JPH08244665A - オートバイ用前輪懸架装置 - Google Patents
オートバイ用前輪懸架装置Info
- Publication number
- JPH08244665A JPH08244665A JP8032078A JP3207896A JPH08244665A JP H08244665 A JPH08244665 A JP H08244665A JP 8032078 A JP8032078 A JP 8032078A JP 3207896 A JP3207896 A JP 3207896A JP H08244665 A JPH08244665 A JP H08244665A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- front wheel
- connecting rod
- ball
- wheel suspension
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/04—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
- B62K25/12—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with rocking arm pivoted on each fork leg
- B62K25/14—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with rocking arm pivoted on each fork leg with single arm on each fork leg
- B62K25/16—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with rocking arm pivoted on each fork leg with single arm on each fork leg for front wheel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/04—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
- B62K25/06—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms
- B62K25/08—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms for front wheel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フォーク体の傾動運動による不都合が生じな
いように、または是認できる程度にしか生じないよう
に、オートバイ用前輪懸架装置を構成する。 【解決手段】 立筒に付設された球継ぎ手（１７）が、
別の回り継ぎ手に関して、縦連接棒（９）の回り継ぎ手
（１１）に対して平行に延在する回転軸線のまわりを回
動可能であり、また、制御控え棒（１９）の一方の端部
が当該球継ぎ手に枢着結合されており、制御控え棒（１
９）の反対側の端部が縦連接棒（９）に枢着結合されて
いる。
いように、または是認できる程度にしか生じないよう
に、オートバイ用前輪懸架装置を構成する。 【解決手段】 立筒に付設された球継ぎ手（１７）が、
別の回り継ぎ手に関して、縦連接棒（９）の回り継ぎ手
（１１）に対して平行に延在する回転軸線のまわりを回
動可能であり、また、制御控え棒（１９）の一方の端部
が当該球継ぎ手に枢着結合されており、制御控え棒（１
９）の反対側の端部が縦連接棒（９）に枢着結合されて
いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、入れ子式フォーク
体を備えるオートバイ用前輪懸架装置にして、前輪の車
軸を受けるすべり筒が下部フォークブリッジ部によって
互いに連結され、車体に固定された連接棒頭部にすべり
筒内を軸方向に移動可能な立筒が球継ぎ手を介して回動
可能に保持されており、また前記フォークブリッジ部に
別の球継ぎ手を介して縦連接棒が係合し、この縦連接棒
がオートバイ縦軸線に対して横向きに延在する回転軸線
を有する回り継ぎ手を介して回動可能に車体に装着され
ている前輪懸架装置に関する。
体を備えるオートバイ用前輪懸架装置にして、前輪の車
軸を受けるすべり筒が下部フォークブリッジ部によって
互いに連結され、車体に固定された連接棒頭部にすべり
筒内を軸方向に移動可能な立筒が球継ぎ手を介して回動
可能に保持されており、また前記フォークブリッジ部に
別の球継ぎ手を介して縦連接棒が係合し、この縦連接棒
がオートバイ縦軸線に対して横向きに延在する回転軸線
を有する回り継ぎ手を介して回動可能に車体に装着され
ている前輪懸架装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】公知の前輪懸架装置が、ドイツ特許第３
５１３９７４号明細書に示されている。この前輪懸架装
置の場合には、縦連接棒によって保持された入れ子式フ
ォーク体が、上部の軸受点（連接棒頭部に付属する球継
ぎ手）のまわりで傾動運動を行なう。傾動運動の強さ
は、縦連接棒の長さと上述の旋回点の位置とに従って決
まる。この運動から生じる車輪持ち上げ曲線は、走行安
定性、操縦性、入れ子式フォーク体の反応挙動、及びオ
ートバイの制動時の前傾揺動防止作用に影響を及ぼす。
５１３９７４号明細書に示されている。この前輪懸架装
置の場合には、縦連接棒によって保持された入れ子式フ
ォーク体が、上部の軸受点（連接棒頭部に付属する球継
ぎ手）のまわりで傾動運動を行なう。傾動運動の強さ
は、縦連接棒の長さと上述の旋回点の位置とに従って決
まる。この運動から生じる車輪持ち上げ曲線は、走行安
定性、操縦性、入れ子式フォーク体の反応挙動、及びオ
ートバイの制動時の前傾揺動防止作用に影響を及ぼす。
【０００３】連接棒の高さ位置（球継ぎ手の旋回点から
の距離）に応じて連接棒へ伝わるフォーク体の傾動運動
により、別の不都合が生じる。その結果として、前輪が
弾性運動する際に連接棒端部の不愉快な回動が起こる。
の距離）に応じて連接棒へ伝わるフォーク体の傾動運動
により、別の不都合が生じる。その結果として、前輪が
弾性運動する際に連接棒端部の不愉快な回動が起こる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
の不都合がもはや生じないように、または、是認できる
程度にしか生じないように、初めに述べた種類の前輪懸
架装置を構成することである。
の不都合がもはや生じないように、または、是認できる
程度にしか生じないように、初めに述べた種類の前輪懸
架装置を構成することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り、立筒に付設された球継ぎ手が、別の回り継ぎ手に関
して、縦連接棒の回り継ぎ手に対して平行に延在する回
転軸線のまわりを回動可能であること、及び制御控え棒
の一方の端部が当該球継ぎ手に枢着結合され、制御控え
棒の反対側の端部が縦連接棒に枢着結合されていること
によって解決される。本発明の有利な態様が、従属項に
示されている。
り、立筒に付設された球継ぎ手が、別の回り継ぎ手に関
して、縦連接棒の回り継ぎ手に対して平行に延在する回
転軸線のまわりを回動可能であること、及び制御控え棒
の一方の端部が当該球継ぎ手に枢着結合され、制御控え
棒の反対側の端部が縦連接棒に枢着結合されていること
によって解決される。本発明の有利な態様が、従属項に
示されている。
【０００６】
【作用及び効果】本発明により、球継ぎ手が操縦部頭部
に回転可能に保持されている。それによって、当該球継
ぎ手が、弾性運動の際の入れ子式フォーク体の回動運動
を妨げることができる。当該球継ぎ手の回転は、上下運
動する縦連接棒に作用されてその運動を当該球継ぎ手へ
伝える制御控え棒によって生み出される。制御控え棒の
寸法、縦連接棒の寸法、及び制御控え棒の枢着点の位置
を適当に決めると、理想的な場合には、前輪の弾性運動
の際に入れ子式フォーク体を平行移動させることができ
る。そのような場合には、操舵角もキャスタ（Nachlau
f）も変化しない。さらに、連接棒端部の煩わしい回動
がもはや生じない。従って、連接棒の高さ位置は、前輪
懸架装置のこの構造を顧慮して独立に選ぶことができ
る。同様に、入れ子式フォーク体の平行移動によって、
制動時の満足な前傾揺動防止作用が達成できる。
に回転可能に保持されている。それによって、当該球継
ぎ手が、弾性運動の際の入れ子式フォーク体の回動運動
を妨げることができる。当該球継ぎ手の回転は、上下運
動する縦連接棒に作用されてその運動を当該球継ぎ手へ
伝える制御控え棒によって生み出される。制御控え棒の
寸法、縦連接棒の寸法、及び制御控え棒の枢着点の位置
を適当に決めると、理想的な場合には、前輪の弾性運動
の際に入れ子式フォーク体を平行移動させることができ
る。そのような場合には、操舵角もキャスタ（Nachlau
f）も変化しない。さらに、連接棒端部の煩わしい回動
がもはや生じない。従って、連接棒の高さ位置は、前輪
懸架装置のこの構造を顧慮して独立に選ぶことができ
る。同様に、入れ子式フォーク体の平行移動によって、
制動時の満足な前傾揺動防止作用が達成できる。
【０００７】好都合な実施例では、上部フォークブリッ
ジ部が立筒を互いに連結する。当該フォークブリッジ部
が球ソケットを有し、当該球ソケットに球が装着されて
おり、それによって全体で球継ぎ手を形成する。他方ま
た、前記球自体は、連接棒頭部に回転可能に装着された
継ぎ手本体の一部である。
ジ部が立筒を互いに連結する。当該フォークブリッジ部
が球ソケットを有し、当該球ソケットに球が装着されて
おり、それによって全体で球継ぎ手を形成する。他方ま
た、前記球自体は、連接棒頭部に回転可能に装着された
継ぎ手本体の一部である。
【０００８】別の好都合な実施例では、縦連接棒と同様
に球継ぎ手の継ぎ手本体も軸受け環を有し、当該軸受け
環に制御控え棒の端部を枢着接続できる。進行方向のず
れを修正するための球継ぎ手の運動を可能な限り最善に
保つために、継ぎ手本体の固定環を継ぎ手本体の回転軸
心に関して球頭部と反対向きに配置することがさらに有
利である。
に球継ぎ手の継ぎ手本体も軸受け環を有し、当該軸受け
環に制御控え棒の端部を枢着接続できる。進行方向のず
れを修正するための球継ぎ手の運動を可能な限り最善に
保つために、継ぎ手本体の固定環を継ぎ手本体の回転軸
心に関して球頭部と反対向きに配置することがさらに有
利である。
【０００９】さらに別の有利な態様では、制御控え棒の
長さを変化させることができる。それは、手動あるいは
電気的な手段によって行うことができる。この方法で、
前輪のキャスタを適切に変えることができる。それによ
って、高速走行の場合と同様に低速走行の場合にも、走
行特性に有利な影響を与えることができる。
長さを変化させることができる。それは、手動あるいは
電気的な手段によって行うことができる。この方法で、
前輪のキャスタを適切に変えることができる。それによ
って、高速走行の場合と同様に低速走行の場合にも、走
行特性に有利な影響を与えることができる。
【００１０】最後に、さらに別の好都合な態様では、球
継ぎ手が連接棒頭部において横へ移動可能である。その
ことは、操舵運動の際にフォーク体の横への回動を可能
にし、結果として車輪踏面を移動させ得るという利点を
有する。このようにして、傾動モーメントに有利な影響
を与えることができる。
継ぎ手が連接棒頭部において横へ移動可能である。その
ことは、操舵運動の際にフォーク体の横への回動を可能
にし、結果として車輪踏面を移動させ得るという利点を
有する。このようにして、傾動モーメントに有利な影響
を与えることができる。
【００１１】
【実施例】図面には、全体として２と表示された入れ子
式フォーク体に、回転可能に保持されている前輪１が図
示されている。このために、入れ子式フォーク体は２つ
のすべり筒３を有するが、図面では、図示態様の関係
で、これらのすべり筒３の１つだけが示されている。フ
ォークブリッジ部４が、すべり筒３を前輪１の上方で連
結する。すべり筒３は、それらの下方端部で、上述のよ
うに前輪１が回転する車軸５を支持する。
式フォーク体に、回転可能に保持されている前輪１が図
示されている。このために、入れ子式フォーク体は２つ
のすべり筒３を有するが、図面では、図示態様の関係
で、これらのすべり筒３の１つだけが示されている。フ
ォークブリッジ部４が、すべり筒３を前輪１の上方で連
結する。すべり筒３は、それらの下方端部で、上述のよ
うに前輪１が回転する車軸５を支持する。
【００１２】立筒６（同様に１つだけが図示されてい
る）が、すべり筒３内に軸方向に移動可能に保持されて
いる。立筒６は、それらの上方端部で別のフォークブリ
ッジ部７によって互いに連結されている。念のためにさ
らに言及すると、泥よけ１２が前輪１を上方に対して部
分的に覆う。さらに、入れ子式フォーク体には、ケーシ
ング１４を備える投光装置１３並びにかじ取装備１５が
固定されている。最後に、図面には駆動ユニット１６が
概略的に示されている。これらの点では、前述した入れ
子式フォーク体２は、すべての普通のオートバイ銘柄に
現在使用されている前輪フォーク体と同じである。
る）が、すべり筒３内に軸方向に移動可能に保持されて
いる。立筒６は、それらの上方端部で別のフォークブリ
ッジ部７によって互いに連結されている。念のためにさ
らに言及すると、泥よけ１２が前輪１を上方に対して部
分的に覆う。さらに、入れ子式フォーク体には、ケーシ
ング１４を備える投光装置１３並びにかじ取装備１５が
固定されている。最後に、図面には駆動ユニット１６が
概略的に示されている。これらの点では、前述した入れ
子式フォーク体２は、すべての普通のオートバイ銘柄に
現在使用されている前輪フォーク体と同じである。
【００１３】上部フォークブリッジ部７は、球ソケット
７ｂを備える突出部７ａを有する。球ソケット７ｂは、
入れ子式フォーク体２を車体に装着している球継ぎ手１
７の一部である。車体は、図面では、本来のオートバイ
フレームの一部である連接棒頭部８によって代表され
る。
７ｂを備える突出部７ａを有する。球ソケット７ｂは、
入れ子式フォーク体２を車体に装着している球継ぎ手１
７の一部である。車体は、図面では、本来のオートバイ
フレームの一部である連接棒頭部８によって代表され
る。
【００１４】ところで、本明細書内での「車体に固定さ
れた」という表現は、車両フレームまたは車両フレーム
に固定された駆動装置等のような部分の意味に解すべき
ものである。
れた」という表現は、車両フレームまたは車両フレーム
に固定された駆動装置等のような部分の意味に解すべき
ものである。
【００１５】最後に、入れ子式フォーク体２は、縦連接
棒９を介して、詳しく符号をつけられていない車両フレ
ームに固定されている。その際、当該縦連接棒は、球継
ぎ手１０を介して下部フォークブリッジ部４の突出部４
ａに係合する。当該縦連接棒の別の端部は、回り継ぎ手
１１を介して回動可能に車両フレームに装着されてい
る。回り継ぎ手１１の回転軸心は、オートバイ縦軸線に
対して横向きに、図面では図示面の中へ延びている。
棒９を介して、詳しく符号をつけられていない車両フレ
ームに固定されている。その際、当該縦連接棒は、球継
ぎ手１０を介して下部フォークブリッジ部４の突出部４
ａに係合する。当該縦連接棒の別の端部は、回り継ぎ手
１１を介して回動可能に車両フレームに装着されてい
る。回り継ぎ手１１の回転軸心は、オートバイ縦軸線に
対して横向きに、図面では図示面の中へ延びている。
【００１６】球ソケット７ｂは、上述の球継ぎ手１７の
一部である。継ぎ手本体１８は球頭部１８ａを有し、球
頭部１８ａが球ソケット７ｂに装着されており、それに
よって球ソケット７ｂと一緒に球継ぎ手１７を形成す
る。継ぎ手本体１８は、連接棒頭部８に回転可能に装着
されており、その際、その回転軸心が、オートバイ縦方
向に対して横向きに、かつ縦連接棒９に付設された回り
継ぎ手１１の軸心に対して平行に延在する。さらに、継
ぎ手本体１８には、球頭部１８ａに対してほぼ直角に、
軸受け環１８ｂが形成されている。軸受け環１８ｂは、
球頭部１８ａとともにベルクランクを構成する。
一部である。継ぎ手本体１８は球頭部１８ａを有し、球
頭部１８ａが球ソケット７ｂに装着されており、それに
よって球ソケット７ｂと一緒に球継ぎ手１７を形成す
る。継ぎ手本体１８は、連接棒頭部８に回転可能に装着
されており、その際、その回転軸心が、オートバイ縦方
向に対して横向きに、かつ縦連接棒９に付設された回り
継ぎ手１１の軸心に対して平行に延在する。さらに、継
ぎ手本体１８には、球頭部１８ａに対してほぼ直角に、
軸受け環１８ｂが形成されている。軸受け環１８ｂは、
球頭部１８ａとともにベルクランクを構成する。
【００１７】制御控え棒１９の一方の端部が軸受け環１
８ｂに、別の端部が縦連接棒９の軸受け環９ａに枢着さ
れている。これらの連結によって、以下に詳しく述べら
れるように、継ぎ手本体１８または球継ぎ手１７が回動
運動を強制される。
８ｂに、別の端部が縦連接棒９の軸受け環９ａに枢着さ
れている。これらの連結によって、以下に詳しく述べら
れるように、継ぎ手本体１８または球継ぎ手１７が回動
運動を強制される。
【００１８】前輪１の弾性運動の際に、縦連接棒９が上
へ向かって破線の位置へ回動する。その回動運動は、２
方向矢印２０によって示されている。その際、縦連接棒
９は円軌道を描き、入れ子式フォーク体２を少なくとも
最初は進行方向前方へ押す。しかし、同時に、縦連接棒
９は軸受け環９ａを反時計回りに動かす。この軸受け環
９ａが制御控え棒１９を運動軌道に応じて下方かつ後方
へ引く。その際、制御控え棒１９の別の端部が継ぎ手１
８を時計回りに回動させ、それによって球頭部１８ａを
前方へ押す。球頭部１８ａは、その運動の際に、球ソケ
ット７ｂを介して上部フォークブリッジ部７を連行す
る。その結果、全体として、入れ子式フォーク体２の上
部が同様に車両方向前方へ動く。個々の運動軌道は、矢
印２１、２２によって示されている。
へ向かって破線の位置へ回動する。その回動運動は、２
方向矢印２０によって示されている。その際、縦連接棒
９は円軌道を描き、入れ子式フォーク体２を少なくとも
最初は進行方向前方へ押す。しかし、同時に、縦連接棒
９は軸受け環９ａを反時計回りに動かす。この軸受け環
９ａが制御控え棒１９を運動軌道に応じて下方かつ後方
へ引く。その際、制御控え棒１９の別の端部が継ぎ手１
８を時計回りに回動させ、それによって球頭部１８ａを
前方へ押す。球頭部１８ａは、その運動の際に、球ソケ
ット７ｂを介して上部フォークブリッジ部７を連行す
る。その結果、全体として、入れ子式フォーク体２の上
部が同様に車両方向前方へ動く。個々の運動軌道は、矢
印２１、２２によって示されている。
【００１９】適当に寸法を決めると、このようにして、
図面に破線で示されているように、入れ子式フォーク体
２の前方への平行移動が達成される。
図面に破線で示されているように、入れ子式フォーク体
２の前方への平行移動が達成される。
【図１】オートバイの前部の図式図である。
１ 前輪 ２ 入れ子式フォーク体 ３ すべり筒 ４ フォークブリッジ部 ６ 立筒 ７ フォークブリッジ部 ７ａ 突出部 ７ｂ 球ソケット ８ 連接棒頭部 ９ 縦連接棒 ９ａ 軸受け環（ジョイント環） １１ 回り継ぎ手 １７ 球継ぎ手 １８ 継ぎ手本体 １８ａ 球頭部 １８ｂ 軸受け環 １９ 制御控え棒
Claims (6)
- 【請求項１】 入れ子式フォーク体を備えるオートバイ
用前輪懸架装置にして、前輪の車軸を受けるすべり筒が
下部フォークブリッジ部によって互いに連結され、車体
に固定された連接棒頭部にすべり筒内を軸方向に移動可
能な立筒が球継ぎ手を介して回動可能に保持されてお
り、また前記フォークブリッジ部に別の球継ぎ手を介し
て縦連接棒が係合し、この縦連接棒がオートバイ縦軸線
に対して横向きに延在する回転軸線を有する回り継ぎ手
を介して回動可能に車体に装着されている前輪懸架装置
において、立筒に付設された球継ぎ手（１７）が、別の
回り継ぎ手に関して、縦連接棒（９）の回り継ぎ手（１
１）に対して平行に延在する回転軸線のまわりを回動可
能であること、及び制御控え棒（１９）の一方の端部が
当該球継ぎ手に枢着結合され、制御控え棒（１９）の反
対側の端部が縦連接棒（９）に枢着結合されていること
を特徴とする前輪懸架装置。 - 【請求項２】 立筒（６）に付設された球継ぎ手（１
７）が、上部フォークブリッジ部（７）に形成されかつ
球頭部（１８ａ）を収容する球ソケット（７ｂ）を有
し、当該球頭部（１８ａ）が、連接棒頭部（８）におい
て相対回転可能な継ぎ手本体（１８）の構成要素である
ことを特徴とする、請求項１に記載の前輪懸架装置。 - 【請求項３】 継ぎ手本体（１８）が、回転軸線に関し
て、球頭部（１８ａ）と反対の側に制御控え棒（１９）
の連結のための軸受け環（１８ｂ）を有することを特徴
とする、請求項２に記載の前輪懸架装置。 - 【請求項４】 縦連接棒（９）の回り継ぎ手（１１）の
領域に、縦連接棒（９）に固定されたジョイント環（９
ａ）が、制御控え棒（１９）のために設けられているこ
とを特徴とする、請求項２あるいは３に記載の前輪懸架
装置。 - 【請求項５】 制御控え棒（１９）の長さが可変となっ
ていることを特徴とする、請求項１から４の１つに記載
の前輪懸架装置。 - 【請求項６】 立筒（６）に付設されかつ連接棒頭部
（８）に装着された球継ぎ手（１７）が、車両横方向へ
移動可能であることを特徴とする、請求項１から５の１
つに記載の前輪懸架装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19506567A DE19506567A1 (de) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | Vorderradaufhängung für ein Motorrad |
| DE19506567:0 | 1995-02-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08244665A true JPH08244665A (ja) | 1996-09-24 |
| JP2802253B2 JP2802253B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=7754997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8032078A Expired - Lifetime JP2802253B2 (ja) | 1995-02-24 | 1996-02-20 | オートバイ用前輪懸架装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5813684A (ja) |
| EP (1) | EP0728661B1 (ja) |
| JP (1) | JP2802253B2 (ja) |
| DE (2) | DE19506567A1 (ja) |
| ES (1) | ES2107889T3 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004131063A (ja) * | 2002-07-29 | 2004-04-30 | Martin F Wimmer | 前輪サスペンションシステム及びその方法 |
Families Citing this family (37)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE9317132U1 (de) * | 1993-11-09 | 1994-01-20 | HS Technik und Design Technische Entwicklungen GmbH, 82234 Weßling | Vorrichtung zur gefederten Führung eines Vorderrades am Rahmen eines Fahrrades |
| HU220944B1 (en) * | 1996-12-20 | 2002-06-29 | Janos Fontos | Front wheel suspension mainly for motorcycles |
| DE19754965A1 (de) * | 1997-12-11 | 1999-06-17 | Bayerische Motoren Werke Ag | Federung für das Vorderrad eines Motorrades |
| DE19822730A1 (de) * | 1998-05-20 | 1999-11-25 | Bayerische Motoren Werke Ag | Führung für das Vorderrad eines Motorrades |
| SE519318C2 (sv) * | 1999-06-07 | 2003-02-11 | Oehlins Racing Ab | Framhjulsupphängning för företrädesvis motorcykel |
| US7503828B2 (en) * | 2004-10-26 | 2009-03-17 | Mattel, Inc. | Remote-controlled motorcycle and method of counter-steering |
| FR2895967A1 (fr) * | 2006-01-09 | 2007-07-13 | Mecanique Generale Maison Mart | Motocyclette du type tout terrain |
| US20070230844A1 (en) * | 2006-04-04 | 2007-10-04 | Jeremy King | Combination cylindrical and spherical joint |
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