JP2531357B2 - ダウンロ―ド方式 - Google Patents

ダウンロ―ド方式

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JP2531357B2
JP2531357B2 JP5194225A JP19422593A JP2531357B2 JP 2531357 B2 JP2531357 B2 JP 2531357B2 JP 5194225 A JP5194225 A JP 5194225A JP 19422593 A JP19422593 A JP 19422593A JP 2531357 B2 JP2531357 B2 JP 2531357B2
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浩行 田沼
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信ネットワークにおけ
るダウンロード方式に関し、特に1つのマスタ局から複
数のスレイブ局に同じデータをダウンロードする方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】1つのマスタ局と複数のスレイブ局とで
構成された通信ネットワークとして、図1に示すよう
に、マスタ局Mと、このマスタ局Mに通信路L1〜L3
で直接に接続されたスレイブ局S1〜S3およびマスタ
局Mに他のスレイブ局を中継して間接的に接続されたス
レイブ局S4〜S10とで構成されるネットワークがあ
る。なお、図中、L4〜L11はスレイブ局間を接続す
る通信路であり、全スレイブ局S1〜S10を管理して
いるマスタ局Mは、自局に直接に接続されていないスレ
イブ局S4〜S10との間では、この通信路L4〜L1
1および途上に存在するスレイブ局を中継して交信す
る。
【0003】このような通信ネットワークにおいて、マ
スタ局Mから同一のダウンロード・データ(各種のプロ
グラムやデータなど)を全スレイブ局S1〜S10にダ
ウンロードする場合、従来は、マスタ局Mとスレイブ局
S1〜S10とが1対1で通信することにより行ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は上述したような
ダウンロード方式を採用しており、マスタ局Mは或るス
レイブ局と1対1で通信している間、他のスレイブ局に
はダウンロードできないため、スレイブ局に対するダウ
ンロードが逐次処理となり、ダウンロードに要する総時
間がスレイブ局の数に比例して増大するという問題点が
あった。
【0005】なお、1つの送信したダウンロード・デー
タを同時に複数の局で受信させる技術が例えば特開平3
−125532号公報に記載されているが、これは1つ
の回線にマスタ局およびスレイブ局が接続されたマルチ
ポイント通信システムに適用できるものであり、図1に
示すような通信ネットワークに対しては適用が困難であ
る。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たものであり、その目的は、スレイブ局に対するダウン
ロードを並列的に実行し得るようにして、全スレイブ局
に同一のデータをダウンロードする際に要する総時間を
短縮することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、マスタ局と、該マスタ局に直接に接続さ
れたスレイブ局および前記マスタ局に他のスレイブ局を
通じて間接的に接続されたスレイブ局を含む複数のスレ
イブ局とで構成された通信ネットワークにおけるダウン
ロード方式において、以下のような構成を採用してい
る。
【0008】(A); 前記マスタ局に、自局に接続された全てのスレイブ局に
ダウンロード・データの識別子を伴うダウンロード要求
を送信して許可通知が返却されることによりダウンロー
ド・データを送信する通信手段を備え、前記各スレイブ
局に、ダウンロード・データをストアする記憶手段と、
該記憶手段に記憶されているダウンロード・データの識
別子およびダウンロード処理中のダウンロード・データ
の識別子を保持し、他局からのダウンロード要求時、該
要求に伴うダウンロード・データの識別子と前記保持し
ている識別子とから、今回ダウンロード要求のあったダ
ウンロード・データが既に自局においてダウンロード済
み或いはダウンロード中か否かを判定し、ダウンロード
済みか或いはダウンロード中のときは前記要求を拒絶
し、それ以外は該要求を受け付けて許可通知を返却して
送られてくるダウンロード・データを前記記憶手段に記
憶し且つ自局に接続された局のうち前記ダウンロード・
データの送信元の局を除く全ての局に今回のダウンロー
ド・データの識別子を伴うダウンロード要求を送信して
許可通知が返却されることにより前記ダウンロード・デ
ータを送信する通信手段とを備える構成。
【0009】(B); 前記マスタ局に、自局に接続された全てのスレイブ局に
ダウンロード・データの識別子を伴うダウンロード要求
を送信して許可通知が返却されることによりダウンロー
ド・データを送信すると共にスレイブ局からのダウンロ
ード要求を拒絶する通信手段を備え、前記各スレイブ局
に、ダウンロード・データをストアする記憶手段と、
記憶手段に記憶されているダウンロード・データの識別
子およびダウンロード処理中のダウンロード・データの
識別子を保持し、他局からのダウンロード要求時、該要
求に伴うダウンロード・データの識別子と前記保持して
いる識別子とから、今回ダウンロード要求のあったダウ
ンロード・データが既に自局においてダウンロード済み
或いはダウンロード中か否かを判定し、ダウンロード済
みか或いはダウンロード中のときは前記要求を拒絶し、
それ以外は該要求を受け付けて許可通知を返却して送ら
れてくるダウンロード・データを前記記憶手段に記憶し
且つ自局に接続された全ての局に今回のダウンロード・
データの識別子を伴うダウンロード要求を送信して許可
通知が返却されることにより前記ダウンロード・データ
を送信する通信手段とを備える構成。
【0010】
【作用】構成(A)において、マスタ局の通信手段が、
マスタ局に接続された全てのスレイブ局にダウンロード
・データを送信すると、これらのスレイブ局の通信手段
が、受信したダウンロード・データを記憶手段にストア
し、更に、この受信したダウンロード・データを自局に
接続された他のスレイブ局に送信する。この他のスレイ
ブ局でも受信したダウンロード・データを記憶手段にス
トアし、更に自局に接続された他のスレイブ局に送信す
る。これにより、同一のダウンロード・データが、マス
タ局,それに接続されたスレイブ局,更にそれに接続さ
れたスレイブ局と次々に伝達されていく。このとき、同
時期にダウンロード・データを受信したスレイブ局が複
数あると、それらの各スレイブ局が自局に接続されるス
レイブ局にダウンロード・データをほぼ同時に伝搬する
ため、ダウンロード処理が並行して行われることにな
る。また、既にダウンロード済み或いはダウンロード処
理中のダウンロード・データにかかるダウンロード要求
を受けたスレイブ局はダウンロード要求を拒絶するた
め、ダウンロード・データの送信は行われない。従っ
て、同じダウンロード・データが同一局で何度も受信さ
れたり、ネットワーク内のスレイブ局を循環し続けるこ
とはない。
【0011】構成(B)においては、各スレイブ局は自
局に接続された全ての局に対してダウンロード・データ
を送信するので、ダウンロード・データの送信元である
マスタ局やスレイブ局に対してもダウンロード要求が出
されるが、それらのダウンロード要求に対しては拒絶さ
れるため、やはり、ダウンロード・データの送信は行わ
れない。従って、同じダウンロード・データが同一局で
何度も受信されたり、ネットワーク内のスレイブ局を循
環し続けることはない。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0013】図1を参照すると、本発明の一実施例のダ
ウンロード方式を適用した通信ネットワークの一例は、
マスタ局Mと、これに通信路L1〜L3を介して接続さ
れたスレイブ局S1〜S3と、スレイブ局S1に通信路
L4〜L6を介して接続されたスレイブ局S4〜S6
と、スレイブ局S3に通信路L7,L8を介して接続さ
れたスレイブ局S7,S8と、スレイブ局S5に通信路
L9,L10を介して接続されたスレイブ局S9,S1
0とで構成されている。なお、スレイブ局S10は通信
路L11によりスレイブ局S7とも接続されている。
【0014】図2を参照すると、マスタ局Mは、通信路
L1〜L3を通じてスレイブ局S1〜S3と直接通信す
ると共にこれらのスレイブ局S1〜S3およびそれに接
続された他のスレイブ局や通信路を通じて残りのスレイ
ブ局S4〜S10とも通信を行う通信手段1と、ダウン
ロード・データを保持する記憶手段2とを含んでいる。
【0015】図3を参照すると、各スレイブ局S1〜S
10のうちの任意のスレイブ局Sは、他局と1本以上の
通信路Lを通じて送信を行う通信手段4と、他局より受
信したダウンロード・データを記憶するための記憶手段
5と、ダウンロード拒絶判定手段6とを含んでいる。
【0016】以下、上述のように構成された本実施例の
動作を説明する。
【0017】マスタ局Mは、自局の管理するスレイブ局
S1〜S10に種々のプログラムやデータをダウンロー
ドする場合、記憶手段2に別途の手段でダウンロードさ
れたダウンロード・データを、通信路L1〜L3によっ
て自局に直接に接続されたスレイブ局S1〜S3に対し
てのみダウンロードする。
【0018】即ち、マスタ局Mは、先ず各スレイブ局S
1〜S3に対して、これからダウンロードするデータの
識別子を伴うダウンロード要求を送信し、このダウンロ
ード要求に対して許可通知が返却されることにより、ダ
ウンロード・データをそれらのスレイブ局S1〜S3に
送信する。
【0019】マスタ局Mから送信されたダウンロード要
求はスレイブ局S1〜S3の通信手段4で受信される。
通信手段4は、ダウンロード要求を受信すると、それに
含まれるダウンロード・データ識別子をダウンロード拒
絶判定手段6に通知し、応答を待つ。
【0020】ダウンロード拒絶判定手段6は、記憶手段
5に既に記憶されているダウンロード・データ(即ちダ
ウンロード済みのダウンロード・データ)の識別子およ
びダウンロード処理中のダウンロード・データの識別子
を保持して管理しており、この管理情報と通信手段4か
ら渡された識別子とから、今回ダウンロード要求のあっ
たダウンロード・データが既にダウンロード済み或いは
ダウンロード中のものであるか否かを判定し、ダウンロ
ード済み或いはダウンロード中のものでなければ、受信
許可を通信手段4に通知し、そうでなければ受信拒絶を
通信手段4に通知する。
【0021】通信手段4は、ダウンロード拒絶判定手段
6から受信拒絶の通知を受けた場合、ダウンロード要求
送信元に対してダウンロードの拒絶を通知する。他方、
受信許可の通知を受けた場合は、ダウンロード要求送信
元に対してダウンロードの許可を通知する。
【0022】今、マスタ局Mのダウンロードするデータ
が全スレイブ局で新規なデータであったとすると、上記
のスレイブ局S1〜S3はマスタ局Mに対してダウンロ
ードの許可を通知することになり、マスタ局Mからダウ
ンロード・データが送られてくる。
【0023】マスタ局Mからのダウンロード・データは
スレイブ局S1〜S3の通信手段4で受信され、通信手
段4は、それを自局の記憶手段5にストアする。これに
より、スレイブ局S1〜S3に対してデータがダウンロ
ードされたことになる。このとき、ダウンロード拒絶判
定手段6は、今回ダウンロードされたデータの識別子を
ダウンロード済みのものとして管理する。
【0024】次に、スレイブ局S1〜S3の通信手段4
は、自局に接続される局のうちダウンロード・データを
送信してきた局(今の場合はマスタ局M)を除く局が1
局以上ある場合、その局に対して、マスタ局Mにおける
ダウンロード処理と同様の処理を行う。また、そのよう
な局が無い場合は、ダウンロード処理を終了する。
【0025】従って、スレイブ局S2はダウンロード処
理を終了するが、スレイブ局S1,S3は、その局に接
続されたスレイブ局S4〜S6,S7,S8に対してダ
ウンロード処理を行うことになる。
【0026】即ち、スレイブ局S1は、先ず各スレイブ
局S4〜S6に対して、これからダウンロードするデー
タの識別子を伴うダウンロード要求を送信し、このダウ
ンロード要求に対して許可通知が返却されることによ
り、ダウンロード・データをそれらのスレイブ局S4〜
S6に送信する。他方、これと同時期に、スレイブ局S
3は、先ず各スレイブ局S7,S8に対して、これから
ダウンロードするデータの識別子を伴うダウンロード要
求を送信し、このダウンロード要求に対して許可通知が
返却されることにより、ダウンロード・データをそれら
のスレイブ局S7,S8に送信する。
【0027】スレイブ局S1,S3から送信されたダウ
ンロード要求はスレイブ局S4〜S8の通信手段4で受
信され、それらのダウンロード拒絶判定手段6により、
今回ダウンロード要求のあったダウンロード・データが
既にダウンロード済み或いはダウンロード中のものであ
るか否かが判定され、ダウンロード済み或いはダウンロ
ード中のものでないことにより受信許可が通信手段4か
ら要求元のスレイブ局S1,S3に返される。そして、
スレイブ局S1,S3から引き続き送信されるダウンロ
ード・データをスレイブ局S4〜S8の通信手段4が受
信して自局の記憶手段5にストアする。そして、スレイ
ブ局S4,S6,S8は、その時点でダウンロード処理
を終えるが、スレイブ局S5は自局に接続されたスレイ
ブ局S9,S10に対するダウンロード処理を行い、ス
レイブ局S7も自局に接続されたスレイブ局S10に対
してダウンロード処理を行う。
【0028】ここで、スレイブ局S10は、スレイブ局
S5,S7の双方からダウンロード要求を受信すること
になるが、最初に受信したダウンロード要求に対して許
可を返した時点でスレイブ局S10のダウンロード拒絶
判定手段6では当該ダウンロード・データの識別子がダ
ウンロード中と管理され、そのダウンロードが終了する
とダウンロード済みと管理され、何れの場合も後続のダ
ウンロード要求は拒絶されるため、スレイブ局S5,S
7のうち最初にダウンロード要求を出した局からのダウ
ンロード処理が有効となり、他は拒絶されることにな
る。
【0029】また、例えばスレイブ局S5からの処理に
よりスレイブ局S10にダウンロードが行われた場合、
スレイブ局S10はそのデータを自局に接続されたスレ
イブ局に送信するためダウンロード要求をスレイブ局S
7に送信するが、その時点では既にスレイブ局S7には
同一のダウンロード・データがロード済みのため、その
要求は拒絶されることになる。
【0030】以上の実施例では、各スレイブ局S1〜S
10は、他局からダウンロード・データを受信した場
合、そのデータの送信元の局を除く他の局に対してダウ
ンロード処理を行うようにしたが、そのデータの送信元
の局を含め自局に接続された全ての局に対して一律にダ
ウンロード処理を行うようにしても良い。この場合、マ
スタ局Mに対してもダウンロード要求が送られることに
なるので、例えば図4に示すように、マスタ局Mにも、
スレイブ局と同じようなダウンロード拒絶判定手段3が
備えられる。以下、この実施例の動作を図1,図3,図
4を参照して説明する。
【0031】マスタ局Mは、自局の管理するスレイブ局
S1〜S10に種々のプログラムやデータをダウンロー
ドする場合、記憶手段2中のダウンロード・データを、
通信路L1〜L3によって自局に直接に接続されたスレ
イブ局S1〜S3に対してのみダウンロードする。
【0032】即ち、マスタ局Mは、先ず各スレイブ局S
1〜S3に対して、これからダウンロードするデータの
識別子を伴うダウンロード要求を送信し、このダウンロ
ード要求に対して許可信号が送出されてくることによ
り、ダウンロード・データをそれらのスレイブ局S1〜
S3に送信する。
【0033】マスタ局Mから送信されたダウンロード要
求はスレイブ局S1〜S3の通信手段4で受信される。
通信手段4は、ダウンロード要求を受信すると、それに
含まれるダウンロード・データ識別子をダウンロード拒
絶判定手段6に通知し、応答を待つ。
【0034】ダウンロード拒絶判定手段6は、記憶手段
5に既に記憶されているダウンロード・データ(即ちダ
ウンロード済みのダウンロード・データ)の識別子およ
びダウンロード処理中のダウンロード・データの識別子
を保持して管理しており、この管理情報と通信手段4か
ら渡された識別子とから、今回ダウンロード要求のあっ
たダウンロード・データが既にダウンロード済み或いは
ダウンロード中のものであるか否かを判定し、ダウンロ
ード済み或いはダウンロード中のものでなければ、受信
許可を通信手段4に通知し、そうでなければ受信拒絶を
通信手段4に通知する。
【0035】通信手段4は、ダウンロード拒絶判定手段
6から受信拒絶の通知を受けた場合、ダウンロード要求
送信元に対してダウンロードを拒絶する。他方、受信許
可の通知を受けた場合は、ダウンロード要求送信元に対
してダウンロードの許可を通知する。
【0036】今、マスタ局Mがダウンロードするデータ
が全スレイブ局で新規なデータであったとすると、上記
のスレイブ局S1〜S3はマスタ局Mに対してダウンロ
ードの許可を通知することになり、マスタ局Mからダウ
ンロード・データが送られてくる。
【0037】マスタ局Mからのダウンロード・データは
スレイブ局S1〜S3の通信手段4で受信され、通信手
段4は、それを自局の記憶手段5にストアする。これに
より、スレイブ局S1〜S3に対してデータがダウンロ
ードされたことになる。このとき、ダウンロード拒絶判
定手段6は、今回ダウンロードされたデータの識別子を
ダウンロード済みのものとして管理する。
【0038】次に、スレイブ局S1〜S3の通信手段4
は、自局に接続される全ての局に対して、マスタ局Mに
おけるダウンロード処理と同様の処理を行う。
【0039】従って、スレイブ局S1はマスタ局Mおよ
びスレイブ局S4〜S6に対して、スレイブ局S2はマ
スタ局Mに対して、スレイブ局S3はマスタ局Mおよび
スレイブ局S7,S8に対して、それぞれダウンロード
処理を行うことになる。
【0040】即ち、スレイブ局S1は、先ずマスタ局M
およびスレイブ局S4〜S6に対して、これからダウン
ロードするデータの識別子を伴うダウンロード要求を送
信し、このダウンロード要求に対して許可通知が返却さ
れることにより、ダウンロード・データをそれらの局
M,S4〜S6に送信する。他方、これと同時期に、ス
レイブ局S2は、マスタ局Mに対してこれからダウンロ
ードするデータの識別子を伴うダウンロード要求を送信
し、これに対して許可通知が返却されるとダウンロード
・データをマスタ局Mに送信し、スレイブ局S3は、マ
スタ局Mおよびスレイブ局S7,S8に対して、これか
らダウンロードするデータの識別子を伴うダウンロード
要求を送信し、これに対して許可通知が返却されると、
ダウンロード・データをそれらの局M,S7,S8に送
信する。
【0041】スレイブ局S1〜S3からマスタ局Mに送
信されたダウンロード要求はマスタ局の通信手段1で受
信され、それらのダウンロード拒絶判定手段3により、
今回ダウンロード要求のあったダウンロード・データが
既にダウンロード済み或いはダウンロード中のものであ
ることが判定され、要求元のスレイブ局S1〜S3に対
して受信拒絶が通知される。従って、スレイブ局S1〜
S3はマスタ局Mに対してはダウンロード・データは送
信しない。
【0042】他方、スレイブ局S1,S3からスレイブ
局S4〜S8に対し送信されたダウンロード要求はスレ
イブ局S4〜S8の通信手段4で受信され、それらのダ
ウンロード拒絶判定手段6により、今回ダウンロード要
求のあったダウンロード・データが既にダウンロード済
み或いはダウンロード中のものでないことが判定され
て、受信許可が通信手段4から要求元のスレイブ局S
1,S3に返される。従って、スレイブ局S1,S3か
ら引き続きダウンロード・データが送信されると、これ
をスレイブ局S4〜S8の通信手段4で受信して自局の
記憶手段5にストアする。そして、スレイブ局S4〜S
8は、更に自局に接続された全局に対するダウンロード
処理を行う。即ち、スレイブ局S4はスレイブ局S1に
対して、スレイブ局S5はスレイブ局S1,S9,S1
0に対して、スレイブ局S6はスレイブ局S1に対し
て、スレイブ局S7はスレイブ局S3,S10に対し
て、スレイブ局S8はスレイブ局S3に対して、それぞ
れダウンロード処理を行う。
【0043】しかし、これらの局のうちダウンロード・
データの送信元であったスレイブ局S1,S3では、そ
のデータをダウンロード済みと管理しているため、スレ
イブ局S4〜S8からのダウンロード要求は拒絶され
る。
【0044】また、スレイブ局S10は、スレイブ局S
5,S7の双方からダウンロード要求を受信することに
なるが、最初に受信したダウンロード要求に対して許可
を返した時点でスレイブ局S10のダウンロード拒絶判
定手段6では当該ダウンロード・データの識別子がダウ
ンロード中と管理され、そのダウンロードが終了すると
ダウンロード済みと管理され、何れの場合も後続のダウ
ンロード要求は拒絶されるため、スレイブ局S5,S7
のうち最初にダウンロード要求を出した局からのダウン
ロード処理が有効となり、他は拒絶されることになる。
【0045】なお、スレイブ局S9はダウンロード要求
をスレイブ局S5に対して、スレイブ局S10はダウン
ロード要求をスレイブ局S5,S7に対して送信する
が、その時点では既にスレイブ局S5,S7には同一の
ダウンロード・データがロード済みのため、その要求は
拒絶される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、各スレ
イブ局に他局から受信したダウンロード・データを自局
に接続された他の局に伝搬させる機能を持たせたので、
スレイブ局に対するダウンロード処理を並行して進める
ことができ、同一データを全スレイブ局にダウンロード
するのに要する総時間を短縮することができる。
【0047】また、マスタ局は自局に接続されたスレイ
ブ局にのみダウンロード・データを送信するだけで良い
ので負荷が軽減され、ダウンロード処理の負荷分散が行
える。
【0048】なお、ダウンロード済みかダウンロード中
のデータにかかるダウンロード要求は拒絶されるので、
同じダウンロード・データが同一局で何度も受信された
り、ネットワーク内のスレイブ局を循環し続けることは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のダウンロード方式を適用し
た通信ネットワークの一例を示すブロック図である。
【図2】マスタ局の構成例を示すブロック図である。
【図3】スレイブ局の構成例を示すブロック図である。
【図4】マスタ局の別の構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
M…マスタ局 S,S1〜S10…スレイブ局 L1〜L11…通信路 1,4…通信手段 2,5…記憶手段 3,6…ダウンロード拒絶判定手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタ局と、該マスタ局に直接接続され
    たスレイブ局および前記マスタ局に他のスレイブ局を通
    じて間接的に接続されたスレイブ局を含む複数のスレイ
    ブ局とで構成された通信ネットワークにおけるダウンロ
    ード方式において、 前記マスタ局に、 自局に接続された全てのスレイブ局にダウンロード・デ
    ータの識別子を伴うダウンロード要求を送信して許可通
    知が返却されることによりダウンロード・データを送信
    する通信手段を備え、 前記各スレイブ局に、 ダウンロード・データをストアする記憶手段と、該記憶手段に記憶されているダウンロード・データの識
    別子およびダウンロード処理中のダウンロード・データ
    の識別子を保持し、他局からのダウンロード要求時、該
    要求に伴うダウンロード・データの識別子と前記保持し
    ている識別子とから、今回ダウンロード要求のあったダ
    ウンロード・データが既に自局においてダウンロード済
    み或いはダウンロード中か否かを判定し、ダウンロード
    済みか或いはダウンロード中のときは前記要求を拒絶
    し、それ以外は該要求を受け付けて許可通知を返却して
    送られてくるダウンロード・データを前記記憶手段に記
    憶し且つ自局に接続された局のうち前記ダウンロード・
    データの送信元の局を除く全ての局に今回のダウンロー
    ド・データの識別子を伴うダウンロード要求を送信して
    許可通知が返却されることにより前記ダウンロード・デ
    ータを送信する 通信手段とを備えることを特徴とするダ
    ウンロード方式。
  2. 【請求項2】 マスタ局と、該マスタ局に直接に接続さ
    れたスレイブ局および前記マスタ局に他のスレイブ局を
    通じて間接的に接続されたスレイブ局を含む複数のスレ
    イブ局とで構成された通信ネットワークにおけるダウン
    ロード方式において、 前記マスタ局に、 自局に接続された全てのスレイブ局にダウンロード・デ
    ータの識別子を伴うダウンロード要求を送信して許可通
    知が返却されることによりダウンロード・データを送信
    すると共にスレイブ局からのダウンロード要求を拒絶す
    る通信手段を備え、 前記各スレイブ局に、 ダウンロード・データをストアする記憶手段と、該記憶手段に記憶されているダウンロード・データの識
    別子およびダウンロード処理中のダウンロード・データ
    の識別子を保持し、他局からのダウンロード要求時、該
    要求に伴うダウンロード・データの識別子と前記保持し
    ている識別子とから、今回ダウンロード要求のあったダ
    ウンロード・データが既に自局においてダウンロード済
    み或いはダウンロード中か否かを判定し、ダウンロード
    済みか或いはダウンロード中のときは前記要求を拒絶
    し、それ以外は該要求を受け付けて許可通知を返却して
    送られてくるダウンロード・データを前記記憶手段に記
    憶し且つ自局に接続された全ての局に今回のダウンロー
    ド・データの識別子を伴うダウンロード要求を送信して
    許可通知が返却されることにより前記ダウンロード・デ
    ータを送信する 通信手段とを備えることを特徴とするダ
    ウンロード方式。
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