JP2530085Y2 - 摩擦ロック装置 - Google Patents

摩擦ロック装置

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JP2530085Y2
JP2530085Y2 JP1990004323U JP432390U JP2530085Y2 JP 2530085 Y2 JP2530085 Y2 JP 2530085Y2 JP 1990004323 U JP1990004323 U JP 1990004323U JP 432390 U JP432390 U JP 432390U JP 2530085 Y2 JP2530085 Y2 JP 2530085Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はラップトップタイプのパーソナルコンピュー
タやワードプロセッサなどのディスプレイ装置の角度調
整や回転蓋の角度調整に適用することができる摩擦ロッ
ク装置に関する。
[従来の技術] 上述のようなラップトップタイプの電子機器では、そ
のディスプレイ装置を見易い角度に保持する必要があ
り、ディスプレイ装置の回転を摩擦力によってロックす
る摩擦ロック装置が従来より使用されている。
第8図はこの摩擦ロック装置の従来例を示す。一端が
開放された有底筒形状のベース20内にゴムなどからなる
パイプ形状の弾性部材21が挿入されていると共に、弾性
部材21内には段付き軸体22の小径部22aが圧入されて構
成されている。弾性部材21は軸体22の圧入により径方向
へ拡がってその外周面がベース20の内周面を押圧するよ
うになっている。ベース20に弾性部材21が回転できない
ように挿入されており、摩擦は軸体22と弾性部材21との
間で発生する。この摩擦ロック装置は例えば、ディスプ
レイ装置の枢支部位に設けられるものであり、軸体22の
大径部22bの端部をディスプレイ装置に連結する一方、
ベース20を本体に固定することにより、ベース20と弾性
部材21との間に生じる摩擦力でディスプレイ装置の傾角
保持を行うようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 従来の摩擦ロック装置では弾性部材21への軸体22の圧
入代にばらつきを生じ易く、このばらつきによって摩擦
力がばらついている。この摩擦力のばらつきによって画
一的なロック力を得ることができず、均一な特性を有す
る製品の量産が難しい問題を有している。
また、弾性部材21が摩耗して弾性部材21と軸体22との
摩擦力が低下したとき、前記摩擦力を補正する手段が無
いので耐久性に欠けるものであった。
本考案は上記事情を考慮してなされたものであり、製
品別に摩擦力にばらつきが生じても調整可能として画一
的なロック力を得ることが可能であると共に経時的な摩
擦力低下を防止することができる摩擦ロック装置を提供
することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案は、軸体と、軸体を相
対的に回転可能に保持する有底筒形状の保持部材と、前
記軸体が挿通されて軸体と保持部材との間に介挿され、
軸体と保持部材の相対回転で摩擦力を生じる弾性部材
と、この弾性部材を前記軸体の軸方向に押圧する圧縮ば
ねとを備えていることを特徴としている。
また、軸体と、軸体を相対的に回転可能に保持する有
底筒形状の保持部材と、前記軸体が挿通されて軸体と保
持部材との間に介挿され、軸体と保持部材の相対回転で
摩擦力を生じる弾性部材と、この弾性部材を前記軸体の
軸方向に押圧すると共に軸体に捩り力を付与する捩りば
ねとを備えていることを特徴とする。
さらに、軸体と、軸体を相対的に回転可能に保持する
有底筒形状の保持部材と、前記軸体が挿通されて軸体と
保持部材との間に介挿され、軸体と保持部材の相対回転
で摩擦力を生じる弾性部材と、軸体に捩り力を付与する
捩りばねと、前記弾性部材を前記軸体の軸方向に押圧す
る皿ばねとを備えていることを特徴とする。
[作用] 軸体と保持部材との相対回転で弾性部材に摩擦力を生
じるため、回転ロックが行われるが、圧縮ばねは弾性部
材が摩耗しゆるみが生じてもそれに追従して弾性部材を
加圧するため摩擦力の低下が小さい。
また、弾性部材が捩りばねにより押圧されると共に捩
り力が付与されていると、弾性部材が摩耗しゆるみが生
じてもそれに追従して押圧されるので摩擦力の低下は小
さく、さらに軸体の正逆の回転方向によってロック力に
差をもたせることができる。
さらに、軸体に捩りばねで捩り力が付与され、また、
弾性部材が皿ばねにより押圧されていると、軸体は捩り
ばねにより正逆回転方向によってロック力に差が生ずる
と共に、弾性部材が摩耗しゆるみが生じても皿ばねがそ
れに追従して押圧するので摩擦力の低下は小さい。
[実施例] 以下、図面に示す実施例により本考案を具体的に説明
する。なお、各実施例において、同一の要素には同一の
符号を付して対応させることにより重複する説明を省略
する。
第1図および第2図は本考案の実施例を示し、小径部
1a、大径部1bからなる段付きの軸体1と、有底筒形状の
保持部材2と、これらの間に介挿された弾性部材3とを
備えている。弾性部材3はゴムなどがパイプ形状に成形
されることにより形成されており、軸体1の小径部1aが
この弾性部材3内に圧入されている。この場合、小径部
1aの外周面にはローレット溝や凹凸溝などが形成されて
おり、この小径部1aを弾性部材3内に圧入すると、軸体
1と弾性部材3とが一体化されて、保持部材2に対して
一体的に相対回転するようになっている。保持部材2は
このような弾性部材3がその筒部内に挿入される。
そして、2枚の平座金5,5が軸体1の小径部1aに間隔
を有して配設されており、この平座金5,5間に圧縮バネ
9が設けられている。圧縮ばね9は軸体1の小径部1aに
外挿されており、右側の平座金5を介して弾性部材3を
押圧している。なお、左側の平座金5の外側にはプッシ
ュナット7が取り付けられるものである。このような構
成では圧縮ばね9が弾性部材3を軸方向に押圧してい
る。なお、プッシュナット7に替えて、Eリングを使用
しても良い。
第3図乃至第7図は本考案の他の実施例を示す。この
実施例では弾性部材3を軸方向に押圧する加圧部材とし
て、皿ばね10およびプッシュナット7が使用されてい
る。またプッシュナット7の外側には捩りばね11が配設
されている。捩りばね11は軸体1の小径部1aに外挿され
ており、一端側のフック部11aが軸体1に形成されたフ
ックスリット12内に挿入されて係止されると共に、他端
側のフック部11bが保持部材2に形成されたフックブラ
ケット13内に係止されている。このような構成におい
て、第7図に示す矢印T1方向の回転力が軸体1に作用す
ると、弾性部材3の摩擦力に加えて、捩りばね11のばね
力が作用するため、回転ロック力は大きくなる。次い
で、T2方向の回転力が作用するときは弾性部材3の摩擦
力から捩りばね11のばね力を差し引いた力となり、T2
向ではロック力は小さくなる。これにより、回転方向に
依って軸体1のロック力の大きさが異なるようになって
いる。このような本実施例では、例えばロック力が小さ
くても良いディスプレイ装置の直立状態およびロック力
を大きく必要とするディスプレイ装置の伏臥状態などに
合わせた適用ができるため、機器の特性に応じた特性を
得ることができる。
なお以上の実施例では軸体1を回転側、保持部材2を
固定側としているが、この逆であっても良い。また、弾
性部材は断面が円,三角,又は四角等の種々の形状のリ
ング状弾性部材を複数個組み合わせて構成しても良い。
また、捩りばねのコイルのピッチを開け、圧縮ばねの
作用を持たせることにより皿ばねを廃止することができ
る。
[考案の効果] 以上のとおり本考案によれば、弾性部材は圧縮ばねあ
るいは捩りばねあるいは皿ばねで押圧されているので、
弾性部材が摩耗しゆるみが生じてもそれに追従して押圧
され、摩擦力の低下は小さく、長期間の使用においても
安定した回転ロック力を得ることができる。
また、圧縮ばねあるいは捩りばねあるいは皿ばねで押
圧されているので、弾性部材が摩耗しゆるみが生じても
それに追従して押圧され、弾性部材の摩耗による摩擦力
の低下を調整する必要がない。
さらに、軸体に捩りばねにより捩り力が付与されてい
ると、軸体の正逆回転でロック力に差をもたせることが
できる。従って、機器の特性に応じた対応が可能とな
る。
また、捩りばねで押圧力と捩りを併用すると、1つの
部品で両方の作用をさせることができる部品点数が少な
くてすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案の実施例を示す断面図お
よび正面図、第3図乃至第7図は、本考案の他の実施例
を示す断面図、正面図、底面図、左側面図、右側面図、
第8図は従来例の断面図である。 1……軸体、2……保持部材、3……弾性部材、7……
プッシュナット、9……圧縮ばね、10……皿ばね、11…
…捩りばね。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸体と、軸体を相対的に回転可能に保持す
    る有底筒形状の保持部材と、前記軸体が挿通されて軸体
    と保持部材との間に介挿され、軸体と保持部材の相対回
    転で摩擦力を生じる弾性部材と、この弾性部材を前記軸
    体の軸方向に押圧する圧縮ばねとを備えていることを特
    徴とする摩擦ロック装置。
  2. 【請求項2】軸体と、軸体を相対的に回転可能に保持す
    る有底筒形状の保持部材と、前記軸体が挿通されて軸体
    と保持部材との間に介挿され、軸体と保持部材の相対回
    転で摩擦力を生じる弾性部材と、この弾性部材を前記軸
    体の軸方向に押圧すると共に軸体に捩り力を付与する捩
    りばねとを備えていることを特徴とする摩擦ロック装
    置。
  3. 【請求項3】軸体と、軸体を相対的に回転可能に保持す
    る有底筒形状の保持部材と、前記軸体が挿通されて軸体
    と保持部材との間に介挿され、軸体と保持部材の相対回
    転で摩擦力を生じる弾性部材と、軸体に捩り力を付与す
    る捩りばねと、前記弾性部材を前記軸体の軸方向に押圧
    する皿ばねとを備えていることを特徴とする摩擦ロック
    装置。
JP1990004323U 1990-01-23 1990-01-23 摩擦ロック装置 Expired - Fee Related JP2530085Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5864768U (ja) * 1981-10-27 1983-05-02 株式会社精工舎 蝶番
JPS58161068U (ja) * 1982-04-22 1983-10-26 株式会社精工舎 蝶番
JPH0453431Y2 (ja) * 1986-06-30 1992-12-15

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