JPH0519210U - 2パレツト格納式倉庫 - Google Patents

2パレツト格納式倉庫

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JPH0519210U
JPH0519210U JP4585791U JP4585791U JPH0519210U JP H0519210 U JPH0519210 U JP H0519210U JP 4585791 U JP4585791 U JP 4585791U JP 4585791 U JP4585791 U JP 4585791U JP H0519210 U JPH0519210 U JP H0519210U
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JP4585791U
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直樹 茨木
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 2パレット格納式倉庫に係り、被格納物の出
庫を迅速に行なうとともに、被格納物の位置ずれを小さ
くして格納及び出庫作業を確実に行なう。 【構成】 格納建屋1の吹き抜け空間2に、その長手方
向に沿ってワーク搬送手段3を配置し、吹き抜け空間2
の側部に格納棚4を複数並設するとともに、格納棚4に
2パレットの被格納物Xを格納する倉庫であり、複数の
格納棚4の一部に被格納物Xを個々に一時収容する待機
ステーション11,12を配設し、待機ステーション1
1,12に被格納物Xの位置合わせをする調芯手段13
を配設する。出庫に先立って出庫対象の被格納物Xを待
機ステーション11,12に一時収容して、被格納物X
を格納棚4の手前に配し、出庫作業時のワーク部の無駄
な移動を少なくし、待機ステーションへ11,12の一
時収容作業とともに、被格納物Xの位置合わせを行な
う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、2パレット格納式倉庫に係り、特に、被格納物の出庫を速やかにか つ確実に行なう技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
2パレット格納式倉庫では、図2に示すように、格納建屋1の吹き抜け空間2 に、その長手方向に沿ってスタッカクレーン等のワーク搬送手段3を配置すると ともに、吹き抜け空間2の両側に吹き抜け空間2に対して連通状態の間口を有す る格納棚4を並べた状態に複数配しておき、該格納棚4にその奥行方向に2パレ ットの被格納物Xを格納するようにしており、一つの格納棚に1パレットの被格 納物Xを格納する倉庫と比較して格納効率が高く、特に、高い密度で長期間の格 納を必要とする冷凍倉庫業界等に有用なものとなっている。
【0003】 そして、格納棚4の奥行側の被格納物Xを出庫して、手前側の被格納物Xをそ のまま残す必要がある場合には、「空」の格納棚4が存在していることを前提と して出庫が行なわれる。例えば、ワーク搬送手段3を作動させてそのフォーク部 3aを、手前側の被格納物X(非対象物B)のパレットに差し込んで引き出し、 非対象物Bを図2に破線及び矢印で示すように、「空」の格納棚4(空棚C)に 移し替えておき、次いで、ワーク搬送手段3の作動によって奥行側の被格納物X (対象物A)を、図2の実線の矢印で示すように、引き出して出庫する手順によ って実施される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、対象物Aが格納棚4の奥行側に格納されている場合には、出庫作業に 時間がかかるとともに、空棚Cが無い場合には、上述の方法が適用できないこと になり、さらに、被格納物Xのパレット部分にワーク搬送手段3のフォーク部3 aを差し込んで移動させるために、ワーク搬送手段3の停止位置にずれが生じる ことを考慮すると、格納棚4の中心に対する被格納物Xの格納位置が、移動作業 のたびにばらつくとすれば、最悪の場合には誤差が積算されて格納不能となる恐 れもある。
【0005】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、被格納物の出庫を迅速に 行なうとともに、位置ずれを小さくして格納及び出庫作業を確実に行なうこと等 を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、格納建屋の吹き抜け空間に、その長手方向に沿ってスタッカクレー ン等のワーク搬送手段を配置し、吹き抜け空間の側部に吹き抜け空間に連通状態 の間口を有する格納棚を複数並設するとともに、該格納棚にその奥行方向に2パ レットの被格納物を格納する倉庫において、複数の格納棚の一部に手前側及び奥 行側の被格納物を個々に一時収容する待機ステーションを配設し、該待機ステー ションにその中心と収容される被格納物の中心とを位置合わせする調芯手段を配 設する構成を付加した2パレット格納式倉庫としている。
【0007】
【作用】
倉庫に格納している被格納物の中で、どの位置にある被格納物を出庫すべきか の情報を、搬送車両の到着あるいは搬送手段の作動前に入手している場合には、 その出庫情報に基づいて、出庫対象の被格納物の位置が格納棚の手前側にあるい か否かを判定しておき、出庫対象の被格納物の前に出庫対象としない被格納物が 存在している部分について、入れ替え作業を実施する。 この入れ替え作業は、手前側の非対象物を待機ステーションの一つに移送して 、調芯手段によって位置合わせを行ない、次いで、奥行側の対象物を他の待機ス テーションに移送して、同様に調芯手段によって位置合わせを行なう。 そして、位置合わせを行なった非対象物を当初の格納棚の奥行側に、かつ、位 置合わせを行なった対象物を当初の格納棚の手前側に再び格納する。 搬送車両の到着あるいは搬送手段の作動時には、格納棚の手前側の対象物の出 庫を実施することにより、ワーク搬送手段の作動時間を短縮する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る2パレット格納式倉庫の一実施例について、図1に基づい て説明する。
【0009】 該一実施例にあっても、格納建屋1、吹き抜け空間2、ワーク搬送手段3、フ ォーク部3a、格納棚4を具備する点で、図2例と共通する部分があるが、複数 の格納棚4の一部に、例えば二つの待機ステーション11,12が配設され、該 待機ステーション11,12には、被格納物Xの位置合わせをするための調芯手 段13が配設される。
【0010】 前記待機ステーション11,12は、格納棚4が複数段(複数階)の多段構造 となっている場合には、その任意の位置、例えば複数段の最下段で、かつ、吹き 抜け空間2の長手方向の中間に設定される。
【0011】 前記調芯手段13は、図1の記載ではその具体的構造が省略されているが、ワ ーク搬送手段3の走行方向(吹き抜け空間2の長手方向)における待機ステーシ ョン11,12の中心位置と、被格納物Xを一時収容する場合における待機ステ ーション11,12の奥行方向の設定位置とを、基準位置として設定しており、 さらに、例えばワーク搬送手段3が被格納物Xの荷重の支持を解除した場合に、 被格納物Xの側部がガイド部材に接触して自然に中心に戻る原理を利用したもの や、機械的な強制手段で中心に戻すもの等、被格納物Xの水平位置を前記基準位 置に修正する機能を有するものが適用される。
【0012】 このような構成を有する2パレット格納式倉庫の入出庫作業は、以下に説明す るように行なわれる。
【0013】 入庫作業は、ワーク搬送手段3を作動させて、入庫口(入出庫口)において、 搬送車両からの移送、ベルトコンベア等の搬送手段から各格納棚4までの移送を 行なうことにより実施される。 この入庫作業にあっては、被格納物Xを設定された位置等に順次送り込むこと により行なわれ、一つの格納棚4に2パレットを格納して格納密度を高めること が実施され、入庫作業から後日の出庫作業までの各被格納物Xの格納情報は、コ ンピュータにより管理される。
【0014】 出庫作業時には、前日あるいは当日における出庫物を遠方に運搬する搬送車両 等の倉庫までの到着前に、出庫情報が入手可能であるか否かが、出庫時間の短縮 を左右する。
【0015】 つまり、先立って出庫情報が入手可能である場合には、被格納物Xの中で、ど の位置にある被格納物Xを出庫すべきかが、搬送手段の作動前等に判明するため 、この出庫情報をコンピュータに入力して作動させることにより、出庫情報に基 づいて、出庫の対象となる被格納物Xの位置を判別し、対象物Aが格納棚4の手 前側にあるか否かを判定しておく。 そして、出庫対象の被格納物X(以下、対象物A)の前に出庫対象としない被 格納物X(以下、非対象物B)が存在している部分については、これらの入れ替 え作業を出庫作業に先立って実施する。
【0016】 この入れ替え作業は、ワーク搬送手段3を作動させることによって、図1にお いての流れで示すように、手前側の非対象物Bを中央の部分に設置されている 第1の待機ステーション11に移送して一時的に収容させる。 この収容時に、ワーク搬送手段3から調芯手段13に移し替えることにより、 前述した調芯手段13の機能が働いて間口方向及び奥行方向の位置合わせが行な われる。
【0017】 次いで、図1においての流れで示すように、奥行側の対象物Aを第2の待機 ステーション12に移送し、かつ、調芯手段13による同様の位置合わせを行な う。
【0018】 位置合わせがなされた非対象物Bについては、図1においての流れで示すよ うに、当初の格納棚4の奥行側に、かつ、対象物Aについては当初の格納棚4の 手前側に再び格納する。
【0019】 このように複数の対象物Aを格納棚4の手前側に位置させる準備をしておいて 、搬送車両の到着あるいは搬送手段の作動時に、手前側の対象物Aの出庫を図1 の白抜きの矢印で示すように実施すると、当然のことながら、ワーク搬送手段3 の作動時間を短縮することができる。 さらに、入れ替えがなされた対象物Aは、調芯手段13による位置合わせが行 なわれており、ワーク搬送手段3や搬送手段の連結時の精度を向上させる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る2パレット格納式倉庫によれば、複数の格 納棚の一部に手前側及び奥行側の被格納物を個々に一時収容する待機ステーショ ンを配設し、該待機ステーションに被格納物の位置合わせをする調芯手段を配設 しているので、以下に述べるような効果を奏する。 (1) 出庫に先立って出庫対象の被格納物を待機ステーションに一時収容して 入れ替えを行なう作業を必要に応じて実施し、被格納物を格納棚の手前に配して おくことにより、出庫作業時のワーク部の無駄な移動を少なくし、出庫を迅速に 行なうことができる。 (2) 待機ステーションに一時収容する作業とともに、調芯手段による被格納 物の位置合わせを行なうことによって、被格納物の位置ずれを小さくして格納及 び出庫作業を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る2パレット格納式倉庫の一実施例
を示す要部の平面図である。
【図2】2パレット格納式倉庫の従来構造例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 格納建屋 2 吹き抜け空間 3 ワーク搬送手段 3a フォーク部 4 格納棚 11,12 待機ステーション 13 調芯手段 X 被格納物 A 対象物 B 非対象物 C 空棚

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納建屋の吹き抜け空間に、その長手方
    向に沿ってスタッカクレーン等のワーク搬送手段を配置
    し、吹き抜け空間の側部に吹き抜け空間に連通状態の間
    口を有する格納棚を複数並設するとともに、該格納棚に
    その奥行方向に2パレットの被格納物を格納する倉庫で
    あって、複数の格納棚の一部に手前側及び奥行側の被格
    納物を個々に一時収容する待機ステーションを配設し、
    該待機ステーションにその中心と収容される被格納物の
    中心とを位置合わせする調芯手段を配設することを特徴
    とする2パレット格納式倉庫。
JP1991045857U 1991-06-18 1991-06-18 2パレット格納式倉庫 Expired - Lifetime JP2530992Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017187539A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 株式会社日立製作所 搬送システム、搬送方法及び管理システム

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JPWO2017187539A1 (ja) * 2016-04-27 2018-11-15 株式会社日立製作所 搬送システム、搬送方法及び管理システム

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