JP2530740Y2 - 自動車用ウインドウパネル保持構造 - Google Patents

自動車用ウインドウパネル保持構造

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JP2530740Y2
JP2530740Y2 JP1990122283U JP12228390U JP2530740Y2 JP 2530740 Y2 JP2530740 Y2 JP 2530740Y2 JP 1990122283 U JP1990122283 U JP 1990122283U JP 12228390 U JP12228390 U JP 12228390U JP 2530740 Y2 JP2530740 Y2 JP 2530740Y2
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浩昭 松尾
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車のウインドウ開口部を昇降動する
ウインドウパネルの周縁部をシール状態で摺動可能に保
持する自動車用ウインドウパネル保持構造に関するもの
である。
[従来技術] 従来この種のものとしては、例えば第4図ないし第6
図に記載されたようなものがある。
図中符号1は自動車用ドアで、このドア1はアウタパ
ネル2とインナパネル3とでサッシュ4の部分まで一体
に形成され、ウインドウパネル5が昇降動されるウイン
ドウ開口部6が形成されている。
そして、このサッシュ4には、第5図に示すように、
ウインドウパネル5の周縁部5aをシール状態で摺動自在
に保持するグラスラン7がチャンネル8を介して配設さ
れている。
詳しくは、このチャンネル8は、断面が大略コ字状を
呈し、車内側壁部8aがインナパネル3に接合され、車外
側壁部8bがアウタパネル2にヘミングされて保持されて
いる。そして、このチャンネル8内に、ゴム製の大略コ
字状のグラスラン7が配設されている。
このグラスラン7は、車内側部7aにインナリップ7c
が、車外側部7bにアウタリップ7dがそれぞれ形成され
て、これらリップ7c,7dがウインドウパネル5の表面5b
側,裏面5c側に摺接している。
なお、この種のものとしては、例えば実開昭63-13322
号公報に記載されたようなものがある。
[考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような従来のものにあっては、以
下のような問題がある。
すなわち、このウインドウパネル表面5bとアウタパネ
ル表面2aとの段差hは、車体のフラッシュサーフェース
化のため極力小さく設定することが望ましい。しかし、
グラスラン7の車外側部7bは、強度等の観点から、ある
程度の肉厚tを確保する必要がある。
このようにすると、グラスラン7の車外側部7bとウイ
ンドウパネル表面5bとの間隙cが小さくなるため、この
間隙c内にアウタリップ7dを設定することは難しい。よ
って、このアウタリップ7dは、アウタパネル2の折返し
位置2bより突出して設定されている。
従って、この状態では、アウタリップ7dは、いわゆる
背もたれがないため、第6図に示すように、外側に変形
し易い。その結果、アウタリップ7dの変形により見栄え
が悪いと共に、反力が小さいことからウインドウパネル
5との間のシール性も悪い。しかも、ウインドウパネル
5の保持力も弱いため、ウインドウパネル周縁部5aとグ
ラスラン7の車外側部7bとが面接触する虞があり、ウイ
ンドウパネル5の摺動抵抗が増大し、ウインドウパネル
5の表面処理部が磨耗し易い、という問題がある。
そこで、この考案は、外観品質が良く、シール性が良
好で、摺動抵抗が小さく、表面処理部が磨耗し難いウイ
ンドウパネル保持構造を提供することを課題としてい
る。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記課題に着目してなされたもので、ア
ウタパネルにウインドウパネルが昇降動されるウインド
ウ開口部が形成され、該ウインドウ開口部の周縁部に、
断面大略コ字状のチャンネルが、前記アウタパネルの開
口内周縁部にてヘミングされて配設され、該チャンネル
内に断面大略コ字状のグラスランが配設されて、該グラ
スランにて前記ウインドウパネルの周縁部をシール状態
で摺動可能に保持する自動車用ウインドウパネル保持構
造において、前記アウタパネルの開口内周縁部を内側に
折返す折返し位置を、前記チャンネルの車外側壁部の端
末より、ウインドウ開口部の中央寄りに位置させ、前記
折返し位置より折り返した折返し板部の折返し位置側を
アウタパネルの表面側部に重合・接触させて接触部を形
成すると共に、該折返し板部の端末側部とアウタパネル
の表面側部とで、前記チャンネルの車外側壁部を挟持し
て挟持部を形成し、一方、前記グラスランの車外側壁部
の端末部に内側に折曲して前記ウインドウパネルの表面
を摺動するアウタリップを形成し、該アウタリップを前
記アウタパネルの接触部の内側に設定した自動車用ウイ
ンドウパネル保持構造としたことを特徴としている。
[作用] かかる手段によれば、グラスランのアウタリップが、
アウタパネルの接触部の内側に設定されていることか
ら、このアウタリップがウインドウパネルの表面に当接
した場合、この際の力がアウタリップを介してアウタパ
ネルの接触部で負担されることから、この接触部がいわ
ゆる背もたれとなることにより、従来よりアウタリップ
の変形が抑制される。
従って、このアウタリップは、接触部の内側で変形
し、その変形も小さいことから、外観品質が向上する。
また、その背もたれの効果により、アウタリップの反
力が従来より大きくなり、ウインドウガラスとのシール
性が確保される。しかも、その反力の増大により、従来
と異なり、グラスランの車外側部とウインドウパネルと
の間には間隙が確保されることから、この両者が面接触
することがなく、摺動抵抗の減少、表面処理部の摩耗が
抑制される。
[実施例] 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図および第2図は、この考案の第1実施例を示す
図である。
まず構成を説明すると、図中符号12はアウタパネル、
符号13はインナパネルで、これらパネル12,13により、
従来と同様にサッシュ14が形成され、ウインドウパネル
5が昇降動されるウインドウ開口部6が形成されてい
る。
そして、このサッシュ14には、ウインドウパネル5の
周縁部5aをシール状態で摺動自在に保持するグラスラン
15がチャンネル16を介して配設されている。
このチャンネル16は、断面が大略コ字状を呈し、車外
側壁部16aがアウタパネル12にヘミングされると共に、
車内側壁部16bがインナパネル13に接合されて配設され
ている。
詳しくは、アウタパネル12は、開口内周縁部12aが内
側に折り返され、折返し位置pが、前記チャンネル16の
車外側壁部16aの端末16cより、所定距離、ウインドウ開
口部6の中央寄り(図中下方)に位置している。これ
で、アウタパネル12の折返し板部12bの折返し位置p側
がアウタパネル12の表面側部12dに面接触されて所定長
さの接触部18が形成されると共に、この折返し板部12b
の端末側部12cとアウタパネル12の表面側部12dとで、チ
ャンネル16の車外側壁部16aが挟持されて挟持部17が形
成されている。これで、接触部18の内面は、挟持部17よ
り板厚分車外側に位置して、ウインドウパネル5との間
に所定幅の間隙dが設定されている。
一方、グラスラン15は、断面が大略コ字状を呈するグ
ラスラン本体15aを有し、この本体15aの車内側部15bと
車外側部15cとには、それぞれ先端部に、インナリップ1
5dおよびアウタリップ15eがコ字状の内側に向けて形成
されると共に、車内側壁部16bには、チャンネル16の車
内側部15bとインナパネル13とを挟持する挟持片15fが形
成されている。
そのアウタリップ15eは、接触部18の内側に設定さ
れ、基部15gがアウタパネル12の折返し位置pより、第
2図中寸法lだけコ字状の内側に設定されている。
次に、かかる構成よりなるウインドウパネル保持構造
の作用について説明する。
アウタパネル表面側部12dとウインドウパネル表面5b
との段差hは、従来と同じ高さに設定され、フラッシュ
サーフェース化が図られている。
そして、アウタパネル12の接触部18の内面は、挟持部
17より板厚分車外側に位置されているため、この接触部
18とウインドウパネル表面5bとの間隙dは、従来より広
くなっている。従って、この間隙d内に、最小肉厚を有
するアウタリップ15eを配設することができる。
そして、ウインドウパネル5の表裏面5b,5cには、両
リップ15d,15eが接触することにより、シール性が確保
されている。
このアウタリップ15eがウインドウパネル5の表面5b
に当接した状態では、アウタパネル12の接触部18が、ア
ウタリップ15eの背もたれとなるため、従来のように車
外側に大きく変形することがない。
このアウタリップ15eは、接触部18の内側で変形し、
その変形も小さいことから、外観品質が従来より向上す
ることとなる。
また、このアウタリップ15eの反力も大きいため、ウ
インドウパネル5に対するシール性が向上する。
しかも、第2図に示すように、アウタリップ15eがウ
インドウパネル5に当接した状態で、従来のように、こ
のアウタリップ15eは外側に逃げないため、このアウタ
リップ15eの力により、ウインドウパネル5は所定位置
から車外側への移動が阻止される結果、グラスラン15の
車外側部15cとウインドウパネル5の表面5bとの間隙c
が確保される。従って、ウインドウパネル5は、グラス
ラン15の車外側部15cに面接触することがなく、従来の
ように、摺動抵抗が大きくなることがないと共に、表面
処理部の摩耗も抑制されることとなる。
第3図には、この考案の第2実施例を示す。
この実施例は、グラスラン15の車外側部15cに、アウ
タリップ15eと別に、第2リップ15hが突設されている。
そして、ウインドウパネル5にアウタリップ15eが当
接すると、O点を中心に図中二点鎖線に示すように回転
する。これにより、第2リップ15hがウインドウパネル
5の表面5b側に当接して、第1実施例よりシール性が向
上することとなる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、フラッ
シュサーフェース化を確保した上で、グラスランのアウ
タリップの変形を抑制できるため、従来より外観品質の
向上を図ることができると共に、アウタリップの反力の
向上によるシール性の向上、並びに、グラスランの車外
側壁部とウインドウパネルとの面接触を防止でき、摺動
抵抗の増大を減少できると共に、表面処理部の摩耗を抑
制できる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の自動車用ウインドウパ
ネル保持構造の第1実施例を示す図で、第1図は同構造
の要部を示す断面図、第2図は要部の拡大断面図、第3
図はこの考案の第2実施例を示す第2図に相当する断面
図、第4図ないし第6図は従来例を示す図で、第4図は
自動車用ドアの斜視図、第5図は第4図のサッシュの断
面図、第6図は第2図に相当する断面図である。 5……ウインドウパネル 5a……周縁部 6……ウインドウ開口部 12……アウタパネル 12a……開口内周縁部 12b……折返し板部 12c……端末側部 12d……表面側部 15……グラスラン 15b……車内側部 15c……車外側部 15e……アウタリップ 16……チャンネル 16a……車外側壁部 16b……車内側壁部 16c……端末 17……挟持部 18……接触部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウタパネルにウインドウパネルが昇降動
    されるウインドウ開口部が形成され、該ウインドウ開口
    部の周縁部に、断面大略コ字状のチャンネルが、前記ア
    ウタパネルの開口内周縁部にてヘミングされて配設さ
    れ、該チャンネル内に断面大略コ字状のグラスランが配
    設されて、該グラスランにて前記ウインドウパネルの周
    縁部をシール状態で摺動可能に保持する自動車用ウイン
    ドウパネル保持構造において、 前記アウタパネルの開口内周縁部を内側に折返す折返し
    位置を、前記チャンネルの車外側壁部の端末より、ウイ
    ンドウ開口部の中央寄りに位置させ、前記折返し位置よ
    り折り返した折返し板部の折返し位置側をアウタパネル
    の表面側部に重合・接触させて接触部を形成すると共
    に、該折返し板部の端末側部とアウタパネルの表面側部
    とで、前記チャンネルの車外側壁部を挟持して挟持部を
    形成し、一方、前記グラスランの車外側壁部の端末部に
    内側に折曲して前記ウインドウパネルの表面を摺動する
    アウタリップを形成し、該アウタリップを前記アウタパ
    ネルの接触部の内側に設定したことを特徴とする自動車
    用ウインドウパネル保持構造。
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