JP2530992Y2 - 2パレット格納式倉庫 - Google Patents

2パレット格納式倉庫

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JP2530992Y2
JP2530992Y2 JP1991045857U JP4585791U JP2530992Y2 JP 2530992 Y2 JP2530992 Y2 JP 2530992Y2 JP 1991045857 U JP1991045857 U JP 1991045857U JP 4585791 U JP4585791 U JP 4585791U JP 2530992 Y2 JP2530992 Y2 JP 2530992Y2
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JP1991045857U
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Inventor
直樹 茨木
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、2パレット格納式倉庫
に係り、特に、被格納物の出庫を速やかにかつ確実に行
なう技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2パレット格納式倉庫では、図2に示す
ように、格納建屋1の吹き抜け空間2に、その長手方向
に沿ってスタッカクレーン等のワーク搬送手段3を配置
するとともに、吹き抜け空間2の両側に吹き抜け空間2
に対して連通状態の間口を有する格納棚4を並べた状態
に複数配しておき、該格納棚4にその奥行方向に2パレ
ットの被格納物Xを格納するようにしており、一つの格
納棚に1パレットの被格納物Xを格納する倉庫と比較し
て格納効率が高く、特に、高い密度で長期間の格納を必
要とする冷凍倉庫業界等に有用なものとなっている。
【0003】そして、格納棚4の奥行側の被格納物Xを
出庫して、手前側の被格納物Xをそのまま残す必要があ
る場合には、「空」の格納棚4が存在していることを前
提として出庫が行なわれる。例えば、ワーク搬送手段3
を作動させてそのフォーク部3aを、手前側の被格納物
X(非対象物B)のパレットに差し込んで引き出し、非
対象物Bを図2に破線及び矢印で示すように、「空」の
格納棚4(空棚C)に移し替えておき、次いで、ワーク
搬送手段3の作動によって奥行側の被格納物X(対象物
A)を、図2の実線の矢印で示すように、引き出して出
庫する手順によって実施される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、対象物Aが格
納棚4の奥行側に格納されている場合には、出庫作業に
時間がかかるとともに、空棚Cが無い場合には、上述の
方法が適用できないことになり、さらに、被格納物Xの
パレット部分にワーク搬送手段3のフォーク部3aを差
し込んで移動させるために、ワーク搬送手段3の停止位
置にずれが生じることを考慮すると、格納棚4の中心に
対する被格納物Xの格納位置が、移動作業のたびにばら
つくとすれば、最悪の場合には誤差が積算されて格納不
能となる恐れもある。
【0005】本考案は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、被格納物の出庫を迅速に行なうとともに、位
置ずれを小さくして格納及び出庫作業を確実に行なうこ
と等を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、格納建屋の吹
き抜け空間に、その長手方向に沿ってスタッカクレーン
等のワーク搬送手段を配置し、吹き抜け空間の側部に吹
き抜け空間に連通状態の間口を有する格納棚を複数並設
するとともに、該格納棚にその奥行方向に2パレットの
被格納物を格納する倉庫において、複数の格納棚の一部
に手前側及び奥行側の被格納物を個別に別の位置に一時
収容する複数の待機ステーションを配設し、該待機ステ
ーションにその中心と収容される被格納物の中心とを位
置合わせする調芯手段を配設する構成を付加した2パレ
ット格納式倉庫としている。
【0007】
【作用】倉庫に格納している被格納物の中で、どの位置
にある被格納物を出庫すべきかの情報を、搬送車両の到
着あるいは搬送手段の作動前に入手している場合には、
その出庫情報に基づいて、出庫対象の被格納物の位置が
格納棚の手前側にあるいか否かを判定しておき、出庫対
象の被格納物の前に出庫対象としない被格納物が存在し
ている部分について、入れ替え作業を実施する。この入
れ替え作業は、手前側の非対象物を待機ステーションの
一つに移送して、調芯手段によって位置合わせを行な
い、次いで、奥行側の対象物を他の待機ステーションに
移送して、同様に調芯手段によって位置合わせを行な
う。そして、位置合わせを行なった非対象物を当初の格
納棚の奥行側に、かつ、位置合わせを行なった対象物を
当初の格納棚の手前側に再び格納する。搬送車両の到着
あるいは搬送手段の作動時には、格納棚の手前側の対象
物の出庫を実施することにより、ワーク搬送手段の作動
時間を短縮する。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る2パレット格納式倉庫の
一実施例について、図1に基づいて説明する。
【0009】該一実施例にあっても、格納建屋1、吹き
抜け空間2、ワーク搬送手段3、フォーク部3a、格納
棚4を具備する点で、図2例と共通する部分があるが、
複数の格納棚4の一部に、例えば二つの待機ステーショ
ン11,12が配設され、該待機ステーション11,1
2には、被格納物Xの位置合わせをするための調芯手段
13が配設される。
【0010】前記待機ステーション11,12は、格納
棚4が複数段(複数階)の多段構造となっている場合に
は、その任意の位置、例えば複数段の最下段で、かつ、
吹き抜け空間2の長手方向の中間に設定される。
【0011】前記調芯手段13は、図1の記載ではその
具体的構造が省略されているが、ワーク搬送手段3の走
行方向(吹き抜け空間2の長手方向)における待機ステ
ーション11,12の中心位置と、被格納物Xを一時収
容する場合における待機ステーション11,12の奥行
方向の設定位置とを、基準位置として設定しており、さ
らに、例えばワーク搬送手段3が被格納物Xの荷重の支
持を解除した場合に、被格納物Xの側部がガイド部材に
接触して自然に中心に戻る原理を利用したものや、機械
的な強制手段で中心に戻すもの等、被格納物Xの水平位
置を前記基準位置に修正する機能を有するものが適用さ
れる。
【0012】このような構成を有する2パレット格納式
倉庫の入出庫作業は、以下に説明するように行なわれ
る。
【0013】入庫作業は、ワーク搬送手段3を作動させ
て、入庫口(入出庫口)において、搬送車両からの移
送、ベルトコンベア等の搬送手段から各格納棚4までの
移送を行なうことにより実施される。この入庫作業にあ
っては、被格納物Xを設定された位置等に順次送り込む
ことにより行なわれ、一つの格納棚4に2パレットを格
納して格納密度を高めることが実施され、入庫作業から
後日の出庫作業までの各被格納物Xの格納情報は、コン
ピュータにより管理される。
【0014】出庫作業時には、前日あるいは当日におけ
る出庫物を遠方に運搬する搬送車両等の倉庫までの到着
前に、出庫情報が入手可能であるか否かが、出庫時間の
短縮を左右する。
【0015】つまり、先立って出庫情報が入手可能であ
る場合には、被格納物Xの中で、どの位置にある被格納
物Xを出庫すべきかが、搬送手段の作動前等に判明する
ため、この出庫情報をコンピュータに入力して作動させ
ることにより、出庫情報に基づいて、出庫の対象となる
被格納物Xの位置を判別し、対象物Aが格納棚4の手前
側にあるか否かを判定しておく。そして、出庫対象の被
格納物X(以下、対象物A)の前に出庫対象としない被
格納物X(以下、非対象物B)が存在している部分につ
いては、これらの入れ替え作業を出庫作業に先立って実
施する。
【0016】この入れ替え作業は、ワーク搬送手段3を
作動させることによって、図1においての流れで示す
ように、手前側の非対象物Bを中央の部分に設置されて
いる第1の待機ステーション11に移送して一時的に収
容させる。この収容時に、ワーク搬送手段3から調芯手
段13に移し替えることにより、前述した調芯手段13
の機能が働いて間口方向及び奥行方向の位置合わせが行
なわれる。
【0017】次いで、図1においての流れで示すよう
に、奥行側の対象物Aを第2の待機ステーション12に
移送し、かつ、調芯手段13による同様の位置合わせを
行なう。
【0018】位置合わせがなされた非対象物Bについて
は、図1においての流れで示すように、当初の格納棚
4の奥行側に、かつ、対象物Aについては当初の格納棚
4の手前側に再び格納する。
【0019】このように複数の対象物Aを格納棚4の手
前側に位置させる準備をしておいて、搬送車両の到着あ
るいは搬送手段の作動時に、手前側の対象物Aの出庫を
図1の白抜きの矢印で示すように実施すると、当然のこ
とながら、ワーク搬送手段3の作動時間を短縮すること
ができる。さらに、入れ替えがなされた対象物Aは、調
芯手段13による位置合わせが行なわれており、ワーク
搬送手段3や搬送手段の連結時の精度を向上させる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る2パ
レット格納式倉庫によれば、複数の格納棚の一部に手前
側及び奥行側の被格納物を個々に一時収容する待機ステ
ーションを配設し、該待機ステーションに被格納物の位
置合わせをする調芯手段を配設しているので、以下に述
べるような効果を奏する。 (1) 出庫に先立って出庫対象の被格納物を待機ステ
ーションに一時収容して入れ替えを行なう作業を必要に
応じて実施し、被格納物を格納棚の手前に配しておくこ
とにより、出庫作業時のワーク部の無駄な移動を少なく
し、出庫を迅速に行なうことができる。 (2) 待機ステーションに一時収容する作業ととも
に、調芯手段による被格納物の位置合わせを行なうこと
によって、被格納物の位置ずれを小さくして格納及び出
庫作業を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る2パレット格納式倉庫の一実施例
を示す要部の平面図である。
【図2】2パレット格納式倉庫の従来構造例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 格納建屋 2 吹き抜け空間 3 ワーク搬送手段 3a フォーク部 4 格納棚 11,12 待機ステーション 13 調芯手段 X 被格納物 A 対象物 B 非対象物 C 空棚

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納建屋(1)の吹き抜け空間(2)
    に、その長手方向に沿ってスタッカクレーン等のワーク
    搬送手段(3)を配置し、吹き抜け空間の側部に吹き抜
    け空間に連通状態の間口を有する格納棚(4)を複数並
    設するとともに、該格納棚にその奥行方向に2パレット
    の被格納物(X)を格納する倉庫であって、複数の格納
    棚の一部に手前側及び奥行側の被格納物を個別に別の位
    置に一時収容する複数の待機ステーション(11,1
    2)を配設し、該待機ステーションにその中心と収容さ
    れる被格納物の中心とを位置合わせする調芯手段(1
    3)を配設することを特徴とする2パレット格納式倉
    庫。
JP1991045857U 1991-06-18 1991-06-18 2パレット格納式倉庫 Expired - Lifetime JP2530992Y2 (ja)

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JPS6042122B2 (ja) * 1979-04-23 1985-09-20 株式会社日立製作所 自動倉庫における疲格納物の格納方法
JPS6487412A (en) * 1987-09-25 1989-03-31 Daifuku Kk Automatic warehouse

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