JP2530326B2 - 自動車内装用複合成形品の製造方法 - Google Patents

自動車内装用複合成形品の製造方法

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JP2530326B2
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克美 半田
洋一 石沢
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車のダッシュボード(インストルメント
セフティパッド)等の自動車内装用複合成形品の製造方
法に関する。
(従来の技術) 従来、自動車内装用複合成形品にはダッシュボードの
如く塩化ビニルレザー成形品に半硬質ウレタンを注入し
たものは有るが、多くの場合芯材を必要とする。
そして、上記芯材は鈑金のプレス成形又は樹脂(ガラ
ス繊維及びフィラーが入ることも有る)の射出成形等別
工程で作られ、プレス型或いは発泡型にセットされ、ク
ッション材及び表面材と組み合わされてダッシュボード
等の複合成形品に形成されている。
然る処、近年自動車内装品の形状複雑化及びグレード
の多様化が進んでおり、上述の製造方法では対応しきれ
ないものもある。即ち、芯材の成形については鈑金のプ
レス成形では複雑な形状の深絞りが1工程では出来ず、
スポット溶接等を必要とする場合があり、又樹脂の射出
成形では金型費を多く必要とし、生産数量が少ないグレ
ードの場合1個当りの償却費が多くなる。
しかも芯材を別途成形して、それをクッション材や表
面材と組み合わせるために工数が多く、作業能率が悪い
だけでなく、型も多く必要としなければならないため、
製造コストが高くなるという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は従来技術が有する上記問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、自動車内装用複合
成形品の芯材を、成形時の形状自由性があり、しかも成
形のための金型費を射出成形の金型より安価にできる材
料で成形すると共に、芯材とクッション材及び表面材を
一体成形し、それにより生産性を向上させると共に、型
数を少なくし、設備費を減少させて製造コストの低減を
図ることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本発明の自動車内装用複
合成形品の製造方法では、1つの下型に対して大きさの
異なる2つの上型を備え、少なくとも大きい方の上型の
表面にはテフロンコーティングを施すと共に下型を雌型
真空成形型と発泡型を兼用する構造とした発泡成形型を
用いて、次の手順に従って芯材とクッション材及び表面
材を一体成形するものである。
先ず上記下型を用いて表面材を真空成形し、次にこの
表面材を下型内に残したまま、表面材上に軟質又は半硬
質ウレタン液を注入し、大きい方の上型を用いて型締め
し、発泡、キュアリングを行なって表面材と一体に軟質
又は半硬質ウレタンフォームからなるクッション材を成
形した後、一旦型開きし、次いで上記クッション材上に
軟質ウレタン液を注入し、小さい方の上型を用いて型締
めし、再び発泡、キュアリングを行いクッション材と一
体に軟質ウレタンフォームからなる芯材を成形する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図において(A)は、本発明の自動車内装用複合
成形品(図面ではコンソールボックスとして示されてい
る)で、この複合成形品の表面を構成する表面材(a)
と、表面材(a)の裏面に設けて成形品(A)の手触り
にソフト感を賦与するクッション材(b)と、クッショ
ン材(b)の裏面に設けて成形品(A)の形状を保持す
る芯材(c)とからなり、上記表面材(a)は軟質PVC
で、クッション材(b)は軟質又は半硬質ウレタンフォ
ームで、また芯材(c)は硬質ウレタンフォームで夫々
成形されて三者一体に接着結合されている。
尚、表面材(a)としてはPVCに限らずバックアップ
されたテキスタイル等、真空成形可能な全ての材料を使
用することができる。
従って、この自動車内装用複合成形品は表面材(a)
の材料を要求されるグレード等に応じて上記材料のうち
から任意に選択することができる。
また芯材(c)は必要に応じて耐衝撃性を向上させる
ために軟質ウレタンにガラス繊維及びガラスクロスを混
入することも任意である。
次に上記自動車内装用複合成形品(A)を製造する本
発明の製造方法を第2図乃至第5図に示す実施例に基づ
いて説明する。
この方法は1つの下型(1a)と、この下型(1a)に対
応する大きさの異なる2つの上型(1b)(1c)とを有す
る発泡成形型(1)を用いて実施される。
上記2つの上型(1b)(1c)のうち大きい方の上型
(1b)はクッション材成形用、小さい方の上方(1c)は
芯材成形用であり、少なくともクッション材成形用上型
(1b)の表面にはテフロンコーティング(2)を施して
ある。
尚、図示例のように芯材成形用上型(1c)の表面にも
テフロンコーティング(2′)を施せば作業環境上有利
であるが、この芯材成形用上型(1c)表面のテフロンコ
ーティング(2′)はどうしても必要なものではない。
上記2つの上型(1b)(1c)は下型(1a)の左右に夫
々ヒンジ(5)(5′)を介して回動自在に取りつけら
れたアーム(6)(6′)に各々装着されており、アー
ム(6)(6′)の回動により、下型(1a)に嵌脱して
型締め,型開きできるようになっている。
一方、下型(1a)は雌型真空成形型と発泡型を兼用す
る構造となっており、斯る構造は表面材(a)の雌型真
空成形とクッション材(b),芯材(c)の発泡成形を
1つの型で行うことを可能とする利点がある。
而して、先ず下型(1a)を用いてPVC等を公知の方
法、例えば特開昭60−2318号公報記載の方法で雌型真空
成形して表面材(a)を成形する。(第2図) 尚、この際下型(1a)表面にステッチ,絞等を彫り込
んでおくことにより表面材(a)の表面にこれを転写す
ることが出来る。
上記工程により表面材(a)を成形した後、この表面
材(a)を下型(1a)内に残したまま、下型(1a)内に
軟質又は半硬質ウレタン液(b′)を注入し、クッショ
ン材用上型(1b)を用いて型締めし、通常の方法で発
泡,キュアリングを行い、クッション材(b)を成形す
る。(第3図) これにより、表面材(a)の裏面に一体に接着して軟
質又は半硬質ウレタンフォームよりなるクッション材
(b)が設けられることになる。
この際、クッション材用上型(1b)の表面にはテフロ
ンコーティング(2)が施されているので、型開きをス
ムーズにするために離型剤を上型(1b)表面に塗布する
必要がない。
従って、クッション材用上型を引き上げて、型開きし
た後クッション材(b)裏面に離型剤が残存して芯材
(c)との接着性に問題が生じる恐れが全ったくない。
而して、型開き後、次の工程では前工程において一体
化された表面材(a),クッション材(b)はそのまま
下型(1a)内に残した状態で硬質ウレタン液(c′)を
下型(1a)内に注入し、芯材用上型(1c)を用いて型締
めし、再び通常の方法で発泡,キュアリングを行い芯材
(c)を成形する。(第4図) これにより、クッション材(b)の裏面に一体に接着
して硬質ウレタンフォームからなる芯材(c)が設けら
れることになる。
従って、芯材用上型(1c)を引き上げて型開きし、
(第5図)成形品を取り出せば上述の自動車内装用複合
成形品(A)を得ることができる。
(効果) 本発明は上記の構成であるから以下の利点を有する。
(1)芯材を硬質ウレタンで成形するので、成形時の形
状自由性があり、複雑な形状にも容易に対応することが
できる。
しかも樹脂の射出成形品に比べて、成形のための金型
費が安価であるので、生産数量が少ないグレードの自動
車内装品でも1個当りの償却費が樹脂の射出成形品の芯
材を有するものより少なくて済む。
(2)1つの下型に対して大きさの異なる2つの上型を
備える発泡成形型を用い、しかも下型を雌型真空成形型
と発泡型を兼用する構造となしたので、表面材の雌型真
空成形とクッション材,芯材の発泡成形を1つの下型、
1つの成形ステージで行うことが可能となり、芯材を別
途成形して、それをクッション材や表面材と組み合わせ
るための工数が省略され作業能率が向上すると共に、少
ない型数、小さな作業スペースで製造可能であるため、
製造コストが安くなる。
しかも、下型表面にステッチ,絞等を彫り込んでおく
ことにより表面材の表面にこれを転写することが出来
る。
(3)しかも2つの上型の内、少なくともクッション材
成形用の大きい方の上型の表面にはテフロンコーティン
グを施したので、型開きをスムーズにするために該上型
の表面に離型剤を塗る必要がなく、従ってクッション材
裏面に離型剤が残存して芯材との接着性を損なう恐れが
全ったくなく、両者を強固に接着することができる。勿
論クッション材はウレタンの強力な接着力により、表面
材に一体に接着するので、表面材、クッション材、芯材
は相互に強力に接続し、剥離する恐れはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車用複合成形品の斜視図で一部切断して示
してある。第2図乃至第5図は上記自動車用複合成形品
の製造方法を工程に従って示す説明図である。 A:自動車内装用複合成形品、a:表面材 b:クッション材、c:芯材 1:発泡成形型、1a:下型 1b:上型(大きい方)、4a:下型 1c:上型(小さい方)、4b:上型 2:テフロンコーティング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29C 41/18 7310−4F B29C 41/18 51/10 9268−4F 51/10 B29K 75:00 B29K 75:00 105:04 105:04 B29L 31:58 B29L 31:58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの下型に対して大きさの異なる2つの
    上型を備え、少なくとも大きい方の上型の表面にはテフ
    ロンコーティングを施すと共に下型を雌型真空成形型と
    発泡型を兼用する構造とした発泡成形型を用い、先ず上
    記下型を用いて表面材を真空成形し、次にこの表面材を
    下型内に残したまま、表面材上に軟質又は半硬質ウレタ
    ン液を注入し、大きい方の上型を用いて型締めし、発
    泡、キュアリングを行なって表面材と一体に軟質又は半
    硬質ウレタンフォームからなるクッション材を成形した
    後、一旦型開きし、次いで上記クッション材上に硬質ウ
    レタン液を注入し、小さい方の上型を用いて型締めし、
    再び発泡、キュアリングを行いクッション材と一体に軟
    質ウレタンフォームからなる芯材を成形することを特徴
    とする自動車内装用複合成形品の製造方法。
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