JP2003025847A - 自動車用ドアのドアフレーム構造 - Google Patents

自動車用ドアのドアフレーム構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアフレームをフレームモールで覆った自動
車ドアのドアフレーム構造において、構造を簡素化し、
ドアフレームを軽量化し、かつフレームモールの取付作
業性を向上させること。 【解決手段】 合成樹脂からなるフレームモール8の本
体部81の内側面に一対の脚部82a,82bを突設
し、ドアフレーム2の平坦な周壁部20を上記脚部82
a,32b間に押込んでフレームモール8をドアフレー
ム2に固定する。フレームモール8の内半部811とこ
れと対向するドアフレーム2の車内側の端部22との間
でガラスラン4を嵌着するチャンネル部23を形成し、
フレームモール8の外半部812の端縁に形成した突起
部でドアウエザストリップ5の係止部84を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ドアのドア
フレーム構造、特にフレームモールを備えたドアフレー
ム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すような、ドア1のウインド開
口10を囲むドアフレーム2を備えた自動車において、
ドアフレーム2にはこれに沿って、内周側にガラスラン
が取付けられ、外周側にドアウエザストリップが取付け
られている。
【0003】図7はドアフレームの一般的な構造を示す
もので、ドアフレーム2は金属板の成形体で、ドアウイ
ンド開口10(図6)を囲むほぼ平坦な周壁部20の車
外側の端部には縦壁状の外壁21が形成され、周壁部2
0の車内側の端部にはドアウインド開口10側へ膨出す
る内端部22が形成されている。
【0004】周壁部20の内周側には、外壁21の内半
部と、周壁部20と、内端部22の車外側の側面とで、
ドアウインド開口10に向けて開口する断面ほぼコ字形
のチャンネル部23が形成され、これにガラスラン4が
取付けられている。ガラスラン4は、相対向する側壁4
1a,41bの先端から伸出するシールリップ42a,
42bを備え、シールリップ42a,42bでドアガラ
ス3の外周をその両面から挟む。
【0005】ドアフレーム2の周壁部20の外周側には
リテーナ24が設けられ、これにドアウエザストリップ
5が取付けられている。ドアウエザストリップ5は、基
底部50と中空状のメインシール部51とリップ状のサ
ブシール部52を備え、基底部50がリテーナ24に嵌
着されている。
【0006】一方、車体のドア開口縁には、車体内板6
1、車体外板62および補強板63の端縁を重合したフ
ランジ64が形成され、これに、中空状のシール部71
を備えたオープニングウエザストリップ7が取付けられ
ている。
【0007】そしてドア閉時、ドアフレーム2の内端部
22がオープニングウエザストリップ7のシール部71
に圧接し、ドアウエザストリップ5のメインシール部5
1が車体外板62のドア開口周縁に圧接し、サブシール
部52の先端がメインシール部51よりも車外側位置で
ドア開口周縁に圧接する。
【0008】ところで、ドア1まわりのデザインの自由
度を大きくし外観品質を向上させるために、金属のドア
フレームにこれを車外側から覆う合成樹脂のフレームモ
ールを取付けることがなされている。金属のドアフレー
ムには一般に塗装を施しているが色調の選択自由度が小
さい。これに対し合成樹脂部材は色や光沢を自由に調整
でき、合成樹脂のフレームモールを用いることで、ドア
フレームまわりのデザインの選択自由度が大きくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】フレームモールを備え
たドアフレーム構造において、フレームモールの取付け
は、その幅方向の両端縁に裏面側に屈曲する係止部を形
成してドアフレームの縦壁状の外壁の両端縁に係止させ
たり、フレームモールの裏面側に設けたクリップでドア
フレームの外壁にクリップ止めする等によりなされてい
るが、いずれも取付け作業が面倒である。またフレーム
モールを両面接着テープを介してドアフレームの外壁に
接着することがなされているが、充分に注意をして接着
しないと、取付け位置がずれる場合がある。
【0010】フレームモールを備えたドアフレーム構造
において他の問題は、ドアガラス周縁の外面とフレーム
モールの外面との段差が大きくなることである。この段
差は外見上も、また車両走行時のドアまわりの空気抵抗
を少なくするために可及的に小さくすることが望ましい
のであるが、図7に示されるようにドアガラス3の外周
部の外面にはシールリップ42bを備えたガラスラン4
の側壁41bが重なり、側壁41bの外面にドアフレー
ム2の外壁21が重なって段差Sが形成され、外壁21
の外面に更にフレームモールが重なると段差は一層大き
くなってしまう。
【0011】そこで本発明はフレームモールを備えた自
動車のドアフレーム構造において、フレームモールの取
付け作業性を改善すること、ドアガラスとフレームモー
ルとの段差を小さくすること、更にドアフレーム構造を
簡素化すること、およびドアフレームの生産性を向上さ
せることを課題としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ドア
フレームを車外側からフレームモールで覆った自動車用
ドアのドアフレーム構造において、上記ドアフレームは
金属製で、ドアウインド開口を囲むほぼ平坦な周壁部
と、該周壁部の車内側の端部から膨出状にドアウインド
開口側に張り出す内端部とからなり、上記フレームモー
ルは合成樹脂製で、帯状板体の本体部と、該本体部の幅
方向中間の内側面から該内側面に対してほぼ直角方向に
棚状に張り出しフレームモール長手方向に延びる脚部か
らなり、上記周壁部または上記脚部のいずれか一方は、
ほぼ平行に突出する一対の係止突部として形成され、他
方は上記一対の係止突部の間に挿入係止される係止片と
して形成され、上記フレームモールは、上記一対の係止
突部間に上記係止片を挿入係止させることによって上記
ドアフレームに固定し、上記ドアフレームの周壁部より
もドアウインド開口側に延出する上記フレームモールの
本体部の内半部と、該内半部と車内側方向に対向する上
記ドアフレームの内端部と、上記ドアフレームの周壁部
とで、ガラスラン取付部を形成する。
【0013】請求項1の発明によれば、上記係止突部間
に上記係止片を挿入係止することで、作業性容易に、か
つ所定の位置でフレームモールをドアフレームに組付け
ることができる。フレームモールが従来のドアフレーム
の外壁の代替としての役割を果たし、ドアフレームがチ
ャンネル部の一部を構成するからドアフレーム構造が簡
素化される。またドアフレームの外壁が省略されるか
ら、その分、ドアガラスの外面とフレームモールの外面
との段差が少なくなるとともに、軽量化される。
【0014】更に、ドアフレームには縦壁状の外壁がな
いから、ドアフレームを車体のルーフサイド沿いのドア
開口縁に沿うように湾曲させるベンディング加工が容易
となる。
【0015】請求項2の発明では、請求項1のドアフレ
ーム構造において、フレームモールに形成した一対の脚
部が上記一対の係止突部を構成し、ドアフレームの平坦
な上記周壁部が上記係止片を構成する。請求項3の発明
では、請求項1のドアフレーム構造において、相対向す
る一対の周壁で形成した二重構造のドアフレームが上記
一対の係止突部を構成し、フレームモールに形成した1
本の上記脚部で上記係止片を形成する。
【0016】請求項4の発明は、請求項1のドアフレー
ム構造において、上記ドアフレームの周壁部よりも上方
へ延出する上記フレームモールの外半部の上縁に、内方
へ向けて突出する突起部を形成し、該突起部で、上記ド
アフレームの周壁部の外周に装着するドアウエザストリ
ップを係止せしめる。
【0017】フレームモールを利用してドアウエザスト
リップ取付け用リテーナの役割をなさしめることで、ド
アフレーム構造が一層簡素化される。
【0018】請求項5の発明は、請求項1のドアフレー
ム構造において、ドアフレームは自動車のルーフサイド
に沿う上枠部からセンタピラーに沿う縦枠部に至る全長
をほぼ均一幅に形成し、上記フレームモールは、上記上
枠部を覆う部分をほぼ均一幅に形成し、上記縦枠部を覆
う部分を下方へ向けて幅が広がる形状に形成する。
【0019】請求項5の発明は、ドアフレームは全長を
ほぼ均一幅とし、フレームモールはドアフレームの幅に
制約されずにその幅を変化させるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1(A)は自動車のフロントド
アのフレームモールの要部(上部後端コーナ部)の側面
を示し、図1(B)および図1(C)はそれぞれ図1
(A)の1B−1B線および1C−1C線に沿う位置で
のフレームモールのドアフレームへの取付状態断面を示
す。
【0021】ドアフレーム2は1枚のスチール製金属板
をロール曲げ加工したもので、金属板の幅方向の一方の
端部を断面C字形に曲げ、更にU字状に折り返し、その
先をループ状に曲げて、他方の端部をU字部内に嵌入
し、該端部とU字部を3枚重ねで溶接して形成してあ
り、3枚重ねの平坦な周壁部20の車内側の端部に膨出
状にドアウインド開口側へ張り出す内端部22を備え、
周壁部20の上面側にドアウエザストリップ5の基底部
50の一方の端部を係止する断面C字形の係止部25を
備えた構造としてある。ドアフレーム2は、従来のドア
フレーム(図7)におけるような縦壁状の外壁21は備
えていない。
【0022】ドアフレーム2は、車体のドア開口のルー
フサイドに沿うフレーム上枠部2A(図1(B))と,
センタピラーに沿うフレーム縦枠部2B(図1(C))
とからなり、両者は実質的に同一の断面形状で、ドアフ
レーム2の上部後端のコーナ部で溶接結合してある。な
お、フレーム上枠部2Aは先ず直線状に形成され、ルー
フサイドのドア開口縁に沿うよう湾曲状にベンディング
加工される。この場合、フレーム上枠部2Aは縦壁状の
外壁を備えていないから小さい曲げ力で容易に加工され
得る。
【0023】ドアフレーム2を車外側から覆うフレーム
モール8は、例えばABS樹脂、ポリプロピレン等の合
成樹脂の射出成形体で、フレーム上枠部2Aはフレーム
モール8Aで、フレーム縦枠部2Bはフレームモール8
Bで覆ってある。
【0024】図1(A),(B)に示すように、フレー
ムモール8Aはフレーム上枠部2Aに沿い、これを覆っ
て湾曲して延び、全長にわたりほぼ均一幅の本体部81
と、本体部81の幅方向ほぼ中間位置で内側面から内側
面に対してほぼ直角方向に張り出す係止突部としての一
対の棚状の脚部82a,82bからなる。脚部82a,
82bはフレームモール8Aの全長にわたって形成さ
れ、厚さは本体部81よりも若干薄く、相互の対向間隔
は、根元側が、係止片たる3枚重ねとしたドアフレーム
2の周壁部20の厚さよりも僅かに大きく、先端は僅か
に小さくしてある。
【0025】フレームモール8Aは、フレーム上枠部2
Aの周壁部20の外端を上記脚部82a,82bの先端
間にこれらを広げるようにして嵌入させ、本体部81を
押込むことでフレーム上枠部8Aに固定される。
【0026】固定されたフレームモール8Aの本体部8
1は、フレーム上枠部2Aの周壁部20よりも内側(下
側)に張り出す内半部811がフレーム上枠部2Aの内
端部22と車内外方向に対向し、これらと、下面が上記
脚部82bで覆われた周壁部20とで、下方へ向けて開
口する断面ほぼコ字形のチャンネル部23を形成する。
上記下半部811の下縁にはこれに沿って内方へ突出す
る突出部83が形成してある。
【0027】上記チャンネル部23には、断面ほぼコ字
形の本体部の相対向する側壁41a,41bの先端から
シールリップ42a,42bが伸出するガラスラン4が
嵌着してあり、シールリップ42a,42bが、ドアガ
ラス3が上昇して閉じられたときに、その上縁を両面か
ら挟む。
【0028】フレームモール8Aの外半部812の上縁
にはL字状に屈曲し内方へ向けて張り出す係止部84が
形成してあり、係止部84は、フレーム上枠部2AのC
字形係止部25と車内外方向に対向している。
【0029】フレーム上枠部2Aの周壁部20の外周側
にはドアウエザストリップ5が取付けられる。ドアウエ
ザストリップ5は基底部50と、中空状のメインシール
部51と、リップ状のサブシール部52とを備えてい
る。上記C字形の係止部25とL字形の係止部84は、
ドアウエザストリップ用リテーナとしての役割を果し、
基底部50の幅方向の両端を係止する。
【0030】以上、フレーム上枠部2Aに取付けるフレ
ームモール8Aについて説明したが、以下、フレーム縦
枠部2Bを取付けるフレームモール8Bについて説明す
る。
【0031】図1(A),(C)に示すように、フレー
ムモール8Bの基本構造はフレームモール8Aと実質的
に同じであるが、フレームモール8Bは幅が下方へ向け
て広く形成してある点においてフレームモール8Aと相
違する。フレームモール8Aの後端に接続せしめるフレ
ームモール8Bの上端は、フレームモール8Aとほぼ同
じ幅としてあり、外半部812の幅を変化させること
で、全体が下広がりとしてある。内側面から張り出す脚
部82a,82bは、フレームモール8Bの上端では幅
方向中央部に位置し、内半部811の端縁と平行に下方
へ延びている。外半部812に形成した係止部84は、
フレームモール8Bの上端の外半部812の外端位置か
ら脚部82aと平行に下方へ延びている。
【0032】フレームモール8Bは、フレーム縦枠部2
Bの周壁部20に脚部82a,82bにより取付けられ
る。フレームモール8Bのチャンネル部23にガラスラ
ン4が嵌着される。フレーム縦枠部2BのC字形の係止
部25とフレームモール8Bの係止部84によりドアウ
エザストリップ5の基底部50が係止される。
【0033】以上のようにドアフレーム2にフレームモ
ール8を取付けたドアフレーム構造では、ドアフレーム
2の周壁部20の外端をフレームモール8の脚部82
a,82b間に挿入しフレームモール8を押込むこと
で、作業性容易かつ正確な位置でフレームモール8をド
アフレーム2に固定することができる。またドアフレー
ム2にはその外端に縦壁状の外壁が形成されていないか
ら、その分、ドアフレーム2が軽量となり材料費が節減
されると同時に、ドアガラス3の外周部外面とフレーム
モール8の外面との段差を少なくすることができる。ま
たドアフレーム2には縦壁状の上記外壁が形成されてい
ないから、ドアフレーム2を車体のドア開口縁に沿う湾
曲形状にベンディング加工するときの曲げ力が小さくて
すみ、ドアフレーム2の生産性が向上する。また全長に
わたって均一としたドアフレーム幅に制約されることな
く、フレームモール8の幅を変化させることができる。
【0034】図2はドアフレーム構造の他の実施形態
の、図1(A)のIB−IB線に沿う位置での断面を示
すもので、先の実施形態との相違点を中心に説明する。
【0035】ドアフレーム2の上枠フレーム2Cの周壁
部20の外端201は円形目玉状に形成してあり、その
径は壁面部20の一般部の厚さよりも若干大きくしてあ
る。一方、フレームモール8Cの脚部82a,82bの
根元部の対向面は凹状湾曲面としてあって、フレームモ
ール8C取付け時に脚部82a,82bの根元部が上記
目玉状外端201と嵌合して、脚部82a,82bと周
壁部20との抜け止めがなされる。
【0036】フレームモール8Cの本体部81の外半部
812の端縁に形成した係止部85は、本体部81とで
断面コ字形の溝を形成する形状としてある。ドアウエザ
ストリップ5の基底部50の外端部は、上記係止部85
の溝に嵌合する形状に形成してあって、基底部50は上
記溝との嵌合のみで係止されている。
【0037】図示は省略したが、フレーム縦枠部側のフ
レームモール組付構造およびドアウエザストリップ取付
け構造は、フレーム上枠部側と実質的に同じ構造として
ある。他の構造は図1に示す構造と実質的に同一であ
る。
【0038】図3は、ドアフレーム構造の更に他の実施
形態の図1(A)のIB−IB線に沿う位置での断面を
示すものである。ドアフレーム2はアルミニウム引き抜
き成形体である。フレーム上枠部2Dの周壁部20は外
端側が三角形断面の矢先形としてある。フレームモール
8Dの脚部82a,82bの先端は、周壁部20の矢先
形外端部202に係合する突起86が形成してあって、
抜け止めとしてある。周壁部20の上面側には、フレー
ムモール8Dの本体部上端の係止部84と対向するC字
形の係止部26が一体形成してある。本実施形態ではド
アフレームとしてアルミニウムの引抜き材を用いたから
ドアフレームが軽量化され、またドアフレームを所望の
断面形状に容易に成形できる。
【0039】以上の実施形態では、フレーム縦枠部を覆
うフレームモールを幅が下広がりの形状としたが、均一
幅のフレームモールを用いてもよい。また均一幅のフレ
ームモールは押出成形で形成してもよい。
【0040】図4は、ドアフレームとシテアルミニウム
引き抜き成形体を用いた他の実施形態を示すものであ
る。アルミニウム引き抜き成形体のフレーム上枠部2E
の周壁部20は、車外方向へ突出する上下一対の周壁2
03a,203bからなる二重構造としてある。一対の
周壁203a,203bは、これらの間へフレームモー
ル8E側の脚部82Cを挿入係止せしめるもので、互い
にほぼ平行で先端部分では相互の間隔が若干狭められて
脚部82Cの抜け止めとしている。フレームモール8E
の上記脚部82Cは1本で先端は矢先形に形成してあ
り、周壁203a,203bの抜け止めと相まって強固
な係止となっている。
【0041】なお、本実施形態では、ドアウエザストリ
ップ5は、中空シール部を有するメインドアウエザスト
リップ5Aと、シールリップを有し、メインドアウエザ
ストリップ5Aよりも車外側に配設されるサブドアウエ
ザストリップ5Bで構成されている。メインドアウエザ
ストリップ5Aは、基底部に一体形成したクリッ55で
ドアフレーム2Eに係止されている。また、ドアフレー
ム2Eの上側の周壁203aの上面側にはフレームモー
ル8Eの上端の係止部87と対向するC字形の係止部2
7が一体成形してあり、これら係止部87,27にサブ
ドアウエザストリップ5Bが係止される。
【0042】図5に示す実施態様は、フレームモールの
ドアフレームへの取付構造は、図1(B)に示す実施態
様と実質的に同じであるが、フレームモールによりガラ
スランおよびドアウエザストリップの一部を代替させる
ことでドアフレーム構造を簡素化している。
【0043】フレームモール8Fの本体部81の内端に
はシールリップ87が、外端にはシールリップ88が、
それぞれ本体部81と一体に形成してある。シールリッ
プ87,88は軟質材、例えば軟質の熱可塑性エラスト
マーからなる。フレームモール8Fは一対の脚部82
a,82bによりドアフレーム2Fの周壁部20に固着
せしめてある。
【0044】フレームモール8Fの本体部81の内半部
811およびこれと対向するドアフレーム内端部22と
の間に形成されるチャンネル部23には、先端にシール
リップ42を備えた車内側の側壁43から底壁40に至
る断面ほぼL字形のガラスラン4Aが嵌着してある。ガ
ラスラン4Aの底壁40の突出端は、フレームモール8
Fの内側面に形成した溝813に嵌合せしめてある。こ
れによってフレームモール8Fの本体部81の内半部8
11は、ガラスラン4Aとでドアガラス3を挟むシール
リップ42,87を備えたガラスランを形成する。
【0045】一方、ドアフレーム2Fの周壁部20には
その外周側に係止部25が形成してあり、ドアフレーム
8Fの本体部81の外半部812の内面には係止突起8
4が形成してあり、これらで中空シール部を備え、サブ
シール部を省略したドアウエザストリップ5が係止せし
めてある。そして、シールリップ88が、サブシール部
の役割を果たす。このようにフレームモール8Fをガラ
スランおよびドアウエザストリップの一部として兼用し
たことで、ドアフレームまわりの構造が簡素化される。
また、フレームモール8Fの外面とドアガラス3の外面
との段差を一層小さくすることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば自動車のドアフレーム
に、これを覆うフレームモールを作業性容易、かつ位置
ずれなく組付けることができる。またドアフレームの縦
壁状に外壁をなくしてフレームモールをドアフレームの
平坦周面部に組付けたから、ドアフレームは軽量化さ
れ、かつドアガラス外面とフレームモールの段差を小さ
くすることができ、ドアまわりの見栄えがよくなり、車
両走行時の空気抵抗も小さくなる。またドアフレームへ
のフレームモールの組付構造を全長にわたり同一構造と
し、かつフレームモールの幅をドアフレームの幅に制約
されることなく変化させることができる。更にドアフレ
ームは縦壁状の外壁を持たないから、ベンディング加工
が容易であり、ドアフレームの生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すもので、(A)
は自動車のドアのフレームモールの要部側面図、(B)
および(C)はそれぞれ図1(A)のIB−IB線およ
びIC−IC線に沿う位置でのフレームモールとドアフ
レームの組付構造断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示すもので、図1
(A)のIB−IB線に沿う位置でのフレームモールと
ドアフレームの組付構造断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態を示すもので、図1
(A)のIB−IB線に沿う位置でのフレームモールと
ドアフレームの組付構造断面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態を示すもので、図1
(A)のIB−IB線に沿う位置でのフレームモールと
ドアフレームの組付構造断面図である。
【図5】本発明の第5の実施形態を示すもので、図1
(A)のIB−IB線に沿う位置でのフレームモールと
ドアフレームの組付構造断面図である。
【図6】本発明が適用される自動車の側面図である。
【図7】従来のドアフレーム構造の図4のVII−VII線
に沿う位置での断面図である。
【符号の説明】
1 ドア 2,2A,2B,2C,2D,2E,2F ドアフレー
ム 20 周壁部 21 外壁 22 内端部 23 チャンネル部 25,26,27 係止部 3 ドアガラス 4,4A ガラスラン 5,5A,5B ドアウエザストリップ 8,8A,8B,8C,8D,8E,8F フレームモ
ール 81 本体部 811 内半部 812 外半部 82a,82b,82c 脚部 84,85,87 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D201 AA12 AA17 AA26 AA37 AA40 BA01 CA19 CA23 DA06 DA23 DA31 DA34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアフレームを車外側からフレームモー
    ルで覆った自動車用ドアのドアフレーム構造において、
    上記ドアフレームは金属製で、ドアウインド開口を囲む
    ほぼ平坦な周壁部と、該周壁部の車内側の端部から膨出
    状にドアウインド開口側に張り出す内端部とからなり、
    上記フレームモールは合成樹脂製で、帯状板体の本体部
    と、該本体部の幅方向中間の内側面から該内側面に対し
    てほぼ直角方向に棚状に張り出しフレームモール長手方
    向に延びる脚部からなり、上記周壁部または上記脚部の
    いずれか一方は、ほぼ平行に突出する一対の係止突部と
    して形成され、他方は上記一対の係止突部の間に挿入係
    止される係止片として形成され、上記フレームモール
    は、上記一対の係止突部間に上記係止片を挿入係止させ
    ることによって上記ドアフレームに固定し、上記ドアフ
    レームの周壁部よりもドアウインド開口側に延出する上
    記フレームモールの本体部の内半部と、該内半部と車内
    側方向に対向する上記ドアフレームの内端部と、上記ド
    アフレームの周壁部とで、ガラスラン取付部を形成した
    自動車用ドアのドアフレーム構造。
  2. 【請求項2】 上記一対の係止突部は上記フレームモー
    ルの本体部の内側面から張り出す一対の上記脚部であ
    り、上記係止片が上記ドアフレームの周壁部である請求
    項1記載の自動車用ドアのドアフレーム構造。
  3. 【請求項3】 上記一対の係止突部は対向する一対の周
    壁で形成した二重構造の上記ドアフレームの周壁部であ
    り、上記係止片が上記フレームモールに形成した1本の
    上記脚部である請求項1記載の自動車用ドアのドアフレ
    ーム構造。
  4. 【請求項4】 上記ドアフレームの周壁部よりも上方へ
    延出する上記本体部の外半部の上縁に、内側に向けて突
    出する突起部を形成し、該突起部で、上記ドアフレーム
    の周壁部の外周に装着するドアウエザストリップを係止
    せしめる請求項1記載の自動車用ドアのドアフレーム構
    造。
  5. 【請求項5】 上記ドアフレームは、自動車のルーフサ
    イドに沿う上枠部からセンタピラーに沿う縦枠部に至る
    全長をほぼ均一幅に形成し、上記フレームモールは、上
    記上枠部を覆う部分をほぼ均一幅に形成するとともに、
    上記縦枠部を覆う部分を下方へ向けて幅が広がる形状に
    形成した請求項1記載の自動車用ドアのドアフレーム構
    造。
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