JP2532406Y2 - 圧縮機のリテーナ一体ガスケット - Google Patents

圧縮機のリテーナ一体ガスケット

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JP2532406Y2 JP3202291U JP3202291U JP2532406Y2 JP 2532406 Y2 JP2532406 Y2 JP 2532406Y2 JP 3202291 U JP3202291 U JP 3202291U JP 3202291 U JP3202291 U JP 3202291U JP 2532406 Y2 JP2532406 Y2 JP 2532406Y2
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    • Y10T137/7888With valve member flexing about securement
    • Y10T137/7891Flap or reed
    • Y10T137/7892With stop

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧縮機におけるリテー
ナ一体ガスケットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧縮機として、例えば内側吸入・
外側吐出型の斜板式圧縮機が知られている。この斜板式
圧縮機では、一対のシリンダブロックが前後に対設され
て結合部分に帰還冷媒が導入される斜板室を形成してお
り、各シリンダブロックはその両外端をそれぞれ弁板及
び吐出弁を介して前後のハウジングにより閉塞されてい
る。各ハウジングには内側に吸入室及び外側に吐出室が
形成されている。各シリンダブロックの共通中心軸孔に
は駆動軸が挿嵌支承されており、この駆動軸に固着され
た斜板は斜板室内に回転可能に収容されている。また、
シリンダブロックには駆動軸周りに平行状に配列した前
後複数対のボアが形成され、各ボアには斜板にシューを
介して係留された両頭形のピストンが直動自在に嵌入さ
れている。各弁板には、各ボアとの間に吸入弁を介して
各ハウジングの吸入室と連通する吸入ポートが形成され
ているとともに、各ボアとの間に吐出弁及びリテーナ一
体ガスケットを介して各ハウジングの吐出室と連通する
吐出ポートが形成されている。そして、各シリンダブロ
ックの内周側には、斜板室と各ハウジングの吸入室とを
連通する吸入通路が形成されており、各シリンダブロッ
クの外周側には、フロント側のハウジングの吐出室とリ
ア側のハウジングの吐出室とを連通する吐出通路が形成
されている。
【0003】この内側吸入・外側吐出型の斜板式圧縮機
に採用されるリテーナ一体ガスケットは、金属基板とこ
の金属基板の両面に被着された弾性膜とからなるもので
あって、例えば図7に示すように、同心状の内シール部
91及び外シール部92と、内シール部91から吐出弁
の弁部と対向しつつ放射方向に延び、かつ外シール部9
2に対して隆起した弁受面をもつ複数のリテーナ部93
と、リテーナ部93の放射方向外側で外シール部92に
形成された主吐出開口94と、リテーナ部93の両側方
に形成された副吐出開口95とを有するものである。
【0004】また、内側吐出・外側吸入型の斜板式圧縮
機には、例えば図8に示すリテーナ一体ガスケットが採
用される(特開昭54−108008号公報)。このリ
テーナ一体ガスケットも、同心状の内シール部81及び
外シール部82と、外シール部82に対して隆起した弁
受面をもつ複数のリテーナ部83と、吐出開口84とを
有するものである。
【0005】これらのリテーナ一体ガスケットでは、内
シール部91、81及び外シール部92、82が吐出弁
もしくは弁体とハウジングとの間で吐出室を気密に保
ち、各リテーナ部93、83の背面の弁受面が隆起稜線
90、80の隆起により弁部の開度を規制する。このと
き、例えば内側吸入・外側吐出型の斜板式圧縮機に用い
られるリテーナ一体ガスケットでは、図9に示すよう
に、リテーナ部93の弁受面において、シリンダブロッ
クのボア96と連通する弁板の吐出ポート97から圧縮
流体が吐出弁の弁部98の背面に吐出圧力を及ぼす。こ
れにより各隆起稜線90には引っ張り力が発生する。ハ
ウジング99のリブ99aは、この引っ張り力によるリ
テーナ一体ガスケットの弁板からの離反を防止してい
る。そして、弁部98はリテーナ部93の弁受面に吐出
圧力を及ぼしながらその開度が規制され、開いた弁部9
8から圧縮流体が弁受面で吐出される。この後、圧縮流
体は主吐出開口94及び副吐出開口95から吐出室に吐
出される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のリテー
ナ一体ガスケット、例えば内側吸入・外側吐出型の斜板
式圧縮機に用いられるリテーナ一体ガスケットでは、図
9に示すように、各隆起稜線90が直線状に形成されて
いるため、各隆起稜線90に生じる引っ張り力が屈曲軸
90a、90bを軸とするリテーナ部93を押し上げる
方向のモーメントとして働く。このため、かかるモーメ
ントにより、リテーナ一体ガスケットの板厚、正確には
金属基板の板厚が厚くなければ、隆起稜線90に変形や
劣化を生じる場合があり、圧縮機の小型・軽量化を図れ
ば信頼性を損なうこととなる。
【0007】本考案は、板厚を厚くすることなく、隆起
稜線の変形や劣化を有効に防止することを解決すべき課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の圧縮機のリテー
ナ一体ガスケットは、上記課題を解決するため、前記隆
起稜線を非直線状に形成するという新規な手段を採用し
ている。
【0009】
【作用】本考案の圧縮機のリテーナ一体ガスケットで
は、隆起稜線が非直線状に形成され、従来のような直線
状の屈曲軸は存在しない。このため、リテーナ部を押し
上げる方向のモーメントの軸となる屈曲軸が存在しない
ことにより、非直線状の隆起稜線は、従来の直線状の隆
起稜線と比較して、引っ張り力を好適に支持する。この
ため、板厚を厚くしなくても隆起稜線の変形や劣化が有
効に防止される。
【0010】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例1〜4を図
面を参照しつつ説明する。 (実施例1) まず、実施例1のリテーナ一体ガスケットを採用した斜
板式圧縮機について概説する。この斜板式圧縮機は、図
1に示すように、一対のシリンダブロック1a、1bが
前後に対設されて結合部分に帰還冷媒が導入される斜板
室3を形成している。各シリンダブロック1a、1bは
その両外端をそれぞれ吸入弁2、3、弁板4、5、吐出
弁6、7及びリテーナ一体ガスケット8、9を介してフ
ロントハウジング10及びリアハウジング11により閉
塞されている。フロントハウジング10及びリアハウジ
ング11には、共に内周側に吸入室12、13が形成さ
れ、共に外周側に吐出室14、15が環状隔壁10a、
11aにより区画形成されている。
【0011】各シリンダブロック1a、1bの共通中心
軸孔には軸受を介して駆動軸16が挿嵌されており、こ
の駆動軸16の一端はフロントハウジング10を貫通し
ている。駆動軸16には斜板室3内にて回転可能な斜板
17が固着されており、この斜板17は軸受を介して各
シリンダブロック1a、1bに支承されている。また、
各シリンダブロック1a、1bには駆動軸16周りに平
行状に配列した前後複数対のボア18が形成され、各ボ
ア18には斜板17に一対のシュー19を介して係留さ
れた両頭形のピストン20が直動自在に嵌入されてい
る。
【0012】各弁板4、5には、各ボア18との間に吸
入弁2、3及びリテーナ一体ガスケット8、9を介して
各ハウジング10、11の吸入室12、13と連通する
吸入ポート4a、5aが形成されているとともに、各ボ
ア18との間に吐出弁6、7及びリテーナ一体式ガスケ
ット8、9を介して各ハウジング10、11の吐出室1
4、15と連通する吐出ポート4b、5bが形成されて
いる。そして、各シリンダブロック1a、1bの内周側
には、斜板室3と各ハウジング10、11の吸入室1
2、13とを連通する複数本の吸入通路21が形成され
ており、各シリンダブロック1a、1bの外周側には、
フロントハウジング10の吐出室14とリアハウジング
11の吐出室15とを連通する図示しない吐出通路が形
成されている。
【0013】弁板4、5、吸入弁2、3、吐出弁6、7
およびガスケット8、9は通しボルト22の締結によ
り、シリンダブロック1a、1bとフロントおよびリヤ
ハウジング10、11との間に挟持されている。実施例
1のリテーナ一体ガスケット8は、金属基板30とこの
金属基板30の両面に被着された弾性膜31、32とか
らなるものであって、図2に示すように、中央に内シー
ル部41が形成され、この内シール部41の外周側に外
シール部42が形成されている。内シール部41には駆
動軸16を貫通させる軸開口51が貫設され、この軸開
口51の外周側に吸入通路20を連通させる複数の吸入
通路開口52が等間隔に貫設されている。また、吸入通
路開口52のさらに外周側には吸入ポート4aと連通す
る複数の吸入開口53が等間隔に貫設されている。内シ
ール部41の放射方向には吐出弁6の弁部6a(図3参
照)と対向しつつ延びる複数本のリテーナ部43が形成
されており、各リテーナ部43の背面の弁受面は両側の
非直線状の隆起稜線60により外シール部42から隆起
した状態とされている。つまり、各隆起稜線60は、図
3に示すように、外シール部42から内円弧状に立ち上
がる第1湾曲線60aと、第1湾曲線60aより隆起し
た位置で内円弧状に平坦に折れる第2湾曲線60bと、
第1湾曲線60a及び第2湾曲線60bに挟まれた曲面
60cとからなる。こうして、各リテーナ部43は、図
2に示すように、内シール部41から徐々に隆起し、隆
起稜線60により外シール部42と一体になされてい
る。さらに、リテーナ部43の放射方向外側の外シール
部42には長穴状の主吐出開口54が貫設されており、
各リテーナ部43間に位置するリテーナ部43の両側方
には副吐出開口55が貫設されている。なお、56はボ
ルト穴、57は位置決めピン穴、58は吐出通路穴であ
る。リテーナ一体ガスケット9はリテーナ一体ガスケッ
ト8と面対称のものである。
【0014】この斜板式圧縮機では、図1に示すよう
に、冷凍回路より帰還冷媒が斜板室3に導入され、斜板
室3内の帰還冷媒は各吸入通路21、リテーナ一体ガス
ケット8、9の吸入通路開口52(図2参照)等を介し
て前後の吸入室12、13に導かれる。そして、駆動軸
16の回転により斜板17を介してピストン20が各ボ
ア18内を直動するため、各吸入室12、13内の帰還
冷媒はそれぞれリテーナ一体ガスケット8、9の吸入開
口53(図2参照)、吸入ポート4a、5a等を介して
容積拡大途上の各ボア18内に吸入される。この後、容
積縮小途上の各ボア18から圧縮冷媒がそれぞれ吐出ポ
ート4b、5b等を介して前後の吐出室14、15に吐
出される。
【0015】このとき、リテーナ一体ガスケット8は、
図1および図3に示すように、外シール部42がハウジ
ング10の外周部に当接され、内シール部41がハウジ
ング10の環状隔壁10aに当接されているため、吐出
弁6とハウジング10との間で吸入室12及び吐出室1
4の気密を保つ。また、リテーナ部43の弁受面におい
て、シリンダブロックのボア18と連通する弁板4の吐
出ポート4bから圧縮冷媒が吐出弁6の弁部6aの背面
に吐出圧力を及ぼす。これにより各隆起稜線60には引
っ張り力が発生する。ハウジング10のリブ10bは、
この引っ張り力によるリテーナ一体ガスケット8の弁板
4からの離反を防止している。
【0016】ここで、このリテーナ一体ガスケット8で
は、隆起稜線60が第1湾曲線60a、第2湾曲線60
b及び曲面60cにより非直線状に形成され、リテーナ
部43を押し上げる方向のモーメントの軸となる屈曲軸
が存在しないことにより、非直線状の隆起稜線60は、
従来の直線状の隆起稜線と比較して、引っ張り力を好適
に支持する。このため、このリテーナ一体ガスケット8
では、板厚、正確には金属基板30の板厚を厚くしなく
ても、隆起稜線60の変形や劣化が有効に防止される。
リテーナ一体ガスケット9はリテーナ一体ガスケット8
と面対称のものであり、リテーナ一体ガスケット8と同
様の作用を行なう。
【0017】そして、弁部6aはリテーナ部43の弁受
面に吐出圧力を及ぼしながらその開度が規制され、開い
た弁部6aから圧縮冷媒が弁受面で吐出される。この
後、圧縮冷媒は主吐出開口54、副吐出開口55から吐
出室14に吐出される。フロント側の吐出室14内の圧
縮冷媒は吐出通路を介してリア側の吐出室15に集めら
れ、リア側の吐出室15内の圧縮冷媒は冷凍回路に吐出
され、再び冷凍回路に循環される。
【0018】したがって、この斜板式圧縮機に採用した
リテーナ一体ガスケット8、9では、金属基板30等の
薄肉化により斜板式圧縮機の小型・軽量化が実現できる
とともに、隆起稜線60ひいてはリテーナ一体ガスケッ
トの変形及び劣化の有効防止により高い信頼性を得るこ
とができる。 (実施例2) このリテーナ一体ガスケットでは、図4に示すように、
各隆起稜線61が外シール部42から外円弧状に立ち上
がる第1湾曲線61aと、第1湾曲線61aより隆起し
た位置で外円弧状に平坦に折れる第2湾曲線61bと、
第1湾曲線61a及び第2湾曲線61bに挟まれた曲面
61cとからなる。他の構成は実施例1のものと同様で
ある。
【0019】このリテーナ一体ガスケットを採用した斜
板式圧縮機においても、実施例1のものと同様の作用及
び効果を得ることができる。 (実施例3) 上記実施例1、2のリテーナ一体ガスケットでは、非直
線状の隆起稜線60、61を湾曲線60a等により構成
したが、本考案の非直線状の隆起稜線は湾曲線に限定さ
れず、単一でない直線が屈曲した屈曲線で構成されるこ
ともできる。例えば、図5に示すように、外シール部4
2から立ち上がる凹状に立ち上がる第1屈曲線62a
と、第1屈曲線62aより隆起した位置で凹状に平坦に
折れ中央が第1屈曲線62aと滑らかな曲面62bを経
て一致する第2屈曲線62cと、第1屈曲線62a、曲
面62b及び第2屈曲線62cに挟まれた複数の平面6
2dとにより、各隆起稜線62を構成することもでき
る。他の構成は実施例1のものと同様である。
【0020】このリテーナ一体ガスケットを採用した斜
板式圧縮機においても、実施例1のものと同様の作用及
び効果を得ることができる。なお、上記実施例1〜3
は、各隆起稜線が対称に形成されているが、非対称であ
ってもよい。 (実施例4) このリテーナ一体ガスケットは内側吐出・外側吸入型の
斜板式圧縮機に採用されるものであり、図6に示すよう
に、中央に内シール部45が形成され、この内シール部
45の外周側に外シール部46が形成され、この外シー
ル部46の外周側に複数のリブを介して最外シール部4
7が形成されている。内シール部45、外シール部46
および最外シール部47は、それぞれハウジング内にて
吸入室吐出室を区画形成する隔壁および外周壁と当接
し、吸入室及び吐出室の気密を保つ。内シール部45に
は駆動軸を貫通させる軸開口71が貫設されている。内
シール部45の放射方向には吐出弁の弁部と対向しつつ
延びる複数本のリテーナ部48が形成されている。各リ
テーナ部48の弁受面は放射方向側の非直線状の隆起稜
線63により外シール部46から隆起した状態とされて
いる。つまり、各隆起稜線63は、外シール部46から
内円弧状に立ち上がる第1湾曲線63aと、第1湾曲線
63aより隆起した位置で内円弧状に折れる第2湾曲線
63bと、第1湾曲線63a及び第2湾曲線63bに挟
まれた曲面63cとからなる。こうして、各リテーナ部
48は、内シール部45から徐々に隆起し、隆起稜線6
3により外シール部46と一体になされている。各リテ
ーナ部48間に位置するリテーナ部48の両側方には吐
出開口72が貫設されている。外シール部46と最外シ
ール部47との間には、吸入ポートと連通する扇状の複
数の吸入開口73が貫設されている。なお、74はボル
ト穴、77は位置決めピン穴、78は吐出通路穴であ
る。
【0021】このリテーナ一体ガスケットを採用した斜
板式圧縮機においても、実施例1のものと同様の作用及
び効果を得ることができる。なお、上記実施例1〜4
は、斜板式圧縮機に用いられるリテーナ一体ガスケット
であるが、本考案のリテーナ一体ガスケットはこの型式
の圧縮機用として限定されるものではない。
【0022】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の圧縮機の
リテーナ一体ガスケットでは、隆起稜線が非直線状に形
成されているため、板厚を厚くすることなく、隆起稜線
の変形や劣化を有効に防止することができる。したがっ
て、このリテーナ一体ガスケットを種々の圧縮機に採用
すれば、板厚の薄肉化により圧縮機の小型・軽量化が実
現できるとともに、隆起稜線ひいてはリテーナ一体ガス
ケットの変形の有効防止により圧縮機の高い信頼性を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のリテーナ一体ガスケットを採用した
斜板式圧縮機の縦断面図である。
【図2】実施例1のリテーナ一体ガスケットの平面図で
ある。
【図3】実施例1のリテーナ一体ガスケットを採用した
斜板式圧縮機に係り、図1のA−A部分断面図である。
【図4】実施例2のリテーナ一体ガスケットの平面図で
ある。
【図5】実施例3のリテーナ一体ガスケットの平面図で
ある。
【図6】実施例4のリテーナ一体ガスケットの平面図で
ある。
【図7】従来のリテーナ一体ガスケットの平面図であ
る。
【図8】他の従来のリテーナ一体ガスケットの平面図で
ある。
【図9】従来のリテーナ一体ガスケットを採用した斜板
式圧縮機に係る部分断面図である。
【符号の説明】
30・・・金属基板 31、3
2・・・弾性膜 1a、1b・・・シリンダブロック 10、1
1・・・ハウジング 4、5・・・弁板 6、7・・
・吐出弁 14、15・・・吐出室 41、4
5・・・内シール部 42、46・・・外シール部 6a・・・
弁部 60、61、62、63・・・隆起稜線 43、4
8・・・リテーナ部 55・・・副吐出開口(請求項でいう吐出開口) 72・・・
吐出開口 8、9・・・リテーナ一体ガスケット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属基板と該金属基板の両面に被着された
    弾性膜とからなり、圧縮機のシリンダブロックとハウジ
    ングとの間に弁板及び吐出弁とともに挟着され、少なく
    とも吐出室を気密に保つ内シール部及び外シール部と、
    該内シール部から該吐出弁の弁部と対向しつつ放射方向
    に延び、かつ該外シール部に対して隆起した弁受面をも
    つ複数のリテーナ部と、該リテーナ部の両側方に形成さ
    れた吐出開口とを有するリテーナ一体ガスケットであっ
    て、前記リテーナ部の隆起稜線が非直線状に形成されて
    いることを特徴とする圧縮機のリテーナ一体ガスケッ
    ト。
JP3202291U 1991-05-09 1991-05-09 圧縮機のリテーナ一体ガスケット Expired - Fee Related JP2532406Y2 (ja)

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