JPH06313Y2 - 自動二輪車の操舵装置 - Google Patents

自動二輪車の操舵装置

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JPH06313Y2
JPH06313Y2 JP1985163825U JP16382585U JPH06313Y2 JP H06313 Y2 JPH06313 Y2 JP H06313Y2 JP 1985163825 U JP1985163825 U JP 1985163825U JP 16382585 U JP16382585 U JP 16382585U JP H06313 Y2 JPH06313 Y2 JP H06313Y2
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JP
Japan
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wheel
handle
vehicle body
motorcycle
front wheel
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JP1985163825U
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JPS6272286U (ja
Inventor
浩 北川
達也 新海
昭彦 石原
信也 高次
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、自動二輪車の操舵装置に関する。
b.従来の技術 二輪車の操舵機構として、現在の量産車に、最も一般的
に使われている型式は、テレスコピック式の操舵機構で
ある。これは、第5図および第6図のように、フレーム
ヘッド部100に軸受101を介してハンドル回転軸102を設
け、このハンドル回転軸102に2つのブラケット103を装
着し、これらブラケット103にクッションユニット104を
備えた2本のフォーク105を固定し、これらフォーク104
に支持された軸に前車輪106を回転自在に支持したもの
である。
そして、ハンドル回転軸102に装着されたバーハンドル1
07を回動して前車輪106を装舵するものである。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような操舵装置では、ハンドル回転
軸102を中心としてバーハンドル107が回動するため、回
動角度によって幅方向に対するハンドル長さlが実質的
に変化することになる。また、回動角度によってはハン
ドル部分が車体の中で最も広い幅を有することになり、
外部の傷害物に接触する虞れがある。
本考案は、上記問題点を解決し、バーハンドルの幅が変
化しないため、車体の幅よりも内側になるようにバーハ
ンドルの幅寸法を設定できる自動二輪車の操舵装置を提
供することを目的とする。
d.課題を解決するための手段 本考案は、上記課題を解決するため、車体の前部に前車
輪を一輪、後部を後車輪を一輪設け、車体の上部に設け
られたシートに跨ってハンドルを操作して前車輪を操舵
し、後車輪の駆動によって走行する自動二輪車におい
て、上記前車輪を回転自在に支持するハブを、前車輪の
中心軸と直行する上下方向の軸に対して回動可能に支持
し、上記ハンドルに代えて上記車体の前部両側に、前後
方向に摺動可能なハンドルバーを設け、このハンドルバ
ーの後端部に握り部を設け、この握り部を前後に摺動操
作して、上記前車輪のハブを、上記軸を中心に回動操作
する操舵機構を操作するようにしたことにある。
e.実施例 以下図示の実施例を参照しながら本考案を詳細に説明す
る。
第1図は本考案の自動二輪車の操舵装置を備えた自動二
輪車を示す概念図である。
第1図において、1は前車輪2および後車輪3の懸架装
置としてスイングアーム式の懸架装置を採用した自動二
輪車の車体である。
この自動二輪車は、前後方向に作動するバーハンドル4
によって前車輪2を操舵するようにしたものである。こ
のバーハンドル4は、車体1の前部両側に前後方向に摺
動可能に設けられたハンドルバー5と、このハンドルバ
ー5の後端部に上方に向けて立設された握り部6とで構
成されている。バーハンドル4によって前車輪2を転舵
するための機構は、各種のものが考えられるが、実施例
の自動二輪車では、第2図および第3図のようにバーハ
ンドル4の操作によって空圧または油圧によってピスト
ンロッドを作動するシリンダ式を採用したものである。
この場合、前車輪2を懸架する懸架装置は、一端を車体
フレーム7に軸支された2本のスイングアーム8と、こ
のスイングアーム8を支持するクッションユニット(図
示せず)で構成されている。2本のスイングアーム8は
先端部を通常の車軸に相当するボルト9によって連結さ
れており、このボルト9に軸受10を介してパネル部材11
が装着されている。このパネル部材11はピロボール12を
介してトルクリンク13によって車体フレーム7に支持さ
れている。一方、上記前車輪2は、ホイール14の筒状軸
部14aの外周面に軸受15を介してハブ部材16が設けら
れ、このハブ部材16の上下の所定位置に互いに対応して
一対の回転軸171,172が螺着されている。この回転
軸171,172の位置は、前車輪2にオフセットを付与
するように設定してある。この回転軸171,172はそ
れぞれ軸受18を介して一対のアーム191,192の一端
を支持されており、このアーム191,192の他端をネ
ジ20を介して上記パネル部材11に固定してある。
上記ハブ部材16には、先端部にコ字型部材21を装着した
アーム22がネジ23を介して装着されており、このアーム
22に支持されたコ字型部材21には軸24が装着され、この
軸24に後述するシリンダ25のピストンロッド26が連結さ
れている。上記シリンダ25は上記パネル部材11にネジ止
めされたコ字型部材27の内側に配置され、該コ字型部材
の上下面に挿通されたネジ28を介して回動可能に支持さ
れている。このシリンダ25は運転席のバーハンドル4を
前後に移動させることで、空圧あるいは油圧系統を作動
させてピストンを作動させるものである。このピストン
の作動によって上記ハブ部材16は回転軸171,172
中心にして回動し、前車輪2を左右に回動するものであ
る。なお、上記ホイール14の軸部14aの内面の径は、中
心部から両開口端に向けて徐々に大きく形成されてお
り、進路変更に伴う上記スイングアーム8のボルト9と
の接触を防止している。29,30はスペーサである。
上記バーハンドル4とシリンダ25との間は、例えば、第
4図のように、左右のバーハンドル4のハンドルバー5
を各別のシリンダ32,33のピストン32a,33aに連結し、
シリンダ32,33のシリンダ室32b,33bをチューブ34,35
を介してシリンダ25のシリンダ室25a,25bに連結する。
これによってバーハンドル4の操作によってピストンロ
ッド26を作動させるものである。
次に、上記自動二輪車の操舵装置の動作を説明する。直
線走行において、前車輪2は、バブ部材16によってホイ
ール14の軸部14aが支持されて回転している。
次に、左右に曲がる場合、左右のバーハンドル4を前後
に摺動させると、空圧または油圧系統が作動してシリン
ダ25のピストンを作動させる。そして、ピストンロッド
26が作動し、ハブ部材16を前方または後方に押圧する。
このとき、ハブ部材16は、回転軸171,172を介して
アーム191,192に引き留められているので、回転軸
171,172を中心として左右に向きを変える。こうし
て、ハブ部材16の回動と共に、ホイール14を向きを変え
前車輪2の方向が変えられる。
なお、バーハンドル4に連動して左右の前車輪2を操舵
する機構としては、空圧、油圧を利用するもの以外に、
電気的あるいは機械的によるものでもよい。たとえば、
バーハンドル4の移動幅を電気的に検出して、この検出
量に応じて駆動モータを作動して前車輪2を操舵する方
法、あるいは、バーハンドルの移動幅に応じて歯車を駆
動して前車輪2を操舵してもよい。
f.考案の効果 以上述べたように本考案による自動二輪車の操舵装置に
よれば、車体の前部に前車輪を一輪、後部を後車輪を一
輪設け、車体の上部に設けられたシートに跨ってハンド
ルを操作して前車輪を操舵し、後車輪の駆動によって走
行する自動二輪車において、上記前車輪を回転自在に支
持するハブを、前車輪の中心軸と直行する上下方向の軸
に対して回動可能に支持し、上記ハンドルに代えて上記
車体の前部両側に、前後方向に摺動可能なハンドルバー
を設け、このハンドルバーの後端部に握り部を設け、こ
の握り部を前後に摺動操作して、上記前車輪のハブを、
上記軸を中心に回動操作する操舵機構を操作するように
したので、車体の幅方向に対するバーハンドルの幅を一
定に保つことができるとともにハンドル操作を腕全体で
行うことができる。よって、手首の疲労もなく、上体の
支持も安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による自動二輪車の操舵装置
を示す概念図、第2図および第3図は、シリンダ式の車
輪操作機構を示し、第2図は側面図、第3図は縦断面
図、第4図はバーハンドルと、シリンダとの操作系統を
示す概念断面図、第5図は従来の自動二輪車の操舵装置
を示す概念図、第6図はステアリングヘッド部の拡大断
面図である。 2…前車輪、 4…バーハンドル、 5…ハンドルバー、 6…握り部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−12482(JP,A) 実開 昭52−162974(JP,U) 実公 昭49−19347(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の前部に前車輪を一輪、後部を後車輪
    を一輪設け、車体の上部に設けられたシートに跨ってハ
    ンドルを操作して前車輪を操舵し、後車輪の駆動によっ
    て走行する自動二輪車において、上記前車輪を回転自在
    に支持するハブを、前車輪の中心軸と直行する上下方向
    の軸に対して回動可能に支持し、上記ハンドルに代えて
    上記車体の前部両側に、前後方向に摺動可能なハンドル
    バーを設け、このハンドルバーの後端部に握り部を設
    け、この握り部を前後に摺動操作して、上記前車輪のハ
    ブを、上記軸を中心に回動操作する操舵機構を操作する
    ようにしたことを特徴とする自動二輪車の操舵装置。
JP1985163825U 1985-10-25 1985-10-25 自動二輪車の操舵装置 Expired - Lifetime JPH06313Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985163825U JPH06313Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25 自動二輪車の操舵装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985163825U JPH06313Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25 自動二輪車の操舵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6272286U JPS6272286U (ja) 1987-05-08
JPH06313Y2 true JPH06313Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31092381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985163825U Expired - Lifetime JPH06313Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25 自動二輪車の操舵装置

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JP (1) JPH06313Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919347U (ja) * 1972-05-18 1974-02-19
JPS52162974U (ja) * 1976-06-03 1977-12-10
FR2565928B1 (fr) * 1984-06-14 1989-12-29 Elf France Dispositif d'actionnement manuel en particulier pour une direction de motocycle

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6272286U (ja) 1987-05-08

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