JP2531062Y2 - 内視鏡の操作装置 - Google Patents
内視鏡の操作装置Info
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- JP2531062Y2 JP2531062Y2 JP1992014893U JP1489392U JP2531062Y2 JP 2531062 Y2 JP2531062 Y2 JP 2531062Y2 JP 1992014893 U JP1992014893 U JP 1992014893U JP 1489392 U JP1489392 U JP 1489392U JP 2531062 Y2 JP2531062 Y2 JP 2531062Y2
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- Japan
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- bending
- knob
- operation knob
- plate
- ring
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作部において挿入部
の湾曲管を湾曲操作するなどの操作を行なう内視鏡の操
作装置に関する。
の湾曲管を湾曲操作するなどの操作を行なう内視鏡の操
作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡の操作部には挿入部の湾
曲管部分を湾曲させるための湾曲操作装置が設けられて
いる。この湾曲操作装置はたとえば特開昭60−246
728号公報で示されるごとく、各種の操作用ノブが同
一軸心上に設けられていて、各操作用ノブは積み重ねら
れる状態に配置されている。すなわち、処置具の誘導方
向を規制操作する処置具誘導子操作レバーと、湾曲操作
用ノブをロックするノブが軸中心方向に積み重ねられ、
さらに、湾曲操作用ノブはその外側へ積み重ねられてい
る。
曲管部分を湾曲させるための湾曲操作装置が設けられて
いる。この湾曲操作装置はたとえば特開昭60−246
728号公報で示されるごとく、各種の操作用ノブが同
一軸心上に設けられていて、各操作用ノブは積み重ねら
れる状態に配置されている。すなわち、処置具の誘導方
向を規制操作する処置具誘導子操作レバーと、湾曲操作
用ノブをロックするノブが軸中心方向に積み重ねられ、
さらに、湾曲操作用ノブはその外側へ積み重ねられてい
る。
【0003】そして、各ノブは内視鏡の操作部を把持し
ているその同じ手で操作する必要がある。これは内視鏡
の挿通チャンネルに挿入した処置具を前進後退させる移
動操作を他方の手で行なうとともに、その他の作業たと
えば挿入部を体腔内へ送り込むときにも使うためにあけ
ておく必要があるためである。
ているその同じ手で操作する必要がある。これは内視鏡
の挿通チャンネルに挿入した処置具を前進後退させる移
動操作を他方の手で行なうとともに、その他の作業たと
えば挿入部を体腔内へ送り込むときにも使うためにあけ
ておく必要があるためである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、処置具
誘導子操作レバーを操作する場合、処置具を起上するた
めには大きな操作力が必要である。上記従来の操作装置
において、操作部のケーシング本体を把持したその手
で、処置具誘導子操作レバーを操作しようとすると、処
置具誘導子操作レバーは湾曲ノブとケーシング本体の間
に配設されているので、湾曲ノブに干渉しないように操
作しなければならず、術者は大きな操作力を加え難く操
作が困難であった。
誘導子操作レバーを操作する場合、処置具を起上するた
めには大きな操作力が必要である。上記従来の操作装置
において、操作部のケーシング本体を把持したその手
で、処置具誘導子操作レバーを操作しようとすると、処
置具誘導子操作レバーは湾曲ノブとケーシング本体の間
に配設されているので、湾曲ノブに干渉しないように操
作しなければならず、術者は大きな操作力を加え難く操
作が困難であった。
【0005】本考案は上記問題点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、片手で操作しても、大
きな操作力を加えることができる処置具誘導子操作レバ
ーを有する内視鏡の操作装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、片手で操作しても、大
きな操作力を加えることができる処置具誘導子操作レバ
ーを有する内視鏡の操作装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記問題点を
解決するために、本考案は、ケーシング本体より外部に
突出した回転自在で湾曲管の湾曲方向を制御する湾曲操
作ノブと前記ケーシング本体との間に配設され、前記湾
曲操作ノブと同軸で回転自在に設けられ端部に指当て部
を設けた処置具誘導子操作レバーを有した内視鏡の操作
装置において、前記指当て部を前記処置具誘導子操作レ
バーからその回転軸と平行で前記ケーシング本体の外周
面側に近接して延出させたものである。したがって、片
手で操作しても処置具誘導子操作レバーに大きな操作力
を加えられるようにして処置具の起上操作を容易に行う
ことができる。
解決するために、本考案は、ケーシング本体より外部に
突出した回転自在で湾曲管の湾曲方向を制御する湾曲操
作ノブと前記ケーシング本体との間に配設され、前記湾
曲操作ノブと同軸で回転自在に設けられ端部に指当て部
を設けた処置具誘導子操作レバーを有した内視鏡の操作
装置において、前記指当て部を前記処置具誘導子操作レ
バーからその回転軸と平行で前記ケーシング本体の外周
面側に近接して延出させたものである。したがって、片
手で操作しても処置具誘導子操作レバーに大きな操作力
を加えられるようにして処置具の起上操作を容易に行う
ことができる。
【0007】
【実施例】図1ないし図6は、本考案実施例を示すもの
である。図4中1は内視鏡である。この内視鏡1は操作
部2、挿入部3およびライトガイドケーブル4とからな
っている。上記挿入部3は可撓管5の先端に湾曲管6を
介して先端構成部7を連結してなる。操作部2には後述
する湾曲操作装置8が設けられており、この湾曲操作部
8aは操作部2の外部に出ている。そして、この湾曲操
作装置8の湾曲操作部8aにより術者が外部から操作す
ることにより上記湾曲管6を遠隔的に湾曲させ、先端構
成部7の向きを上下左右方向に変更できるようになって
いる。
である。図4中1は内視鏡である。この内視鏡1は操作
部2、挿入部3およびライトガイドケーブル4とからな
っている。上記挿入部3は可撓管5の先端に湾曲管6を
介して先端構成部7を連結してなる。操作部2には後述
する湾曲操作装置8が設けられており、この湾曲操作部
8aは操作部2の外部に出ている。そして、この湾曲操
作装置8の湾曲操作部8aにより術者が外部から操作す
ることにより上記湾曲管6を遠隔的に湾曲させ、先端構
成部7の向きを上下左右方向に変更できるようになって
いる。
【0008】上記湾曲操作装置8は、図1、図2、図4
および図5で示すように構成されている。すなわち、操
作部2のケーシング本体10は電気絶縁材料、たとえば
プラスチック製であり、この内部にはこのケーシング本
体10に固定された基板11が配設されている。この基
板11には固定軸12がその一端に形成された鍔13を
介して固定されている。この固定軸12の他端側は上記
ケーシング本体10に穿設された透孔14から外部に突
出している。また、固定軸12には第1のスリーブ15
と第2のスリーブ16とが回転自在に順次外嵌されてい
る。第1のスリーブ15の一端には第1のスプロケット
17が一体的に設けられ、第2のスリーブ16の一端に
は第2のスプロケット18が回転方向に一体的な動きを
するようにかみあっている。これら各スプロケット1
7,18には両端にワイヤが連結されたチェーン(とも
に図示せず)が噛合している。上記4本のワイヤは上記
湾曲管6を形成するコマ(図示せず)に周方向に90゜
間隔で連結されている。したがって、第1のスプロケッ
ト17が回転すると上記湾曲管6が左右に湾曲され、第
2のスプロケット18が回転すると上下に湾曲されるよ
うになっている。また、上記本体10の透孔14には軸
受筒体20がOリング21を介して気密に被嵌して設け
られ、この軸受筒体20には上記第2のスリーブ16が
回転自在に支持されている。
および図5で示すように構成されている。すなわち、操
作部2のケーシング本体10は電気絶縁材料、たとえば
プラスチック製であり、この内部にはこのケーシング本
体10に固定された基板11が配設されている。この基
板11には固定軸12がその一端に形成された鍔13を
介して固定されている。この固定軸12の他端側は上記
ケーシング本体10に穿設された透孔14から外部に突
出している。また、固定軸12には第1のスリーブ15
と第2のスリーブ16とが回転自在に順次外嵌されてい
る。第1のスリーブ15の一端には第1のスプロケット
17が一体的に設けられ、第2のスリーブ16の一端に
は第2のスプロケット18が回転方向に一体的な動きを
するようにかみあっている。これら各スプロケット1
7,18には両端にワイヤが連結されたチェーン(とも
に図示せず)が噛合している。上記4本のワイヤは上記
湾曲管6を形成するコマ(図示せず)に周方向に90゜
間隔で連結されている。したがって、第1のスプロケッ
ト17が回転すると上記湾曲管6が左右に湾曲され、第
2のスプロケット18が回転すると上下に湾曲されるよ
うになっている。また、上記本体10の透孔14には軸
受筒体20がOリング21を介して気密に被嵌して設け
られ、この軸受筒体20には上記第2のスリーブ16が
回転自在に支持されている。
【0009】この固定筒体20の外側には操作軸として
の回転筒体90が嵌合されている。そして、この固定筒
体20はカバー22を介して上記基板11に取付けら
れ、回転筒体90はその外側に嵌合され上記ケーシング
本体10の透孔14にOリング94を介して固定された
締付環体95によって回転自在に支承されている。さら
に、上記固定筒体20の外周壁に設けた溝部と締付環体
95の間にはOリング91を介している。さらに、上記
回転筒体90の外端部には処置具誘導子操作レバー92
が取付ねじ93によって固定され、これは上記ケーシン
グ本体10の外側面に沿って延出している。また、回転
筒体90の内端部にはリンク(図示せず)が固定されて
いて、公知の手段により操作ワイヤ(図示せず)に連結
している。この操作ワイヤは先端構成部7にある処置具
誘導子(図示せず)に連結している。また、処置具誘導
子操作レバー92の端部には外周面を指当て部96aと
した操作用の指当て部96がケーシング本体10の外周
面側に近接して延出するように取付けねじ97によって
固定されている。
の回転筒体90が嵌合されている。そして、この固定筒
体20はカバー22を介して上記基板11に取付けら
れ、回転筒体90はその外側に嵌合され上記ケーシング
本体10の透孔14にOリング94を介して固定された
締付環体95によって回転自在に支承されている。さら
に、上記固定筒体20の外周壁に設けた溝部と締付環体
95の間にはOリング91を介している。さらに、上記
回転筒体90の外端部には処置具誘導子操作レバー92
が取付ねじ93によって固定され、これは上記ケーシン
グ本体10の外側面に沿って延出している。また、回転
筒体90の内端部にはリンク(図示せず)が固定されて
いて、公知の手段により操作ワイヤ(図示せず)に連結
している。この操作ワイヤは先端構成部7にある処置具
誘導子(図示せず)に連結している。また、処置具誘導
子操作レバー92の端部には外周面を指当て部96aと
した操作用の指当て部96がケーシング本体10の外周
面側に近接して延出するように取付けねじ97によって
固定されている。
【0010】一方、操作レバー52は中間部98で折り
曲げられており、この先端には指当て部を構成する鉛体
53を取着することにより操作用ノブを構成している。
また、この鉛体53と上記ノブ96は第1のスリーブ1
5の回転中心軸に対し垂直な平面を考えると、この各回
転軌道はその同一平面内にほぼ位置するが、図6で示す
ように互いの作動範囲θ1 ,θ2 は干渉しない位置関係
に配置されている。
曲げられており、この先端には指当て部を構成する鉛体
53を取着することにより操作用ノブを構成している。
また、この鉛体53と上記ノブ96は第1のスリーブ1
5の回転中心軸に対し垂直な平面を考えると、この各回
転軌道はその同一平面内にほぼ位置するが、図6で示す
ように互いの作動範囲θ1 ,θ2 は干渉しない位置関係
に配置されている。
【0011】一方、上記第1のスリーブ15は第2のス
リーブ16よりも長尺に形成され、これらの他端にはそ
れぞれ鍔23,24が設けられている。第2のスリーブ
16の鍔24にはキャップ状をなし内部を収容室25と
した第1の受け体26がその開口面を上記本体10に向
け、かつ第1のスリーブ15との間にOリング26aを
介して固定されている。この第1の受け体26の収容室
25内には上面に摩擦板27を取着した第1の取付板2
8、上面に上記第1の取付板28に向って屈曲した板ば
ね29を有し上記軸受筒体20にOリング30を介して
回転自在に支持された第2の取付板31とが順次収容さ
れている。この第2の取付板31の上面周辺部には上部
環状壁32が立設され、この環状壁32と上記第1の受
け体26の内周面との間にはOリング33が介装されて
いる。なお、上部環状壁32の一部には切欠32aが設
けられ、この切欠32aには上記第1の取付板28に形
成された突起28aが係合している。上記第1の受け体
26の外周面にはその軸方向に沿って第1のおねじ34
と、36等分のピッチ間隔で形成された第1の外周スプ
ライン35および第2のおねじ36aが順次形成されて
いる。第2のおねじ36aには環状の調整体36が回転
自在に螺着されている。この調整体36の外周面には第
1の外周スプライン35と同じピッチ間隔の第2の外周
スプライン37が形成され、また下端面には径方向内方
と外方の両方に突出する鍔38が設けられている。この
鍔38の径方向内方に突出した部分は上記第2の取付体
31の下面周辺部に設けられた切欠31aに係合する突
起39aを有する下部環状壁39を摩擦係数の少ない材
質からなる摺動板99を介して受けている。したがっ
て、上記調整体36をねじ込むと摺動板99および下部
環状壁39を介して第2の取付体31が上昇して板ばね
29が第1の取付板28を付勢する力が増大するから、
この第1の取付板28に設けられた摩擦板27と上記第
1の受け体26の端部壁内面との圧接力が増大する。つ
まり、調整体36を回転操作することによって上記摩擦
板27による摩擦力を任意に調節できるようになってい
る。また、上記第1の受け体26と調整体36には前記
第1の操作ノブ40が嵌着される。この第1の操作ノブ
40は電気絶縁材料、たとえばプラスチック製であり、
この内周面には上記第1,第2の外周スプライン35,
37に対応する内周スプライン41が形成され、これら
スプライン35,37,41の嵌合によって第1の操作
ノブ40を回転させたときに上記第1の受け体26と調
整体36とが一体に回転するとともに、上記第1の受け
体26と調整体36との相対的な回転が阻止される、つ
まり上記調整体36による摩擦力の調整状態が固定され
るようになっている。なお、上記第1の受け体26の第
1のおねじ34には押えリング42が螺着され、上記第
1の操作ノブ40が抜出するのを阻止している。
リーブ16よりも長尺に形成され、これらの他端にはそ
れぞれ鍔23,24が設けられている。第2のスリーブ
16の鍔24にはキャップ状をなし内部を収容室25と
した第1の受け体26がその開口面を上記本体10に向
け、かつ第1のスリーブ15との間にOリング26aを
介して固定されている。この第1の受け体26の収容室
25内には上面に摩擦板27を取着した第1の取付板2
8、上面に上記第1の取付板28に向って屈曲した板ば
ね29を有し上記軸受筒体20にOリング30を介して
回転自在に支持された第2の取付板31とが順次収容さ
れている。この第2の取付板31の上面周辺部には上部
環状壁32が立設され、この環状壁32と上記第1の受
け体26の内周面との間にはOリング33が介装されて
いる。なお、上部環状壁32の一部には切欠32aが設
けられ、この切欠32aには上記第1の取付板28に形
成された突起28aが係合している。上記第1の受け体
26の外周面にはその軸方向に沿って第1のおねじ34
と、36等分のピッチ間隔で形成された第1の外周スプ
ライン35および第2のおねじ36aが順次形成されて
いる。第2のおねじ36aには環状の調整体36が回転
自在に螺着されている。この調整体36の外周面には第
1の外周スプライン35と同じピッチ間隔の第2の外周
スプライン37が形成され、また下端面には径方向内方
と外方の両方に突出する鍔38が設けられている。この
鍔38の径方向内方に突出した部分は上記第2の取付体
31の下面周辺部に設けられた切欠31aに係合する突
起39aを有する下部環状壁39を摩擦係数の少ない材
質からなる摺動板99を介して受けている。したがっ
て、上記調整体36をねじ込むと摺動板99および下部
環状壁39を介して第2の取付体31が上昇して板ばね
29が第1の取付板28を付勢する力が増大するから、
この第1の取付板28に設けられた摩擦板27と上記第
1の受け体26の端部壁内面との圧接力が増大する。つ
まり、調整体36を回転操作することによって上記摩擦
板27による摩擦力を任意に調節できるようになってい
る。また、上記第1の受け体26と調整体36には前記
第1の操作ノブ40が嵌着される。この第1の操作ノブ
40は電気絶縁材料、たとえばプラスチック製であり、
この内周面には上記第1,第2の外周スプライン35,
37に対応する内周スプライン41が形成され、これら
スプライン35,37,41の嵌合によって第1の操作
ノブ40を回転させたときに上記第1の受け体26と調
整体36とが一体に回転するとともに、上記第1の受け
体26と調整体36との相対的な回転が阻止される、つ
まり上記調整体36による摩擦力の調整状態が固定され
るようになっている。なお、上記第1の受け体26の第
1のおねじ34には押えリング42が螺着され、上記第
1の操作ノブ40が抜出するのを阻止している。
【0012】また、上記第2の取付板31の下側には、
上記軸受筒体20に回転不能に支持された第3の取付板
43と、この第3の取付板43の下側に上記軸受筒体2
0に回転自在に支持された第4の取付板44とが設けら
れている。第3の取付板43の外周面には図4に示すよ
うに一対の突起45が設けられているとともに、帯状の
係止ばね46と付勢ばね47とが一端を固着して設けら
れている。また、第4の取付板44の上面で上記第3の
取付板43の径方向外方には係合凹部48を有する規制
部材49が第4の取付板44を下側から遊貫通するねじ
44aによるねじ止めにより取着され、上記係合凹部4
8に上記突起45が係合している。したがって、第4の
取付板44は上記突起45が係合凹部48の一端から他
端に当接する間で回動させることができるようになって
いる。また、第4の取付板44の上面には上記係止ばね
46と付勢ばね47との他端に対応する位置にそれぞれ
ピン50が立設されている。ピン50は第4の取付板4
4に対して下方から上方へ貫通してその取付板44にね
じ止めされている。これらピン50は第4の取付板44
を図4の状態から矢印方向に回動させたときに上記各ば
ね46,47の他端を軸心方向に弾性変形させる。ま
た、第4の取付板44が図4に示す状態にあるとき、上
記係止ばね46の他端は上記下部環状壁39の内周面に
形成された凹部51に係合する。この係合によって第3
の取付板43に第2の取付板31が結合され、この第2
の取付板31の回転が阻止される。したがって、この状
態で第1の操作ノブ40を回転させる場合には、摩擦板
27と第1の受け体26との摩擦力が回転抵抗となる。
上記第4の取付板44からは金属製の操作レバー52が
一体に延出され、この操作レバー52によって上記第4
の取付板44を回動操作できるようになっている。
上記軸受筒体20に回転不能に支持された第3の取付板
43と、この第3の取付板43の下側に上記軸受筒体2
0に回転自在に支持された第4の取付板44とが設けら
れている。第3の取付板43の外周面には図4に示すよ
うに一対の突起45が設けられているとともに、帯状の
係止ばね46と付勢ばね47とが一端を固着して設けら
れている。また、第4の取付板44の上面で上記第3の
取付板43の径方向外方には係合凹部48を有する規制
部材49が第4の取付板44を下側から遊貫通するねじ
44aによるねじ止めにより取着され、上記係合凹部4
8に上記突起45が係合している。したがって、第4の
取付板44は上記突起45が係合凹部48の一端から他
端に当接する間で回動させることができるようになって
いる。また、第4の取付板44の上面には上記係止ばね
46と付勢ばね47との他端に対応する位置にそれぞれ
ピン50が立設されている。ピン50は第4の取付板4
4に対して下方から上方へ貫通してその取付板44にね
じ止めされている。これらピン50は第4の取付板44
を図4の状態から矢印方向に回動させたときに上記各ば
ね46,47の他端を軸心方向に弾性変形させる。ま
た、第4の取付板44が図4に示す状態にあるとき、上
記係止ばね46の他端は上記下部環状壁39の内周面に
形成された凹部51に係合する。この係合によって第3
の取付板43に第2の取付板31が結合され、この第2
の取付板31の回転が阻止される。したがって、この状
態で第1の操作ノブ40を回転させる場合には、摩擦板
27と第1の受け体26との摩擦力が回転抵抗となる。
上記第4の取付板44からは金属製の操作レバー52が
一体に延出され、この操作レバー52によって上記第4
の取付板44を回動操作できるようになっている。
【0013】一方、図1および図2で示すようにこの操
作レバー52の先端部の上面壁には電気絶縁材料、たと
えばプラスチックから成形された釦体53がねじ止め取
着されている。さらに、操作レバー52の途中部には電
気絶縁材料からなる熱収縮性チューブ54が被覆されて
いる。したがって、外部から術者が操作レバー52に対
して直接に触れることがない。
作レバー52の先端部の上面壁には電気絶縁材料、たと
えばプラスチックから成形された釦体53がねじ止め取
着されている。さらに、操作レバー52の途中部には電
気絶縁材料からなる熱収縮性チューブ54が被覆されて
いる。したがって、外部から術者が操作レバー52に対
して直接に触れることがない。
【0014】一方、上記第1のスリーブ15の鍔23に
は、キャップ状に形成された第2の受け体55がその開
口面を上方に向け、かつOリング56によって第1のス
リーブ15との間の気密を保つ状態で固定されている。
この第2の受け体55の内部収容室57には上方に向か
って屈曲した環状の板ばね58と、上面に摩擦板59が
取着された第5の取付板60とが順次上下動自在に収容
され、これらは上記第2の受け体55に取着された押え
板61によって抜出するのを阻止されている。さらに、
摩擦板59の上面側には上記固定軸12に回転不能かつ
上下動自在に保持された圧接板62が設けられている。
この圧接板62は、上記固定軸12に回転可能に螺着さ
れた押し体63のボス部64下端によって押圧され、上
記摩擦板59と圧接するようになっている。すなわち、
押し体63のねじ込み量によって上記圧接板62と摩擦
板59との摩擦力を調節できるようになっている。な
お、圧接板62と押し体63との間には内周面と外周面
とにそれぞれOリング65が設けられた密封部材66が
設けられ、内周面に設けられたOリング65は上記ボス
部64外周面に圧接し、外周面のOリング65は上記第
2の受け体55の内周面に圧接している。さらに、上記
押し体63の外周面には取付環体67が複数の止めねじ
68によって固着され、この取付環体67には上記押し
体63の上面を覆う袋状の操作体69がOリング67a
を介して一体的に取着されている。したがって、この操
作体69によって上記押し体63を回転させれば、上記
圧接板62を変位させることができる。この操作体69
は電気的絶縁材料、たとえばプラスチックにより一体成
形されている。
は、キャップ状に形成された第2の受け体55がその開
口面を上方に向け、かつOリング56によって第1のス
リーブ15との間の気密を保つ状態で固定されている。
この第2の受け体55の内部収容室57には上方に向か
って屈曲した環状の板ばね58と、上面に摩擦板59が
取着された第5の取付板60とが順次上下動自在に収容
され、これらは上記第2の受け体55に取着された押え
板61によって抜出するのを阻止されている。さらに、
摩擦板59の上面側には上記固定軸12に回転不能かつ
上下動自在に保持された圧接板62が設けられている。
この圧接板62は、上記固定軸12に回転可能に螺着さ
れた押し体63のボス部64下端によって押圧され、上
記摩擦板59と圧接するようになっている。すなわち、
押し体63のねじ込み量によって上記圧接板62と摩擦
板59との摩擦力を調節できるようになっている。な
お、圧接板62と押し体63との間には内周面と外周面
とにそれぞれOリング65が設けられた密封部材66が
設けられ、内周面に設けられたOリング65は上記ボス
部64外周面に圧接し、外周面のOリング65は上記第
2の受け体55の内周面に圧接している。さらに、上記
押し体63の外周面には取付環体67が複数の止めねじ
68によって固着され、この取付環体67には上記押し
体63の上面を覆う袋状の操作体69がOリング67a
を介して一体的に取着されている。したがって、この操
作体69によって上記押し体63を回転させれば、上記
圧接板62を変位させることができる。この操作体69
は電気的絶縁材料、たとえばプラスチックにより一体成
形されている。
【0015】さらに、図1および図2で示すように上記
取付環体67の外周には電気絶縁材料、たとえばゴム製
のカバーリング67bが被着固定されていて、このカバ
ーリング67bにより上記金属製の取付環体67の外周
面を覆っている。つまり、金属製の取付環体67は電気
絶縁性のカバーリング67bにより覆われているため、
術者がこれに触れることがなく、感電を防止する。
取付環体67の外周には電気絶縁材料、たとえばゴム製
のカバーリング67bが被着固定されていて、このカバ
ーリング67bにより上記金属製の取付環体67の外周
面を覆っている。つまり、金属製の取付環体67は電気
絶縁性のカバーリング67bにより覆われているため、
術者がこれに触れることがなく、感電を防止する。
【0016】また、このカバーリング67bと後述する
第2の操作ノブ82とは、図1および図2で示すように
上下に重なり合っており、その間の隙間から内部へ手指
などを差し込みにくくしてこれにより術者の感電の防止
をより確実にして安全性を向上している。
第2の操作ノブ82とは、図1および図2で示すように
上下に重なり合っており、その間の隙間から内部へ手指
などを差し込みにくくしてこれにより術者の感電の防止
をより確実にして安全性を向上している。
【0017】また、上記押し体63の上面には上記固定
軸12に回動不能に保持された第1の歯板70と、上記
固定軸12に回転自在に保持された第2の歯板71とが
設けられ、上記固定軸12の末端に螺着されたナット7
2で固定されている。第1の歯板70と第2の歯板71
の接合する面には、互いに係合する多数の歯73が周方
向に所定のピッチで形成されている。上記第2の歯板7
1には図5に示すように径方向外方に3つの舌片74
a、74b、74cが突設されている。つまり、これら
舌片によって第2の歯板71には周方向に区隔された第
1乃至第3の規制溝75a、75b、75cが形成され
ている。各規制溝75a、75b、75cの角度A、
B、Cは等角度となっている。また、各規制溝75a、
75b、75cの相対位置を示す角度D、Eの関係はD
が上記歯73のピッチの整数倍+1/3ピッチ、Eが上
記歯73のピッチの整数倍+2/3ピッチとなってい
る。上記規制溝の1つ、たとえば角度Aの第1の規制溝
75aには上記押し体63の上面に突設された回動規制
ピン76が位置している。したがって、上記押し体63
は上記第1の規制溝75aの角度Aの範囲で回動させる
ことができる。
軸12に回動不能に保持された第1の歯板70と、上記
固定軸12に回転自在に保持された第2の歯板71とが
設けられ、上記固定軸12の末端に螺着されたナット7
2で固定されている。第1の歯板70と第2の歯板71
の接合する面には、互いに係合する多数の歯73が周方
向に所定のピッチで形成されている。上記第2の歯板7
1には図5に示すように径方向外方に3つの舌片74
a、74b、74cが突設されている。つまり、これら
舌片によって第2の歯板71には周方向に区隔された第
1乃至第3の規制溝75a、75b、75cが形成され
ている。各規制溝75a、75b、75cの角度A、
B、Cは等角度となっている。また、各規制溝75a、
75b、75cの相対位置を示す角度D、Eの関係はD
が上記歯73のピッチの整数倍+1/3ピッチ、Eが上
記歯73のピッチの整数倍+2/3ピッチとなってい
る。上記規制溝の1つ、たとえば角度Aの第1の規制溝
75aには上記押し体63の上面に突設された回動規制
ピン76が位置している。したがって、上記押し体63
は上記第1の規制溝75aの角度Aの範囲で回動させる
ことができる。
【0018】次に、第1の歯板70に対する第2の歯板
71の相対位置を変えてやれば、歯73のピッチごとに
回動規制ピン76の回動位置を変えることができるの
で、上記押し体63のねじ込み量を変えることができ
る。即ち、歯73のピッチごとに上記圧接板62と摩擦
板59との摩擦力を調整できる。さらに、上記回動規制
ピン76を上記第2の規制溝75bあるいは上記第3の
規制溝75cに位置させれば上記歯73のピッチ1/3
ごとに回動規制ピン76の回動位置を変えることができ
る。つまり、押し体63のねじ込み量を上記歯73の
(歯数)×3段階で調節できるようになっている。
71の相対位置を変えてやれば、歯73のピッチごとに
回動規制ピン76の回動位置を変えることができるの
で、上記押し体63のねじ込み量を変えることができ
る。即ち、歯73のピッチごとに上記圧接板62と摩擦
板59との摩擦力を調整できる。さらに、上記回動規制
ピン76を上記第2の規制溝75bあるいは上記第3の
規制溝75cに位置させれば上記歯73のピッチ1/3
ごとに回動規制ピン76の回動位置を変えることができ
る。つまり、押し体63のねじ込み量を上記歯73の
(歯数)×3段階で調節できるようになっている。
【0019】一方、上記第2の受け体55の外周面には
その軸方向下側から外周スプライン80とおねじ81と
が形成されている。上記外周スプライン80には内周面
に内周スプライン82aが形成された第2の操作ノブ8
2が外嵌され、上記おねじ81には押えリング83が螺
着され、この押えリング83によって上記第2の操作ノ
ブ82が抜出するのを阻止している。したがって、第2
の操作ノブ82により上記第2の受け体55を回転させ
れば、この回転に第1のスリーブ15を運動させて上記
挿入部3の湾曲管6を左右方向に湾曲させることがで
き、またこのとき摩擦板59と圧接板62との摩擦力が
第2の操作ノブ82の回転抵抗となるから、上記摩擦力
を操作体69によって調節すれば、上記第2の操作ノブ
82を固定したり、その回転角度を微細に変化させるな
どのことができる。
その軸方向下側から外周スプライン80とおねじ81と
が形成されている。上記外周スプライン80には内周面
に内周スプライン82aが形成された第2の操作ノブ8
2が外嵌され、上記おねじ81には押えリング83が螺
着され、この押えリング83によって上記第2の操作ノ
ブ82が抜出するのを阻止している。したがって、第2
の操作ノブ82により上記第2の受け体55を回転させ
れば、この回転に第1のスリーブ15を運動させて上記
挿入部3の湾曲管6を左右方向に湾曲させることがで
き、またこのとき摩擦板59と圧接板62との摩擦力が
第2の操作ノブ82の回転抵抗となるから、上記摩擦力
を操作体69によって調節すれば、上記第2の操作ノブ
82を固定したり、その回転角度を微細に変化させるな
どのことができる。
【0020】また、上記押えリング83は電気絶縁材料
によって形成してもよいが、取付け強度を増すため金属
製であった方がよい。図1および図2で示すようにこの
押えリング83は操作ノブ82の内側において下って位
置しており、電気絶縁物たる操作ノブ82により覆われ
ている。したがって、術者がこの押えリング83に触れ
感電することはない。
によって形成してもよいが、取付け強度を増すため金属
製であった方がよい。図1および図2で示すようにこの
押えリング83は操作ノブ82の内側において下って位
置しており、電気絶縁物たる操作ノブ82により覆われ
ている。したがって、術者がこの押えリング83に触れ
感電することはない。
【0021】なお、上記押し体63の上面には第1の歯
板70と第2の歯板71のずれを防止する位置決めばね
85および押し体63が所定の範囲で回動するときにそ
の回動の終端部分で回動規制ピン76と弾性的に係合す
るクリックばね86とが設けられている。位置決めばね
85、クリックばね86のぬけを防止するぬけとめ板1
00は歯板71の上に位置し、操作体69から突出した
ボス101によって上下のガタを規正されている。
板70と第2の歯板71のずれを防止する位置決めばね
85および押し体63が所定の範囲で回動するときにそ
の回動の終端部分で回動規制ピン76と弾性的に係合す
るクリックばね86とが設けられている。位置決めばね
85、クリックばね86のぬけを防止するぬけとめ板1
00は歯板71の上に位置し、操作体69から突出した
ボス101によって上下のガタを規正されている。
【0022】このように構成された湾曲操作装置8によ
れば、第1の操作ノブ40の回転抵抗は、その組立工程
において第1の受け体26とこれに螺着された調整体3
6とを相対的に回転させれば、板ばね29による第1の
取付板28を付勢する力を調整できるから、この第1の
取付板28に設けられた摩擦板27と第1の受け体26
との摩擦力を変えることができる。つまり、第1の受け
体26と調整体36とを相対的に回転させるだけでブレ
ーキ力を調節することができる。このように、ブレーキ
力を調節したならば、上記第1の受け体26の第1の外
周スプライン35と調整体36の第2の外周スプライン
37とを一致させてここに第1の操作ノブ40をその内
周スプライン41を嵌合させて取着すれば、これら各ス
プライン35,37と41の嵌合によって上記第1の受
け体26と調整体36との相対的な回転が阻止されるか
ら、ブレーキ力の調節状態がずれることがない。
れば、第1の操作ノブ40の回転抵抗は、その組立工程
において第1の受け体26とこれに螺着された調整体3
6とを相対的に回転させれば、板ばね29による第1の
取付板28を付勢する力を調整できるから、この第1の
取付板28に設けられた摩擦板27と第1の受け体26
との摩擦力を変えることができる。つまり、第1の受け
体26と調整体36とを相対的に回転させるだけでブレ
ーキ力を調節することができる。このように、ブレーキ
力を調節したならば、上記第1の受け体26の第1の外
周スプライン35と調整体36の第2の外周スプライン
37とを一致させてここに第1の操作ノブ40をその内
周スプライン41を嵌合させて取着すれば、これら各ス
プライン35,37と41の嵌合によって上記第1の受
け体26と調整体36との相対的な回転が阻止されるか
ら、ブレーキ力の調節状態がずれることがない。
【0023】また、上述したブレーキ力の調節に際し、
この調節は上記各外周スプライン35,37の1ピッチ
単位で第1の受け体26と調節体36とを相対的に回転
させて行なわれ、この実施例では上記スプライン35,
37が36等分となっているから、非常に微量な調節が
可能である。さらに、第1の操作ノブ40の回転トルク
はこの内周スプライン41に分散されるから、上記操作
ノブ40をたとえば1本のノックピンで第1の受け体2
6に結合した場合のように応力が集中して破損しやすい
ということがない。
この調節は上記各外周スプライン35,37の1ピッチ
単位で第1の受け体26と調節体36とを相対的に回転
させて行なわれ、この実施例では上記スプライン35,
37が36等分となっているから、非常に微量な調節が
可能である。さらに、第1の操作ノブ40の回転トルク
はこの内周スプライン41に分散されるから、上記操作
ノブ40をたとえば1本のノックピンで第1の受け体2
6に結合した場合のように応力が集中して破損しやすい
ということがない。
【0024】そして、この湾曲操作装置8はケーシング
本体10の外部に出ている湾曲操作部8aの操作部材た
る第1の操作ノブ40、操作レバー52、第2の操作ノ
ブ82および操作体69に手を触れてそれぞれ操作され
る。しかし、これらは電気絶縁材料で作られ、あるいは
被覆されており、さらに、金属製の部品はこれらの内側
にあり、その電気製の部品は絶縁部材で覆われている。
したがって、高周波処置具を使用した場合、術者が金属
製の部品に直接触れて高周波漏れ電流により感電するこ
とがない。また、摺動板102、摺動板103は各々接
している回動軸の摺動抵抗を軽減させる。
本体10の外部に出ている湾曲操作部8aの操作部材た
る第1の操作ノブ40、操作レバー52、第2の操作ノ
ブ82および操作体69に手を触れてそれぞれ操作され
る。しかし、これらは電気絶縁材料で作られ、あるいは
被覆されており、さらに、金属製の部品はこれらの内側
にあり、その電気製の部品は絶縁部材で覆われている。
したがって、高周波処置具を使用した場合、術者が金属
製の部品に直接触れて高周波漏れ電流により感電するこ
とがない。また、摺動板102、摺動板103は各々接
している回動軸の摺動抵抗を軽減させる。
【0025】しかして、上記構成において処置具誘導子
操作レバー92の端部に設けた指当て部96は、図1に
示すように、処置具誘導子操作レバー92から回転中心
軸と平行で前記ケーシング本体10の外周面側に近接し
て延出される。したがって、湾曲操作ノブ96の下面か
ら離れ、その湾曲操作ノブ96と干渉せずに処置具誘導
子操作レバー92を作動することができるので、術者が
片手で操作部のケーシング本体を把持したその手で処置
具誘導子操作レバーの操作を行っても、操作力を強く加
えられるようになり、処置具の起上を容易にできる。
操作レバー92の端部に設けた指当て部96は、図1に
示すように、処置具誘導子操作レバー92から回転中心
軸と平行で前記ケーシング本体10の外周面側に近接し
て延出される。したがって、湾曲操作ノブ96の下面か
ら離れ、その湾曲操作ノブ96と干渉せずに処置具誘導
子操作レバー92を作動することができるので、術者が
片手で操作部のケーシング本体を把持したその手で処置
具誘導子操作レバーの操作を行っても、操作力を強く加
えられるようになり、処置具の起上を容易にできる。
【0026】なお、本考案は上記実施例のものに限られ
るものではない。たとえば上記実施例における操作レバ
ー92および操作用ノブ96を焦点調節用に使うもので
もよい。この場合、図1および図2において回転筒体9
0の内端部はリンクを介した焦点調節ワイヤに接続し、
この焦点調節ワイヤを押し引きして焦点調節を行なう。
また、焦点調節用ノブと処置具起上操作用ノブを回転中
心軸に対して垂直な同一平面内に配置してもよい。さら
に、本考案の適用する操作用ノブの種類は問わず、ま
た、少なくともこの操作用ノブに適用すればよい。
るものではない。たとえば上記実施例における操作レバ
ー92および操作用ノブ96を焦点調節用に使うもので
もよい。この場合、図1および図2において回転筒体9
0の内端部はリンクを介した焦点調節ワイヤに接続し、
この焦点調節ワイヤを押し引きして焦点調節を行なう。
また、焦点調節用ノブと処置具起上操作用ノブを回転中
心軸に対して垂直な同一平面内に配置してもよい。さら
に、本考案の適用する操作用ノブの種類は問わず、ま
た、少なくともこの操作用ノブに適用すればよい。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、ケーシン
グ本体より外部に突出した回転自在で湾曲管の湾曲方向
を制御する湾曲操作ノブと前記ケーシング本体との間に
配設され、前記湾曲操作ノブと同軸で回転自在に設けら
れ、端部に指当て部を設けた処置具誘導子操作レバーを
有した内視鏡の操作装置において、前記指当て部を前記
処置具誘導子操作レバーから回転軸と平行で前記ケーシ
ング本体の外周面側に近接して延出させたものであるか
ら、術者が片手で操作部のケーシング本体を把持するそ
の手で処置具誘導子操作レバーを操作しても、湾曲操作
ノブと干渉せずに処置具誘導子操作レバーを操作できる
ので、十分強い操作力を加えられるようになる。よっ
て、処置具の起上操作は容易になり、内視鏡の操作性は
向上する。
グ本体より外部に突出した回転自在で湾曲管の湾曲方向
を制御する湾曲操作ノブと前記ケーシング本体との間に
配設され、前記湾曲操作ノブと同軸で回転自在に設けら
れ、端部に指当て部を設けた処置具誘導子操作レバーを
有した内視鏡の操作装置において、前記指当て部を前記
処置具誘導子操作レバーから回転軸と平行で前記ケーシ
ング本体の外周面側に近接して延出させたものであるか
ら、術者が片手で操作部のケーシング本体を把持するそ
の手で処置具誘導子操作レバーを操作しても、湾曲操作
ノブと干渉せずに処置具誘導子操作レバーを操作できる
ので、十分強い操作力を加えられるようになる。よっ
て、処置具の起上操作は容易になり、内視鏡の操作性は
向上する。
【図1】本考案の一実施例の湾曲操作装置の左半分の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】本考案の一実施例の湾曲操作装置の右半分の縦
断面図である。
断面図である。
【図3】同じくその内視鏡全体の斜視図である。
【図4】同じく湾曲操作装置の第1の操作ノブの部分の
横断面図である。
横断面図である。
【図5】同じく湾曲操作装置の第2の操作ノブの部分の
横断面図である
横断面図である
【図6】操作用ノブの作動域を示す説明図である。
1…内視鏡、2…操作部、40…操作用ノブ、52…操
作レバー、53…釦体、82…操作ノブ、96…操作用
ノブ、96a…指当て部。
作レバー、53…釦体、82…操作ノブ、96…操作用
ノブ、96a…指当て部。
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシング本体より外部に突出した回転
自在で湾曲管の湾曲方向を制御する湾曲操作ノブと前記
ケーシング本体との間に配設され、前記湾曲操作ノブと
同軸で回転自在に設けられ端部に指当て部を設けた処置
具誘導子操作レバーを有した内視鏡の操作装置におい
て、前記指当て部を前記処置具誘導子操作レバーからそ
の回転軸と平行で前記ケーシング本体の外周面側に近接
して延出させたことを特徴とする内視鏡の操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992014893U JP2531062Y2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 内視鏡の操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992014893U JP2531062Y2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 内視鏡の操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04111303U JPH04111303U (ja) | 1992-09-28 |
JP2531062Y2 true JP2531062Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=31902254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992014893U Expired - Lifetime JP2531062Y2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 内視鏡の操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531062Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5815835A (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-29 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡の処置具起上装置 |
JPS5825137A (ja) * | 1981-08-05 | 1983-02-15 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡の湾曲操作装置 |
JPS5937923A (ja) * | 1982-08-25 | 1984-03-01 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡 |
JPS59197229A (ja) * | 1983-04-22 | 1984-11-08 | 株式会社町田製作所 | 内視鏡の操作用のノブ |
JPS6045337A (ja) * | 1984-07-20 | 1985-03-11 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP1992014893U patent/JP2531062Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04111303U (ja) | 1992-09-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961022 |