JP2529424B2 - 窓枠およびその製造方法 - Google Patents

窓枠およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は窓枠およびその製造方法に係り、特に、表面
に被覆シートを貼付する技術に関する。
「従来の技術」 ポリ塩化ビニール等の合成樹脂により製造した窓枠
は、金属製窓枠に比べて安価であるとともに断熱性に優
れ結露しにくいため、各種建築物に普及しているが、耐
候性、耐熱性に劣るため室内での使用に限定され易く、
またデザイン性の面でも見劣りし易い。
そこで、窓枠の表面に、耐候性、耐熱性に優れるアク
リル樹脂等からなる被覆シート、あるいは木目印刷等を
施した装飾用の被覆シートを貼付して、太陽の光や熱か
らの保護、あるいはデザイン性の向上を図ることが考え
られている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、窓枠の表面が平坦面であれば被覆シー
トを貼付することは比較的容易であるが、一般には外面
が突出状態となる凸型屈曲部(いわゆる出隅)、あるい
は外面が引っ込んだ状態となる凹型屈曲部(いわゆる入
隅)を有する凹凸形状に形成されている。そして、特に
凹型屈曲部、あるいは両屈曲部が連続的に形成されてい
る部分において被覆シートを貼付する作業が困難で、し
わ等が発生し易いという問題がある。
本発明は前記課題を有効に解決するもので、しわ等を
発生させることなく被覆シートを貼付して、デザイン性
の向上等を図った窓枠およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
「課題を解決するための手段」 請求項1記載の窓枠は、枠本体の表面に、表面に被覆
シートが貼付された屈曲変形可能なカバー枠が被せられ
ていることを特徴とする。
請求項2記載の製造方法は、枠本体を製作する工程
と、屈曲変形可能なカバー枠を平坦にしておきその表面
に被覆シートを貼付する工程と、該被覆シートを貼付し
たカバー枠を枠本体の断面形状に合わせて屈曲させる工
程と、屈曲させたカバー枠を枠本体に被せて固定する工
程とを有することを特徴とする。
「作用」 請求項1記載の窓枠は、枠本体とは別個でかつ屈曲変
形可能なカバー枠に被覆シートを設けているから、貼付
作業を行い易いようにカバー枠を例えば平坦な状態とし
て被覆シートを貼付した後、屈曲して枠本体に被せれば
よい。この場合、カバー枠全体を平坦な状態として被覆
シートを貼付する、またはカバー枠の必要な部分、例え
ば凹型屈曲部のみを平坦な状態として被覆シートを貼付
する、あるいは屈曲形成しカバー枠をローラ等を使用し
て部分的に平坦に引き伸ばしながら被覆シートを貼付す
る等の方法がある。
請求項2記載の製造方法は、カバー枠を平坦にしてお
いて被覆シートを貼付するから、その貼付作業が極めて
簡単になり、かつ貼付後に屈曲しているから、被覆シー
ト毎枠本体の断面形状に合わせることができる。
「実施例」 以下、本発明の窓枠およびその製造方法の実施例を図
面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は一実施例を示しており、この一
実施例の窓枠11は、第1図に示すように、例えば光や熱
を反射し易い白色系のポリ塩化ビニール等により形成さ
れた枠本体12と、該枠本体12と窓板13との間を密封する
シール部材14とから構成されている。また、枠本体12
は、主枠15と押え枠16との間に窓枠取り付け凹部17を形
成した構成とされており、これらの四辺を構成する棒状
枠材の端部を熱融着により接合してそれぞれ製作され
る。
主枠15は、住宅等の建築物に組み込んだときに外面
(室内、屋外の両方)に露出される一組の表板18A・18B
の複数のリブ等の補強部19により一体化した構成とさ
れ、図示例では各表板18A・18Bには、外面が突出状態と
なる凸型屈曲部(いわゆる出隅)20と、外面が入り込む
凹型屈曲部(いわゆる入隅)21とが配設されている。
押え枠16は、主枠15の一側部に対して前記窓板取り付
け凹部17を介して対向状態に設けられており、主枠15の
長さ方向に沿って形成した溝22に突起23を係合すること
により主枠15に組み込まれている。また、この押え枠16
には、主枠15に取り付けたときに該主枠15の外側表板18
Aと連続させられる表板18Cが設けられている。
そして、これら主枠15および押え枠16の各表板18A・1
8B・18Cの表面に、カバー枠24が被せられ、該カバー枠2
4の表面に被覆シート25A・25Bが貼付されている。
該カバー枠24は、例えばPVC(ポリ塩化ビニル)等の
合成樹脂により1mm〜2mm程度の薄肉に形成されて屈曲変
形可能とされ、各表板18A・18B・18Cの断面形状に合わ
せて後述する方法により屈曲形成されている。また、該
カバー枠24の両側部には、各表板18A・18B・18Cの両側
部に形成したカバー取り付け溝26に係止される突起27が
配設されている。被覆シート25A・25Bは、屋外に面して
配置される表板18A・18Cと室内に面して配置される表板
18Bとで材質が異なり、屋外に面して配置される表板18A
・18Cには、光や熱からの保護のためにアクリル樹脂等
からなる被覆シート25Aが貼付され、また室内に面して
配置される表板18Bには、木目やブロンズの印刷、着色
等の装飾加工が施された装飾用の被覆シート25Bが貼付
されている。
なお、主枠15と押え枠16との対向面に長さ方向に沿っ
てシール部材取り付け溝28が形成され、該シール部材取
り付け溝28に突起29を嵌合した状態に前記シール部材14
が固定されている。
次にこのように構成された窓枠11の製造方法について
説明する。
まず、主枠15および押え枠16の四辺を構成する各棒状
枠材を押し出し成型により形成して、これらの端部を45
゜の角度で切断した後、該切断端面を突き合わせて熱融
着により接合し、主枠15と押え枠16とを製作する。この
熱融着による盛り上がり部が生じた場合は切削加工等に
より除去して平坦に仕上げておく。
一方、第2図(a)に示すように最終形状に近い形状
のカバー枠24を押し出し成型により形成し、冷却する前
の軟化状態のうちに第2図(b)で示すようにロールR
で平坦に延ばしながら第2図(c)に示すように表面に
被覆シート25A・25Bを貼付し、その後、再度金型内を通
して第2図(C)の鎖線で示すように最終形状に成型す
る。また、両端部を枠本体12と同様45゜の角度に切断す
る。
そして、該カバー枠24を第3図に示すように枠本体12
の表板18A・18B・18Cの表面に被せて両側部の突起27を
カバー取り付け溝26に係止させることにより、枠本体12
に固定するものである。なお、補足的に接着剤を使用し
てカバー枠24を固着するようにしてもよい。
したがって、枠本体12の表板18A・18B・18Cの盛り上
がり部を切削した跡等が被覆されるとともに、被覆シー
ト24A・24B相互も面一状態に突き合わせられて、デザイ
ン性が高められるものである。また、枠本体12自身は融
着により一体化しているから、雨水等にさらされるよう
な箇所に使用する場合においても良好な防水性を発揮す
ることができる。
一方、第4図は本発明の他の実施例を示すもので、こ
の窓枠30は、枠本体31の表板18A・18Bの一部、図示例で
は凹型屈曲部21を境とする一方側にのみカバー枠24が設
けられ、他方側には被覆シート25が直接表板18A・18Bに
貼付されている。そして、この実施例においても、押し
出し成型したカバー枠24を平坦な状態に延ばして被覆シ
ート25を貼付した後再度成型して、枠本体31に取り付け
るものである。なお、枠本体31の融着部においては、表
板18A・18Bの表面に盛り上がり部が生じないように、第
5図(a)に示すように被覆シート25の貼付部分を裏面
部分よりも窪ませてなる逃がし部32を形成しておき、そ
の裏面部分の突出部33相互を突き合わせ融着することに
より、突出部33を押しつぶしながら第5図(b)に示す
ように逃がし部32の端面相互を突き合わせ状態とする。
このような製造方法とすることにより、被覆シート25の
貼付部分が非融着部34、裏面部分が融着部35となるとと
もに、被覆シート25の表面が面一に仕上がるものであ
る。
なお、本発明は合成樹脂製の窓枠に限らず金属製等の
窓枠にも適用することができる。
「発明の効果」 以上の説明から明らかなように、本発明の窓枠および
その製造方法によれば、次のような効果を奏することが
できる。
(i)請求項1記載の窓枠は、屈曲変形可能なカバー枠
を平坦な状態として被覆シートを貼付した後、屈曲して
枠本体に被せればよく、しわ等の発生を有効に防止する
ことができる。
(ii)請求項2記載の製造方法は、平坦な状態のカバー
枠に被覆シートを貼付するから、その貼付作業が極めて
簡単であるとともに、貼付後に屈曲するから被覆シート
毎枠本体の断面形状に合わせることができ、製作が容易
である。
(iii)上記により、被覆シートの外観を損なわずに貼
付し得て、デザイン性に優れる窓枠を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に係る窓枠の一実施例を示
すもので、第1図は全体構成を示す一部を断面にした斜
視図、第2図(a)は押し出し成型直後のカバー枠を示
す断面図、同図(b)は(a)のカバー枠を平坦にした
状態を示す断面図、同図(c)は(b)のカバー枠に被
覆シートを貼付した状態を示す断面図、第3図は枠本体
にカバー枠を取り付ける状態を示す説明図、第4図は本
発明の他の実施例を示す断面図、第5図(a)は第4図
の表板における融着前の接合端の断面図、同図(b)は
融着後の断面図である。 11……窓枠、12……枠本体、13……窓板、14……シール
部材、15……主枠、16……押え枠、17……窓板取り付け
凹部、18A・18B・18C……表板、19……補強部、20……
凸型屈曲部、21……凹型屈曲部、22……溝、23……突
起、24……カバー枠、25A・25B……被覆シート、26……
カバー取り付け溝、27……突起、28……シール部材取り
付け溝、29……突起、30……窓枠、31……枠本体、32…
…逃がし部、33……突出部、34……非融着部、35……融
着部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠本体の表面に、表面に被覆シートが貼付
    された屈曲変形可能なカバー枠が被せられていることを
    特徴とする窓枠。
  2. 【請求項2】枠本体を製作する工程と、屈曲変形可能な
    カバー枠を平坦にしておきその表面に被覆シートを貼付
    する工程と、該被覆シートを貼付したカバー枠を枠本体
    の断面形状に合わせて屈曲させる工程と、屈曲させたカ
    バー枠を枠本体に被せて固定する工程とを有する窓枠の
    製造方法。
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