JP2531143Y2 - 三輪車両のステアリング装置 - Google Patents

三輪車両のステアリング装置

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JP2531143Y2 JP1990114800U JP11480090U JP2531143Y2 JP 2531143 Y2 JP2531143 Y2 JP 2531143Y2 JP 1990114800 U JP1990114800 U JP 1990114800U JP 11480090 U JP11480090 U JP 11480090U JP 2531143 Y2 JP2531143 Y2 JP 2531143Y2
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澄夫 浦部
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東洋運搬機株式会社
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は前後一方の車輪が一輪で操舵用車輪とすると
ともに、他方が二輪で駆動用車輪に構成された三輪車両
のステアリング装置に関する。
従来の技術 前後一方の車輪が一輪で操舵用車輪とするとともに、
他方が二輪で駆動用車輪に構成された三輪車両、たとえ
ば三輪式バッテリーフォークリフトは、第4図に示すよ
うに、前輪1A,1Bを駆動輪とするとともに、後輪を操舵
用車輪2とし、非常に小さい回転半径で旋回させるた
め、後輪2の操舵角を90度(左右180度)に及ぶように
構成される。そして、通常このような三輪車両では機動
性を増すため、駆動輪のいづれにも独立した駆動モータ
3A,3Bが連結され、操舵角の増加に従って増加する内輪
と外輪の速度差に対応するために、後輪2の操舵角を検
出してコントローラー(制御装置)4により両前輪1A,1
Bを制御駆動する。すなわち、たとえば後輪2が0度
(直進)から30度の範囲では後輪1A,1Bは内外輪同相駆
動、30度から80度の範囲では外輪のみ駆動で内輪はフリ
ー、80度から90度の範囲では内外輪異相駆動になるよう
に構成される。
従来、後輪2の操舵角の検出は、たとえば実公昭56−
44608号公報では、操舵用車輪のアクスルの操舵軸に取
り付けたカムを、その周囲所定位置に設けたリミットス
イッチに接触させて検出していた。また、実公平2−39
80号公報では、操舵用車輪のアクスルの操舵軸に取り付
けられたスプロケットにチェーンを巻回し、チェーン両
端を、両ピストンロッドが固定されたダブルロッド型の
シリンダチューブに連結した形式のものでは、シリンダ
チューブの位置を検出するリミットスイッチにより操舵
角を検出していた。
考案が解決しようとする課題 上記三輪車両の特徴は、駆動輪を操舵用車輪の操舵角
に応じて内外輪同相駆動、外輪のみ駆動で内輪はフリ
ー、内外輪異相駆動に切り換えることにより、旋回半径
が小さく機動性の高い走行性能を得られる点にあるが、
上記のようにこの動作の検出に機械的接点を有するリミ
ットスイッチを使用することで、信頼性や耐久性が低下
するとともに、その性質上少なくとも4個のリミットス
イッチが必要であり、取り付けスペースやコスト、その
調整作業が製造者側にとって不利益となり、使用者側に
もメンテナンスに時間を要するものとなっていた。
本考案は上記問題点を解決して、信頼性や耐久性が向
上できるとともに、調整作業やメンテナンスに時間がか
からない三輪車両のステアリング装置を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、車両の前後一
方にそれぞれ正逆回転駆動および自由回転に切り換え自
在に配設された左右駆動車輪と、他方に配設された一輪
の操舵用車輪とを備えた三輪車両において、ステアリン
グホィールに伝動手段を介して連動連結されかつ操舵用
車輪を支持するアクスルの操舵軸に、操舵角検出用のロ
ータリーエンコーダーを設け、このロータリーエンコー
ダーの出力信号に基づいて左右両駆動輪の駆動様態を切
り換えかつ連続的に制御する制御装置を設けたものであ
る。
作用 上記構成によれば、ロータリーエンコーダーの電気的
な回転角−抵抗特性を利用して連続的に後輪の操舵角を
検出し、この検出値に基づいてコントローラーにより前
輪の駆動モーターを連続的に制御するので、従来のリミ
ットスイッチを使用したものに比べて、左右の駆動車輪
の駆動様態を連続的に変化させてスムーズな走行転舵を
行うことができ、またきわめて信頼性が高く耐久性に優
れたステアリング装置が得られ、コストやスペース的に
も有利で、メンテナンスも少なくて済む。
実施例 以下本考案に係る三輪式バッテリーフォークリフトの
一実施例を第1図〜第3図に基づいて説明する。
後輪2が一輪で操舵用車輪にされるとともに、前輪1
A,1Bが二輪で駆動用車輪に構成された三輪式バッテリー
フォークリフトのステアリング装置は、車両前部の運転
席に配置されたステアリングホィール11により回転駆動
されるステアリングシャフト12に、トルクセンサー13ま
たは角度センサーが取り付けられるとともに、ユニバー
シャルジョイント14を介して駆動軸15が連結される。こ
の駆動軸15は、スプロケットおよびチェーンを介してア
クチュエータ(モーター)16の出力軸に連結連動されて
おり、駆動軸15は駆動スプロケット17,第1チェーン18
および第1中間スプロケット19を介して車両後部の後輪
(操舵輪)2近傍の中間軸20に連結連動される。そし
て、この中間軸20から第2中間スプロケット21,第2チ
ェーン22および操向スプロケット23を介して、後輪2を
回転自在に支持するリアアクスル24の操舵軸25に連結連
動されて後輪2が旋回駆動される。
前記操舵軸25には、第2図に示すように、フレキシブ
ルカップリング31を介してロータリーエンコーダー32の
検出部に連結され、このロータリーエンコーダー32はブ
ラケット33を介してフレーム34に取り付けられている。
このロータリーエンコーダー32の検出信号はコントロー
ラー(制御装置)35に出力され、コントローラー35によ
り、後輪2の操舵角に対応して左右の前輪1A,1Bの駆動
モーター3A,3Bをそれぞれ駆動するように構成される。
すなわち、ロータリーエンコーダー32は、第3図に示
すように、回転角−抵抗特性を利用して左右の回転方向
および回転角を抵抗値として検出し、コントローラー35
により駆動モーター3A,3Bに従来と同様の操作信号を出
力するように構成される。この時のロータリーエンコー
ダー32の出力例を第3図に示す。
A:右回転,外輪駆動検出 B:右回転,内外輪異相駆動検出 C:左回転,外輪駆動検出 D:左回転,内外輪異相駆動検出 上記実施例によれば、ロータリーエンコーダー32の電
気的な回転角−抵抗特性を利用して連続的に後輪2の操
舵角を検出し、この検出値に基づいてコントローラー35
により前輪1A,1Bの駆動モーター3A,3B連続して制御する
ので、安定した転舵が行えると共に、きわめて信頼性が
高い耐久性に優れたステアリング装置が得られる。
なお、ロータリーエンコーダー32に代えて他のエンコ
ーダー,ポテンショメーター,ボリューム等を使用する
こともできる。
考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、ロータリーエン
コーダーの電気的な回転角−抵抗特性を利用して連続的
に後輪の操舵角を検出し、この検出値に基づいてコント
ローラーにより前輪の駆動モーターを連続的に制御する
ので、従来のリミットスイッチを使用したものに比べ
て、左右の駆動車輪の駆動態様を連続的に変化させてス
ムーズな走行転舵を行うことができ、またきわめて信頼
性が高い耐久性に優れたステアリング装置が得られ、コ
ストやスペース的にも有利で、メンテナンスも少なくて
すむ。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案に係る三輪式バッテリーフォー
クリフトの一実施例を示し、第1図はステアリング装置
の概略構成図、第2図は後輪部の断面図、第3図はロー
タリーエンコーダーの特性図、第4図は従来の三輪式バ
ッテリーフォークリフトの説明図である。 1A,1B…前輪(駆動用車輪)、2…後輪(操舵用車
輪)、3A,3B…駆動モーター、11…ステアリングホィー
ル、24…リアアクスル、25…支軸、32…ロータリーエン
コーダー、31…フレキシブルカップリング、35…コント
ローラー(制御装置)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の前後一方にそれぞれ正逆回転駆動お
    よび自由回転に切り換え自在に配設された左右駆動車輪
    と、他方に配設された一輪の操舵用車輪とを備えた三輪
    車両において、ステアリングホィールに伝動手段を介し
    て連動連結されかつ操舵用車輪を支持するアクスルの操
    舵軸に、操舵角検出用のロータリーエンコーダーを設
    け、このロータリーエンコーダーの出力信号に基づいて
    左右両駆動輪の駆動容態を切り換えかつ連続的に制御す
    る制御装置を設けたことを特徴とする三輪車両のステア
    リング装置。
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