下部ケース半体30とが結合する部分にはリング状のシールリング35が装着されており、エレメント収容空間11から燃料が外部に漏れ出すことがないように構成されている。
上部ケース半体20には、外部(例えば、燃料タンク)とエレメント収容空間11とを連通させる流入路22と、外部(例えば、燃料ポンプ)とエレメント収容空間11とを連通させる流出路23とが形成されている。上部ケース半体20における流出路23の周囲には、エレメント収容空間11内に延びた円筒状の管部24が形成されている。また、上部ケース半体20には、エレメント収容空間11内に滞留したエアを抜くためのエア抜き孔としてのネジ孔が形成されており、このネジ孔に手動で開閉操作することができるエア抜きプラグ25が螺挿されている。
下部ケース半体30には、その底部に上下軸を中心に放射状に配設されて上下に延びた複数(本実施形態では、4つ)のリブ32が設けられている。複数のリブ32はそれぞれ上面が水平に形成されて、フィルタケース10に装着する際に、フィルタエレメント50を載置するためのエレメント載置部33を形成している。また、下部ケース半体30の底部の中央には、燃料から分離して沈降した分離水を排出するための排出路34が形成されており、この排出路34に排出孔41を有するドレンプラグ40が螺挿されている。なお、この排出路34とドレンプラグ40との間にはガスケット42が装着されており、燃料から分離した分離水を排出するとき以外にエレメント収容空間11から分離水及び燃料が外部に漏れ出すことがないように構成されている。
フィルタエレメント50は、詳細後述するが、燃料を濾過するための濾材70を備えて構成されており、フィルタケース10の管部24にガスケット91を介して液密に装着される。フィルタエレメント50は、フィルタケース10のエレメント収容空間11内に装着されたときに、当該エレメント収容空間11を流入路22に連通する流入空間11Aと流出路23に連通する流出空間11Bとに略二分するように構成される。
このような構成の燃料フィルタ1では、流入路22からフィルタケース10内の流入空間11Aに導入された燃料は、フィルタエレメント50の濾材70を通過して流出空間11Bに入り込む。燃料に含まれるゴミや埃、微小鉄屑等は、この濾材70を通過する過程で濾過される。流出空間11B内に流入した濾過後の燃料は、上部ケース半体20に形成された管部24より流出路23を通り、フィルタケース10の外部に流出する。
一方、燃料中に混在する水分は、フィルタエレメント50によって捕捉され、この状態が連続することで順次肥大化し、最終的にはフィルタエレメント50から分離沈降して下部ケース半体30の内底部に分離水として溜まる。下部ケース半体30の内底部に貯留する分離水が所定量に達した場合には、下部ケース半体30の排出路34に螺着されたドレンプラグ40を緩めて、ドレンプラグ40の排出孔41を介してフィルタケース10の外部に排出する。
次に、本実施形態に係るフィルタエレメント50の具体的構成について、図3を追加参照して説明する。
フィルタエレメント50は、図2及び図3に示すように、格子状の枠で形成された薄肉円筒形の内筒60と、内筒60の外周に濾材シートを蛇腹状に折り曲げて円筒状に巻き付けられた断面菊花状の濾材70と、濾材70の外周に密接して円筒状に巻き付けられた不織布からなる不織布カバー80と、内筒60及び濾材70を挟持して当該エレメントの円筒軸方向の両端に配設される円盤状の上エンドプレート90及び下エンドプレート95と、を備えて構成される。
濾材70は、燃料中の異物を捕集可能な濾材シートを一定の折曲幅で蛇腹状にプリーツ成形(ひだ折り)したものを、略円筒形となるように巻回して構成される。濾材70には、断面V字形の山折部(外周側の折曲部)71及び谷折部(内周側の折曲部)72が交互に位置するよう所定の間隔で形成された複数のひだ部73を有している。濾材70としては、プリーツ成形が可能である限り、織物、編物、不織布、及び紙等のうちのいずれでもよく、又はこれらを組み合わせたものであってもよい。また、濾材70の材質についても、特に限定されず、その一例としては、化学繊維、天然繊維、金属、樹脂などが挙げられる。
不織布カバー80は、熱溶融性を有する化学繊維に、天然繊維又は耐熱材を混抄して形成された不織布からなる。本実施形態では、不織布の孔径としておおよそ50μm以上であることが好ましいが、圧力損失等との関係で適宜に選定することができる。また、本実施形態では、不織布の厚みとして0.3mm程度が例示されるが、要求される機械的強度等との関係で適宜に選定することができ、濾材70の外周に1周だけ巻回したもの(単層)であっても、数周巻回したもの(複層)であってもよい。
ここで、化学繊維としては、例えば、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、などが挙げられる。天然繊維としては、例えば、パルプ等の天然セルロース繊維、リヨセル等の精製セルロース繊維(再生セルロース繊維)、などが挙げられる。耐熱材としては、例えば、ガラス繊維、アラミド繊維、フッ素繊維、などの耐熱繊維が挙げられる。本実施形態では、ポリエステル樹脂(化学繊維)にリヨセル(天然繊維)を混繊して形成された不織布[三菱製紙株式会社:HF−V]を使用している。なお、不織布は、化学繊維のみから形成されるものであってもよいが、化学繊維のみであると熱溶着の際に加熱箇所が収縮して孔が空くおそれがあるので、天然繊維や耐熱材が混抄してあることが好ましい。
不織布カバー80は、濾材70の最外周を形成する山折部71に巻き付けられており、熱溶着にて山折部71に固定されている(図面には溶着部に符号「X」を付している)。不織布カバー80は、濾材70の隣接するひだ部73同士が密着しないよう山折部71相互の間隔(以下、「プリーツ間隔」とも称する)を一定に保持する。ここで、山折部71相互の間隔とは、半径方向外側に向けて凸状となる山折部71の隣接する頂点の間隔をいう。本実施形態では、不織布カバー80を濾材70の山折部71と直交する方向に沿って帯状に熱溶着させているが、これに限定されるものではなく、山折部71全体に亘って熱溶着させるものであってもよい。
不織布カバー80の表面には、文字、記号及び図形等からなる所定の情報が印刷されている。本実施形態では、例えば、熱溶着されない部分に「FILTER」という文字がインクジェット印刷等の公知の印刷方法によって印刷されており、フィルタエレメント50の外方から視認可能である。
上エンドプレート90の中心部には、上下に貫通して内筒の内部空間(流出空間11B)に連通する円形の開口が形成され、この開口にガスケット91が装着されており、フィルタエレメント50がフィルタケース10に装着されたときに、ガスケット91に上部ケース半体20の管部24が挿通されるようになっている。なお、内筒60、上エンドプレート90、及び下エンドプレート95は、例えばプラスチック等の可燃性の樹脂材料によって形成されるが、アルミ合金等の非鉄金属や鉄等の金属材料によって形成されてもよい。
以上、本実施形態に係るフィルタエレメント50によれば、不織布カバー80を濾材70の山折部71(外周側の折曲部)に溶着させて山折部71相互の間隔を一定に保持する構成であるため、使用に供されて流体の圧力が濾材70に作用しても部分的にひだ部73が密着等して変形することがなく、長期に亘って正常な濾過作用を確保することができるとともに、ホットメルト等といった密着防止用のバンドが不要になるためエレメント全体の小型化及び低コスト化を図ることが可能である。また、濾材70を保護するカバーとして不織布を採用して、流体を濾材70へ通気又は透液させる貫通孔を形成しなくても通気性及び透液性を確保することができるため、不織布カバー80の表面に文字やロゴ等の情報を印刷しても当該文字等が欠損して外観が損なわれることはなく、フィルタエレメント50の商品価値がより一層高められる。
次に、上記のように構成されるフィルタエレメント50の製造方法について説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係るフィルタエレメント50の製造方法について図4〜図6を追加参照して説明する。ここで、図4は第1実施形態に係るフィルタエレメント50の製造方法を示すフローチャート、図5は第1実施形態に係るフィルタエレメント50の製造方法における溶着工程を示す模式図、図6は第1実施形態に係るフィルタエレメント50の製造方法における溶着工程の変形例を示す模式図である。
図4に示すように、まず始めに、ステップS101では、一定の折曲幅でプリーツ成形した濾材70(展開した状態の濾材70)を円筒状に巻回して接合する。ステップS102では、濾材70の内周側に内筒60を挿入して同心状に配置する。ステップS103では、濾材70の両端に上下のエンドプレート90,95を結合する。ステップS104では、濾材70の外周側に不織布カバー80を巻き付ける。ステップS105では、濾材70に不織布カバー80を熱溶着する。以上のような各ステップS101〜S105を順番に実施することで、図3に示すような所定形状を呈するフィルタエレメント50が製造されることとなる。
続いて、ステップS105における熱溶着工程の概要と共に当該工程にて用いられる加熱装置100を具体的に説明する。図5に示すように、加熱装置100は、例えば電力が供給されることで発熱する電熱ヒータ等から構成されたヒータ本体101を備えている。ヒータ本体101は、第1半割ヒータ110及び第2半割ヒータ120からなり、各半割ヒータ110,120は互いに共通の軸心を持つ半円形の内周面111,121を有している。第1半割ヒータ110及び第2半割ヒータ120は、互いの内周面111,121が対向した状態で近接及び離間する方向にスライド移動自在に構成されており、第1半割ヒータ110と第2半割ヒータ120とが連結した状態でヒータ本体101の中央には各半割ヒータの内周面111,121によって円筒空間102が画成される。各半割ヒータ110,120の内周面111,121には円弧状に湾曲した帯板状の加熱部112,122が上下方向に等間隔で複数突設されている。この加熱部112,122の表面は、例えばテフロン(登録商標)あるいはフッ素加工されて離型性に優れていることが好ましい。
この加熱装置100を利用して不織布カバー80を濾材70に熱溶着するには、各半割ヒータ110,120の内周面111,121と不織布カバー80の外周面との間に難燃性シートSを配置する。具体的には、第1半割ヒータ110と第2半割ヒータ120とを所定距離だけ離間させた状態で、その間にエレメント(不織布カバー80が巻回された濾材70)を配置し、不織布カバー80の周囲に難燃性シートSを巻き付けてから接着剤等で仮止めしておく。難燃性シートSとしては、例えば、テフロンフィルム(テフロン:登録商標)、ガラスシートなどが適用される。そして、両半割ヒータ110,120を近接方向にスライド移動させてエレメントを両側から挟み込み、不織布カバー80を両半割ヒータ110,120の加熱部112,122によって加熱することで、不織布カバー80が濾材70の外周に熱溶着される。
このとき、半割ヒータ110,120の加熱部111,121と不織布カバー80との間には難燃性シートSが介在され、半割ヒータ110,120の加熱部112,122が不織布カバー80に直接的に接触するのを防止しているため、半割ヒータ110,120によって溶融した不織布カバー80が加熱部112,122の表面に張り付いて不織布カバー80に孔が空く等の不具合が生じるおそれがなく、高品質のフィルタエレメント50を製造することが可能である。
続いて、第1実施形態に係るフィルタエレメントの製造方法における溶着工程の変形例を図6に示している。この変形例に係る加熱装置200は、例えば電力が供給されることで発熱する電熱ヒータ等から構成されたヒータ本体201を備えている。ヒータ本体201には、櫛歯状に並んだ複数の加熱部212を有しており、濾材70の中心軸(円筒軸)に向かって指向した傾斜姿勢で配置されている。この加熱部212の表面は、例えばテフロン(登録商標)あるいはフッ素加工されて離型性に優れていることが好ましい。
この加熱装置200を利用して不織布カバー80を濾材70に熱溶着するには、ヒータ本体201の加熱部212の先端と不織布カバー80の外周面との間に難燃性シートSを配置する。具体的には、不織布カバー80の周囲に難燃性シートSを巻き付けてから接着剤等で仮止めしておく。難燃性シートSとしては、例えば、テフロンフィルム(テフロン:登録商標)、ガラスシートなどが適用される。そして、ヒータ本体201の加熱部212を展開状態のエレメントの表面に所定圧で接触させる。この状態から、不図示の回転手段を用いてエレメント(不織布カバー80が巻回された濾材70)を中心軸回りに回転させつつ、不織布カバー80をヒータ本体201の加熱部212によって加熱することで、不織布カバー80が濾材70の外周に熱溶着される。
このとき、ヒータ本体201の加熱部212と不織布カバー80との間には難燃性シートSが介在され、ヒータ本体201の加熱部212が不織布カバー80に直接的に接触するのを防止しているため、ヒータ本体201によって溶融した不織布カバー80が加熱部212の表面に張り付いて不織布カバー80に孔が空く等の不具合が生じるおそれがなく、高品質のフィルタエレメント50を製造することが可能である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るフィルタエレメント50の製造方法について図7を追加参照して説明する。ここで、図7は第2実施形態に係るフィルタエレメント50の製造方法を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず始めに、ステップS201では、一定の折曲幅でプリーツ成形した濾材70(展開した状態の濾材70)を円筒状に巻回して接合する。ステップS202では、濾材70の内周側に内筒60を挿入して同心状に配置する。ステップS203では、濾材70の外周側に不織布カバー80を巻き付ける。ステップS204では、濾材70に不織布カバー80を熱溶着する。ステップS205では、濾材70の両端に上下のエンドプレート90,95を結合する。以上のような各ステップS201〜S205を順番に実施することで、図3に示すような所定形状を呈するフィルタエレメント50が製造されることとなる。
この第2実施形態のステップS204における熱溶着工程は、前述した第1実施形態のステップS105における熱溶着工程と同様であり、当該工程にて用いられる加熱装置100,200についても同様な設備が利用されるため、その説明を省略する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係るフィルタエレメント50の製造方法について図8〜図10を追加参照して説明する。ここで、図8は第3実施形態に係るフィルタエレメント50の製造方法を示すフローチャート、図9は第3実施形態に係るフィルタエレメント50の製造方法における溶着工程を示す模式図であり、図10は第3実施形態に係るフィルタエレメント50の製造方法における溶着工程の変形例を示す模式図である。
図8に示すように、まず始めに、ステップS301では、一定の折曲幅でプリーツ成形した濾材70に不織布カバー80を重ね合わせる。ステップS302では、濾材70に不織布カバー80を熱溶着する。ステップS303では、濾材70を円筒状に巻回して接合する。ステップS304では、濾材70の内周側に内筒60を挿入して同心状に配置する。ステップS305では、濾材70の両端に上下のエンドプレート90,95を結合する。以上のような各ステップS301〜S305を順番に実施することで、図3に示すような所定形状を呈するフィルタエレメント50が製造されることとなる。
続いて、上記ステップS302における熱溶着工程の概要と共に当該工程にて用いられる加熱装置を具体的に説明する。
図9に示すように、加熱装置300は、例えば電力が供給されることで発熱する電熱ヒータ等から構成されたヒータ本体301を備えている。ヒータ本体301は、不図示の移動手段によって、上下方向に移動自在で、且つ、下方側への押圧力が調整自在に構成されている。ヒータ本体301は、上方から見た平面視において展開状態の濾材70よりも大きな矩形状を呈しており、その底面部には下方に突出する帯板状の加熱部312が等間隔で複数形成されている。この加熱部312の表面は、例えばテフロン(登録商標)あるいはフッ素加工されて離型性に優れていることが好ましい。
この加熱装置300を利用して不織布カバー80を濾材70に熱溶着するには、展開した状態の濾材70及び不織布カバー80をヒータ本体301の加熱部312に対向させて載置し、ヒータ本体301の加熱部312の先端と不織布カバー80との間に難燃性シートSを配置する。具体的には、不織布カバー80の表面全体に難燃性シートSを被いかぶせて接着剤等で仮止めしておく。難燃性シートSとしては、例えば、テフロンフィルム(テフロン:登録商標)、ガラスシートなどが適用される。この状態から、ヒータ本体301を降下させてエレメントに所定圧で接触させ、不織布カバー80をヒータ本体301の加熱部312によって加熱することで、不織布カバー80が濾材70に熱溶着される。
このとき、ヒータ本体301の加熱部312と不織布カバー80との間には難燃性シートSが介在され、ヒータ本体301の加熱部312が不織布カバー80に直接的に接触するのを防止しているため、ヒータ本体301によって溶融した不織布カバー80が加熱部312の表面に張り付いて不織布カバー80に孔が空く等の不具合が生じるおそれがなく、高品質のフィルタエレメント50を製造することが可能である。
続いて、第3実施形態に係るフィルタエレメントの製造方法における溶着工程の変形例を図10に示している。この変形例に係る加熱装置400は、前述した加熱装置200と同様の構成であり、例えば電力が供給されることで発熱する電熱ヒータ等から構成されたヒータ本体401を備えている。ヒータ本体401には、櫛歯状に並んだ複数の加熱部412を有しており、濾材70の中心軸(円筒軸)に向かって指向した傾斜姿勢で配置されている。この加熱部412の表面は、例えばテフロン(登録商標)あるいはフッ素加工されて離型性に優れていることが好ましい。
この加熱装置400を利用して不織布カバー80を濾材70に熱溶着するには、展開した状態の濾材70及び不織布カバー80をヒータ本体401の加熱部412と対向させて載置し、ヒータ本体401の加熱部412の先端と不織布カバー80との間に難燃性シートSを配置する。具体的には、不織布カバー80の表面全体に難燃性シートSを覆いかぶせて接着剤等で仮止めしておく。難燃性シートSとしては、例えば、テフロンフィルム(テフロン:登録商標)、ガラスシートなどが適用される。そして、ヒータ本体401の加熱部412を展開状態のエレメント(不織布カバー80が重ね合された濾材70)の表面に所定圧で接触させる。この状態から、不図示の回転手段を用いてエレメントを中心軸回りに回転させつつ、不織布カバー80をヒータ本体401の加熱部412によって加熱することで、不織布カバー80が濾材70に熱溶着される。
このとき、ヒータ本体401の加熱部412と不織布カバー80との間には難燃性シートSが介在され、ヒータ本体401の加熱部412が不織布カバー80に直接的に接触するのを防止しているため、ヒータ本体401によって溶融した不織布カバー80が加熱部412の表面に張り付いて不織布カバー80に孔が空く等の不具合が生じるおそれがなく、高品質のフィルタエレメント50を製造することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
上述の実施形態では、濾材を格子状に形成された内筒の周囲に配置した構成を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、濾材を多数の円孔を有する内筒(パンチングメタル等)の周囲に配置した構成や、内筒を省略したチューブレスとしてもよい。
上述の実施形態では、不織布を熱溶着する加熱手段として電熱ヒータを例示して説明したが、これに限定されるものではなく、ヒータ以外の他の加熱手段を利用してもよい。
上述の実施形態では、本発明に係るフィルタエレメントを燃料フィルタに適用した場合を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、水や空気等の他の流体の濾過を行うフィルタ装置、例えば、オイルフィルタ、エアーフィルタ、ラインフィルタ、サクションフィルタ、リターンフィルタ等に適用しても、同様の効果を奏することができる。
1 燃料フィルタ
10 フィルタケース
11 エレメント収容空間
11A 流入空間
11B 流出空間
20 上部ケース半体
22 流入路
23 流出路
30 下部ケース半体
50 フィルタエレメント
60 内筒
70 濾材
71 山折部(外周側の折曲部)
72 谷折部
73 ひだ部
80 不織布カバー(不織布)
90 上エンドプレート
95 下エンドプレート
100 加熱装置
112 加熱部(加熱手段)
122 加熱部(加熱手段)
200 加熱装置
212 加熱部(加熱手段)
300 加熱装置
312 加熱部(加熱手段)
400 加熱装置
412 加熱部(加熱手段)
S 難燃性シート
X 溶着部

Claims (3)

  1. 内部にエレメント収容空間を有し前記エレメント収容空間と外部を連通させる流入路及び流出路が形成されたフィルタケース内において、前記エレメント収容空間を前記流入路に連通する流入空間と前記流出路に連通する流出空間とに二分させ、前記エレメント収容空間内に着脱自在に装着されて前記流入空間から前記流出空間に流体を通過させて流体の濾過を行うためのフィルタエレメントであって、
    蛇腹状に折曲されて全体として略円筒形に形成される濾材と、
    前記濾材の円筒軸方向の各端部に設けられるエンドプレートと、
    前記濾材の外周に巻き付けられる不織布と、を備え、
    前記不織布は、化学繊維と天然繊維とを混繊して形成されており、前記濾材の外周側の前記折曲部に熱溶着されて前記折曲部相互の間隔を維持することを特徴とするフィルタエレメント。
  2. 前記不織布の表面に、文字、記号及び図形のうちの少なくとも一つからなる情報が印刷されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタエレメント。
  3. 請求項1又は2に記載のフィルタエレメントの製造方法であって、
    前記不織布を加熱する加熱手段と前記不織布の外周面との間に難燃性シートを介在させた状態で、前記加熱手段によって前記不織布を加熱して前記濾材の前記折曲部に熱溶着させることを特徴とするフィルタエレメントの製造方法。
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