JP2530874Y2 - スタータブルオシレータ回路 - Google Patents

スタータブルオシレータ回路

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JP2530874Y2
JP2530874Y2 JP10140990U JP10140990U JP2530874Y2 JP 2530874 Y2 JP2530874 Y2 JP 2530874Y2 JP 10140990 U JP10140990 U JP 10140990U JP 10140990 U JP10140990 U JP 10140990U JP 2530874 Y2 JP2530874 Y2 JP 2530874Y2
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宏則 沖田
哲朗 尾川
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はオシロスコープの時間軸用の鋸歯状波の中、
周期の短いファストランプ波形を発生させるスタータブ
ルオシレータ回路の改善に関する。
(従来の技術) スタータブルオシレータは制御信号により希望する時
刻に発振が始まる発振器である。このスタータブルオシ
レータにより、周期の短いファストランプを発生させる
従来の回路を第3図に示す。図において、1はトリガが
入力されると、その時点から連続パルスを発振するスタ
ータブルオシレータである。この出力の連続パルスは、
カウンタ2で予め定めた回数のn回カウントすることに
より、発振パルスの周期のn倍だけ遅延させて、その遅
延パルスにより、ファストランプ発生器3を励起して、
短周期の鋸歯状波であるファストランプを発振させてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 第4図にトリガ入力により励起されるスタータブルオ
シレータ1の出力波形を示す。図において、(イ)はス
タータブルオシレータ1を発振させるためのトリガの波
形である。(ロ)は(イ)のトリガによりスタータブル
オシレータ1が発振して出力する周期がt2の理想波形a
である。ところが、実際には(ハ)に示す波形bのよう
に1番目のパルスが理想波形aより早くに始まり、その
パルス幅が長くなって、1番目のパルスの周期t1が2番
目以降のパルスの周期t2よりΔTだけ長くなってしま
う。この原因の1つを第5図により説明する。図におい
て、4はこのレベルを超える波形のみを出力するための
比較器の基準電圧である。(イ)はスイッチを入れた瞬
間に起る電源電圧の変動による振動波形である。(ロ)
はスタータブルオシレータ1の発振波形、(ハ)は
(ロ)の発振波形の比較器の基準電圧4を超える出力部
分を整形した正常なスタータブルオシレータ1の出力波
形である。(ニ)は(イ)の電圧変動波形が(ロ)の発
振波形に重畳した波形、(ホ)は(ニ)の波形を比較器
の基準電圧4との比較により、基準電圧を超える電圧の
波形を整形して出力する波形である。(ハ)と(ホ)を
比較すると、電源電圧の変動のために、(ホ)の実際の
波形の1番目のパルスは(ハ)の理想波形に比べて、そ
の発振開始時期がΔTだけ早くなっていて、従ってその
パルス幅も広くなっている。2番目以降のパルスの発振
時期に変化はないので、1番目のパルスの周期t1は2番
目以降のパルスの周期t2よりも大きくなってしまい、t1
=t2+Δtとなる。
このように1番目のパルスの周期t1が以降のパルスの
周期t2より長くなると、次のような不都合を生ずる。第
6図は、或る測定を行う場合に、ファストランプ波形の
鋸歯状波により時間軸を作る場合の説明図である。図に
おいて、(イ)は被測定信号の波形でa点とb点は測定
しようとするデータの始点と終点を示し、この間に20の
点のデータを取るものとする。(ロ)はスタータブルオ
シレータ1の出力波形で、1番目のパルスの周期をt1
2番目のパルスの周期をt2とする。スタータブルオシレ
ータ1の出力波形の周期はファストランプの周期と略同
じ長さに設定される。(ハ)は求めるファストランプの
波形である。ここで、(イ)の被測定信号のa点からb
点までを測定しようとすると、ファストランプ波形の周
期では測定しきれないので、ファストランプ波形の2周
期分の測定結果を継ぎ足して用いることになる。第6図
に示すようにt1とt2が等しい理想的なスタータブルオシ
レータ1の出力波形によって(ハ)のファストランプ波
形を作ると、正しい鋸歯状波が作られて測定点はすべて
ファストランプ波形上に存在する。ところが、第4図、
第5図に示す従来の回路による出力波形のようにt1がt2
より長くなってしまうと、第7図に示すような不具合が
発生する。図において、(イ)は被測定信号の波形の
図、(ロ)は1番目のパルスが、正常な理想形の場合よ
り早く立ち上ったスタータブルオシレータ1の出力波形
の図、(ハ)は(ロ)の波形に基づいて作られたファス
トランプ発生器3の出力のファストランプ波形である。
スタータブルオシレータ1の出力信号の周期が、第1パ
ルスと第2パルスにおいてΔTの差があると、測定デー
タの継ぎ目が(ハ)に示すように合わなくなって、時間
ΔT分のデータが抜けてしまう。即ち、図では#9,#10
のデータが表示されない。従って、スタータブルオシレ
ータ1の周期が設定周期と異なるのは好ましくない。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
は、パルス幅がすべて均一なパルスを出力するスタータ
ブルオシレータ回路を実現することにある。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決する本考案は、オシロスコープの時間
軸形成用のファストランプ波発生のためのパルス列を発
生するスタータブルオシレータ回路であって、 トリガ入力時点より連続的にパルスを発生するスター
タブルオシレータと、 HIGHレベル信号をD入力として受けると共に前記スタ
ータブルオシレータの出力信号をクロックとして受ける
第1のD型ラッチと、 この第1のD型ラッチの正出力端子の信号をD入力と
して受けると共に前記スタータブルオシレータの出力と
は逆位相の信号をクロックとして受ける第2のD型ラッ
チと、 この第2のD型ラッチの正出力端子の信号と前記スタ
ータブルオシレータの出力信号が入力されるアンドゲー
ト を具備し、トリガ入力後前記アンドゲートより均一パル
ス幅のパルスが繰り返し出力されるように構成したこと
を特徴とする。
(作用) 第1のD型ラッチに従来のスタータブルオシレータの
出力信号をクロック信号として入力して、入力端子のHI
GHレベル信号(以下単にH信号またはHまたはHレベル
という)を前記クロック入力により出力させ、その出力
信号を第2のD型ラッチの入力端子に入力して、従来の
スタータブルオシレータの出力とは逆位相の信号をクロ
ック信号として入力し、その出力信号と従来のスタータ
ブルオシレータの出力信号との論理積を求めて1番目の
パルスを除去し、各パルスの周期の等しい出力信号を得
る。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例のスタータブルオシレータ
回路の要部を示すブロック図である。図において、11は
入力端子D1にH信号が入力され、スタータブルオシレー
タ1の正出力端子Qからの出力信号がクロック端子に入
力されている第1のD型ラッチ(以下D型ラッチAとい
う)、12はD型ラッチA11の出力端子Q1の出力が入力端
子D2に入力され、スタータブルオシレータ1の補出力端
子からの反転出力信号がクロック端子に入力されてい
る第2のD型ラッチ(以下D型ラッチBという)であ
る。13はD型ラッチB12の出力端子Q2の出力信号が1端
子に入力され、他端子にスタータブルオシレータ1の出
力信号が入力されているアンドゲートである。
次に上記のように構成された実施例の動作を、第2図
のタイムチャートを参照して説明する。第2図におい
て、(イ)はスタータブルオシレータ1の正出力端子Q
からの出力信号で、1番目のパルスを含む周期はt1で、
2番目以降のパルスの周期t2よりも大きい。(ロ)はス
タータブルオシレータ1の補出力端子からの反転出力
信号で、(イ)の波形とは逆位相になっている。(ハ)
はD型ラッチA11の出力端子Q1の出力信号、(ニ)はD
型ラッチB12の出力端子Q2の出力信号、(ホ)はアンド
ゲート13の出力信号で求める信号である。次に回路の動
作を説明する。始めにD型ラッチA11,B12は共にリセッ
トしておく。D型ラッチA11の入力端子D1にはH信号が
入力される。第2図(イ)のスタータブルオシレータ1
の出力信号がクロック端子に入力されると、1番目のパ
ルスの前縁でD型ラッチA11の出力端子Q1がHになる
(第2図(ハ))。前記のD型ラッチA11の出力端子Q1
からのHレベルの信号がD型ラッチB12の入力端子D2
入力され、第2図(ロ)に示すスタータブルオシレータ
1の反転出力がD型ラッチB12のクロック端子に入力さ
れると、そのパルスの前縁のHで出力端子Q2はHにな
る。この出力波形は第2図(ニ)に示す通りである。ア
ンドゲート13ではD型ラッチB12の出力端子Q2がHにな
ると、アンドゲート13はイネーブルになってスタータブ
ルオシレータ1の出力信号がそのまま出力される。スタ
ータブルオシレータ1の1番目のパルス出力時には、D
型ラッチB12の出力端子Q2の出力は、第2図(ニ)に示
すようにLOWレベルなので、アンドゲート13はディスエ
ーブルになっており、スタータブルオシレータ1の出力
信号の1番目のパルスは出力されない。
D型ラッチA11、D型ラッチB12の出力端子Q1,Q2はリ
セット信号がそれぞれのリセット端子に入力されると0
にリセットされる。
以上説明したように本実施例に示す出力回路を設けた
スタータブルオシレータによれば、従来のスタータブル
オシレータの出力波形の立ち上り時の不安定な1番目の
パルスを消去して、パルス幅の等しい正常なパルスのみ
を取り出して利用することができるようになる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば、スタータブルオシレータ1からの出力信号はフ
リップフロップの正出力端子Qと補出力端子とから出
力されるものとしているが、正出力端子Qのみの場合は
インバータを通してD型ラッチBのクロック端子に加え
るようにしてもよい。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように本考案によれば、パルス幅
がすべて均一なパルスを出力するスタータブルオシレー
タを得ることができ、実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のスタータブルオシレータ回
路の要部を示すブロック図、 第2図は第1図の回路の動作のタイムチャート、 第3図は従来のファストランプ発生回路の図、 第4図は第3図のスタータブルオシレータ出力波形の説
明図、 第5図はスタータブルオシレータの出力波形の発生原因
の説明図、 第6図は正常なスタータブルオシレータの出力波形から
得られる測定の説明図、 第7図は1番目のパルス幅の大きなスタータブルオシレ
ータの出力波形から得られる測定の説明図である。 1…スタータブルオシレータ 2…カウンタ 3…ファストランプ発生器 11…D型ラッチA、12…D型ラッチB 13…アンドゲート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オシロスコープの時間軸形成用のファスト
    ランプ波発生のためのパルス列を発生するスタータブル
    オシレータ回路であって、 トリガ入力時点より連続的にパルスを発生するスタータ
    ブルオシレータと、 HIGHレベル信号をD入力として受けると共に前記スター
    タブルオシレータの出力信号をクロックとして受ける第
    1のD型ラッチと、 この第1のD型ラッチの正出力端子の信号をD入力とし
    て受けると共に前記スタータブルオシレータの出力とは
    逆位相の信号をクロックとして受ける第2のD型ラッチ
    と、 この第2のD型ラッチの正出力端子の信号と前記スター
    タブルオシレータの出力信号が入力されるアンドゲート を具備し、トリガ入力後前記アンドゲートより均一パル
    ス幅のパルスが繰り返し出力されるように構成したこと
    を特徴とするスタータブルオシレータ回路。
JP10140990U 1990-09-27 1990-09-27 スタータブルオシレータ回路 Expired - Lifetime JP2530874Y2 (ja)

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