JP2530807Y2 - 竿の伸縮固定構造 - Google Patents

竿の伸縮固定構造

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JP2530807Y2
JP2530807Y2 JP1990032107U JP3210790U JP2530807Y2 JP 2530807 Y2 JP2530807 Y2 JP 2530807Y2 JP 1990032107 U JP1990032107 U JP 1990032107U JP 3210790 U JP3210790 U JP 3210790U JP 2530807 Y2 JP2530807 Y2 JP 2530807Y2
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stopper ring
rod
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ring
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聖比古 松本
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Shimano Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、第2竿体に対して伸縮自在な第1竿体の一
端部を嵌合保持してその第1竿体の収縮状態を維持する
ストッパリングを設けてある竿の伸縮固定構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、ストッパリングは拡縮径ができにくい円筒状の
ものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
したがって、前記第1竿体の一端部をこのストッパリ
ングに旨く嵌合保持させる為には、ストッパリング自体
に融通製がない点を補うべく、第1竿体の軸心とストッ
パリングの軸心を一致させた状態で前記ストッパリング
を位置決めしなければならない。
しかし、長尺の竿体に対してその軸心を一致させるよ
うにストッパリングを位置決めするには、高度な製作精
度を必要とする為に、製作コストの高騰を招来してい
た。
特に、第1竿体を形成するに、繊維に樹脂を含浸させ
たシート状プリプレグをマンドレルに巻付けて形成する
方法を採る場合には、第1竿体を厳密に管理しようとす
ると削り加工等の後加工を施して真円度を出す必要があ
る為にそれだけ製作工数も余分にかかっていた。
本考案の目的はストッパリングを合理的な構造に形成
することによって、第1竿体とストッパリングとの嵌合
を容易に行うことができるとともに、第1竿体等に対す
る仕上工程を簡素化できるものを提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は第2竿体に対して伸縮自在な
第1竿体の一端部を嵌合保持してその第1竿体の収縮状
態を維持するストッパリングを設け、前記ストッパリン
グの円周一部分にそのストッパリングの軸芯長に亘る切
欠部を設けて、前記ストッパリングを拡縮径可能に構成
するとともに、前記ストッパリングの外周面に、前記ス
トッパリングの軸芯方向での移動を規制する凸部を設け
てある点にあり、作用効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、第1竿体とストッパリングとの軸心にズレが
生じていても、第1竿体の一端部の嵌入力を受けてスト
ッパリングがその切欠部を円周方向に拡大して、前記一
端部の挿入を許す径まで拡径し前記一端部を密着保持す
る。
切欠部はストッパリングの軸芯全長に亘って設けてあ
るので、ストッパリング全長で第1竿体の一端部を嵌合
保持でき、嵌合保持力を大きくすることができる。しか
も、ストッパリングが凸部によって軸芯方向への移動が
規制されているので、竿を押し込んでもストッパリング
が押し方向に移動しないのでストッパリングに内嵌する
場合に切欠部の押し開きを容易に行える。
したがって、第1竿体とストッパリングとの軸心を一
致させた場合と同様に、容易に第1竿体をストッパリン
グに嵌合保持できる。
〔考案の効果〕
その結果、ストッパリングの位置決めに厳密さを必要
とせず、又、第1竿体の仕上加工等も簡易なものでよ
く、それだけ、製作面で有利であるとともに、ストッパ
リングに切欠部を形成して拡縮径可能にするだけの改造
を施すだけでよい。
〔実施例〕
元竿部の構造に基づいて、竿の伸縮固定構造を説明す
る。第1図に示すように、中竿(6)を伸縮自在に装入
する第1竿体としての元上(2)を、第2竿体としての
元竿(1)の内に伸縮自在に嵌着すると共に、元竿
(1)の後端にスリーブ(3)を固着し、この固定スリ
ーブ(3)の後端に尻栓(5)を螺着してある。前記ス
リーブ(3)内にストッパリング(4)を装着し、元上
(2)を元竿(1)内に収納した状態でストッパリング
(4)によって元上(2)の後端部を嵌合保持すべく構
成し、更に、元上(2)の後端に中竿(6)を収納状態
で受け止める栓部材(7)を螺着して、元竿部を構成す
る。
前記元上(2)の前端部と後端部とに夫々前後大径部
(2A),(2B)を形成し、第1図に示すように、前大径
部(2A)を元竿(1)の先端に内嵌密着させ、かつ、後
大径部(2B)をストッパリング(4)に内嵌密着させる
ことによって、元上(2)の収縮状態を維持できる。
この状態から元上(2)を引き出して前記後大径部
(2B)を元竿(1)の先端に内嵌密着させると、元上
(2)の伸張状態を維持できる。
次に、ストッパリング(4)の構造について説明す
る。第3図及び第4図に示すように、ストッパリング
(4)の円周方向一部分に切欠部(4A)を設け、この切
欠部(4A)をストッパリングの軸芯方向全長に亘って形
成して断面を略C形に形成すると共に、ストッパリング
(4)をPE等の樹脂材を使用して、拡径可能に構成す
る。ストッパリング(4)の外周面に、ストッパリング
(4)の軸心方向に沿った凸部(4B)を設け、前記スリ
ーブ(3)の円周面に形成した凹部に前記凸部(4B)を
係合挿入して、ストッパリング(4)の円周方向での回
転移動及び軸心方向への移動を阻止する構成を採ってい
る。
又、前記スリーブ(3)内にストッパリング(4)を
装着した状態で、ストッパリング(4)の外周面とスリ
ーブ(3)内周面との間に間隔を形成することができる
ので、ストッパリング(4)内に元上(2)の後端部を
挿入する際の、ストッパリング(4)の拡径を許容でき
る構成となっている。
〔別実施例〕 第1竿体(2)としては第2竿体(1)に対して後方
に抜き出すものでよい。
ストッパリング(4)としは第1竿体(2)の前端部
を嵌合保持するものでもよい。
前記凸部(4B)を複数個設けてもよく、かつ、切欠部
(4A)と異なる位置であればその設置位置の制約もな
い。
ストッパリング(4)としては第1竿体(2)の一端
部を内嵌するものでもよい。
ストッパリング(4)の材質としては前記切欠部(4
A)の効果によって拡縮径可能であれば変形能力の高く
ない金属を使用してもよい。
前記元上(2)の後大径部(2B)相当位置に、第5図
ないし第8図で示すように、凸部(8A)を有する固定用
リング(8)を外嵌装着し、元上(2)を収納した状態
で固定用リング(8)をストッパリング(4)内に内嵌
すべく構成し、この嵌入状態で前記凸部(8A)をストッ
パリング(4)の切欠部(4A)内に密着嵌入させて、周
方向での位置決めを行える構成を採ってもよい。この固
定用リング(8)の材質はPE等の樹脂材である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る竿の伸縮固定構造の実施例を示し、
第1図は第1竿体をストッパリングで固定した状態を示
す縦断側面図、第2図は第1竿体をストッパリングより
取出した状態を示す縦断側面図、第3図は第1図におけ
るIII−III線断面図、第4図はストッパリングを示す斜
視図、第5図は固定用リングを元上に装着し、その状態
からストッパリングに内嵌した状態を示す縦断側面図、
第6図は固定用リングを元上に装着した状態を示す側面
図、第7図は第5図のVII−VII線断面図、第8図は固定
用リングの斜視図である。 (1)……第2竿体、(2)……第1竿体、(4)……
ストッパリング、(4A)……切欠部、(4B)……凸部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第2竿体(1)に対して伸縮自在な第1竿
    体(2)の一端部を嵌合保持してその第1竿体(2)の
    収縮状態を維持するストッパリング(4)を設け、前記
    ストッパリング(4)の円周一部分にそのストッパリン
    グ(4)を軸芯長に亘る切欠部(4A)を設けて、前記ス
    トッパリング(4)を拡縮径可能に構成するとともに、
    前記ストッパリング(4)の外周面に、前記ストッパリ
    ング(4)の軸芯方向での移動を規制する凸部(4B)を
    設けてある竿の伸縮固定構造。
JP1990032107U 1990-02-21 1990-03-27 竿の伸縮固定構造 Expired - Lifetime JP2530807Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4070589B2 (ja) * 2002-12-04 2008-04-02 株式会社シマノ 釣竿
JP2009106238A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Daiwa Seiko Inc 釣竿
JP5557481B2 (ja) * 2009-06-11 2014-07-23 株式会社シマノ 振出竿及び伸縮式振出竿

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