JP2500942Y2 - 平面ア―ル状窓枠の取付装置 - Google Patents

平面ア―ル状窓枠の取付装置

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JP2500942Y2
JP2500942Y2 JP229394U JP229394U JP2500942Y2 JP 2500942 Y2 JP2500942 Y2 JP 2500942Y2 JP 229394 U JP229394 U JP 229394U JP 229394 U JP229394 U JP 229394U JP 2500942 Y2 JP2500942 Y2 JP 2500942Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、平面視がアール状を成
している断熱窓枠の取付装置に関する。
【0002】
【従来技術】断熱窓枠として、例えば特開昭54ー11
3941号公報に開示されているように、その横枠が室
内側型材と室外側型材と両型材の中間部の中間型材とか
らなり、これら3型材間に断熱スペーサを介在させたも
のがある。
【0003】また断熱窓枠ではないが、この種平面視ア
ール状の窓枠を取り付けるための取付装置として、特開
昭60ー115787号公報に開示されるように窓枠を
室内側型材と室外側型材とからなり、それぞれの型材に
アンカー金具係合用の突条を突設したものが提案されて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】特開昭54ー1139
41号公報に開示される断熱窓枠にあっては、中間型材
が室内外両型材の内部に位置して外部に露出しないよう
になっており、また中間型材の外周面全域に断熱スペー
サを介在するようになっているため、この断熱窓枠を建
物躯体に取り付けるためのアンカー係合用突条は室内外
両型材に設けるようにしている。
【0005】また特開昭60−115787号公報に開
示される考案でも、曲げ加工された室内側型材とこれに
連結される室外側型材との2つの型材の室内外幅方向両
端部に突設された突条にアンカー金具の室内外両端部を
係合するようになっている。
【0006】これら両公報に開示される従来技術では、
室内外幅の狭い通常の窓ガラスを取付ける場合には適用
することができるが、ガラスブロックや二重ガラス窓の
ように室内外幅の広い窓枠には適用することが不可能で
ある。
【0007】即ち、上記両公報に開示される室内側型材
と室外側型材とにそれぞれアンカー金具係合用突条を突
設するものにあっては、室内外幅の広い場合には当然に
室内外両端部の突条の対向間隔が広くなり、この対向間
隔間に係合するアンカー金具の室内外幅も当然に広いも
のを使用する必要があり、当然に既成のものを使用する
ことができない。また既成のアンカー金具を使用するた
めに前記突条の室内外突出量を大きく取ればよいが、突
条の室内外突出量が大となれば曲げ加工の際に歪んだり
皺が発生して使用不可能になる場合が多々ある。更には
窓枠の室内外幅の異なる毎にその幅に合ったアンカー金
具を特別に製作しなければならず互換性に欠けるという
難点もある。
【0008】本考案は、これらの難点を一挙に解消する
ことを解決課題とするものである。
【0009】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本考案は、左右竪枠と平面視アール状の上下横枠
とからなる窓枠の少なくとも上下横枠にアンカー金具を
取付け、該アンカー金物を建物躯体側に取付けてなる取
付片に固着するようにした窓枠取付装置において、上下
各横枠は、それぞれ室内側型材と室外側型材と中間型材
の3つの平面視アール状の型材が変形可能な断熱スペー
サを介して相互に連結されたものからなり、そのうちの
中間型材に、室内外対向方向に突出して該中間型材の長
手方向全域に延びる両側一対の係嵌用突条片を設け、ア
ンカー金具にはその両側一対の係嵌部を設けて、この一
対の係嵌部を上記各中間型材の係嵌用突条片に長手方向
スライド可能に係嵌してなることを特徴とする構成を採
用してなるものである。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は、窓枠に本考案に係る断熱横枠を備えた平面アー
ル状の複層ガラス窓を示したもので、この図において1
は窓枠で、平面アール状の下横枠2及び上横枠3と直線
状の縦枠4,4とから構成され、この窓枠1内に一対の
平面アール状ガラス板5,5が所定の間隔で嵌め込ま
れ、室内側及び室外側のガラス押え枠6,7によって固
定される。
【0011】下横枠2は、図2で明らかなように、それ
ぞれ平面アール状に曲成された室内側型材8、室外側型
材9及び中間型材10からなるもので、これら3つの型
材8,9,10は型材相互間に長尺帯状の断熱スペーサ
11,11,12,12を挟挿した状態でビス13によ
り相互に一体的に結合されている。これらの型材8,
9,10はそれぞれアルミ押出し型材であって、室内側
型材8は垂直壁部14と上下水平壁部15,16とで断
面コ字状に形成され、室外側型材9も同様に垂直壁部1
7と上下水平壁部18,19とで断面コ字状に形成さ
れ、また中間型材10は垂直壁部20と上下水平壁部2
1,22とで断面略I字状に形成され、且つその下水平
壁部22下面側にアンカー金物43の両端部を取り付け
る断面略コ字状の係嵌用突条片44が一体形成され、ア
ンカー金物43は水平壁部22の長手方向にスライド可
能に係嵌用突条片44に係嵌するようになっている。
【0012】そして室内側型材8はそのコ字状開口部を
外向きに、また室外側型材9はそのコ字状開口部を内向
きにした状態で中間型材10を室内外両側から挟むよう
にして配置されている。断熱スペーサ11,12は合成
樹脂、合成ゴム、その他の、断熱性を有し且つ弾性変形
もしくは塑性変形可能な材料によって形成されたもの
で、断熱スペーサ11については図3の(A) に示すよう
にその上面側には、室内側型材8の上水平壁部15また
は室外側型材9の上水平壁部18のそれぞれ先端部が係
合する係合段部23が条設され、また下面側には中間型
材10の上水平壁部21上面に形成された凹条部24に
係合する係合凸条部25が条設されている。また断熱ス
ペーサ12については図3の(B) に示すようにその上面
側に、室内側型材8の下水平壁部16の先端係合段部1
6aまたは室外側型材9の下水平壁部19の先端係合段
部19aが係合する係合段部26が条設されている。更
にこれらの断熱スペーサ11, 12には当該スペーサの
圧縮変形時の歪を吸収させるための断面形の小さい凹溝
条27が形成されている。
【0013】上述した下枠2の製作にあたり、室内側型
材8、室外側型材9及び中間型材10はそれぞれ直線状
の型材を、ロールベンダーにより、室外側が凸側となる
ような平面アール状にそれぞれ所要曲率で曲げ加工して
形成する。このロールベンダーによる曲げ加工の際に
は、室内側及び室外側型材8, 9がそれぞれ断面コ字状
であり、また中間型材10が断面略I字状であって成形
ロールを各型材の内外両周面に当て付けることができ、
しかも各型材が対称断面形状であることから、歪変形の
きわめて少ない適正な曲げ加工を行うことができる。ま
た上記型材8,9,10のうち、中間型材10に一体形
成した係嵌用突条片44は中間型材10の室内外方向中
心部に対して左右対象に形成されているため、曲げ加工
の際に正確に曲げ加工を行うことができ、歪みや波打ち
を生起することがない。更には中間型材10に係嵌用突
条片44を形成し、室内側型材8や室外側型材9には該
突条片を形成することがないので、室内外幅の大小に影
響されることなく係嵌用突条片44の左右の対向間隔を
常に一定に持ってくることができ、既成のアンカー金物
を取り付けることが可能である。
【0014】こうして型材8, 9, 10を曲げ加工した
後、中間型材10の室内外両側に室内側型材8と室外側
型材9を対向配置すると共に、中間型材10の上水平壁
部21上面に断熱パッキン11, 11を、また下水平壁
部22上面に断熱スペーサ12, 12をそれぞれ並置
し、これらの断熱スペーサ11, 11, 12, 12の上
面に、室内側及び室外側型材8, 9における上水平壁部
15, 18の先端部及び下水平壁部16, 19の先端係
合段部16a, 19aをそれぞれ当接係合させた状態
で、型材8, 9の上水平壁部15, 18側から中間型材
10の上水平壁部21側に対し、また中間型材10の下
水平壁部22側から型材8, 9の下水平壁部16, 19
側にそれぞれビス13をねじ込んで締め付け、それによ
って平面アール状の3つの型材8,9,10を、これら
相互間に断熱スペーサ11,12を挟み込んだ状態で一
体的に結合する。この場合、各断熱スペーサ11,12
は変形自在でしかも係合段部23,26、係合凸条部2
5を介して型材8,9,10と互いに係合しているた
め、平面アール状の型材8,9,10に対し正確にフィ
ットすることができる。また、各断熱スペーサ11,1
2には上下両面に凹溝条27が設けてあるため、これら
各スペーサ11,12が平面アール状型材8,9,10
に沿って弯形する際、各スペーサ11,12の室内側端
部の圧縮変形に伴う歪を上記凹溝条27に吸収すること
ができる。
【0015】以上、下横枠2について説明したが、上横
枠3も下横枠2と同様の構成であって、図1に示すよう
にそれぞれアルミ押出し型材からなる平面アール状の室
内側型材28、室外側型材29及び中間型材30によっ
て形成され、、該中間型材30の上水平壁部41上面
に、アンカー金物43の両端部を取付けるための断面コ
字状の係嵌用突条片44が一体形成され、アンカー金物
43は上水平壁部41に長手方向にスライド可能に係嵌
されている。
【0016】これらの型材28, 29,30は、型材相
互間に長尺帯状に形成された合成樹脂、合成ゴムその他
の変形可能な断熱スペーサ31,31,32,32を挟
挿した状態でビス33結合されている。しかして、この
上横枠3の製作にあたり、室内側型材28、室外側型材
29及び中間型材30はそれぞれ直線状の型材をロール
ベンダーによってそれぞれ所要曲率でアール曲げ加工
し、こうしてアール曲げした中間型材30の室内外両側
に室内側型材28と室外側型材29を対向配置すると共
に、中間型材30の上水平壁部41下面に断熱スペーサ
31,31を、また下水平壁部42下面に断熱スペーサ
32, 32をそれぞれ並置し、これらの断熱スペーサ3
1, 31, 32, 32の下面に、室内側及び室外側型材
28, 29における上水平壁部35, 38の先端部及び
下水平壁部36, 39の先端係合段部を下横枠2の場合
と同様にそれぞれ当接係合させた状態で、中間型材30
の上水平壁部41側から型材28, 29の上水平壁部3
5, 38側に対し、また型材28, 29の下水平壁部3
6, 39側から中間型材40の下水平壁部42側に対し
それぞれビス33をねじ込んで締め付け、それによって
平面アール状の3つの型材28,29,30を、これら
相互間に断熱スペーサ31,31, 32, 32を挟み込
んだ状態で一体的に結合したものである。
【0017】図3の(C), (D)は上記断熱スペーサ31,
32をそれぞれ断面図で示したもので、これらの図にお
いて34,45は係合段部、46は係合凸条部、37は
凹溝条を示しており、それぞれ下横枠2の場合と同様の
機能を有するものである。
【0018】この実施例では型材及び断熱スペーサ相互
を一体的に固着するのにビスを使用しているが、ビスに
代えて強力な接着剤を用いてもよい。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、室内側型材と室外側型
材と中間型材との3つの型材に分割形成し、これら3つ
の型材をそれぞれ所要曲率で室外側が凸側となるような
平面アール状に曲成すると共に、これら3型材相互間に
変形可能な断熱スペーサを介在させて、これら3型材相
互を一体的に固着してなるものであるから、型材は押出
し加工等によって容易に形成できると共に、そのアール
曲げ加工もロールベンダー等によって容易に行え、しか
も断熱スペーサは変形可能であって3つの型材の組付時
にこれら型材のアール形状に沿って変形させればよいか
ら、製作が非常に容易となって安価に提供することがで
きる。
【0020】特に本考案では、上下横枠は、それぞれ室
内側型材と室外側型材と中間型材の3つの平面視アール
状の型材が相互に連結されたものからなり、そのうちの
中間型材に、室内外対向方向に突出して該中間部型材の
長手方向全域に延びる両側一対の係嵌用突条片を設けて
なるため、ガラスブロック用窓枠や二重ガラス窓枠のよ
うに室内外幅の広い窓枠であっても各型材の室内外突出
量を多く取る必要がなく、それがために無理なく曲げ加
工を行うことができ歪みや皺の発生がない。
【0021】そして上記3つの型材のうち中間部の型材
に、室内外対向方向に突出して該中間型材の長手方向に
延びる両側一対の係嵌用突条片を設けてなるため、たと
え窓枠の室内外幅が広くなっても上記係嵌用突条片の室
内外方向の対向幅は一定にでき、それがために室内外幅
の異なる窓枠の如何によらず室内外幅の一定のアンカー
金具を適用することができ、その分だけ安価に窓枠を取
り付けることができるというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面アール状窓枠の縦
断面図である。
【図2】図1の窓枠における下窓枠を示す一部断面斜視
図である。
【図3】図3の(A)〜(D)は断熱スペーサの断面図
である。
【符号の説明】 1 窓枠 2 下横枠 3 上横枠 8 室内側型材 9 室外側型材 10 中間型材 11 断熱スペーサ 12 断熱スペーサ 28 室内側型材 29 室外側型材 30 中間型材 31 断熱スペーサ 32 断熱スペーサ 43 アンカー金物 44 係嵌用突条片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右竪枠と平面視アール状の上下横枠と
    からなる窓枠の少なくとも上下横枠にアンカー金具を取
    付け、該アンカー金物を建物躯体側に取付けてなる取付
    片に固着するようにした窓枠取付装置において、上下各
    横枠は、それぞれ室内側型材と室外側型材と中間型材の
    3つの平面視アール状の型材が変形可能な断熱スペーサ
    を介して相互に連結されたものからなり、そのうちの中
    間型材に、室内外対向方向に突出して該中間型材の長手
    方向全域に延びる両側一対の係嵌用突条片を設け、アン
    カー金具にはその両側一対の係嵌部を設けて、この一対
    の係嵌部を上記各中間型材の係嵌用突条片に長手方向ス
    ライド可能に係嵌してなることを特徴とする窓枠取付装
    置。
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