JPS6243023Y2 - - Google Patents

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JPS6243023Y2
JPS6243023Y2 JP15618883U JP15618883U JPS6243023Y2 JP S6243023 Y2 JPS6243023 Y2 JP S6243023Y2 JP 15618883 U JP15618883 U JP 15618883U JP 15618883 U JP15618883 U JP 15618883U JP S6243023 Y2 JPS6243023 Y2 JP S6243023Y2
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JP
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stage
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water
blocks
bottom plate
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JP15618883U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は雨水を地盤に浸透させる透水側溝に関
する。
従来の透水側溝は側壁や底板に透水孔を設けた
り、コンクリート自体を透水性とした断面U字形
ブロツクを1段施設したものであつた。このため
雨水は側溝内に留まる時間が少なく、急速に溜桝
や下水管に流入してしまい十分な浸透効果をあげ
ることができなかつた。本考案はこの問題点を解
決し、雨水浸透効果を飛躍的に高めるもので、底
板の左右両端に側壁を一体形成した断面U字形プ
レキヤストコンクリート製ブロツクを2段以上積
重ね第1段(最上段)のブロツク底板にフイル
ターを嵌着したろ過孔を適宜間隔で設けたこと
ブロツクを3段以上積重ねる場合には第1段と最
下段ブロツクの間のブロツクの底板に通水孔を適
宜間隔で設けたこと少なくとも第2段以下のブ
ロツクの側壁に透水孔を適宜間隔で設けたこと
第2段以下のブロツクの溜桝端を閉塞したことを
特徴とする多重式透水側溝である。
以下本考案の1実施例たる図面により本考案を
詳細に説明する。第1図は本考案の1実施例たる
多重式透水側溝の長さ方向縦断面図、第2図は同
じく幅方向拡大断面図である。
本実施例は断面U字形ブロツクを3段積重ねた
ものである。第1段ブロツク1の底板1a下面お
よび第2段ブロツク2の底板2a下面には段1
c,2cが形成され、それぞれ第2段ブロツク2
の左右側壁2bおよび第3段ブロツク3の左右側
壁3b上部に嵌合し、積重ねを容易ならしめる。
また第2段ブロツク2は左右側壁2bの外幅が第
1段ブロツク1の底板1aの外幅とほぼ等しく設
計され、第1段ブロツクを安定支持し、第3段ブ
ロツク3は左右側壁3bの外幅が第2段ブロツク
2の底板2aの外幅とほぼ等しく設計され、第2
段ブロツクを安定支持する。
第1段ブロツク1の底板1aにはフイルター5
を嵌着したろ過孔4が設けられている。フイルタ
ーは砂粒、ゴミ等の通過を阻止し、水のみを通過
させるもので、細目のメツシユ、圧縮繊維板等の
多孔物質が考えられるが、連続気泡を有するスポ
ンジが最も好適である。ろ過孔4はブロツク継目
11に跨がつて一定間隔に設けられているが、そ
の位置はこれに限るものではない。第2段ブロツ
ク2の底板2aには適宜な間隔で通水孔6が設け
られ、水はこれを自由に通過する。第1段〜第3
段ブロツクの側壁1b,2b,3bおよび第3段
ブロツクの底板3aには適宜な間隔で透水孔7が
設けられている。水はこの透水孔を通つてブロツ
ク内部から外部地盤へと浸透していく。第2段お
よび第3段ブロツクの溜桝端は閉塞壁10により
閉塞され、第2段および第3段ブロツクに流入し
た水は溜桝9に流入することができない。なお閉
塞壁10は点検のため抜取り可能になつている。
側溝の下部および側部には水の浸透を助長させる
ため砂利層12を形成することが望ましい。
雨水は溝蓋8の透間から第1段ブロツク1内へ
流入し、さらにろ過孔4を通り第2段ブロツク2
に流入する。この際砂粒、ゴミ等はフイルター5
により第2段ブロツク2には侵入できない。雨水
はさらに第2段ブロツク2から通水孔6を経て第
3段ブロツク3に流入する。第3段ブロツクの溜
桝端は閉塞壁10により閉塞されているから、第
3段ブロツクに流入した雨水はすべて透水孔7か
ら地盤に浸透する。雨量が多くて第3段ブロツク
内が雨水で一杯になると、水面は第2ブロツク内
まで上昇するが、第2ブロツクの溜桝端も閉塞さ
れているから雨水は溜桝へ流入せず、すべて透水
孔7から地盤に浸透する。第2段ブロツクが雨水
で満されると、はじめて雨水は第1段ブロツクか
ら溜桝9へ流入するのである。
本考案多重式透水側溝は前記したごとき構成か
ら次のような効果を有する。
第2段以下のブロツクに流入した雨水はすべ
て地盤に浸透するから、雨水の流出抑制効果が
多きく、調整池や下水処理施設の容量を大巾に
縮小できるばかりでなく、付近の緑地や農地へ
の潅水機能も期待できる。
第2段以下のブロツクへは雨水のみが流入す
るから長年月を経ても浸透性を損なわない。
第1段ブロツク内は溜水ができないから害虫
や悪臭の発生を防止できる。
第2段以下のブロツクは清掃が不要であるか
ら維持管理が容易である。
多重式のため道路内における施設占用面積が
少なくてすむ。
従来品に比べ施工歩掛が減少する。
このような本考案の産業上貢献するところは大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例たる多重式透水側溝
の長さ方向縦断面図、第2図は同じく幅方向拡大
断面図である。 1……第1段ブロツク、2……第2段ブロツ
ク、3……第3段ブロツク、4……ろ過孔、5…
…フイルター、6……通水孔、7……透水孔、8
……溝蓋、9……溜桝、10……閉塞壁、11…
…ブロツク継目、12……砂利層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 底板の左右両端に側壁を一体形成した断面U字
    形プレキヤストコンクリート製ブロツクを2段以
    上積重ね。 第1段(最上段)のブロツク底板にフイルタ
    ーを嵌着したろ過孔を適宜間隔で設けたこと。 ブロツクを3段以上積重ねる場合には第1段
    と最下段ブロツクの間のブロツクの底板に通水
    孔を適宜間隔で設けたこと。 少なくとも第2段以下のブロツクの側壁に透
    水孔を適宜間隔で設けたこと。 第2段以下のブロツクの溜桝端を閉塞したこ
    とを特徴とする多重式透水側溝。
JP15618883U 1983-10-11 1983-10-11 多重式透水側溝 Granted JPS6066771U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15618883U JPS6066771U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 多重式透水側溝

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JP15618883U JPS6066771U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 多重式透水側溝

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Publication Number Publication Date
JPS6066771U JPS6066771U (ja) 1985-05-11
JPS6243023Y2 true JPS6243023Y2 (ja) 1987-11-06

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ID=30344725

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JP15618883U Granted JPS6066771U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 多重式透水側溝

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0619665Y2 (ja) * 1989-02-23 1994-05-25 東急建設株式会社 地下浸透装置
JPH0624459Y2 (ja) * 1990-04-20 1994-06-29 山本 信子 流水の一部を地下浸透させる側溝装置
JP5155360B2 (ja) * 2010-05-10 2013-03-06 日建工学株式会社 堤防強化用ウエル工法における排水構造

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JPS6066771U (ja) 1985-05-11

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