JPS6138720Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6138720Y2
JPS6138720Y2 JP11023480U JP11023480U JPS6138720Y2 JP S6138720 Y2 JPS6138720 Y2 JP S6138720Y2 JP 11023480 U JP11023480 U JP 11023480U JP 11023480 U JP11023480 U JP 11023480U JP S6138720 Y2 JPS6138720 Y2 JP S6138720Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
filter
cylindrical
water
supernatant water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11023480U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5735900U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11023480U priority Critical patent/JPS6138720Y2/ja
Publication of JPS5735900U publication Critical patent/JPS5735900U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6138720Y2 publication Critical patent/JPS6138720Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、上下水、工業用水等において生じる
汚泥を排泥池または濃縮槽からポンプ等で天日汚
泥乾燥床に均一に投入後、静置して上澄水と濃縮
汚泥とに分離を行い、この分離後の上澄水を排出
し濃縮汚泥の脱水を促進する汚泥乾燥促進装置に
関するものである。
従来、上澄水排出装置としては角落し及び可動
堰がある。角落し及び可動堰は汚泥床側壁を切欠
いて取り付けるが、上澄水排出時は汚泥液面に合
わせて角落しを調節するか、堰面を移動する事に
よつて上澄水の排出を行うものである。しかし、
上澄水排出時に水流により周辺の汚泥を大量に流
出させる場合もあり、また汚泥の流出をきらう場
合には装置の越流面を汚泥液面より上げておく必
要があり、上澄水位の変化に対して越流面の再調
整が必要である面倒があつた。さらに天日汚泥床
に投入した汚泥を静置して上澄水と濃縮汚泥とに
分離後、上澄水を上記の方法で排出すると共に残
部の濃縮した汚泥は天候、気温、湿度、風速等の
自然条件以外に汚泥床ろ過層の砂層の目づまりに
より、ろ過脱水作用が徐々に緩慢になり、その後
汚泥表面に亀裂が入り、その亀裂を起点としてこ
の亀裂を通して内部の水分の蒸発が促進され、乾
燥するまでに15〜20日の日数を要していた。
本考案は、上記の問題点を除去するためになさ
れたもので、投入汚泥の固液分離後の上澄水の排
出をスムーズに行うとともに、上澄水排出後の濃
縮汚泥の脱水を促進するため、下部に連通する逆
錐形状の集水管を有する不織布円筒フイルター
と、この円筒フイルターを密閉して囲繞する着脱
可能の円筒蓋からなるろ過器の集水管部を汚泥床
のろ過層に多数立設してフイルター部を砂面上、
上澄水位まで突出するようにし、このフイルター
でろ過脱水する天日汚泥脱水促進装置を提供する
ものである。
次に本考案を図面により説明する。第1図は本
考案の一実施例を示すろ過器の汚泥脱水装置を配
置した天日汚泥乾燥汚泥床1の一部縦断面図を示
し、これは約30cm厚の粒径均一な砂利層2の上に
15〜25cm厚の清浄な砂層3を敷きならしたろ過層
4を有する。このろ過層4にろ過器7下部の逆錐
形状の集水管9を多数突き差して第5図に示すよ
うに一定間隔に立設配置する。ろ過器7は上部の
有蓋円筒フイルター8と下部のこの円筒フイルタ
ーと連通し、他端部に略逆錐部を有する集水管9
からなり、前記円筒フイルター8を囲繞密閉する
円筒蓋10を集水管9上部外周面に着脱可能に冠
着したものである。円筒フイルター8の材質は主
に合成繊維と合成樹脂を素材とする不織布フイル
ターが適しており、円筒フイルター8の下端部内
周面の支持部材11は通水穴を有し、フイルター
8の固定強度を増すためのものである。第2図は
第1図ろ過器の他の実施例の縦断面図を示し、上
澄水位に開口するよう円筒フイルター8′の頭部
が開放し、支持部材11の変わりに網目状スクリ
ーン21を用いた以外は第1図と同様である。第
3図は第1図ろ過器の他の実施例の縦断面図で、
このろ過器7″は硬質材円筒の周面に多数の穴1
4を穿設した多孔有蓋心筒13に合成繊維と合成
樹脂を素材とする不織布フイルター12を巻回し
たろ過部と、このろ過部の内腔と連通し、かつ逆
錐周面に多数の通水穴16を有する逆錐形の集水
管15を一体化し、さらに前記ろ過部12,13
を囲繞密閉する円筒蓋17を集水管ツバ部に着脱
可能に冠着したものである。この円筒蓋17の上
部中心部に着脱が容易に行なえるように把手棒1
8を取付ける。本考案は上記の構成からなるもの
で、第5図に示すように、天日乾燥汚泥床1の支
持層4に多数のろ過器7,7′,7″の集水管9,
9′,15部を突き差し、フイルター8,8′,1
2を砂面上に突出するように立設配置した後、汚
泥を投入し、2〜3日静置しておくと、第1、
2、3図に示すように汚泥は上澄水6と濃縮汚泥
5とに分離する。投入汚泥が上澄水と濃縮汚泥と
に分離後、ろ過器7,7′,7″の着脱可能な円筒
蓋10,10′,17を直接に手で、あるいは第
3図のように把手棒18を持つて、さらには第6
図に示すように多数のろ過器19の円筒蓋20を
一体的に着脱できるように連結器22を人力ある
いは動力で持ち上げることによつて、円筒蓋20
を取り外す。第1、3図に示すように上澄水は直
ちに円筒フイルター8,12を通り、集水管9,
15を経て、砂層3あるいは砂利層2の過層か
ら排出される。第2図では上澄水のみフイルター
頭部開口からすばやく多量に排出し、浮上してい
る粗大ゴミ等を網状スクリーン21で除去する。
もちろん多数のろ過器の集水管の排水を1か所に
集合する排出管に連結して床外に排出してもよ
い。本考案はこのように構成するので、上澄水と
濃縮汚泥の境界面位置に関係なく上澄水は円筒フ
イルター8,8′,12を通して排出され、その
後も継続して濃縮汚泥5の脱水を計るものであ
る。濃縮汚泥層は概略10〜20cm厚さであるので、
フイルター8,8′,12にかかる液圧はさほど
大きくなく、フイルターの液圧による目づまりも
起こりにくい。しかも濃縮汚泥上面のフイルター
8周辺部は液圧がかからないため、目づまりする
こともなく、毛管侵透力も作用して脱水を促進す
るので、第4図に示すように、フイルター周面部
の濃縮汚泥表面部に亀裂が入り、それが大きくな
つてフイルター周辺部には花が咲いたような状態
となり、脱水が促進されるのである。本考案の円
筒フイルター8を円筒蓋10で密閉して囲焼した
のは、汚泥投入時、汚泥が懸濁し揺動状態となつ
ており、その状態でフイルター8を作用させれ
ば、フイルター8が直ちに目づまりを起こして、
その機能が作用しなくなるため、汚泥投入後、2
〜3日静置して、上澄水と濃縮汚泥とに分離後に
円筒蓋を取り外すためである。本考案は上記のよ
うに構成及び機能するので、濃縮汚泥液面の高
さに左右されることなく、分離上澄水の排出がで
き、しかも濃縮汚泥の流出がない。従来の天日
乾燥日数に比べて2/3程度に乾燥日数が短縮でき
る。上澄水及び濃縮汚泥の水分を除去するのに
固液分離後、円筒蓋を取り外すだけで、その後の
操作管理は一切必要ない。フイルター材質が合
成繊維、合成樹脂のため、汚泥の有機質分解等の
影響を受けても腐食せず、しかも使用後のフイル
ターの清掃は単に水洗いで十分であるので再現性
がある。動力部分がなく単純な構成なので、製
作費が安価で取り扱にが簡単である。ろ過器の
天日乾燥床内取付場所を自由に変えられるので、
第5図のように四角形の天日乾燥床の四隅の乾燥
遅延部に配置すれば均一な乾燥を行うことができ
る等の天日乾燥床の設置状況に応じた配置ができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す天日乾燥床の
一部縦断面図、第2、3図は第1図のろ過器の他
の実施例の縦断面図、第4図はフイルター近傍の
汚泥の脱水形状を示す縦断面図、第5図は天日乾
燥床にろ過器を配設した平面図、第6図はろ過器
の円筒蓋を連結器で連結した斜視図を示し、図に
おいて、1……天日乾燥床、2……砂利層、3…
…砂層、4……ろ過層、5……濃縮汚泥、6……
上澄水、7,7′,7″,19……ろ過器、8……
有蓋円筒フイルター、8′……円筒フイルター、
9,9′,15……集水管、10,10′,17…
…円筒蓋、12……フイルター、13……多孔円
筒である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 砂利層及び砂層より構成される過層を有する
    天日乾燥汚泥床において、逆錐形状の集水管を下
    部に有する不織布円筒フイルターと、この円筒フ
    イルターを囲繞密閉する着脱可能の円筒蓋からな
    るろ過器の該集水管部を前記汚泥床の過層に多
    数立設配置してフイルター部を砂面上、上澄水位
    に突出することにより、前記汚泥床に汚泥を投入
    し、静置した後の分離した上澄水の排出を行うと
    共に濃縮汚泥の脱水促進をはかることを特微とす
    る天日汚泥乾燥促進装置。
JP11023480U 1980-08-05 1980-08-05 Expired JPS6138720Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11023480U JPS6138720Y2 (ja) 1980-08-05 1980-08-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11023480U JPS6138720Y2 (ja) 1980-08-05 1980-08-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5735900U JPS5735900U (ja) 1982-02-25
JPS6138720Y2 true JPS6138720Y2 (ja) 1986-11-07

Family

ID=29471380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11023480U Expired JPS6138720Y2 (ja) 1980-08-05 1980-08-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6138720Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5277135B2 (ja) * 2009-10-13 2013-08-28 株式会社エムケイ 汚泥から水を分離する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5735900U (ja) 1982-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5427679A (en) Septic system filter assembly, filter arrangement
US5198113A (en) Septic system filtering arrangement, filter material and method of using
US4720209A (en) Drywell structure
JPS6138720Y2 (ja)
CN205954809U (zh) 海绵城市滤水模块
JPS644934Y2 (ja)
CN208876341U (zh) 一种新型一体式淋浴底盆
JP4200140B2 (ja) 汚泥乾燥方法
JPH04146Y2 (ja)
JPH0346070Y2 (ja)
JPH0248550Y2 (ja)
JPS5833763Y2 (ja) 厨房流しの排水用「ろ」過器
JPS6243023Y2 (ja)
JPH0248549Y2 (ja)
CN214089327U (zh) 一种基于海绵城市的公园人行道路
JPS6141817Y2 (ja)
JPS644933Y2 (ja)
KR102576235B1 (ko) 빗물이 지중으로 침투되는 콘크리트 구조체 및 그 제조방법
CN213625054U (zh) 一种海绵城市道路
JPS636293Y2 (ja)
JPS6056855B2 (ja) 雨水等地下浸透装置
JPH0354228Y2 (ja)
JPS6123067Y2 (ja)
KR0126380Y1 (ko) 이물질 응집기능을 갖는 배수조에 있어서 정화된 하수의 배수구조
JPS6335095Y2 (ja)