JPH11189327A - ベルトコンベヤの落口シュート - Google Patents
ベルトコンベヤの落口シュートInfo
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- JPH11189327A JPH11189327A JP35774797A JP35774797A JPH11189327A JP H11189327 A JPH11189327 A JP H11189327A JP 35774797 A JP35774797 A JP 35774797A JP 35774797 A JP35774797 A JP 35774797A JP H11189327 A JPH11189327 A JP H11189327A
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Abstract
トコンベヤの落口シュート内の放荷物の付着成長を防止
する。 【解決手段】中央鉛直縦断面及び横断面がそれぞれ円弧
から成る落口シュート10を、縦断円弧がベルトコンベ
ヤの頭部プーリ2とほぼ同心で下端がほぼ鉛直になるよ
うにケーシング3内に配設し、シュート10の下端をケ
ーシングにピン結合し、シュートの上端を前記ピンを中
心として前進後退移動可能にケーシングに取付け、搬送
物に対するシュートの俯仰姿勢を調整可能にした。
Description
落口シュートに関する。
に箱形に形成され、ベルトコンベヤから放荷された搬送
物は放物線を描きながら落口シュート正面の鉛直板に衝
突し、反撥されて落口シュート下方に落下する。この場
合に、シュートの摩耗防止、衝撃緩和などの観点から衝
突部又はその下方のシュート内面に棚を設け、この棚上
に放荷物によるいわゆるセルフライニングを形成させる
ことも行われている。ただし、粘着性を有する搬送物で
は上記セルフライニングは却って有害である。
内に飛散粘着した放荷物が落口シュート内面に付着成長
し、付着成長した堆積大塊が落下して、シュートやホッ
パ詰りを起したり、次段のベルトコンベヤの途中に引掛
ったり、ベルトコンベヤから脱落して作業環境を劣化さ
せたり又はベルトの蛇行、切断、縦裂き等の大事故の原
因となるなどの問題がある。
付着成長するのを防止する手段として、シュートにバイ
ブレータ等の振動源や打撃ハンマなどの打撃源を設ける
技術や(実公昭55−41683号公報及び実公昭56
−32401号公報等で示されている。)弾性支持され
たライニングや可縮性をもつゴムライニング等をシュー
ト内面に施す技術が知られている。しかし、粘着性が大
きい搬送物では付着成長防止効果が小さい。
着性の大きい搬送物を搬送するベルトコンベヤ装置の落
口シュート内の放荷物の付着成長を防止する新規な技術
を提供することを目的とする。
するために開発されたもので、その技術手段は、三次元
曲面から成るシュートであって、シュートの中央鉛直縦
断面のシュート内面形状が第1の円弧から成り、第1の
円弧と直交するすべての断面のシュート内面の形状が第
2の円弧からなる形状を備えたことを特徴とするベルト
コンベヤの落口シュートである。ここで第1の円弧と直
交する断面とは第1の円弧の各点における接線と直交す
る面で切断した面を言う。
物を飛散させないこと及びシュート内面に付着が生じて
も付着の初期に後続の放荷物がこれを剥離除去して落下
させる作用をなす。本発明のシュートは三次元曲面をな
し、シュート内面の中央鉛直断面は第1の円弧となって
おり、鉛直面内で湾曲している。そして、ベルトコンベ
ヤ頭部から放物線状に放荷された放荷物が、このシュー
ト面の第1の円弧とシャープに接するように搬送物を誘
導することによって上記作用を達成する。
と直交するすべての断面のシュート内面形状はすべて同
一の第2の円弧をなし、この第2の円弧の両側部の面は
放荷物をシュートの中央に集約するように湾曲してい
る。従って、放荷物がシュート内面に衝突したとき、放
荷物は第1の円弧に沿う方向に容易に方向変換し衝撃が
緩和されると共に、シュートの中央方向に纏められる方
向に集約されて落下し、四方に飛散する量が著減する。
また飛散した放荷物は、シュート面が下向き及び中央向
きに湾曲しているので、シュートに付着しにくい。さら
に、微小の付着が生じたとしても後続の放荷物がこれを
シュート面に沿って引剥すように作用するので成長する
ことなく剥落する。
コンベヤの頭部プーリとほぼ同心で第1の円弧の下端が
ほぼ鉛直になるようにケーシング内に配設するとシュー
ト面の付着物の成長を防止するので好ましい。また、ベ
ルトコンベヤから放出される搬送物の放荷曲線と第1の
円弧とが相互に接する位置における放荷曲線と第1の円
弧の接線のなす角度を調整自在にシュートをケーシング
に取付け、放荷される搬送物に対してシュート面を、最
も適切な俯仰姿勢に調整できるようにすると、搬送物の
粘着性その他の性状に最も適した配置とすることができ
る。その具体的な手段としては、シュートの下端をケー
シングにピン結合し、シュートの上端を前記ピンを中心
として放荷される搬送物に対して前進後退移動可能にケ
ーシングに取付ければよい。
参照して説明する。図1は本発明のベルトコンベヤの落
口シュートを装着したベルトコンベヤ頭部の縦断面図で
ある。ベルトコンベヤ1の頭部プーリ2は落口ケーシン
グ3に臨んで設けられている。落口ケーシング3内に本
発明の実施例の落口シュート10が装着され、その下方
に下部ホッパ4が設けられている。落口シュート10の
縦断面は円弧状をなし、この円弧が頭部プーリ2とほぼ
同心に配置され、円弧の下端はほぼ鉛直になっている。
下部ホッパ4は図示しない次段のベルトコンベヤ又はバ
ンカ等に搬送物を受渡す。
図である。落口シュート10は三次元の湾曲した鋼殻1
1を備え、下端近傍にブラケット12が取付けられてお
り、ピン孔13にピンを差し込んでケーシング3(図示
省略)に取付けられている。落口シュート10の上端に
はブラケット14が取付けられ、このブラケット14に
ほぼ水平なロッド15が結合されている。ロッド15は
長手方向に沿って多数の取付け孔16が設けられてお
り、図1に示すように、何れかの孔にピンを差し込んで
ケーシング3に取付けられている。この取付け孔16を
変えてピンを差し込むことによって落口シュート10の
上端をベルトコンベヤ1の長手方向に移動し、落口シュ
ートの位置調整ができる。
示すもので、鋼殻11の内面21は中心23で半径R1
の第1の円弧となっている。円弧の下端部は直線部22
としてもよい。鋼殻11の下端近傍にブラケット12が
取付けられている。図4は図2又は図3のA矢視図であ
る。このA矢視はこのシュートの中央鉛直断面の円弧
(第1の円弧)の接線と直交する断面を示している。図
4に示す落口シュートの内面は中心24を中心とする半
径R2 の第2の円弧となっている。背面にはブラケット
12、補強リブ17を備えている。
作用の説明図で、図5は側面図、図6は平面図である。
図5において、ベルトコンベヤの頭部プーリ2から放荷
された搬送物は放物線31を描いてシュート10の内面
に衝突する。本発明の落口シュート10では放荷された
搬送物とシュートとの衝突部、すなわち放物線31とシ
ュートの内面の円弧との接触点における放物線の接線と
円弧の切線のなす角度が小さい状態で衝突する。従っ
て、搬送物はシュート面に付着しにくくまた飛散しな
い。図6に示すように、放荷された搬送物の側部の進行
線32はシュート内面21の湾局部に衝突し、方向線3
3で示すように中央に向かって反射され、まとまって下
方に落下するので、飛散、付着が少ない。また、前記放
物線31、方向線33は、シュート面の付着物を剥落さ
せるように作用するから、付着物の成長が妨げられる。
は以上のように構成されているので、飛散性、粘着性の
大きい搬送物を搬送する場合でもシュート内に搬送物の
付着、堆積を生ずることがなく、これに基づくトラブル
が皆無となった。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 三次元曲面から成るシュートであって、
シュートの中央鉛直縦断面のシュート内面形状が第1の
円弧から成り、第1の円弧と直交するすべての断面のシ
ュート内面形状が第2の円弧からなる形状を備えたこと
を特徴とするベルトコンベヤの落口シュート。 - 【請求項2】 前記シュートは、第1の円弧がベルトコ
ンベヤの頭部プーリとほぼ同心で第1の円弧の下端がほ
ぼ鉛直になるようにケーシング内に配設することを特徴
とする請求項1記載のベルトコンベヤの落口シュート。 - 【請求項3】 ベルトコンベヤから放出される搬送物の
放荷曲線と前記第1の円弧とが相互に接する位置におけ
る放荷曲線と第1の円弧の接線のなす角度を調整自在に
シュートをケーシングに取付けたことを特徴とする請求
項1又は2記載のベルトコンベヤの落口シュート。 - 【請求項4】 シュートの下端をケーシングにピン結合
し、シュートの上端を前記ピンを中心として前進後退移
動可能にケーシングに取付けたことを特徴とする請求項
3記載のベルトコンベヤの落口シュート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35774797A JP3550994B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ベルトコンベヤの落口シュート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35774797A JP3550994B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ベルトコンベヤの落口シュート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11189327A true JPH11189327A (ja) | 1999-07-13 |
JP3550994B2 JP3550994B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=18455722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35774797A Expired - Fee Related JP3550994B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ベルトコンベヤの落口シュート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3550994B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011006200A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Mitsui Miike Mach Co Ltd | 払い出し機のシュートダンパ装置 |
CN104386470A (zh) * | 2014-10-10 | 2015-03-04 | 东南大学 | 一种电厂防堵抑尘降噪煤转运系统 |
CN105109889A (zh) * | 2015-08-04 | 2015-12-02 | 大唐南京发电厂 | 一种具有高频振动装置的ω形落煤管输煤系统 |
CN107539782A (zh) * | 2017-09-08 | 2018-01-05 | 湖南三德科技股份有限公司 | 用于物料气动输送系统的接收装置 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP35774797A patent/JP3550994B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011006200A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Mitsui Miike Mach Co Ltd | 払い出し機のシュートダンパ装置 |
CN104386470A (zh) * | 2014-10-10 | 2015-03-04 | 东南大学 | 一种电厂防堵抑尘降噪煤转运系统 |
CN105109889A (zh) * | 2015-08-04 | 2015-12-02 | 大唐南京发电厂 | 一种具有高频振动装置的ω形落煤管输煤系统 |
CN107539782A (zh) * | 2017-09-08 | 2018-01-05 | 湖南三德科技股份有限公司 | 用于物料气动输送系统的接收装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3550994B2 (ja) | 2004-08-04 |
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