JP2005054435A - 金属サイディングの施工構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属サイディングの金属外装板に役物機能を持たせ、作業性よく、金属サイディングの施工を行なうことができる構造を提供する。
【解決手段】金属外装板11と、その裏面側に貼着された断熱材12とからなる金属サイディング1の施工構造であって、該金属外装板11を上記断熱材12の左右側端面を覆うように直角に延設し、さらに下地材7への取付け片111を構成するようにL字型に折り曲げてなる金属サイディングの施工構造。好ましくは、上記金属サイディング1の左右側端部における断熱材121を側端部全長にわたって切除し、平板状金属として残された上記金属外装板11の両端部を折り曲げて構成する。
【選択図】図2
【解決手段】金属外装板11と、その裏面側に貼着された断熱材12とからなる金属サイディング1の施工構造であって、該金属外装板11を上記断熱材12の左右側端面を覆うように直角に延設し、さらに下地材7への取付け片111を構成するようにL字型に折り曲げてなる金属サイディングの施工構造。好ましくは、上記金属サイディング1の左右側端部における断熱材121を側端部全長にわたって切除し、平板状金属として残された上記金属外装板11の両端部を折り曲げて構成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、金属サイディングの施工構造に関する。さらに詳しくは、役物部材を用いることなく、金属サイディング自身が役物機能を有する金属サイディングの施工構造に関する。
従来、金属サイディングの施工構造に関しては種々の技術が公知である。例えば、硬質樹脂等の押出成形材で構成された役物本体とアルミニウム等の金属製薄板の外装板からなるサイディング用役物を用いる方法(特許文献1参照)、隣り合うパネルの端部に凸実と小孔とが相対向するように形成し、実結合する方法(特許文献2参照)、外壁パネルの側端面を金属外装板を折り曲げて覆い、隣り合う外壁パネルどうしの上記金属外装板の目地にコーキング材を充填する方法(特許文献3参照)等が開示されている。
特開平11−217917号公報(第1−4頁、第1図)
特開平10−212814号公報(第1−3頁、第1図)
特開2000−45487号公報(第1−4頁、第1図)
しかしながら、金属サイディングの施工を簡単に、作業性よく、現場の状態に応じて行なうには、上記先行記載の技術を用いても、必ずしも満足すべき結果が得られるとはいえない。本発明は、このような状況の下で考え出されたものであって、とくに、役物部材を用いることなく、金属サイディングの金属外装板に役物機能を持たせ、作業性よく、現場の状態に応じて金属サイディングの施工を行なうことができる構造を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決するため、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本発明によれば、金属外装板と、その裏面側に貼着された断熱材とからなる金属サイディングの施工構造であって、該金属外装板を上記断熱材の左右側端面を覆うように直角に延設し、さらに下地材への取付け片を構成するようにL字型に折り曲げてなる金属サイディングの施工構造が提供される。
上記金属サイディングの左右側端部における断熱材を、側端部全長にわたって切除するとともに、上記金属外装板の両端部を平板状金属として残し、該平板状金属を上記断熱材の左右側端面を覆うように直角に折り曲げ、さらに下地材への取付け片を構成するようにL字型に折り曲げて構成することが好ましい。
上記金属サイディングの隣り合う取付け片を重ね合わせて下地材に取付けるとともに、目地にシーリング材を充填した構造としてもよい。
上記金属サイディングの隣り合う取付け片を重ね合わせて下地材に取付けるとともに、目地に弾性を有する金属を曲げ加工して形成したカバー材を嵌入した構造としてもよい。
上記金属サイディングの隣り合う取付け片を重ね合わせ、さらに合成樹脂製ピースを嵌挿後、下地材に取付けるとともに、目地に弾性を有する金属を曲げ加工して形成したカバー材を嵌入した構造としてもよい。
本発明の請求項1に記載の金属サイディングの施工構造は上記のとおりであり、金属外装板を断熱材の左右側端面を覆うように直角に延設し、さらに下地材への取付け片を構成するようにL字型に折り曲げてなるため、とくに、役物部材を用いることなく、作業性よく、金属サイディングの施工を行なうことができる。
上記金属サイディングの左右側端部における断熱材を、側端部全長にわたって切除するとともに、上記金属外装板の両端部を平板状金属として残し、該平板状金属を上記断熱材の左右側端面を覆うように直角に折り曲げ、さらに下地材への取付け片を構成するようにL字型に折り曲げてなるため、とくに、役物部材を用いることなく、施工現場の状態に応じて断熱材を切除して目地幅等が決められるため、金属サイディングの施工を作業性よく行なうことができる。
上記金属サイディングの隣り合う取付け片を重ね合わせて下地材に取付けるとともに、目地にシーリング材が充填されてなるため、雨水の浸入等を防ぎ、見栄えをよくすることができる。
上記金属サイディングの隣り合う取付け片を重ね合わせて下地材に取付けるとともに、目地に弾性を有する金属を曲げ加工して形成したカバー材が嵌入されてなるため、カバー材によって意匠性が高められるとともに、さらに、水密性を向上させることができる。
上記金属サイディングの隣り合う取付け片を重ね合わせ、さらに合成樹脂製ピースを嵌挿後、下地材に取付けるとともに、目地に弾性を有する金属を曲げ加工して形成したカバー材が嵌入されてなるため、合成樹脂製ピースの爪部が、カバー材の係止片と係合し、カバー材をしっかりと係止することができる。
以下、本発明にかかる金属サイディングの施工構造の実施形態について、図面を参照して、詳細に説明する。まず、図1に示すように、金属外装板11としてのアルミニウム板と、断熱材12としての硬質発泡ウレタンとからなる金属サイディング1の左右側端部における断熱材121を、点線部分を境にして側端部全長にわたって切除するための金属サイディング1を用意する。ついで、図2に示すように、左右側端部の断熱材121を切除した後の残されたアルミニウム板を折り曲げて上記発泡ウレタンの左右側端面を覆い、さらに、L字型に折り曲げて下地材への取付け片111を形成する。各取付け片111にビス孔112を設ける。このように構成された金属サイディングの施工構造の左右取付け片111を重ね合わせ、取付け用ビス2で下地材に固定する。
図3は上記した金属サイディングの施工構造を下地材7に取付けた状態を示す平断面図である。図3からよくわかるように、L字型に折り曲げられたアルミニウム板が役物部材として機能し、金属サイディング1が下地材7にしっかりと取付けられていることが明らかである。図4は、図3に示す、隣り合う金属サイディング1の目地にシーリング材3を充填し、シーリング加工した状態を示す平断面図である。シーリング加工することによって、雨水の浸入等を防ぐとともに、見栄えをよくすることができる。
図5は、ステンレススチール等、弾性を有する金属を曲げ加工し、幅方向に弾性変形する係止片41を備えたカバー材4を上記目地に嵌入し、弾接した状態を示す平断面図である。図5からよくわかるように、係止片41は、縦長の平板状金属の両端を折り曲げ、相対向して折り返し、バネ状とされているため、上記目地にしっかりと弾性係止する。また、図5において、カバー材4とアルミニウム板との間に、雨水の浸入等を防ぐためにパッキン5が介装されている。なお、図5に示す形態においては、シーリング材3を充填していないが、シーリング材3を充填後、硬化していない状態でカバー材4を嵌入してもよい。このように、カバー材4を嵌入することによって意匠性が高められるとともに、さらに、水密性を向上させることができる。
また、図7は、上記左右取付け片111を重ね合わせた後、図6に示す合成樹脂製ピース6を嵌挿し、取付け用ビス2で下地材7に固定した状態を示す平断面図である。図6からよくわかるように、上記合成樹脂製ピース6は、爪部61を備えており、カバー材4を合成樹脂製ピース6に嵌入したとき、カバー材4の係止片41がピース6に弾接するとともに、上記爪部61に係合するため、カバー材4をしっかりと係止することができる。図8は、カバー材4を図7に示す金属サイディングの施工構造に嵌入した状態を示す平断面図である。しっかりと取付けられたカバー材4によって意匠性が高められるとともに、水密性が向上していることが明らかである。
1 金属サイディング
11 金属外装板
111 取付け片
112 ビス孔
12 断熱材
121 断熱材の切除部分
2 取付け用ビス
3 シーリング材
4 カバー材
41 係止片
5 パッキン
6 合成樹脂製ピース
61 爪部
7 下地材
11 金属外装板
111 取付け片
112 ビス孔
12 断熱材
121 断熱材の切除部分
2 取付け用ビス
3 シーリング材
4 カバー材
41 係止片
5 パッキン
6 合成樹脂製ピース
61 爪部
7 下地材
Claims (5)
- 金属外装板と、その裏面側に貼着された断熱材とからなる金属サイディングの施工構造であって、該金属外装板を上記断熱材の左右側端面を覆うように直角に延設し、さらに下地材への取付け片を構成するようにL字型に折り曲げてなる金属サイディングの施工構造。
- 上記金属サイディングの左右側端部における断熱材を、側端部全長にわたって切除するとともに、上記金属外装板の両端部を平板状金属として残し、該平板状金属を上記断熱材の左右側端面を覆うように直角に折り曲げ、さらに下地材への取付け片を構成するようにL字型に折り曲げてなる請求項1に記載の金属サイディングの施工構造。
- 上記金属サイディングの隣り合う取付け片を重ね合わせて下地材に取付けるとともに、目地にシーリング材を充填してなる請求項1に記載の金属サイディングの施工構造。
- 上記金属サイディングの隣り合う取付け片を重ね合わせて下地材に取付けるとともに、目地に弾性を有する金属を曲げ加工して形成したカバー材を嵌入してなる請求項1に記載の金属サイディングの施工構造。
- 上記金属サイディングの隣り合う取付け片を重ね合わせ、さらに合成樹脂製ピースを嵌挿後、下地材に取付けるとともに、目地に弾性を有する金属を曲げ加工して形成したカバー材を嵌入してなる請求項1に記載の金属サイディングの施工構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003285741A JP2005054435A (ja) | 2003-08-04 | 2003-08-04 | 金属サイディングの施工構造 |
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JP2003285741A JP2005054435A (ja) | 2003-08-04 | 2003-08-04 | 金属サイディングの施工構造 |
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JP (1) | JP2005054435A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012046958A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 金属板の屋内への取付構造 |
WO2013054571A1 (ja) * | 2011-10-13 | 2013-04-18 | 日鉄住金鋼板株式会社 | 建築用パネル及び建築用パネルの下地材への取付構造 |
WO2017051884A1 (ja) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 大和ハウス工業株式会社 | 目地カバーおよび外壁構造 |
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2003
- 2003-08-04 JP JP2003285741A patent/JP2005054435A/ja active Pending
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WO2013054571A1 (ja) * | 2011-10-13 | 2013-04-18 | 日鉄住金鋼板株式会社 | 建築用パネル及び建築用パネルの下地材への取付構造 |
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