JPS6030382Y2 - 縦材の断熱接合構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、建物における連窓等その他種々の建材を装
着する場合の縦材の断熱接合構造に関する。

本案は、接合すべき両縦材を断熱構造に形成すると共に
両夜材間を密封して冷気の侵入を確実に阻止腰これによ
り結露の発生を防止することができる縦材の断熱接合構
造を提供するもので、以下連窓の縦枠材接合に実施した
図面を参照して本案の詳細を説明する。

第１図において、窓枠１に可動障子２及び嵌殺し障子３
を嵌めこんだ一方の窓４と、同じく窓枠１′に可動障子
２′及び嵌殺し障子３′を嵌めこんだ他方の窓４′とが
、その縦枠材５，５′を、建物に固定されている支持用
縦材（連窓方立）６の左右側面にそれぞれ接合すること
により連窓として装着されている。

断熱接合構造は次のようである。

まず、第２図ニオイて、連窓方立６は、ウェブ７及びフ
ランジ８からなる横断面はぼＴ字状の室内側部材６ａと
、ウェブ９及びフランジ１０からなる横断面はぼＴ字状
の室外側部材６ｂとを発泡ポリウレタン樹脂等の断熱材
１１をはさんで横断面はぼＨ字状に結合し、その左右側
面に形成されたコ字状の嵌め溝に窓４，４′の縦枠材５
，５′を嵌合保持している。

窓４の縦枠材５は、室内側部材５ａと室外側部材５ｂと
を上記と同様の断熱材１２をはさんで結合腰又窓４′の
縦枠材５′も室内側部材５ａ’と室外側部材５ｂ’とを
上記と同様の断熱材１２’、１２′をはさんで結合した
もので、その室内側部材５ａ、５ａ’を方立室内側部材
６ａのフランジ８にネジ１３−１３’−により固定しで
ある。

このような接合構造において、方立室外側部材６ｂのフ
ランジ１０における室内側面に縦方向全長に及ぶ嵌め４
１４，１４’、１４’を設け、該嵌め溝にそれぞれ嵌着
したゴム、合成樹脂等の弾性タイト材１５，１５’、１
５’を窓縦枠材５，５′の室外側部材５ｂ、５ｂ’の室
外側端部に圧接させており、さらに上記方立室外側部材
６ｂのウェブ９における室内側端に近い部分の左右側面
に縦方向全長に及ぶ嵌め９１６．１６’を設け、該嵌め
溝に嵌着した弾性タイト材１７．１７’を上記窓縦枠材
の室外側部材５ｂ、５ｂ’の室内側端近くに圧接させて
いる。

なお、上記方立室内側部材６ａを構成するウェブ７及び
フランジ８は別体とし、該フランジ８に設けた横断面は
ぼＣ形の保持溝１８内に、ウェブ７の端部を適宜室内外
方向へ変位できる状態で嵌合し、そして引寄せネジ１９
−をフランジ８からウェブ７に螺合してウェブ７とフラ
ンジ８を引寄せ、それにより窓縦枠材５，５′とタイト
材１５．１５’、１５’、１７．１７’との圧接を強め
ている。

接合組立作業においては、窓４，４′の縦枠材５．５′
を方立６の嵌め溝内に挿入した後引寄せネジ１９−を強
く螺入し、ついでネジ１３−１３′−を螺入するとよい
。

この考案の縦材の断熱接合構造によれば、支持用縦材と
接着建材の縦材とがともに室内側部材と室外側部材との
間を断熱材により熱伝導を遮断されていると共に、両縦
材の室外側部材の室外側端部間及び室内側端部間がタイ
ト材によりそれぞれ密封されて両縦材の間に外冷気が侵
入するのを阻止することができ、それにより室内側部材
に結露が発生することを十分に防止することができるの
である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示し、第１図は連窓の正面図
、第２図は第１図の■−■拡大断面図である。 ５．５′・・・・・・窓の縦枠材、５ａ、５ａ’・・・
・・・室内側部材、５ｂ、５ｂ’・・・・・・室外側部
材、６・・・・・・連窓方立、６ａ・・・・・・室内側
部材、６ｂ・・・・・・室外側部材、１１，１２，１２
’・・・・・・断熱材、１５，１５’、１７．１７’・
・・・・・タイト材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 室内側部材と室外側部材とを断熱材をはさんで結合して
   なる支持用縦材と、室内側部材と室外側部材とを断熱材
   をはさんで結合してなる装着建材の縦材とが平行に接合
   され、 両縦材の各室外側部材の室外側端部がタイト材により互
   に密着されると共に、両縦材の各室外側部材の室内側端
   部が別のタイト材により互に密着されている、 縦材の断熱接合構造。