JP2002188218A - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JP2002188218A
JP2002188218A JP2000404466A JP2000404466A JP2002188218A JP 2002188218 A JP2002188218 A JP 2002188218A JP 2000404466 A JP2000404466 A JP 2000404466A JP 2000404466 A JP2000404466 A JP 2000404466A JP 2002188218 A JP2002188218 A JP 2002188218A
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panel
longitudinal direction
building panel
right angles
shaped
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JP2000404466A
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English (en)
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Hideji Sasaki
秀二 佐々木
Yasuhiro Hasegawa
泰弘 長谷川
Hideo Higuchi
秀雄 樋口
Minoru Nomura
稔 野村
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Chuo KK
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Chuo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水密性、外観良好性、及び相隣接する継ぎ目
部のシールの信頼性を向上し、シール作業性を向上し
た、コストの安価な建築用パネルを提供する。 【解決手段】 表面材と裏面材を樋状に形成した間に合
成樹脂発泡体を一体的に成型して形成した建築用パネル
の長尺方向に対して直角の端面より、このパネルの厚さ
寸法よりわずか内側に入った位置に裏面側からこのパネ
ルの全幅に亘って略V字形切り込み溝を形成して、この
端面を裏面側に折曲げ、L字形またはZ字形の係止材に
より固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属薄板を成形した
表面材と裏面材の間に合成樹脂発泡体の断熱材を一体的
に成型した建築用パネル(以下、単にパネルという)の
工場生産時、運搬時または、建築物の設計図、施工現場
に合わせて切断される長尺方向に対して直角の端面の外
観良好性、及びこのパネルの端面と相隣接する他のパネ
ルの長尺方向に対して直角の端面との間に形成される継
ぎ目、接続目地部の良好性、シール性及び水密性の向上
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から薄板金属を成形した表面材と裏
面材の間に合成樹脂発泡体の断熱材を充填したパネルが
知られており、市場に提供されている。このパネルは、
その一端縁に嵌合凸部を突設し、他端縁に嵌合凹部を配
設し、施工時にこの嵌合凸部を相隣接する他のパネルの
嵌合凹部にはめ込んで組み合わせて接続するものや、一
端縁に裏面側重ね部、他端縁に表面側重ね部を形成して
合决接続するものがある。このパネルを横張りする場合
において、このパネルと横方向に相隣接するパネルの工
場生産時、施工現場等で、長尺方向に対して直角に切断
された端面同士の継ぎ目部は、両パネルの表面材、裏面
材の切断端面部及び上記合成樹脂発泡体部端面を気密
的、水密的にシールする必要があり、信頼性を確保する
ため難しいシール作業を強いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、パネル切断
端面同士の継ぎ目部または、接続目地部のシールが完全
になされないと、強風雨時において継ぎ目部または接続
目地部より雨水が漏れる可能性があり、特にこのパネル
切断端面の(1)合成樹脂部を切断した木口部同士の継
ぎ目を気密性、水密性を確保するのが難しく、(2)施
工現場におけるシール作業のバラツキをなくすことが難
しく、(3)経時的にも完全にシールすることは難しい
という問題があった。さらに、(4)切断時、この切断
部に曲がりや変形があると、目地部幅が異なったり、目
地部シール材深さが異なって外観が悪くなり、(5)こ
の切断端面の直線性が出ていないと外観も悪くなるとい
う問題もあった。従来は、シール問題を解決するため、
目地部に別途目地カバーを被せる方法などが一般的に行
われているが、この目地カバーがパネル本体より出っ張
るため外観良好性が損なわれるという問題があり、また
その部のシール作業性が良くないので、信頼性に欠ける
という問題もあった。本発明は、パネルを工場生産時ま
たは実際施工時にこの現場に合わせて長尺方向に対して
直角に切断した一端部及びその反対側の他端部のいづれ
かの端面または両方の端面の仕上がりの向上、外観良好
性の向上及びこの一端部及び一端部と相隣接する他のパ
ネルの他端部との継ぎ目部、接続目地部の外観良好性、
及び水密性の向上、またシールの信頼性とシール作業性
の向上を図ったパネルを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のパネルは、長尺
状の金属薄板を、樋状に形成した表面材及び裏面材と、
この表面材の裏面側と裏面材間に合成樹脂発泡体の断熱
材を一体的に成型して形成し、その表面材の長尺方向に
対して平行な一端縁に雄端縁を、他端縁にこの雄端縁に
嵌合可能かもしくは、組み合わせ可能な雌端縁を形成し
てあり、該長尺方向に対して直角の端面よりこのパネル
の厚さ寸法よりわずかに、内側に入った位置に、裏面材
側から、このパネルのほぼ全幅に亘って、直角またはわ
ずかに鈍角の略V字形切り込み溝を形成して、この合成
樹脂発泡体及び裏面材を除去し、この略V字形切り込み
溝より、端面を裏面側にほぼ直角に、即ち略V字形両切
り込みを突き当てる方向に折り曲げる。
【0005】また、この略V字形切り込み溝より、端面
を裏面側にほぼ直角方向に折り曲げた後、裏面側に略L
字形または略Z字形に形成された係止金具を固定するの
が、運搬、施工性の上から更に良い。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明すると、長尺状の金属薄板を樋状に形成した表
面材11及び裏面材12とその表面材の裏面側(樋状内
面側)と裏面材の裏面側(樋状内面側)の間に合成樹脂
発泡体13を一体的に成型して形成し、長尺方向に対し
て平行な一端縁に雄端縁14、他端縁に雌端縁15を形
成したパネル本体10の長尺方向に対して直角な一端部
の端面18から、このパネル本体10の厚さ寸法T,2
0とほぼ同じ寸法、長尺方向の内側に入った位置に、こ
のパネルのほぼ全幅に亘って、表面材11の裏面から
0.数mm残した深さの位置にその頂点がくるように、
溝状切り込みA,19a、溝状切り込みB,19bを入
れ、合成樹脂発泡体13及び裏面材12を除去して、直
角またはわずか鈍角の略V字形切り込み溝17を形成
し、この略V字形切り込み溝17を中心にして、一端部
端面18を裏面側にほぼ直角に折曲げ、このパネル表面
材11及び本体10をL字形に形成する。
【0007】このほぼ直角に折曲げ、L字状に形成した
パネル表面材11及び本体10は、上記溝状切り込みA
と溝状切り込みBが突き合わされる位まで折り曲げられ
るが、その表面材11は、その素材の金属薄板の弾性に
より、いわゆるスプリングバックで折り曲げが戻るの
で、この突合せ部に隙間が出来る。そのため、略L字形
係止材16aのL字形の一辺をパネル本体10の折り曲
げた端面18に当て、他辺をこのパネル裏面材12にビ
スまたはリベット21で、このパネル本体10の突合せ
部の隙間がほぼ平行になるように、パネル表面材11及
び裏面材12を固着した。
【0008】図1は、本発明の一実施例であるパネル1
0を縦張りする場合の施工状態を示したものであり、こ
こで用いるパネルA〜C,10a〜10cとは、説明し
易くするために便宜上付けた符号で、これらはパネル1
0と全く同じものであり、以下同様である。このパネル
10を施工する作業は、一般に建物の下側から上側方向
へ、即ち土台側から軒天側へ、左側から右側へと順に進
められ、まず土台廻りに水切り33を配設し、次に土台
側かつ左側のパネルA,10aを張り、このパネルA,
10aの右側に相隣接して配設するパネルB,10bを
合决接続することにより、パネルA,10a、B,10
bは、水平方向に連続して施工される。また、このパネ
ルA,10aの上側に相隣接して配設するパネルC,1
0cに略Z字状係止材16aをビスまたはリベット21
で固着した後パネルA,10aの上側に張り、略Z字状
係止材16aの下辺をパネルA,10aの表面材にビス
で固着する。
【0009】また、図5は本発明の他の実施例のパネル
を横張りする施工状態を示したものであり、施工にあた
っては、上記同様土台側かつ下側のパネルA,10aを
水平に張り付け、このパネルA,10aの右側に相隣接
するパネルB,10bを張り付け、これらのパネルA、
B間の継ぎ目をシールする。この作業を繰り返して、パ
ネル10を本建物の幅方向に連続的に施工していく。
また、パネルA,10aの雄端縁14を、その上方に相
隣接して配設するパネルC,10cの雌端縁15に嵌合
させて張り付けることにより上下方向に施工する。この
作業を繰り返し、本建物の高さ方向に連続的に施工して
いく。
【0010】本実施のパネルを横張りする施工におい
て、パネルA,10aとその右側に相隣接するパネル
B,10b間の継ぎ目をシールする際、シールされるパ
ネルの端面はL字状に折曲げた表面材であり、その形状
が安定しているのでシール作業性が良好なるばかりでな
く、作業のバラツキもなくなる。
【0011】本パネル本体10を構成しているパネル表
面材11及び裏面材12は、相隣接するパネル10との
嵌合または合决接続するための雄端縁14及び雌端縁1
5を成形して形成すると共に、表面に化粧、補強を兼ね
成形して所定の形状を形成し、その素材として例えば塗
装亜鉛めっき鋼鈑、塗装アルミニウム亜鉛合金めっき鋼
鈑、塗装ステンレス鋼鈑、塩化ビニル鋼鈑、塗装アルミ
ニウム板等が使用される。
【0012】また、本パネル10の表面材11の裏面側
と裏面材12の間に一体的に成型される合成樹脂発泡体
13は、本パネル10の断熱性、消音性を向上させ、強
度アップを図るためのものであり、この素材として例え
ば、ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォ
ーム、フェノールフォームなどが使用される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパネル
は、このパネルの長尺方向に対して直角に切断された一
端面及び他端面の各々において、該端面からこのパネル
の厚さ寸法よりわずかに内側に入った位置に、略V字状
に切り込み溝を形成し、この切り込み溝を中心にして、
一端面及び他端面を裏面側にほぼ直角に折り曲げ、この
パネル表面材及び本体をL字状に形成することにより、
両端面の形状が安定し、このパネルを横張りする場合に
は、上下方向に相隣接する他のパネルとの継ぎ目、また
このパネルを縦張りする場合の左右方向に相隣接する他
のパネルとの継ぎ目の気密性、水密性を向上することが
でき、また該継ぎ目部の施工現場におけるシール作業の
バラツキが少なくて済み、完全にシールすることも容易
になり、このパネル全体の外観良好性も向上できる。ま
た、シール性確保、外観良好性向上、シール作業改善の
ための端面カバー等の別途部品も必要なくなり、建材と
して安価に構成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるパネルの説明図で断面図であ
る。
【図2】 本発明によるパネルの説明図で断面図であ
る。
【図3】 本発明によるパネルの一例の側面図である。
【図4】 本発明によるパネルの他の例の側面図であ
る。
【図5】 本発明によるパネルの横張りの施工状態を説
明する図である。
【図6】 従来のパネルの横張りの施工状態を説明する
断面図である。
【図7】 従来のパネルの縦張りの施工状態を説明する
断面図である。
【符号の説明】
10 パネル本体 10a パネルA 10b パネルAの横方向に隣接するパネルB 10c パネルAの上方に隣接するパネルC 11 パネル表面材 12 パネル裏面材 13 合成樹脂発泡体 14 雄端縁 15 雌端縁 16a 略L字形係止材 16b 略Z字形係止材 17 略V字形切り込み溝 18 パネル端面 19a 溝状切り込みa 19b 溝状切り込みb 20 パネル厚さT 21 ビスまたはリベット 31 目地カバー 32 端面カバー 33 水切り 34 シーリング 35 胴縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 稔 栃木県鹿沼市さつき町13番地の2 株式会 社チューオー内 Fターム(参考) 2E001 DA01 FA04 FA53 GA42 HB01 HD01 KA01 MA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の金属薄板を、樋状に形成した表
    面材及び裏面材と、この表面材と裏面材との間に一体的
    に成型された芯材からなり、その一端縁に雄端縁を、他
    端縁に雄端縁と嵌合、または組み合わせて合决接続可能
    な雌端縁を形成した建築用パネルにおいて、この建築用
    パネルの長尺方向に対して直角の端面よりこの建築用パ
    ネルの厚さ寸法よりわずかに、内側に入った位置に裏面
    材側から、長尺方向に対して直角に、この裏面材及び芯
    材のほぼ全幅に亘って直角またはわずかに鈍角の略V字
    溝状切り込みを入れ、この表面材を残して裏面材及び芯
    材を除去し、略V字溝状切り込みより裏面側にほぼ直角
    に折曲げたことを特徴とする建築用パネル。
  2. 【請求項2】 この建築用パネルの長尺方向に対して直
    角に折曲げにより形成された端面折曲げ部の表面、該折
    曲げにより裏面側に廻った上記直角の端面及び裏面材の
    表面を略L字状に形成されたL字形係止材により、固定
    したことを特徴とする請求項第1項記載の建築用パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 この建築用パネルの長尺方向に対して直
    角に折曲げにより形成された端面折曲げ部の表面と上記
    直角の端面及び表面材表面を略Z字状に形成されたZ字
    形係止材により、固定したことを特徴とする請求項第1
    項記載の建築用パネル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101057766B1 (ko) 2011-04-22 2011-08-19 이운형 건축물용 패널
CN103266670A (zh) * 2013-04-16 2013-08-28 中天建设集团有限公司 一种保温棉接缝部处理工艺
CN103266669A (zh) * 2013-04-16 2013-08-28 中天建设集团有限公司 一种保温棉接缝部处理结构
JP2013209820A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Sus Corp 壁材と壁材連結構造

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