JPH0744712Y2 - 丸窓用窓枠 - Google Patents

丸窓用窓枠

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JPH0744712Y2
JPH0744712Y2 JP1990051620U JP5162090U JPH0744712Y2 JP H0744712 Y2 JPH0744712 Y2 JP H0744712Y2 JP 1990051620 U JP1990051620 U JP 1990051620U JP 5162090 U JP5162090 U JP 5162090U JP H0744712 Y2 JPH0744712 Y2 JP H0744712Y2
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巧 肉戸
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株式会社丸八産業
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は正面視が円形状やアーチ形を成している丸窓の
窓枠に関し、特に室外側に額縁を有する丸窓用窓枠に関
する。
(従来技術及びその問題点) この種の丸窓用窓枠、例えば正面視が円形状の窓枠は、
第6図に示すように(丸窓用窓枠を1で示す)、それぞ
れ正面視が円形状に形成された窓枠本体2とこれの室外
側に配置される額縁3とこれら窓枠本体2及び額縁3を
相互に連結するための連結部材4とで構成されている。
このような窓枠1において、窓枠本体2は、窓ガラスG
に保持するものであって、相当な強度が要求されるため
に、断面形状がほぼ対称形状でしかも肉厚が厚く断面二
次モーメントの大きい型材を使用し、これを曲げ加工機
としては最も簡便なロールベンダーにより円形状に曲げ
加工して形成される。この曲げ加工において、曲げによ
る型材の反り(歪)を抑制するには、成形ロールを型材
の内面側から外面側に亘る型材表面の全面的に当て付け
る必要があるが、上記のように断面がほぼ対称形状で断
面二次モーメントの大きい型材の場合には、成形ロール
を型材内外面の所要部のみに当て付けるようにしても、
型材の反りは最小限に抑えることができる。
ところで、額縁3は、それ自体が直接大きな荷重を受け
るようなことがないため比較的肉薄の型材を使用するこ
とができる一方、窓枠本体2との接続部及び建物の外壁
材Wとの境界部にそれぞれシール材S1,S2を装填する必
要があることから、形状的には第6図に示すようにその
断面が非対称形状とならざるをえない。しかして、額縁
3用の型材として、肉薄で非対称断面形状の単一の型材
を使用することになれば、このような断面形状の型材で
はその内外面の全面に亘ってロールベンダーの成形ロー
ルを当て付けることが不可能であるため、曲成時には特
に成形ロールの当たらない部分に大きな反りを生じ、額
縁3としては使いものにならない。
そこで、従来額縁3を形成するにあたっては、この第6
図に示すように複数個の平板P1,P2,P3,P4をそれぞれ
予め正面アール状に曲成しておいて、これらを相互に溶
接することによって同図のような断面形状を有する正面
アール状の額縁3に形成していた。しかしながら、この
ような方法では平板P1〜P4を1枚ずつ所要寸法に従って
切断した後、それぞれ正面視円形状に曲げ加工し、更に
それらを溶接しなければならないため、製作コストが非
常に高くついていた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、額
縁の製作が容易でコストの低廉化を図ることができると
共に、枠本体と額縁とのシール性も十分に確保すること
のできる丸窓用窓枠を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案においては、それぞれ正面視が円形状やアーチ形
等に形成された、窓枠本体12と額縁13とこれら窓枠本体
12及び額縁13間に介装された連結部材15とからなる丸窓
用窓枠において、額縁13は、平板帯部16、該平板帯部16
の見込み方向中間部と室外側端部とにそれぞれ突設され
た1対の垂直部片17,18、及びこれら垂直部片17,18の内
側面先端部に対向条設された凹溝条19,20に挿通支持さ
れた長尺帯片21により構成され、連結部材15はその室内
側端部が窓枠本体12に固着されていて、その室外側端部
内周面と平板帯部16の室内側端部外周面との対向周面間
に長尺状のシール用弾性体27が介挿されると共に、前記
連結部材15の室外側端部内周面には弾性体係嵌用溝条31
が形成され、且つ前記シール用弾性体27は前記係嵌用溝
条31に係嵌される硬質樹脂製の係嵌用突条27bとこれに
一体形成される硬質ゴム製の本体部27aとからなり、し
かして前記係嵌用溝条31に前記係嵌用突条27bが係嵌さ
れて前記シール用弾性体27が前記連結部材15と前記平板
帯部16との間でビス28止めされてなる構成を採用するも
のである。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はビル等建物に設置された丸窓の正面図、第2図
はその要部拡大縦断面図で、この円形状丸窓用の窓枠11
は、それぞれ正面視円形状に曲成された窓枠本体12とこ
れの室外側に位置する額縁13と連結部材15とからなる。
これらの窓枠本体12、額縁13及び連結部材15はそれぞれ
直線状のアルミ押出し型材を所要曲率で円形状に曲成し
て形成されたものである。そして額縁13は、平板帯部16
と、この平板帯部16の見込み方向(奥行き方向、つまり
室内外方向)中間部及び室外側端部にそれぞれ垂直に突
設された1対の垂直部片17,18と、これら両垂直部片17,
18の内側面上端部に当該額縁の全周に亘り対向条設され
た凹溝条19,20に沿って挿入支持された長尺帯片21とか
らなる。この長尺帯片21は直線状のアルミ押出し型材か
らなる屈曲可能な帯片であって、第3図に示すように両
側端部には垂直部片17,18の凹溝条19,20に係合する係合
凸条22,23が形成されており、そして第2図から明らか
なように、この長尺帯片21の係合凸条22,23が垂直部片1
7,18の凹溝条19,20に係合された状態において長尺帯片2
1の外周面と垂直部片17,18の外周端面とが面一となって
いる。尚、長尺片21は垂直部片17,18の凹溝条19,20に沿
って嵌挿させながら円形状に屈曲変形させる。
連結部材15は本体部24とこれの室内側端部に突設された
立上部25とで断面横向きL字状を成していて、立上部25
が窓枠本体12の室外側面にビス26止めされ、本体部24の
室外側端部内周面と前記額縁13における平板帯部16の室
内側端部外周面との対向周面間に断面方形状を成す長尺
状のシール用弾性体27が介挿されてビス28で固着され、
そしてこのシール用弾性体27と窓枠本体12の室外側面と
の間に内向きコ字状の環状溝部29が形成され、この溝部
29にシール材30が充填される。
またこの連結部材15の本体部24の室外側端部内周面には
係嵌用溝条31が形成されていて、この溝条31にシール用
弾性体27上端部の係嵌用突条27bが係嵌されている。こ
のシール用弾性体27は、第2図、第4図に示すように、
硬質ゴムよりなる本体部27aと塩化ビニル樹脂等の硬質
樹脂からなる係嵌用突条27bとが一体成形されたもの
で、直線状を成していて、その係嵌用突条27bを連結部
材15の溝条31にスライド式に挿入係嵌させることによ
り、この連結部材15の円形状に沿って容易に弾性変形す
ることができる。またこの場合、係嵌用突条27bは硬質
樹脂であるため溝条31へのスライド挿入がし易く且つ容
易に離脱するおそれがなく、また本体部27aは硬質のゴ
ムよりなるため連結部材15と額縁13の間の連結機能及び
水密シール機能を十分発揮することができる。
第2図に示すように、窓枠本体12は建物のコンクリート
躯体Fに埋設されたアンカーボルト32に対し取付金物33
を介して取付け固定される。そして、額縁13の大半部を
覆うように配装される建物の外装材Wとこの横額縁部材
13の長尺帯片21上面との境界部にシール材34が充填され
る。
第5図は、アルミ押出し型材からなる額縁13の平板帯部
16及び両垂直部片17,18をロールベンダーによって丸曲
げする際の成形ロールR1,R2の配置を示したものであ
る。尚、O2,O2,は成形ロールR1,R2の中心軸を示す。
この図から明らかなように、水平部片16及び両垂直部片
17,18を形成する型材のほとんど全表面に対し成形ロー
ルR1,R2を当て付けることができるため、曲げ成形時に
ほとんど反りを生ずることがない。
(考案の効果) 本考案の丸窓用窓枠によれば、額縁が、平板帯部、これ
と一体を成す1対の垂直部片、及び垂直部片の相対向す
る凹溝条に沿って挿入された長尺帯片により構成される
ものであるから、この額縁の製作にあたっては、平板帯
部と1対の垂直部片とを一体形成する型材と、長尺帯片
とをそれぞれ丸曲げ加工しておいて、長尺帯片を両垂直
部片の凹溝条に挿入すればよく、したがって従来の丸窓
用窓枠における額縁に比べて製作が著しく簡単となって
コストの低廉化を図ることができる。この場合、平板帯
部と両垂直部片とを一体形成する型材は断面が非対称形
状でありながらロールベンダーの成形ロールを全面的に
当て付けることが可能な断面形状であるため、曲げ成形
時の反りの発生をほとんどなくするか、最小限度に抑え
ることができる。
また、額縁の平板帯部の室内側端部外周面と連結部材の
室外側端部内周面との対向面間にシール用弾性体が介挿
固着され、そしてこの弾性体と横枠本体の室外側面との
間にシール材が充填されているため、額縁と横枠本体と
の連結部分の水密シール性を十分確保できて雨仕舞を良
好にすることができる。
また、連結部材の室外側端部内周面に係嵌用溝条を形成
し、これにシール用弾性体の係嵌用突条を挿入し係嵌さ
せるようにすることにより、シール用弾性体それ自体は
予め平面アール状に形成しておかなくても、係嵌用溝条
への係嵌突条の挿入係嵌によってシール用弾性体全体を
連結部材の丸形に沿って容易に変形させることができ
る。またこの場合、シール用弾性体の係嵌用突条を硬質
樹脂で形成することにより、溝条へのスライド挿入がし
易く且つ容易に離脱するおそれがなく、また本体部を硬
質のゴムで形成することにより、連結部材と額縁の間の
連結機能及び水密シール機能を十分発揮させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は丸窓の室外から見た正面図、第2図は第1図の
II−II線拡大断面図、第3図は額縁における長尺帯片の
挿入方法を示す斜視図、第4図はシール用弾性体を示す
断面図、第5図は額縁形成用型材の曲げ加工時における
成形ロールの配置状態を示す縦断面図、第6図は従来の
丸窓用窓枠を示す第2図と同様な断面図である。 11……丸窓用窓枠、12……窓枠本体、13……額縁、15…
…連結部材、16……平板帯部、17,18……垂直部片、19,
20……凹溝条、21……長尺帯片、22,23……係合凸条、2
7……シール用弾性体、27a……本体部、27b……係嵌用
突条、30,34……シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ正面視が円形状やアーチ形等に形
    成された、窓枠本体と額縁とこれら窓枠本体及び額縁間
    に介装された連結部材とからなる丸窓用窓枠において、
    額縁は、平板帯部、該平板帯部の見込み方向中間部と室
    外側端部とにそれぞれ突設された1対の垂直部片、及び
    これら垂直部片の内側面先端部に対向条設された凹溝条
    に挿通支持された長尺帯片により構成され、連結部材は
    その室内側端部が窓枠本体に固着されていて、その室外
    側端部内周面と平板帯部の室内側端部外周面との対向周
    面間に長尺状のシール用弾性体が介挿されると共に、前
    記連結部材の室外側端部内周面には弾性体係嵌用溝条が
    形成され、且つ前記シール用弾性体は前記係嵌用溝条に
    係嵌される硬質樹脂製の係嵌用突条とこれに一体形成さ
    れる硬質ゴム製の本体部とからなり、しかして前記係嵌
    用溝条に前記係嵌用突条が係嵌されて前記シール用弾性
    体が前記連結部材と前記平板帯部との間でビス止めされ
    てなる丸窓用窓枠。
JP1990051620U 1990-05-16 1990-05-16 丸窓用窓枠 Expired - Lifetime JPH0744712Y2 (ja)

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JPS5829733Y2 (ja) * 1978-02-21 1983-06-29 株式会社丸八産業 丸窓用窓枠の額縁
JPS5813028Y2 (ja) * 1978-03-20 1983-03-12 永大産業株式会社 金属製窓枠材
JPS56118273U (ja) * 1980-02-12 1981-09-09

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