JP2528537Y2 - ダンパー付き収納バケット - Google Patents

ダンパー付き収納バケット

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JP2528537Y2
JP2528537Y2 JP1992007225U JP722592U JP2528537Y2 JP 2528537 Y2 JP2528537 Y2 JP 2528537Y2 JP 1992007225 U JP1992007225 U JP 1992007225U JP 722592 U JP722592 U JP 722592U JP 2528537 Y2 JP2528537 Y2 JP 2528537Y2
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JP
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damper
load
damper plate
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flat
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JP1992007225U
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一郎 ▲吉▼田
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、魚の切身等粘着性を有
する荷を工程間で受け渡す際、底面に荷を蓄えるための
ダンパーを備え、ダンパーにより所定量まで荷を蓄え、
ダンパーを開放することにより荷を下に落とすダンパー
付き収納バケットに関する。
【0002】
【従来の技術】図6の従来例に示すように、前工程の送
給装置から分別コンベア83により送られてくる魚の切
身等粘着性を有する荷85を、排出コンベア87により
次の工程へ送る場合がある。このとき、分別コンベア8
3と排出コンベア87とを隣接させて備えるとしても、
これらコンベア83,87の構造上、どうしてもその間
に隙間Aを必要とし、粘着性を有する荷85を直接受け
渡すことはできない。そのため、図示するように分別コ
ンベア83を排出コンベア87の上方に備え、シュート
89の斜面を用いて荷85を下方に滑らせて、排出コン
ベア87に受け渡していた。また、受け渡しのタイミン
グを調節するとき、平らなダンパー板91で荷85を一
時的に蓄えていた。そして、蓄えた荷85を下に落とす
ときには、そのダンパー板91を開放することで、荷8
5を排出コンベア87に受け渡していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の装置で
は、魚の切身等粘着性を有する荷85がシュート89の
斜面に荷が貼りついてしまい、全ての荷85がダンパー
板91まで落ちていかないという問題があった。また、
これを解決するためにシュート89の斜度を大きくする
という方法があるが、上述したようにコンベア83,8
7間に隙間Aをとらなくてはならないため、斜線部分に
示すように上下方向の広いスペースが必要となったり、
落差が大きすぎて逆に荷85が勢いよく落ちすぎて荷が
痛んでしまう可能性があった。
【0004】本考案では、上記問題点を踏まえ、魚の切
身等粘着性を有する荷を工程間で受渡す際、シュートの
斜度を大きくとらないことで上下方向の広いスペースを
必要とせず、しかも、痛めることなく確実に荷を受け渡
すことを可能にするダンパー付き収納バケットを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案は次のような構成をしている。即ち、魚の切
身等粘着性を有する荷を工程間で受け渡すためのダンパ
ー付き収納バケットにおいて、荷が投入されるシュート
部と該シュート部に鈍角をなす底面部とを有する曲折ダ
ンパー板を曲折ダンパー板軸の廻りに上記底面部が水平
な閉鎖状態から下方に急な勾配となる開放状態に揺動可
能に支承すると共に、上記底面部と対向して設けられた
平ダンパー板を上記曲折ダンパー板軸と平行な平ダンパ
ー板軸の廻りに上記平ダンパー板が水平な閉鎖状態から
下方に急な勾配となる開放状態に揺動可能に支承し、上
記屈曲ダンパー板と上記平ダンパー板とを上記閉鎖状態
から上記開放状態に上記各軸の廻りに揺動して上記両ダ
ンパー板上の荷を落下させることを特徴とするダンパー
付き収納バケットを要旨とする。
【0006】
【作用】本考案のダンパー付き収納バケットで魚の切身
等粘着性を有する荷を工程間で受け渡す場合、まず、
曲ダンパー板と平ダンパー板の閉鎖状態では、シュート
部は水平面に対して一定の斜度を持って配置され、底面
と平ダンパー板とがほぼ水平に配置されている。この
閉鎖状態では、上方から送られてくる荷は、シュート部
の斜面を流れて、底面部と平ダンパー部とに蓄えられ
る。このとき、シュート部の斜度が十分でないために、
このシュート部に荷が貼り付いてもかまわない。所定量
の荷が蓄えられると、鈍角をなすシュート部および底面
部が、屈曲ダンパー板軸を中心として、また、平ダンパ
ー板が平ダンパー板軸を中心として、シュート部、底面
部および平ダンパー板の勾配が大きくなるように下方に
揺動されることで、開放状態とされる。この操作によ
り、シュート部、底面部および平ダンパー板に蓄えられ
ていた荷は、急な勾配に対して留まることができなくな
り、重力に従って下に落ちることになる。また、落下す
る際には、屈曲ダンパー板と平ダンパー板とにより案内
されるので、荷が飛び散ることがない。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は、本考案一実施例としてのダンパー付
き収納バケット1の全体構成図である。
【0008】ダンパー付き収納バケット1は、魚の切身
等粘着性を有する荷3を工程間で受け渡すための装置
で、断面くの字形の曲折ダンパー板5、平ダンパー板
7、バケット9等から構成されている。荷3が投入され
るダンパー付き収納バケット1の側面には、分別コンベ
ア11、フリッパ13が備えられ、荷3が排出されるダ
ンパー付き収納バケット1の底部には、排出コンベア1
5が備えられている。また、荷3は、投入口17からダ
ンパー付き収納バケット1へ投入される。
【0009】曲折ダンパー板5は、シュート部19およ
び底面部21が鈍角をなして一体成形されている。この
曲折ダンパー板5を閉鎖した状態では、シュート部19
は水平面から一定斜度をもって支持され、底面部21は
ほぼ水平に支持される。また、この曲折ダンパー板5
は、シュート部19と底面部21との結合部付近に設け
られた曲折ダンパー板軸23を軸にして、シュート部1
9および底面部21の勾配を大きくするように揺動可能
となっている。
【0010】平ダンパー板7は、平ダンパー板軸25に
より支持され、この平ダンパー板軸25を軸に下方に開
放することができるようになっている。バケット9は、
ダンパー付き収納バケット1の外形を構成し、一時的に
蓄えられた荷3を保護する機能を果たしている。
【0011】分別コンベア11は、荷3を前工程から、
その荷3を分別するフリッパ13まで運ぶためのコンベ
アである。フリッパ13は、分別コンベア11上を流れ
る荷3を分別するためのフリッパである。分別された荷
3は、投入口17からダンパー付き収納バケット1へ投
入される。
【0012】排出コンベア15は、曲折ダンパー板5お
よび平ダンパー板7から下に落とされた荷3を次の工程
へ運ぶためのコンベアである。次に、図2から図5に基
づいて、ダンパー付き収納バケット1の揺動機構を説明
する。図2は、ダンパー付き収納バケット1を閉鎖した
状態の正面図、図3は、開放した状態の正面図、図4は
その側面図、図5はその平面図を示している。
【0013】図2において、ダンパー付き収納バケット
1は、エアシリンダ51からの動力がシリンダロッド5
3に伝えられることで、平ダンパー板7および曲折ダン
パー板5の開閉が行われる。このダンパー付き収納バケ
ット1を、図2に示す閉鎖した状態から図3に示す開放
した状態にする場合、まず、エアシリンダ51により、
伸びた状態のシリンダロッド53が上方に引き上げられ
る。すると、その動力がリンク機構を介して、平ダンパ
ー板7に伝えられ、平ダンパー板軸25を軸として、図
面に向かって左回りに揺動する。この動作にともなっ
て、平ダンパー板7に固定されているL字金具55が、
平ダンパー板軸25を軸として、図面に向かって左回り
に約90度揺動する。受渡しロッド57は、その一方の
第1ロッド軸59がL字金具55と揺動可能に軸着され
ているので、L字金具55の揺動運動は、この受渡しロ
ッド57を介して、他方の第2ロッド軸61に伝えられ
る。第2ロッド軸61に伝えられた動力は、これを軸着
している曲折ダンパー板5に伝えられ、曲折ダンパー板
5は、曲折ダンパー板軸23を軸にして、図面に向かっ
て右回りに揺動する。その結果、側面壁65から曲折ダ
ンパー板軸23の先端63が離れ、図3に示すように、
ダンパー付き収納バケット1は開放した状態となる。
【0014】次に、このダンパー付き収納バケット1の
利用方法について説明する。まず、このダンパー付き収
納バケット1を利用する際には、閉鎖状態として、曲折
ダンパー板5を、底面部21がほぼ水平となるように、
平ダンパー板7がほぼ水平となるように、つまり、上方
から流される荷3を受け止めることができるように配置
される。このとき、シュート部19は上方から送られる
荷3を流すことができるように、水平面から一定斜度を
もって配置される。次に、分別コンベア11から流され
てくる荷3を蓄えるが、これは、フリッパ13により分
別された荷3が、シュート部19の斜面を流れ、底面部
21および平ダンパー板7で受け止められることで行わ
れる。このとき、荷3がシュート部19に貼り付いてし
まっていても構わない。このようにして、荷3が所定量
まで蓄えられると、制御盤(図示せず)からシリンダバ
ルブ(図示せず)へ信号が送られ、シリンダによるリン
ク機構(図示せず)を介して、曲折ダンパー板5が、シ
ュート部19および底面部21の勾配を大きくするよう
に揺動される。それとともに、平ダンパー板7が、平ダ
ンパー板軸25を軸に下方に開放される。荷3は、これ
らの操作により、急な勾配に対して留まることができな
くなり、確実に全ての荷3が重力に従って落ちることに
なる。下方に落ちた荷3は、排出コンベア15により次
工程に受け渡される。
【0015】このように、本実施例としてのダンパー付
き収納バケット1により、魚の切身等粘着性を有する荷
3を工程間で受渡す際、断面くの字形の曲折ダンパー板
5をシュートの機能としても用いることで、その斜度を
大きくとる必要がなく、そのために上下方向の広いスペ
ースを必要とすることもなくなった。また、投入される
荷3に勢いがつきすぎて、それらを痛めてしまうことも
ない。さらに、曲折ダンパー板5に蓄えられていた荷3
は、確実にその全てを次の工程に受け渡すことが可能と
なった。
【0016】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案のダンパー
付き収納バケットにより、魚の切身等粘着性を有する荷
を工程間で受渡す際、シュートの斜度を大きく取らない
ことで上下方向の広いスペースを必要とせず、しかも、
屈曲ダンパー板と平ダンパー板とが下方に開放されるの
で、荷が屈曲ダンパー板と平ダンパー板とに案内されて
落下し、荷が飛び散ることがなく、荷を痛めることなく
確実に受け渡すことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案第1実施例としてのダンパー付き収
納バケットの全体構成図である。
【図2】 本考案第1実施例としてのダンパー付き収
納バケットを閉鎖した状態の正面図である。
【図3】 そのダンパーを開放した状態の正面図であ
る。
【図4】 そのダンパーを閉鎖した状態の側面図であ
る。
【図5】 そのダンパーを閉鎖した状態の平面図であ
る。
【図6】 従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・ダンパー付き収納バケット、3・・・荷、5・
・・曲折ダンパー板、9・・・バケット、17・・・投
入口、19・・・シュート部、21・・・底面部、23
・・・曲折ダンパー板軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚の切身等粘着性を有する荷を工程間で
    受け渡すためのダンパー付き収納バケットにおいて、荷が投入されるシュート部と該シュート部に鈍角をなす
    底面部とを有する曲折ダンパー板を曲折ダンパー板軸の
    廻りに上記底面部が水平な閉鎖状態から下方に急な勾配
    となる開放状態に揺動可能に支承すると共に、上記底面
    部と対向して設けられた平ダンパー板を上記曲折ダンパ
    ー板軸と平行な平ダンパー板軸の廻りに上記平ダンパー
    板が水平な閉鎖状態から下方に急な勾配となる開放状態
    に揺動可能に支承し、 上記屈曲ダンパー板と上記平ダンパー板とを上記閉鎖状
    態から上記開放状態に上記各軸の廻りに揺動して上記両
    ダンパー板上の荷を落下させることを特徴とする ダンパ
    ー付き収納バケット。
JP1992007225U 1992-02-20 1992-02-20 ダンパー付き収納バケット Expired - Lifetime JP2528537Y2 (ja)

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JPH0568950U JPH0568950U (ja) 1993-09-17
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