JP2531373B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP2531373B2 JP2531373B2 JP5280563A JP28056393A JP2531373B2 JP 2531373 B2 JP2531373 B2 JP 2531373B2 JP 5280563 A JP5280563 A JP 5280563A JP 28056393 A JP28056393 A JP 28056393A JP 2531373 B2 JP2531373 B2 JP 2531373B2
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- semiconductor device
- alumina
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/10—Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/11—Manufacturing methods
Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に、TAB電極を設けるときの方法であるリフ
トオフ工程の製造方法に関する。
関し、特に、TAB電極を設けるときの方法であるリフ
トオフ工程の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置のリフトオフ工程の製
造方法を図3により説明する。配線形成がおわり、バン
プ用のスルーホールを開口したSi基板(1)上に、チ
タン3000Å、アルミ7000Å程度スパッタ法によ
り形成する。次にアルミ(3)の表面を化成法によりア
ルミナ(Al2O3)(4)にする(図3(a))。次
にバンプを形成する部分に、バンプより少し大きくフォ
トリソグラフィでパターンニングし、PHC等のウェッ
トエッチでアルミ(3)、アルミナ(4)を除去する。
その時、アルミナ(4)はアルミ(3)よりエッチング
レートが遅いため、アルミ(3)上にアルミナ(4)の
ヒサシがつくような形状となる(図3(b))。
造方法を図3により説明する。配線形成がおわり、バン
プ用のスルーホールを開口したSi基板(1)上に、チ
タン3000Å、アルミ7000Å程度スパッタ法によ
り形成する。次にアルミ(3)の表面を化成法によりア
ルミナ(Al2O3)(4)にする(図3(a))。次
にバンプを形成する部分に、バンプより少し大きくフォ
トリソグラフィでパターンニングし、PHC等のウェッ
トエッチでアルミ(3)、アルミナ(4)を除去する。
その時、アルミナ(4)はアルミ(3)よりエッチング
レートが遅いため、アルミ(3)上にアルミナ(4)の
ヒサシがつくような形状となる(図3(b))。
【0003】このあと、メッキの給電層となる白金・チ
タン(6)を連続スパッタする。白金・チタン(6)は
フォトレジスト(5)、アルミナ(4)のヒサシによ
り、段切れをおこし、所望の箇所に白金・チタン(6)
を残すことができる。残りの白金・チタン(6)はリフ
トオフ法により除去する。次に、フォトレジスト
(5′)でバンプ用のパターンニングを施し、メッキ法
によりバンプを形成する。このあと、フォトレジストを
除去し、アルミナ(4)、アルミ(3)はPHC、チタ
ン(2)は、H2O2、NH4OHの混合液等でエッチン
グする。このようにすることで、所望のバンプ構造が得
られる。このような従来の技術に特開昭58−1055
54号、特開平2−206121号に記載されていると
ころである。
タン(6)を連続スパッタする。白金・チタン(6)は
フォトレジスト(5)、アルミナ(4)のヒサシによ
り、段切れをおこし、所望の箇所に白金・チタン(6)
を残すことができる。残りの白金・チタン(6)はリフ
トオフ法により除去する。次に、フォトレジスト
(5′)でバンプ用のパターンニングを施し、メッキ法
によりバンプを形成する。このあと、フォトレジストを
除去し、アルミナ(4)、アルミ(3)はPHC、チタ
ン(2)は、H2O2、NH4OHの混合液等でエッチン
グする。このようにすることで、所望のバンプ構造が得
られる。このような従来の技術に特開昭58−1055
54号、特開平2−206121号に記載されていると
ころである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体装置
の製造方法では、白金・チタン(6)をスパッタし、い
らない白金・チタン(6)を剥離する場合、アルミエッ
チやスパッタの製造バラツキ等で、白金・チタン(6)
とアルミ(3)が接触し、そのまま剥離液等に入れると
電蝕作用によりアルミ(3)が溶出してしまうという問
題点があった。
の製造方法では、白金・チタン(6)をスパッタし、い
らない白金・チタン(6)を剥離する場合、アルミエッ
チやスパッタの製造バラツキ等で、白金・チタン(6)
とアルミ(3)が接触し、そのまま剥離液等に入れると
電蝕作用によりアルミ(3)が溶出してしまうという問
題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためのもので、リフトオフ工程を有する半導体装
置において、リフトオフさせる金属膜を段切れさせるた
めの段差をアルミにて形成する場合、アルミ化成を2段
階にして、密な化成膜と粗な化成膜を形成することを特
徴とした半導体装置の製造方法である。
決するためのもので、リフトオフ工程を有する半導体装
置において、リフトオフさせる金属膜を段切れさせるた
めの段差をアルミにて形成する場合、アルミ化成を2段
階にして、密な化成膜と粗な化成膜を形成することを特
徴とした半導体装置の製造方法である。
【0006】
【作用】本発明の半導体装置の製造方法においては、 1.電蝕作用の原因となるアルミを全て化成膜にする。 2.リフトオフ時に白金・チタンを断切れしやすくする
ために設けるヒサシをつくるのに粗な化成膜と密な化成
膜を形成する。 3.アルミ下のチタンが化成されないようにアルミとチ
タンの間に化成防止膜を設ける。 以上のような特徴を有しており、アルミと白金による電
池作用によるアルミの溶けを防止できるもので、リフト
オフの剥離工程で発生する電蝕作用を防ぎ、また、従来
技術と変わらない構造のバンプやメッキ配線をつくるこ
とができるというものである。
ために設けるヒサシをつくるのに粗な化成膜と密な化成
膜を形成する。 3.アルミ下のチタンが化成されないようにアルミとチ
タンの間に化成防止膜を設ける。 以上のような特徴を有しており、アルミと白金による電
池作用によるアルミの溶けを防止できるもので、リフト
オフの剥離工程で発生する電蝕作用を防ぎ、また、従来
技術と変わらない構造のバンプやメッキ配線をつくるこ
とができるというものである。
【0007】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照に説明す
る。 [実施例1]図1は本発明の第1実施例である。配線工
程のおわったSi基板(1)上にチタン(2)を600
0Å程度、さらにアルミ(3)を7000Å程度スパッ
タ法により形成する。次に化成法により、条件を途中で
変更することで、アルミ(3)の上部に密なアルミナ
(4'')下部に粗なアルミナ(4´)を形成する。フォ
トリングラフィにて、バンプ部のパターンニングを行な
ったあと、PHC等によるウェットエッチングでアルミ
ナ(4´)、(4'')をエッチングする。粗なアルミナ
(4´)密なアルミナ(4'')はエッチングレートが違
うため、図1(c)のように段のついた形状でエッチン
グされる。次に、チタン(2)をH2O2 、NH4OH混
合液等で3000Å程度エッチングし、そのあとメッキ
の給電層となる白金・チタンをスパッタする(図1
(c))。不必要な白金・チタンはリフトオフ法により
除去し、さらに、バンプメッキ用にパターンニングし、
メッキを行ない、バンプ(7)を形成する。このあと、
アルミナ(4´)、(4'')はPHC,チタン(2)は
H2O2 、 NH4OH等によりウェットエッチングする。
このようにすることで、従来技術と出来上りのかわらな
いバンプが形成される。
る。 [実施例1]図1は本発明の第1実施例である。配線工
程のおわったSi基板(1)上にチタン(2)を600
0Å程度、さらにアルミ(3)を7000Å程度スパッ
タ法により形成する。次に化成法により、条件を途中で
変更することで、アルミ(3)の上部に密なアルミナ
(4'')下部に粗なアルミナ(4´)を形成する。フォ
トリングラフィにて、バンプ部のパターンニングを行な
ったあと、PHC等によるウェットエッチングでアルミ
ナ(4´)、(4'')をエッチングする。粗なアルミナ
(4´)密なアルミナ(4'')はエッチングレートが違
うため、図1(c)のように段のついた形状でエッチン
グされる。次に、チタン(2)をH2O2 、NH4OH混
合液等で3000Å程度エッチングし、そのあとメッキ
の給電層となる白金・チタンをスパッタする(図1
(c))。不必要な白金・チタンはリフトオフ法により
除去し、さらに、バンプメッキ用にパターンニングし、
メッキを行ない、バンプ(7)を形成する。このあと、
アルミナ(4´)、(4'')はPHC,チタン(2)は
H2O2 、 NH4OH等によりウェットエッチングする。
このようにすることで、従来技術と出来上りのかわらな
いバンプが形成される。
【0008】[実施例2]図2は第2実施例を示したも
のである。配線工程のおわったSi基板(1)上にチタ
ン(2)を3000Å程度、チタン−タングステン
(8)を1000Å程度、アルミ(3)を7000Å程
度スパッタ法により形成する(図2(a))。次に第1
実施例と同様にアルミナ(4´)、(4'')を形成し、
エッチングする。さらに、チタン−タングステン(8)
をH2O2等によりウェットエッチングする。そのあと、
第1実施例の図1(c)〜(d)と同様に、白金・チタ
ン(6)を形成し、バンプ7を形成する。フォトレジス
ト(5´)除去後、アルミナ(4´)、(4'')をPH
C,チタン−タングステン(8)をH2O2,チタン
(2)をH2O2 、NH4OH混合液等でエッチングする
ことで、従来技術と同様のバンプが形成される。第1実
施例、第2実施例とも、バンプのみならず、メッキ配線
においても適用が可能である。また、これらの実施例に
おいて、アルミの下層に形成されている化成防止膜によ
り、チタン−白金直下のチタンは変質を防止できるた
め、バンプ又はメッキ配線は従来とかわらない密着性を
得ることができる。
のである。配線工程のおわったSi基板(1)上にチタ
ン(2)を3000Å程度、チタン−タングステン
(8)を1000Å程度、アルミ(3)を7000Å程
度スパッタ法により形成する(図2(a))。次に第1
実施例と同様にアルミナ(4´)、(4'')を形成し、
エッチングする。さらに、チタン−タングステン(8)
をH2O2等によりウェットエッチングする。そのあと、
第1実施例の図1(c)〜(d)と同様に、白金・チタ
ン(6)を形成し、バンプ7を形成する。フォトレジス
ト(5´)除去後、アルミナ(4´)、(4'')をPH
C,チタン−タングステン(8)をH2O2,チタン
(2)をH2O2 、NH4OH混合液等でエッチングする
ことで、従来技術と同様のバンプが形成される。第1実
施例、第2実施例とも、バンプのみならず、メッキ配線
においても適用が可能である。また、これらの実施例に
おいて、アルミの下層に形成されている化成防止膜によ
り、チタン−白金直下のチタンは変質を防止できるた
め、バンプ又はメッキ配線は従来とかわらない密着性を
得ることができる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リフトオフ時に形成するアルミを全て、アルミナに変
え、さらに、化成を2段階に行なうことで、リフツオフ
の剥離工程で発生する電蝕作用を防ぎ、また、化成防止
膜をつけることで従来技術と変わらない構造のバンプや
メッキ配線をつくることができるという効果を有する。
リフトオフ時に形成するアルミを全て、アルミナに変
え、さらに、化成を2段階に行なうことで、リフツオフ
の剥離工程で発生する電蝕作用を防ぎ、また、化成防止
膜をつけることで従来技術と変わらない構造のバンプや
メッキ配線をつくることができるという効果を有する。
【図1】本発明の第1実施例の製造工程を示す図
【図2】本発明の第2実施例の製造工程を示す図
【図3】従来の製造工程を示す図
1. Si基板 2. チタン 3. アルミ 4'. 粗なアルミナ 4''. 密なアルミナ 5、5'.フォトレジスト 6. 白金・チタン 7. バンプ 8. チタン−タングステン
Claims (3)
- 【請求項1】 リフトオフ工程を有する半導体装置にお
いて、リフトオフさせる金属膜を段切れさせるための断
差をアルミにて形成する場合、アルミ化成を2段階にし
て、密な化成膜と粗な化成膜を形成することを特徴とし
た半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
において、アルミの下層に化成防止膜を形成することを
特徴とした半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の半導体装置の
製造方法において、アルミを化成法により全てアルミナ
にすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5280563A JP2531373B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5280563A JP2531373B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07115098A JPH07115098A (ja) | 1995-05-02 |
JP2531373B2 true JP2531373B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=17626781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5280563A Expired - Lifetime JP2531373B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531373B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111554581A (zh) * | 2020-04-07 | 2020-08-18 | 厦门通富微电子有限公司 | 一种导电柱的形成工艺及封装体 |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP5280563A patent/JP2531373B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07115098A (ja) | 1995-05-02 |
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