JP2531866Y2 - 雨水浸透桝 - Google Patents
雨水浸透桝Info
- Publication number
- JP2531866Y2 JP2531866Y2 JP9925291U JP9925291U JP2531866Y2 JP 2531866 Y2 JP2531866 Y2 JP 2531866Y2 JP 9925291 U JP9925291 U JP 9925291U JP 9925291 U JP9925291 U JP 9925291U JP 2531866 Y2 JP2531866 Y2 JP 2531866Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rainwater
- filter
- basin
- side wall
- support beam
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、雨水を一時的に貯留し
てその後地中に浸透させる雨水浸透桝に関するものであ
る。
てその後地中に浸透させる雨水浸透桝に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の雨水浸透桝を、先に本出
願人により提案した（実願平１−４４８４０号）。
願人により提案した（実願平１−４４８４０号）。
【０００３】その雨水浸透桝は、図８に示すようにコン
クリート製の四角形桝本体１の側壁２上部に雨水を導入
する導入管３を設け、桝本体１の側壁２に雨水を地中９
に浸透させる孔径が内側よりも外側が大きくなった導出
孔４を形成し、桝本体１の開口上部に導入孔５を形成し
た蓋板６を設け、桝本体１の開口下部に導出孔７を形成
した底板８を設けた構成のものになっている。
クリート製の四角形桝本体１の側壁２上部に雨水を導入
する導入管３を設け、桝本体１の側壁２に雨水を地中９
に浸透させる孔径が内側よりも外側が大きくなった導出
孔４を形成し、桝本体１の開口上部に導入孔５を形成し
た蓋板６を設け、桝本体１の開口下部に導出孔７を形成
した底板８を設けた構成のものになっている。
【０００４】そして、前記導入管３及び蓋板６の導入孔
５を通して桝本体１内に導入された雨水を一旦貯留し、
桝本体１の側壁２に形成された導出孔４及び底板８に形
成された導出孔７を通して雨水を地中９へ浸透させてい
る。
５を通して桝本体１内に導入された雨水を一旦貯留し、
桝本体１の側壁２に形成された導出孔４及び底板８に形
成された導出孔７を通して雨水を地中９へ浸透させてい
る。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、桝内に導入
された雨水は、小さな塵や砂等の不純物が多量に含有し
ており、これらの不純物が上記雨水浸透桝の底に溜ま
り、時間経過に伴って浸透能力が低下する原因となって
いた。
された雨水は、小さな塵や砂等の不純物が多量に含有し
ており、これらの不純物が上記雨水浸透桝の底に溜ま
り、時間経過に伴って浸透能力が低下する原因となって
いた。
【０００６】本考案は上記に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、導入される雨水に含有する塵や砂等の不純物
を除去して浸透能力を増大させる雨水浸透桝を提供する
ことである。
の目的は、導入される雨水に含有する塵や砂等の不純物
を除去して浸透能力を増大させる雨水浸透桝を提供する
ことである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案は、コンクリート
製の桝本体の側壁上部に雨水を導入する導入管を設ける
と共に桝本体の側壁に雨水を地中に浸透させる導出孔を
多数形成した雨水浸透桝において、上記導入管の下部近
傍に形成された導出孔内側に棚を有するホルダを嵌着
し、対応する一対のホルダ間にフィルタ支持梁を掛け渡
し、フィルタ支持梁上にフィルタを支持したことを特徴
とする。
製の桝本体の側壁上部に雨水を導入する導入管を設ける
と共に桝本体の側壁に雨水を地中に浸透させる導出孔を
多数形成した雨水浸透桝において、上記導入管の下部近
傍に形成された導出孔内側に棚を有するホルダを嵌着
し、対応する一対のホルダ間にフィルタ支持梁を掛け渡
し、フィルタ支持梁上にフィルタを支持したことを特徴
とする。
【０００８】
【作用】導入管又は蓋板の導入孔を通して桝本体に導入
された雨水は、導入管の下部近傍に設けられたフィルタ
を通して桝下方に流れる。その際に、雨水に含まれる塵
や砂等の不純物がフィルタにより除去されて不純物が含
まれない水だけがフィルタを通過して下方に流れる。従
って、浄化された水だけが桝本体下部へ流れることにな
り、雨水が桝本体から地中へ円滑に浸透される。
された雨水は、導入管の下部近傍に設けられたフィルタ
を通して桝下方に流れる。その際に、雨水に含まれる塵
や砂等の不純物がフィルタにより除去されて不純物が含
まれない水だけがフィルタを通過して下方に流れる。従
って、浄化された水だけが桝本体下部へ流れることにな
り、雨水が桝本体から地中へ円滑に浸透される。
【０００９】
【実施例】以下、図面により本考案を詳細に説明する。
図１は、本考案の雨水浸透桝の一実施例を示したもので
ある。
図１は、本考案の雨水浸透桝の一実施例を示したもので
ある。
【００１０】図において、１はコンクリート製の例え
ば、複数のブロック体を重ねたものからなる四角形の桝
本体で、その桝本体１の側壁２の上部には雨水を桝内に
導入する導入管３が設けられている。側壁２の導入管３
が設けられている下部側には、雨水を桝内から地中９へ
浸透させる導出孔４が多数形成されている。その導出孔
４は、孔径が内側よりも外側が大きくなった孔からなっ
ている。
ば、複数のブロック体を重ねたものからなる四角形の桝
本体で、その桝本体１の側壁２の上部には雨水を桝内に
導入する導入管３が設けられている。側壁２の導入管３
が設けられている下部側には、雨水を桝内から地中９へ
浸透させる導出孔４が多数形成されている。その導出孔
４は、孔径が内側よりも外側が大きくなった孔からなっ
ている。
【００１１】桝本体１の開口上部には、導入孔５を形成
した蓋板６が設けられ、一方、桝本体１の開口下部に
は、導出孔７を形成した底板８が設けられている。前記
導入管３の下部近傍の導出孔４、例えば上から一段目の
導出孔４（二段目以下の導出孔４でもよい。）の内側に
は、図２に示すような一端にコ字状の棚１０が設けら
れ、他端に円筒部１１があるホルダ１２が嵌着されて、
対応する一対のホルダ１２間に、図３に示すような断面
形状がＨ字状になった梯子状のフィルタ支持梁１３が掛
け渡されている。
した蓋板６が設けられ、一方、桝本体１の開口下部に
は、導出孔７を形成した底板８が設けられている。前記
導入管３の下部近傍の導出孔４、例えば上から一段目の
導出孔４（二段目以下の導出孔４でもよい。）の内側に
は、図２に示すような一端にコ字状の棚１０が設けら
れ、他端に円筒部１１があるホルダ１２が嵌着されて、
対応する一対のホルダ１２間に、図３に示すような断面
形状がＨ字状になった梯子状のフィルタ支持梁１３が掛
け渡されている。
【００１２】そして、図４に示すようにフィルタ支持梁
１３上に、網若しくは孔明き板１４を介してフィルタ１
５が支持されている。そのフィルタ１５は、例えば、ポ
リ塩化ビニソテン（フィラメント）繊維を、立体的形状
に構成し、その交点をポリ塩化ビニソテン樹脂ラテック
スで強固に点接着したもので、全体の厚さが３０ｍｍ乃
至１００ｍｍになるようにして用いる。このフィルタ１
５の厚さは、再生時の引き上げの際の重量を考慮すれ
ば、４０ｍｍ乃至５０ｍｍが適当である。
１３上に、網若しくは孔明き板１４を介してフィルタ１
５が支持されている。そのフィルタ１５は、例えば、ポ
リ塩化ビニソテン（フィラメント）繊維を、立体的形状
に構成し、その交点をポリ塩化ビニソテン樹脂ラテック
スで強固に点接着したもので、全体の厚さが３０ｍｍ乃
至１００ｍｍになるようにして用いる。このフィルタ１
５の厚さは、再生時の引き上げの際の重量を考慮すれ
ば、４０ｍｍ乃至５０ｍｍが適当である。
【００１３】このような雨水浸透桝によれば、導入管３
及び蓋板６の導入孔５を通して桝本体１内に導入された
雨水は、導入管３下部近傍に支持されたフィルタ１５を
通して下方に流れ、更にホルダ１２の円筒部１１，側壁
２の導出孔４及び底板８の導出孔７を通って地中９へ浸
透する。
及び蓋板６の導入孔５を通して桝本体１内に導入された
雨水は、導入管３下部近傍に支持されたフィルタ１５を
通して下方に流れ、更にホルダ１２の円筒部１１，側壁
２の導出孔４及び底板８の導出孔７を通って地中９へ浸
透する。
【００１４】その際に、雨水に含まれる小さな塵や砂等
の不純物がフィルタ１５により除去されて不純物が含ま
れない水だけが下方に流れる。従って、塵や砂等の不純
物が桝本体１の底部に溜まらず円滑に浸透し、浄化され
た水が、桝内から地中９へ能率よく浸透し、浸透能力が
増大できる。
の不純物がフィルタ１５により除去されて不純物が含ま
れない水だけが下方に流れる。従って、塵や砂等の不純
物が桝本体１の底部に溜まらず円滑に浸透し、浄化され
た水が、桝内から地中９へ能率よく浸透し、浸透能力が
増大できる。
【００１５】上記フィルタ支持構造、即ち対のホルダ１
２間に梯子状のフィルタ支持梁１３を掛け渡してそのフ
ィルタ支持梁１３上に網若しくは孔明き板１４を介して
フィルタ１５を支持する構造にすれば、支持構造が強固
なものとなり、フィルタ１５に塵や砂等の不純物がある
程度溜まっても歪むことはない。
２間に梯子状のフィルタ支持梁１３を掛け渡してそのフ
ィルタ支持梁１３上に網若しくは孔明き板１４を介して
フィルタ１５を支持する構造にすれば、支持構造が強固
なものとなり、フィルタ１５に塵や砂等の不純物がある
程度溜まっても歪むことはない。
【００１６】そして、所定期間経過後又は定期的に、雨
水浸透桝の蓋板６を開放し、図５に示すようなフィルタ
１５を刺す先端に矢１６を付けたフィルタ吊り上げ工具
１７を使用し、又は図６に示すようにフィルタ１５にフ
ック１８を取付けて、そのフック１８を図７に示す様な
先端に鉤１９を付けたフィルタ吊り上げ工具２０でフィ
ルタ１５を取り出してフィルタ１５上に溜った小さな塵
や砂等の不純物は取り除き、再び元の状態に戻すことに
よって、常に雨水を能率よく地中９へ浸透させることが
できる。
水浸透桝の蓋板６を開放し、図５に示すようなフィルタ
１５を刺す先端に矢１６を付けたフィルタ吊り上げ工具
１７を使用し、又は図６に示すようにフィルタ１５にフ
ック１８を取付けて、そのフック１８を図７に示す様な
先端に鉤１９を付けたフィルタ吊り上げ工具２０でフィ
ルタ１５を取り出してフィルタ１５上に溜った小さな塵
や砂等の不純物は取り除き、再び元の状態に戻すことに
よって、常に雨水を能率よく地中９へ浸透させることが
できる。
【００１７】上記実施例においては、桝本体１の最上に
導入管３が設けられた例であるが、側壁２の導出孔４が
導入管３よりも上にある場合には、導入管３の近くの下
方の導出管４（導入管３の下の段又は更に下の段の導出
孔４）にホルダ１２を嵌着し、フィルタ支持梁１３を装
着してフィルタ１５を設けるようにする。
導入管３が設けられた例であるが、側壁２の導出孔４が
導入管３よりも上にある場合には、導入管３の近くの下
方の導出管４（導入管３の下の段又は更に下の段の導出
孔４）にホルダ１２を嵌着し、フィルタ支持梁１３を装
着してフィルタ１５を設けるようにする。
【００１８】また、上記実施例は、桝本体１の側壁２に
形成されている導出孔３の孔径が、内側より外側が大き
くなった孔になっているが、勿論孔径が通常の孔のよう
に内側と外側が同一になった孔にも、本考案は適用でき
るものである。
形成されている導出孔３の孔径が、内側より外側が大き
くなった孔になっているが、勿論孔径が通常の孔のよう
に内側と外側が同一になった孔にも、本考案は適用でき
るものである。
【００１９】図示のものは、一般用浸透桝の例である
が、本考案は桝本体を一体のもので形成し、底板を取り
外した住宅用浸透桝にも、同様に適用できるものであ
る。
が、本考案は桝本体を一体のもので形成し、底板を取り
外した住宅用浸透桝にも、同様に適用できるものであ
る。
【００２０】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、導
入された雨水に含有する塵や砂等の不純物を桝内に設け
たフィルタにより除去することにより、雨水を地中へ円
滑に能率よく浸透させて浸透の能力を増大させることが
できるという効果を奏する。
入された雨水に含有する塵や砂等の不純物を桝内に設け
たフィルタにより除去することにより、雨水を地中へ円
滑に能率よく浸透させて浸透の能力を増大させることが
できるという効果を奏する。
【図１】本考案の一実施例の断面図である。
【図２】本考案に用いるホルダの拡大斜視図である。
【図３】本考案に用いる支持梁の拡大要部斜視図であ
る。
る。
【図４】図１の要部拡大断面図である。
【図５】フィルタを吊り上げる工具の正面図である。
【図６】フィルタの他の例の断面図である。
【図７】フィルタを吊り上げる工具の他の例の正面図で
ある。
ある。
【図８】従来の例の断面図である。
１ 桝本体 ２ 側壁 ３ 導入管 ４，７ 導出孔 ９ 地中 １０ 棚 １２ ホルダ １３ フィルタ支持梁 １５ フィルタ
Claims (1)
- 【請求項１】 コンクリート製の桝本体の側壁上部に雨
水を導入する導入管を設けると共に桝本体の側壁に雨水
を地中に浸透させる導出孔を多数形成した雨水浸透桝に
おいて、上記導入管の下部近傍に形成された導出孔内側
に棚を有するホルダを嵌着し、対応する一対のホルダ間
にフィルタ支持梁を掛け渡し、フィルタ支持梁上にフィ
ルタを支持したことを特徴とする雨水浸透桝。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9925291U JP2531866Y2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 雨水浸透桝 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9925291U JP2531866Y2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 雨水浸透桝 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0554689U JPH0554689U (ja) | 1993-07-23 |
| JP2531866Y2 true JP2531866Y2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=14242520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9925291U Expired - Fee Related JP2531866Y2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 雨水浸透桝 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2531866Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101308906B1 (ko) | 2013-02-28 | 2013-09-23 | 주식회사 프로메드코리아 | 악취 탈취장치가 구비된 맨홀 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100509953B1 (ko) * | 2001-08-30 | 2005-08-24 | 김기홍 | 우수침투용 우수받이 |
| JP5305433B2 (ja) * | 2008-07-30 | 2013-10-02 | 小山工業株式会社 | 浸透桝、浸透側溝及びこれらを用いた浸透装置 |
| JP5361980B2 (ja) * | 2011-12-13 | 2013-12-04 | 株式会社オーイケ | 浸透システム |
| JP6577776B2 (ja) * | 2015-07-23 | 2019-09-18 | 小山工業株式会社 | 雨水浸透桝 |
| KR102595221B1 (ko) * | 2021-03-10 | 2023-10-30 | 유천만 | 건습식 복합형 조립식 콘크리트 맨홀 구조체 |
-
1991
- 1991-12-02 JP JP9925291U patent/JP2531866Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101308906B1 (ko) | 2013-02-28 | 2013-09-23 | 주식회사 프로메드코리아 | 악취 탈취장치가 구비된 맨홀 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0554689U (ja) | 1993-07-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |