JPS6115008Y2 - - Google Patents

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JPS6115008Y2
JPS6115008Y2 JP2408181U JP2408181U JPS6115008Y2 JP S6115008 Y2 JPS6115008 Y2 JP S6115008Y2 JP 2408181 U JP2408181 U JP 2408181U JP 2408181 U JP2408181 U JP 2408181U JP S6115008 Y2 JPS6115008 Y2 JP S6115008Y2
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JP
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bag
inner bag
check valve
outer bag
stopper
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JP2408181U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は輸送に際し荷物の間隙を埋め、荷動き
と荷傷みを有効に防止できる取扱いが容易で反復
使用に耐える緩衝袋に関する。
従来、種々の緩衝袋が提案され、例えば実公昭
51−43985号公報には、内袋の上端の一部を開口
させて残部を融着し、該開口部に空気封入弁を取
付け、該封入弁のみを外袋から露出するように組
合わせてなる緩衝袋が示されている。しかしなが
ら、この種の緩衝袋では、内袋の上端縁の一部を
開口させて残部を触着し、該開口部に空気封入弁
を取り付けているため、空気が封入すると、上端
縁の非融着部近傍に応力が集中して弁が飛び出し
たり、又、弁の両側に隣接する溶着部に応力が働
いて溶着個所がはがれ、密封性が損なわれて空気
が抜けてしまうことが多々ある。又、使用後空気
を抜く際、パイプを弁内に挿入することが必要で
あり、又、弁が内圧により密着しているため、該
排気用パイプが円滑に挿入できず、弁を破つてし
まうことが多々ある。
又、特開昭51−85872号公報には、多層バツク
の端部開口をピンチ式閉塞する端部構造の改良が
示されているが、この種の緩衝袋は、製造工程が
複雑なうえ、上下端部において合成樹脂製内袋と
外袋が固定されていないので、空気封入中に内袋
と外袋とがずれて、外袋内で内袋がよじれたり、
内袋にしわがよるなどし、これにより内袋の一部
に局部的に応力が集中し、その部分の内袋素材が
局部的に伸長して薄肉化することがある。
更に又、気密性に優れかつ内部の空気を短時間
に抜くことのできる栓として、逆止弁付二重栓が
知られているが、このような逆止弁付二重栓を緩
衝袋に取り付ける場合、外袋には内袋に取り付け
た該栓が露出するように小孔を設けることが必要
である。そして、外袋に栓の外径と密に嵌合する
ような孔径の小孔を設け、該部分で実質的に内袋
と外袋が一体化されるようにすると、例えば車輌
の揺れなどにより反復的に起る外部からの応力に
対応して、該栓取り付け部分における内袋の自由
な変形、移動ができなくなり、内袋と栓の連結部
に応力が集中して該連結部がはがれ、気密性が損
われるなどの問題が生じ、又、上記した内袋の自
由な変形、移動を可能にするため、外袋により大
きい孔径の小孔を設けると、内袋の変形、移動に
際し、内袋に取り付けられている栓が外袋素材に
接触し、これを圧迫して破損させるとか、さもな
ければ、外袋素材が存在しない前記小孔部分にお
いて内袋の膨張が外袋により押えられないので、
内袋の一部が他の部分より大きく膨張してその部
分が薄肉化して、緩衝袋の耐久性が大きく損われ
ることも経験された。
本考案はこのような現状に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、従来技術の欠点を解決し、
突起物、圧縮及び摩擦等に対し優れた耐久性を有
し、かつ使用後短時間に内部の空気を抜くことの
できる反復使用に適した緩衝袋を提供することで
ある。
本考案につき概説すれば、本考案の緩衝袋は、
合成樹脂製内袋と強靭な素材製外袋とからなり、
かつ該内袋はその上端縁及び下端縁を全幅にわた
つて溶着され、その端部近傍には逆止弁付二重栓
が設けられ、又該外袋には該逆止弁付二重栓を露
出させるために該逆止弁付二重栓と該外袋の素材
が接触しないように十分な孔径を有する小孔が設
けられ、該内袋と外袋とは上下両端で互いに連
結、固定されると共に、該逆止弁付二重栓の取付
部において、該内袋と外袋との間に該逆止弁付二
重栓の外周に密に嵌合する内径を有し、かつ該外
袋に設けられた小孔の孔径より大きい外径を有す
るリングを介在させたことを特徴とするものであ
る。
次に、本考案の緩衝袋の構成および作用を図面
を参照して詳細に説明する。
第1図は本考案の緩衝袋の一具体例を示した一
部欠載正面概略図であり、1は内袋、1′は内袋
端縁の溶着部、2は外袋、3は逆止弁付二重栓、
4はリング、5はミシン縫い部を示す。
第1図において、内袋1は、ポリエチレン
(LDPE,LLDPE及びHDPE等)、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、アイオノマー(例えば、サーリ
ンA、コーポレン及びハイミラン等)、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリン、ポ
リビニルアルコール、ポリアミド及びポリエステ
ル等のフイルム又は複合フイルムからなり、ガス
バリヤー性及び強度等を考慮し、0.06mm以上の厚
さを有するものが望ましい。
この内袋1は、インフレーシヨン法により製膜
されたフイルムチユーブ又はTダイ法により製膜
されたフイルムシートの両側端部を重ね合わせ、
互に溶着して得たチユーブの全幅にわつたて溶着
し、その端部近傍に、すなわち該緩衝袋を荷物の
間に挿入した時、空気を入れ易い個所に気体封入
口を設け、そこに逆止弁付二重栓3が取り付けら
れている。
又、外袋2は、特に限定されないが、例えばポ
リオレフイン系の延伸テープの織布又はポリオレ
フイン系延伸テープを縦横両方向に互いに交叉す
るように並列させて積層接着したもの、あるい
は、角度の異なるように斜めの方向に延伸した複
数層のフイルムを積層してなる複合フイルム、更
には、一軸延伸した高密度ポリエチレンフイルム
を割膜し拡幅したもの(割繊維不織布)を縦横互
いに交叉するように積層接着したもの(例えば
「ワリフ」)等の強靭な素材に紙又は合成樹脂フイ
ルムを貼り合わせた複合シートよりなり、空気等
の気体封入時に内袋1と外袋2とがずれないよう
に上下端で内袋1と例えばミシン縫い部5により
固定されている。又、外袋2には、内袋1に取り
付けられた逆止弁付二重栓3が露出するように小
孔があけられているが、その孔径は、外袋2の素
材が逆止弁付二重栓3の周囲に触れ、圧迫されて
破損しないように、十分大きくしなければならな
い。
又、第2図は本考案の緩衝袋に用いる逆止弁付
二重栓の構成を示みした断面概略図であり、11
は栓の本体、12は逆止弁、13は上蓋を示す。
又、第3図は逆止弁付二重栓を緩衝袋に装着した
状態を示した断面概略図であり、符号1,2,4
ならびに11,12及び13は第1図ならびに第
2図におけるものと同じ意味を有する。
第3図に示すように、逆止弁付二重栓の本体1
1を緩衝袋に装着し、空気を封入するときは、逆
止弁12を栓の本体11に挿入した状態で行な
い、空気封入後上蓋13をして密封する。又、空
気を抜くときは、上蓋13及び逆止弁12を栓の
本体11より取り外すことにより、特別の器具を
用いずに短時間で行なうことができる。
リング4は、適度な剛性と柔軟性を有する素材
例えば合成紙とクラフト紙を貼合わせたものある
いは2枚のクラフト紙で合成樹脂層をサンドイツ
チしたもの等からなり、内袋1と外袋2との間に
逆止弁付二重栓3の周囲を包囲するよう介在し、
その内径は、逆止弁付二重栓3の栓の本体11の
外周に密に嵌合し、かつその外径は、外袋2に設
けられた前記小孔の孔径より十分大きくしなけれ
ばならない。このようにして、リング4は、内袋
1の一部が外袋2に設けられた小孔の部分から露
出するのを防ぐと共に、該小孔部分すなわち外袋
2の欠除部分において、外袋2の素材より絶対的
に大きな伸び率を有する内袋1の素材が内圧によ
り外袋2からはみ出して外側にふくれ出すのを防
ぐ役目を果す。すなわち、リング4は、上記外袋
2の欠除部分において、外袋2に代つて内袋1の
膨張を押え、内圧により内袋1の前記一部分が他
の部分より大きく伸びて膨張し、その部分が薄肉
化するのを防止する。
以上説明したように、本考案の緩衝袋は、内袋
において、上下端が全幅にわたつて均一に溶着さ
れているので、特定の局部に応力が集中して溶着
個所がはがれ、内袋の密封性が損なわれるという
ことがなく、又内袋に取付けられた逆止弁付二重
栓により、優れた密封性が得られると共に、使用
後、短時間に内部の空気を抜くことができ、反復
使用に際し、まわめて便利である。更に強靭な複
合シートよりなり、突起物、圧縮及び摩擦に対し
優れた耐久性を有する外袋は、内袋の膨張を適度
に押え、内圧及び外部からの圧力、摩擦及び突刺
し等から内袋を保護すると共に、内袋と上下端で
固定されているので、空気封入中に内袋と外袋が
ずれて、外袋内で内袋がよじれたり、内袋にしわ
がよるなどし、これにより内袋の一部に局部的に
応力が集中して、内袋の合成樹脂フイルムの部分
的伸長と薄肉化が生じ、内袋の密封性が損なわれ
るということも避けられる。又、逆止弁付二重栓
取付け部分において、外袋は逆止弁付二重栓の周
囲と接触して、圧迫され、破損することのないよ
う十分大きい孔径の小孔が設けられていると共
に、内袋と外袋の間に逆止弁付二重栓の外周と密
に嵌合し、かつ前記外袋に設けられた小孔の孔径
より大きい、適度な剛性と柔軟性を有するリング
が介在しているので、内袋は外袋に設けられた小
孔から露出することなく、又前記外袋に小孔を設
けることによつて生ずる外袋の欠除部分におい
て、内袋の局部的膨張、それによる内袋の局部的
伸長及びこれによる内袋の部分的薄肉化が生ずる
ことも防止できる。このように、本考案によれ
ば、耐久性にすぐれ、かつ使用後、短時間に内部
の空気を抜くことのできる反復使用に適した優れ
た緩衝袋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の緩衝袋の一具体例を示した一
部欠載正面概略図、第2図は本考案の緩衝袋に用
いる逆止弁付二重栓の構成を示した断面概略図、
第3図は逆止弁付二重栓を緩衝袋に装着した状態
を示した断面概略図である。 1……内袋、1′……内袋端縁の溶着部、2…
…外袋、3……逆止弁付二重栓、4……リング、
5……ミシン縫い部、11……栓の本体、12…
…逆止弁、13……上蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製内袋と強靭な素材製外袋とからな
    り、かつ該内袋はその上端縁及び下端縁を全幅に
    わたつて溶着され、その端部近傍には逆止弁付二
    重栓が設けられ、又該外袋には該逆止弁付二重栓
    を露出させるために該逆止弁付二重栓と該外袋の
    素材が接触しないように十分な孔径を有する小孔
    が設けられ、該内袋と外袋とは上下両端で互いに
    連結、固定されると共に、該逆止弁付二重栓の取
    付部において、該内袋と外袋との間に該逆止弁付
    二重栓の外周に密に嵌合する内径を有し、かつ該
    外袋に設けられた小孔の孔径より大きい外径を有
    するリングを介在させたことを特徴とする緩衝
    袋。
JP2408181U 1981-02-24 1981-02-24 Expired JPS6115008Y2 (ja)

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JP2408181U JPS6115008Y2 (ja) 1981-02-24 1981-02-24

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JP2408181U JPS6115008Y2 (ja) 1981-02-24 1981-02-24

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JPS57137161U JPS57137161U (ja) 1982-08-27
JPS6115008Y2 true JPS6115008Y2 (ja) 1986-05-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60146080U (ja) * 1984-03-12 1985-09-27 王子製袋株式会社 空気緩衝袋

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JPS57137161U (ja) 1982-08-27

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