JPH0248549Y2 - - Google Patents

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JPH0248549Y2
JPH0248549Y2 JP14824087U JP14824087U JPH0248549Y2 JP H0248549 Y2 JPH0248549 Y2 JP H0248549Y2 JP 14824087 U JP14824087 U JP 14824087U JP 14824087 U JP14824087 U JP 14824087U JP H0248549 Y2 JPH0248549 Y2 JP H0248549Y2
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rainwater
sedimentation tank
basin
miscellaneous
storage device
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は雨水を集めて地中や下水管に排出する
雨水桝に設けられ、雨水中に混入する雑物を除去
する雨水桝用雑物除去装置に関する。
〔従来の技術〕
雨水桝に雨水を集めて地中に形成された浸透層
や下水管に排出するとき、雨水に混入するゴミな
どの雑物を除去しないと前記浸透層の目詰りや下
水管の閉塞が発生しやすい。このため雨水桝には
通常雑物を除去する手段が設けられている。この
手段としては従来実開昭59−38588号公報や実開
昭60−40585号公報によつて開示された提案が公
知である。前者は第7図に示すように、雨水桝1
の上面に支持板材2を装脱可能に取付け、この支
持板材2に通水孔3aを有する第1雑物収納具3
を装着し、さらに支持板材2にこの第1雑物収納
具3を上方に形成された開口内部に位置させてい
る網袋状の第2雑物収納具4を装脱可能に取付け
て、雨水桝1の上方から流入する雨水を第1雑物
収納具3及び第2雑物収納具4に通して、雨水に
混合している雑物を両収納具3,4で補集するよ
うにしたものである。また後者は第8図に示すよ
うに雨水桝5の底部開口部5a内に敷設されてい
る浸透層6上に載置可能に弾性変形可能な孔あき
基板7を設け、この孔あき基板7に濾過材8を装
着し、孔あき基板7を吊り上げ部材9及び支柱1
0を介して上方に吊り上げ可能として、濾過材8
で補集した雑物を容易に雨水桝5外に取出すこと
ができるようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら前記第1の提案によると、第1雑
物収納具3により粗大ゴミを補集し、第2雑物収
納具4により微細粒子のゴミを補集することはで
きるが、雨水桝1に流入する雨水の全量が両収納
具3,4を通るため、特に網袋状の第2雑物収納
具4の目詰りが早いという問題があつた。
また前記第2の提案によつても同様に濾過材8
の目詰りが早く、しかも孔あき基板7の装脱の作
業性が悪いという問題があつた。
本考案は上記問題点に鑑がみてなされたもので
あり、雨水桝内に流込む雨水中の雑物を確実に除
去でき、しかも装置の維持管理が容易な雨水桝雑
物除去装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための構成を、実施例に
対応する図面を参照して説明する。本考案の雨水
桝用雑物除去装置17は、雨水桝12の上蓋19
下部に装脱可能に取付けられ、底面13aから内
部に突出して設けられたオーバーフロー用排水管
14と、底面13a近傍の周縁に形成された水抜
き孔15とをそれぞれ有する沈殿槽13と、該沈
殿槽13の上部に装脱可能に取付けられた通水性
を有するかご状の雑物収納具16とを具備したも
のである。
〔作用〕
上記の構成によると、雑物収納具16により粗
大な雑物をあらかじめ除去し、微細な雑物を沈殿
槽13において沈殿させ、沈殿槽13内の水位が
オーバーフロー用排水管14の上端より高くなる
と、粗大及び微細な雑物がほぼ除去された雨水が
この排水管14を介して下水道管25や地中の浸
透層に排出される。また沈殿槽13の下部周縁に
形成された水抜き孔15は、沈殿槽13を装脱す
るときに沈殿槽13内の雨水を排出して沈殿槽1
3の軽量化を図る作用を有する。
〔実施例〕
以下、本考案に係る雨水桝用雑物除去装置の一
実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図に本考案の一実施例を示す。
11は雨水桝12の上面開口部に取付けられ塩ビ
板などで形成されたマスプレートであり、このマ
スプレート11に形成された取付孔11aにポリ
プロピレンなどで形成された有底箱形の沈殿槽1
3が装脱自在に取付けられている。この沈殿槽1
3の底面13aには内部に向つて突出した所定の
高さのオーバーフロー用排水管14が固設されて
おり、沈殿槽13の周縁の外壁13bの排水管1
4の上端より低い位置には、複数個の直径が1mm
乃至3mmの水抜き孔15が形成されている。また
沈殿槽13の上部にはポリプロピレンなどで形成
された目の粗いざる状のゴミ取りかごよりなる雑
物収納具16が装脱可能に装着されており、この
雑物収納具16の上端外周に形成された鍔部16
aを介して前記沈殿槽13の上端面に係止されて
いる。そしてこれらの沈殿槽13、排水管14及
び雑物収納具16によつて雑物除去装置17を構
成している。
次にこの雑物除去装置17の雨水桝12に取付
けた雨水処理装置の一例を第3図乃至第5図を参
照して説明する。2連の雨水桝12a,12bが
隣接して地中に埋設されており、構成はほぼ左右
対称であるので一方の雨水桝12aについて説明
する。雨水桝12aの上部にはコンクリート部1
8を介して上蓋19が開閉可能に設けられてお
り、この上蓋19の直下の雨水桝12aの上面に
は前述した雑物除去装置17が装着されている。
また雨水桝12aの下部はコンクリート部20に
よつて支持されており、このコンクリート部20
には複数本の水抜きパイプ21が設けられてい
る。さらに雨水桝12aの側面には直角方向に雨
水浸透管22が取付けられており、この雨水浸透
管22の取付部はゴミ除去フイルタ23を介して
雨水桝12a内と連通している。雨水浸透管22
の壁部には多数の孔部22aが形成されており、
雨水浸透管22の周囲には砕石が充填され、この
砕石の外周は不織布などで袋状に形成された透水
シート24で被覆されている。また雨水桝12a
の上部には図示せぬ下水道管に連通する排水管2
5が接続されている。
次に本実施例の作用を説明する。第6図に示す
ように、一般に初期雨水は雨水桝12に流入する
流入量が少なく汚濁負荷が大きい。そして雨の降
り初めから時間が経過するに従つて雨水の流入量
が増加し、逆に汚濁負荷は減少する。このような
初期雨水においては、枯れ葉や枯れ枝などの粗大
ゴミはゴミ取りカゴよりなる雑物収納具16で除
去でき、粗大ゴミが除去された雨水は沈殿槽13
の底部にたまる。従つて初期雨水は直接雨水桝1
2内に流入しないため雨水桝12の底部の浸透部
の目詰りを発生させることはない。降雨量が多く
なると沈殿槽13内の水位が上昇し、オーバーフ
ロー用排水管14から雨水桝12内に排出され
る。このとき雨水中の土砂などの微細ゴミは沈殿
槽13の底部に沈殿するため、微細ゴミが排水管
14を介して雨水槽12内に入ることを防止する
ことができる。このようにして粗大ゴミは雑物収
納具16で補捉され、微小ゴミは沈殿槽13内に
沈殿されて、雑物が除去された雨水は雨水桝12
を経て水抜きパイプ21、雨水浸透管22、下水
道管25に排水される。また雑物収納具16及び
沈殿槽13内に捕捉されたゴミは、上蓋19を開
いてこれらの雑物収納具16及び沈殿槽13を雨
水桝12から取出して除去する。このとき沈殿槽
13に形成された水抜き孔15を介して沈殿槽1
3内にたまつた雨水が排出され、沈殿槽13は軽
量化される。
本実施例によれば、粗大ゴミはゴミ取りカゴと
しての雑物収納具16により捕捉され、微細ゴミ
は沈殿槽13の底部に沈殿するので、従来のよう
に目詰りにより排水が困難になることが防止で
き、確実に雑物を除去して雨水桝12中に排水す
ることができる。しかも雑物収納具16及び沈殿
槽13が雨水桝12の上蓋19の直下に装脱可能
に設けられているので、容易に装脱することがで
き簡単に洗浄または交換を行なうことができる。
さらに沈殿槽13を雨水桝12から取出すとき
に、内部に残留する雨水は水抜き孔15から排水
されるので軽量となり、作業が容易となる。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、雨水桝の上蓋
下部に粗大ゴミを捕捉する雑物収納具と微細ゴミ
を沈殿させる沈殿槽を装脱可能に装着し、沈殿槽
底面にオーバーフロー用排水管を設け、底面近傍
の周縁に水抜き孔を形成して沈殿槽装脱時の重量
を軽減したので、確実に雑物を除去して目詰りす
ることなく雨水を雨水桝中に排水することができ
る。しかもこの雑物除去装置は雨水桝の上蓋直下
に設けられているので洗浄や交換などのための装
脱が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る雨水桝用雑物除去装置の
一実施例を示す平面図、第2図は第1図の一部縦
断正面図、第3図は本実施例による雑物除去装置
を設けた雨水処理装置の一例を示す平面図、第4
図は第3図のA−A線断面図、第5図は第3図の
B−B線断面図、第6図は雨水流入量と汚濁負荷
の時間的変化を示すグラフ、第7図及び第8図は
それぞれ従来の雨水桝用雑物除去装置を示す縦断
面図である。 12……雨水桝、13……沈殿槽、13a……
底面、14……排水管、15……水抜き孔、16
……雑物収納具、19……上蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 雨水桝の上蓋下部に装脱可能に取付けられ、底
    面から内部に突出して設けられたオーバーフロー
    用排水管と、底面近傍の周縁に形成された水抜き
    孔とをそれぞれ有する沈殿槽と、 該沈殿槽の上部に装脱可能に取付けられた通水
    性を有するかご状の雑物収納具と、 を具備したことを特徴とする雨水桝雑物除去装
    置。
JP14824087U 1987-09-30 1987-09-30 Expired JPH0248549Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14824087U JPH0248549Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6453290U JPS6453290U (ja) 1989-04-03
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JP4510325B2 (ja) * 2001-05-18 2010-07-21 マテラス青梅工業株式会社 泥溜め槽を有する雨水浸透施設
JP6371625B2 (ja) * 2014-07-30 2018-08-08 アロン化成株式会社 雨水貯留浸透施設

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JPS6453290U (ja) 1989-04-03

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