JP2530793Y2 - 荷役車両用フードの開閉保持装置 - Google Patents

荷役車両用フードの開閉保持装置

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JP2530793Y2
JP2530793Y2 JP1992015448U JP1544892U JP2530793Y2 JP 2530793 Y2 JP2530793 Y2 JP 2530793Y2 JP 1992015448 U JP1992015448 U JP 1992015448U JP 1544892 U JP1544892 U JP 1544892U JP 2530793 Y2 JP2530793 Y2 JP 2530793Y2
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JP
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hood
groove
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stopper plate
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JP1992015448U
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数司 神谷
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Toyota Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は荷役車両に関し、特に、
そのフードの開閉保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン式、バッテリ式フォークリフト
等のような荷役車両においては、図6に示すように、エ
ンジン、バッテリ等を収納する開閉カバーもしくはフー
ド1が設けられているが、ヘッドガード3のピラー4に
取り付けられたブラケットにヒンジにより枢着された同
フード1には、一般に運転席2が付設されるため、点検
等のためにフード1を開いた場合に鎖線で示す開状態に
保持しうるだけでなく、運転時には急発進等の際の慣性
により運転者の意に反してフード1が開かないように、
フード1を実線で示す閉状態に保持したりするための開
閉保持装置が設けられている。
【0003】上述したブラケット及びヒンジは、図7に
それぞれ符号7、8で示されている。この図7は、その
ような開閉保持装置の代表的な従来例を示すもので、同
開閉保持装置は、それぞれ別の位置に設けられた開状態
保持機構5及び閉状態保持機構6からなっている。
【0004】図8のイ)に詳細に示すように、フード回
動部近くに設けられた開状態保持機構5は、フード1の
側面に取り付けられたピン5aと、ピラー4から延びる
ブラケット5bに枢着されたストッパ板5cとからな
る。ストッパ板5cにはL字状もしくはJ字状の溝5d
が形成されていて、この溝5dにピン5aが入ってい
る。従って、フード1を開状態へと回動すると、それに
伴ってピン5a及びストッパ板5cも回動運動して、ピ
ン5aが溝5dの先端上方部に達する。また、フード1
の最開時にストッパ板5cが重力で下方へ動くことによ
りピン5aは溝5dの先端湾曲部に入ってそこにロック
され、フード1は開状態に保持される。
【0005】一方、図8のロ)に詳細に示すように、フ
ード先端部近くに設けられた閉状態保持機構6は、フー
ド1に取り付けられたストッパバー6aと、フレーム9
(図6参照)に取り付けられたストッパ板6bとを備え
る。フード1を閉じる際にストッパバー6aがストッパ
板6bのフック部に図示のように係合することにより、
フード1は閉状態にロックされる。また、閉状態保持機
構6は、ストッパ板6bに取り付けられたレバー6cを
含んでおり、該レバー6cをスプリング6dに抗して上
方に動かして上記ロックを外すことにより、フード1を
再び開くことができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、従来
の開閉保持装置は、別々の位置に設けられた開状態保持
機構及び閉状態保持機構から構成されていたので、部品
点数が非常に多くなり、全体として複雑な構造とならざ
るを得ず、そのため、製造コストの上昇を避けられな
い。
【0007】従って、本考案の目的は、部品点数を可及
的に減少して簡単な構造とするように、1つの機構で開
状態にも閉状態にもフードを保持できる荷役車両フード
の開閉保持装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本考案は、ヒンジ状に開閉可能な荷役車両用フード
の開閉保持装置において、荷役車両に対して回動可能に
支持されると共に溝を有するストッパ板と、前記フード
の開閉時に前記溝に係合しながら同溝に沿って移動し前
記ストッパ板を回動するように前記フード側に設けられ
係合部材とからなり、前記溝は、前記係合部材を捕捉
して前記フードを開位置に保持する第1ロック部と、前
記係合部材を捕捉して前記フードを閉位置に保持する第
2ロック部とを有することを特徴とするものである。
記第1ロック部及び前記第2ロック部は、前記溝の両端
に形成された溝部分からなり、該溝部分は、前記フード
が少なくとも前記閉位置にある時に、前記溝の残りの部
分よりも上方に延びていることが好ましい。
【0009】
【作用】フードを開位置に向かって回動させると、係合
部材がストッパ板に形成された溝に沿って該ストッパ板
と共に移動し、同溝の一方の端部に達すると第1ロック
部に入る。そのため、フードは開位置に保持される。フ
ードを閉位置に向かって回動させる時も、係合部材は溝
沿ってストッパ板と共に移動し、同溝の他方の端部に
達すると第2ロック部に入る。そのため、フードは閉位
置に保持される。
【0010】フードを開位置又は閉位置から解放するに
は、ストッパ板を係合部材に関して移動させて、係合部
材を第1又は第2ロック部から解放すれば、フードは開
位置又は閉位置から移動しうる状態となる。
【0011】
【実施例】次に、本考案の好適な実施例について添付図
面を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一
又は対応部分を示すものとする。
【0012】本考案による開閉保持装置10の好適な実
施例を示す図1〜3において、フード1は、ピラー4に
溶接ないしはボルト付けされたブラケット7にヒンジ8
により枢着されており、図示のように、閉位置と開位置
との間に回動可能である。フード1の内側面にはストッ
パピン(係合部材)11が取り付けられている。一方、
ヒンジ8の下方においてピラー4からフード内に延びる
ブラケット12には、ストッパ板14が溶接されたピン
13が取り付けられている。ピン13は、フード外の一
端にノブ15を有すると共に、フード内の他端に平ワッ
シャ16及びスナップリング17を有し、ストッパ板1
4及び平ワッシャ16間にブラケット12を挟持してい
る。ピン13はフード1及びブラケット12に遊嵌して
いて、そのノブ15を回せばストッパ板14も一体的に
回動する。
【0013】ストッパ板14には、鞄の吊手状の溝18
が形成されていて、この溝18に前述のストッパピン1
1が嵌合している。溝18は、フード1の開閉時におけ
るストッパピン11の一体的移動を容易にするように稍
々上向き(フード閉状態)に湾曲しているのが好ましい
主部18aと、この主部18aの両端においてほぼ90
°の角度で(フード閉位置で)上方に延びる溝部分即ち
第1ロック部18b及び第2ロック部18cとからな
る。
【0014】フード1を開くと、ストッパピン11は、
フード1と一緒に回動し、ストッパ板14の溝18内を
移動して主部18aの最上部に至ると、ストッパ板14
が自重により反時計方向に回転し、ストッパピン11が
ロック部18bに入る。その結果、フード1は開状態に
保持もしくはロックされる。また、フード1は、ノブ1
5を時計方向に回すかストッパ板14を同方向に回し
て、ストッパピン11をロック部18bから外すことに
より、閉じることが可能な状態となる。しかし、例えば
フード1に操作窓を形成してストッパ板14を外部から
操作可能とし、該ストッパ板14を直接押し上げること
により、フード1を閉止可能な構成としてもよい。
【0015】フード1を閉じると、ストッパピン11
は、同フード1と一緒に回動して、溝18の主部18a
に沿って下動し、その最下部に達する。この状態におい
て、ストッパ板14が自重で回転し、ストッパピン11
がロック部18cに入り込むため、フード1は閉状態に
ロックされる。この場合も、フード1を開きたい時には
ノブ15を回してストッパピン11をロック部18cか
ら外すことにより、フード1は開くことが可能な状態と
なる。
【0016】図1〜図3の実施例では、ストッパ板14
にピン13を固定して、同ピン13のノブ15を操作す
ることにより、ストッパピン11をロック位置から解放
するように構成していたが、本考案はこのような実施例
に限定されるものではなく様々な改変が可能であり、本
願実用新案登録請求の範囲に含まれる限りにおいて、そ
のような改変例も本考案に包含される。
【0017】例えば、図4に示すように、ストッパ板1
4にレバー19を固定して、その一部19aをフード1
の上面から外部に突出させておき、ストッパピン11を
そのロック位置即ちロック部18b又は18cから解放
したい時に、レバー19の一部19aを持ち上げストッ
パ板14を回動させてもよい。
【0018】また、図5に示すように、ストッパ板14
の基端側にワイヤ20の一端を取り付け、他端をブラケ
ット21、22を介してフード1の前端近傍に配設され
たレバー23まで導出し、このレバー23を操作するこ
とにより、ワイヤ20を介してストッパ板14を回動さ
せ、ストッパピン11をロック位置から外すようにして
もよい。
【0019】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、ストッ
パ板を回動自在に支持すると共にその溝に第1、第2ロ
ック部を設けたため、開状態保持機構及び閉状態保持機
構からなる2種のストッパが必要であった従来に比し
て、部品点数が減少し、構造が簡単となったので、製造
コストの低下が可能となった。また、溝の第1、第2の
ロック部を上向きに形成すると、開位置及び閉位置への
フードのロックを一層確実にすることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の好適な実施例に係る開閉保持装置に
より閉状態に保持された荷役車両用フードを示す内部側
面図。
【図2】 イ)は、図1の開閉保持装置の閉状態保持時
の内部拡大側面図、ロ)は、閉状態からの解放時の内部
拡大側面図。
【図3】 図2のイ)を矢印IIIの方向から見た側断面
図。
【図4】 本考案による開閉保持装置の変形実施例を示
す内部側面図。
【図5】 本考案による開閉保持装置の別の変形実施例
を示す内部側面図。
【図6】 運転席付きフードを備えた荷役車両であるフ
ォークリフトの全体側面図。
【図7】 従来の開閉保持装置を備えた荷役車両用フー
ドを示す内部拡大側面図。
【図8】 イ)は、図7の開閉保持装置の開状態保持機
構を示す図、ロ)は、閉状態保持機構を示す図。
【符号の説明】
1…フード、10…開閉保持装置、11…ストッパピン
(係合部材)、14…ストッパ板、18…溝、18b…
第1ロック部(溝部分)、18c…第2ロック部(溝部
分)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジ状に開閉可能な荷役車両用フード
    の開閉保持装置において、荷役車両に対して回動可能に
    支持されると共に溝を有するストッパ板と、前記フード
    の開閉時に前記溝に係合しながら同溝に沿って移動し前
    記ストッパ板を回動するように前記フード側に設けられ
    係合部材とからなり、前記溝は、前記係合部材を捕捉
    して前記フードを開位置に保持する第1ロック部と、前
    記係合部材を捕捉して前記フードを閉位置に保持する第
    2ロック部とを有することを特徴とする荷役車両用フー
    ドの開閉保持装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ロック部及び前記第2ロック部
    は、前記溝の両端に形成された溝部分からなり、該溝部
    分は、前記フードが少なくとも前記閉位置にある時に、
    前記溝の残りの部分よりも上方に延びていることを特徴
    とする請求項1に記載の荷役車両用フードの開閉保持装
JP1992015448U 1992-03-24 1992-03-24 荷役車両用フードの開閉保持装置 Expired - Lifetime JP2530793Y2 (ja)

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JPH0575291U JPH0575291U (ja) 1993-10-15
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JPS5644956U (ja) * 1979-09-17 1981-04-22
JPS57197477A (en) * 1981-05-29 1982-12-03 Toshiba Corp Measuring method for electronic parts

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