JPH11171331A - ベルトコンベア用スクレーパ装置 - Google Patents
ベルトコンベア用スクレーパ装置Info
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- JPH11171331A JPH11171331A JP33883897A JP33883897A JPH11171331A JP H11171331 A JPH11171331 A JP H11171331A JP 33883897 A JP33883897 A JP 33883897A JP 33883897 A JP33883897 A JP 33883897A JP H11171331 A JPH11171331 A JP H11171331A
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- belt
- carrier belt
- discharge plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コンベアベルト持上げ装置を使用することな
く、特にトラフ形コンベアベルトに付設した場合にも、
キャリーオーバーを防止し搬送物の中間排出が可能な、
簡便なスクレーパ装置を提供する。 【解決手段】キャリアベルトに対して接離可能に配置さ
れた搬送物中間排出手段は、キャリアベルトに接離する
前辺がキャリアベルトの上面断面形状に沿い、この前辺
がキャリアベルトと接しているときにキャリアベルトに
対して所定の角度で傾斜している搬送物中間排出板1
と、この排出板1の後辺側に取り付けられ、排出板1か
らの搬送物の乗り越しを防止する壁板2と、これら排出
板1と壁板2との間に、中央部が排出板1の前辺中央部
方向に突出し、両端部が排出板1の後辺両側方向に引込
んでいる、複数の孔を設けた空気吹出板3とを備えてい
る。
く、特にトラフ形コンベアベルトに付設した場合にも、
キャリーオーバーを防止し搬送物の中間排出が可能な、
簡便なスクレーパ装置を提供する。 【解決手段】キャリアベルトに対して接離可能に配置さ
れた搬送物中間排出手段は、キャリアベルトに接離する
前辺がキャリアベルトの上面断面形状に沿い、この前辺
がキャリアベルトと接しているときにキャリアベルトに
対して所定の角度で傾斜している搬送物中間排出板1
と、この排出板1の後辺側に取り付けられ、排出板1か
らの搬送物の乗り越しを防止する壁板2と、これら排出
板1と壁板2との間に、中央部が排出板1の前辺中央部
方向に突出し、両端部が排出板1の後辺両側方向に引込
んでいる、複数の孔を設けた空気吹出板3とを備えてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にトラフ形ベル
トコンベアに用いるスクレーパ装置に関する。
トコンベアに用いるスクレーパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にベルトコンベアとしては3本のキ
ャリアローラをトラフ形に形成させるものと、キャリア
ローラを使用しないで鋼板をトラフ形に形成しキャリア
ベルトを圧縮空気で浮上させる2つのタイプがあるが、
ベルトコンベアの途中から搬送物を降ろす装置としては
スクレーパ装置とトリッパー装置とが知られている。特
にスクレーパ装置はコンベアベルトの表面にゴム、樹脂
又は鋼板のそらし板を押し付けて、主として軽くてサラ
サラした搬送物をせき止めてコンベアベルトの両側又は
片側に降ろすようにしたもので、固定式と走行式とがあ
る。
ャリアローラをトラフ形に形成させるものと、キャリア
ローラを使用しないで鋼板をトラフ形に形成しキャリア
ベルトを圧縮空気で浮上させる2つのタイプがあるが、
ベルトコンベアの途中から搬送物を降ろす装置としては
スクレーパ装置とトリッパー装置とが知られている。特
にスクレーパ装置はコンベアベルトの表面にゴム、樹脂
又は鋼板のそらし板を押し付けて、主として軽くてサラ
サラした搬送物をせき止めてコンベアベルトの両側又は
片側に降ろすようにしたもので、固定式と走行式とがあ
る。
【0003】かかるスクレーパ装置は、主として平形ベ
ルトコンベアに用いられているが、これをトラフ形ベル
トコンベアに用いる場合にはただのせき板となるだけで
搬送物を降ろす目的には程遠いと考えられる。
ルトコンベアに用いられているが、これをトラフ形ベル
トコンベアに用いる場合にはただのせき板となるだけで
搬送物を降ろす目的には程遠いと考えられる。
【0004】せき板としてでなくスクレーパにするに
は、搬送物を降ろす場所で一時的にトラフ形から平形に
ベルトを変換させて、コンベアベルトの表面とそらし板
との間隙をなくさなければならない。その方法として
は、平形キャリアローラを下方より持ち上げて、ベルト
を平らにしたり(例えば実公昭31−7245号公報、
実公昭53−49192号公報参照)、又は、3本のト
ラフローラからなるキャリアローラの場合には、両側に
位置するローラを傾転させ、前記と同様コンベアベルト
を平らにしたりしてそらし板を押し付けて搬送物を降ろ
す、いわゆるコンベアベルト持上げ装置が使用されてい
る。
は、搬送物を降ろす場所で一時的にトラフ形から平形に
ベルトを変換させて、コンベアベルトの表面とそらし板
との間隙をなくさなければならない。その方法として
は、平形キャリアローラを下方より持ち上げて、ベルト
を平らにしたり(例えば実公昭31−7245号公報、
実公昭53−49192号公報参照)、又は、3本のト
ラフローラからなるキャリアローラの場合には、両側に
位置するローラを傾転させ、前記と同様コンベアベルト
を平らにしたりしてそらし板を押し付けて搬送物を降ろ
す、いわゆるコンベアベルト持上げ装置が使用されてい
る。
【0005】しかしながらスクレーパ装置に、かかるコ
ンベアベルト持上げ装置を付設することは、それだけ構
造が複雑化し、スペースもとり省力化とならず、しかも
コストアップとなる。殊に走行式スクレーパ装置におい
てはかかる欠点が著しい。
ンベアベルト持上げ装置を付設することは、それだけ構
造が複雑化し、スペースもとり省力化とならず、しかも
コストアップとなる。殊に走行式スクレーパ装置におい
てはかかる欠点が著しい。
【0006】なお、トラフ形コンベアによって搬送され
てくる搬送物を、トラフの形状に合致させ、かつスクレ
ーパ作用をさせる選別遮板を設け、かかる選別遮板に選
別用スリットを水平方向に多数段設けた粒及び塊分離装
置が知られている(実公昭52−13653号公報参
照)。この分離装置はトラフの形状に合わせた選別遮板
であって、前記の様に、コンベアベルト持上げ装置は必
要としないものの、分離装置であることから、選別遮板
をコンベアベルトの表面に自動的に押し付けたり、離し
たりする必要がない。従って、かかる選別遮板をベルト
コンベアの途中から搬送物を降ろすスクレーパ装置には
適用できない。
てくる搬送物を、トラフの形状に合致させ、かつスクレ
ーパ作用をさせる選別遮板を設け、かかる選別遮板に選
別用スリットを水平方向に多数段設けた粒及び塊分離装
置が知られている(実公昭52−13653号公報参
照)。この分離装置はトラフの形状に合わせた選別遮板
であって、前記の様に、コンベアベルト持上げ装置は必
要としないものの、分離装置であることから、選別遮板
をコンベアベルトの表面に自動的に押し付けたり、離し
たりする必要がない。従って、かかる選別遮板をベルト
コンベアの途中から搬送物を降ろすスクレーパ装置には
適用できない。
【0007】コンベアベルト持上げ装置を使用せず搬送
物を降ろすスクレーパ装置としては、キャリアベルトの
トラフ形状に形成したそらし板をキャリアベルトに押し
付け離反させ、かつ排出シュートがスクレーパ装置本体
と同行するよう一体化しているトラフ形コンベア用スク
レーパ装置が考案されている(実開昭63−19012
6号公報参照)。
物を降ろすスクレーパ装置としては、キャリアベルトの
トラフ形状に形成したそらし板をキャリアベルトに押し
付け離反させ、かつ排出シュートがスクレーパ装置本体
と同行するよう一体化しているトラフ形コンベア用スク
レーパ装置が考案されている(実開昭63−19012
6号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
63−190126号公報のスクレーパ装置は、トラフ
形に形成されたベルト上に、ベルトの形状に合致された
そらし板をベルトに対して垂直状態に押し付けて搬送物
をそらし板に沿わしながら両側に降ろす方法をとってい
るが、ベルトの下側にベルトが変形しない案内板がつい
ていない為に、ベルトとそらし板との間に隙間ができる
可能性があり、キャリーオーバーの心配が考えられる。
63−190126号公報のスクレーパ装置は、トラフ
形に形成されたベルト上に、ベルトの形状に合致された
そらし板をベルトに対して垂直状態に押し付けて搬送物
をそらし板に沿わしながら両側に降ろす方法をとってい
るが、ベルトの下側にベルトが変形しない案内板がつい
ていない為に、ベルトとそらし板との間に隙間ができる
可能性があり、キャリーオーバーの心配が考えられる。
【0009】本発明の目的は、上記した問題点を解決す
るために、コンベアベルト持上げ装置を使用することな
く、特にトラフ形コンベアベルトに付設した場合にも、
キャリーオーバーを防止し搬送物の中間排出が可能な、
簡便なスクレーパ装置を提供することにある。
るために、コンベアベルト持上げ装置を使用することな
く、特にトラフ形コンベアベルトに付設した場合にも、
キャリーオーバーを防止し搬送物の中間排出が可能な、
簡便なスクレーパ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の装置は、キャリアベルトの中間排出位置
上に、キャリアベルトに対して接離可能に配置された搬
送物中間排出手段と、この搬送物中間排出手段を搬送物
の中間排出に対応して接離駆動する駆動手段と、中間排
出された搬送物を収容する収容手段とを具備し、前記搬
送物中間排出手段は、キャリアベルトに接離する前辺が
キャリアベルトの上面断面形状に沿い、この前辺がキャ
リアベルトと接しているときにキャリアベルトに対して
所定の角度で傾斜している搬送物中間排出板と、この排
出板の後辺側に取り付けられ、排出板からの搬送物の乗
り越しを防止する壁板と、これら排出板と壁板との間
に、中央部が排出板の前辺中央部方向に突出し、両端部
が排出板の後辺両側方向に引込んでいる、複数の孔を設
けた空気吹出板と、を備えていることを特徴とする、ベ
ルトコンベア用スクレーパ装置である。 (2)本発明の装置は、前記排出板がキャリアベルトに
接したときのキャリアベルトに対する排出板の角度が、
15°〜30°であることを特徴とする、上記(1)に
記載のベルトコンベア用スクレーパ装置である。
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の装置は、キャリアベルトの中間排出位置
上に、キャリアベルトに対して接離可能に配置された搬
送物中間排出手段と、この搬送物中間排出手段を搬送物
の中間排出に対応して接離駆動する駆動手段と、中間排
出された搬送物を収容する収容手段とを具備し、前記搬
送物中間排出手段は、キャリアベルトに接離する前辺が
キャリアベルトの上面断面形状に沿い、この前辺がキャ
リアベルトと接しているときにキャリアベルトに対して
所定の角度で傾斜している搬送物中間排出板と、この排
出板の後辺側に取り付けられ、排出板からの搬送物の乗
り越しを防止する壁板と、これら排出板と壁板との間
に、中央部が排出板の前辺中央部方向に突出し、両端部
が排出板の後辺両側方向に引込んでいる、複数の孔を設
けた空気吹出板と、を備えていることを特徴とする、ベ
ルトコンベア用スクレーパ装置である。 (2)本発明の装置は、前記排出板がキャリアベルトに
接したときのキャリアベルトに対する排出板の角度が、
15°〜30°であることを特徴とする、上記(1)に
記載のベルトコンベア用スクレーパ装置である。
【0011】(3)本発明の装置は、キャリアベルトが
トラフ形状で、前記排出板の前辺がこれに対応してトラ
フ形状であることを特徴とする、上記(1)または
(2)に記載のベルトコンベア用スクレーパ装置であ
る。
トラフ形状で、前記排出板の前辺がこれに対応してトラ
フ形状であることを特徴とする、上記(1)または
(2)に記載のベルトコンベア用スクレーパ装置であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明者らは、上記の課題を解決
すべく鋭意研究を重ねた結果、キャリアベルトとそらし
板(搬送物中間排出板)の隙間を最小限度に抑えてキャ
リーオーバーを防止するためには、トラフ形状に形成し
たそらし板の先端部を、ベルトに対して適当な角度で傾
むけて押し付けて搬送物を両側に降ろすことが有効であ
るという知見を得た。この知見に基づき、本発明者ら
は、キャリアベルトに接離する前辺がキャリアベルトの
上面断面形状に沿って形成された搬送物中間排出板と、
この排出板の後辺側に排出板からの搬送物の乗り越しを
防止する壁板を取り付け、さらに、これら排出板と壁板
との間に、中央部が排出板の前辺中央部方向に突出し、
両端部が排出板の後辺両側方向に引込んでいる、複数の
孔を設けた空気吹出板を備えた搬送物中間排出手段を用
いて、排出板をキャリアベルトに対して所定の角度で傾
けて押し付け、且つ空気吹出し板から圧縮空気を噴出さ
せて搬送物を浮揚させながら両側に降ろすようにして、
コンベアベルト持上げ装置を使用することなく、トラフ
形コンベアベルトに付設しても、キャリーオーバーを防
止して搬送物の中間排出が可能な、簡便なスクレーパ装
置を見出し、本発明を完成させた。
すべく鋭意研究を重ねた結果、キャリアベルトとそらし
板(搬送物中間排出板)の隙間を最小限度に抑えてキャ
リーオーバーを防止するためには、トラフ形状に形成し
たそらし板の先端部を、ベルトに対して適当な角度で傾
むけて押し付けて搬送物を両側に降ろすことが有効であ
るという知見を得た。この知見に基づき、本発明者ら
は、キャリアベルトに接離する前辺がキャリアベルトの
上面断面形状に沿って形成された搬送物中間排出板と、
この排出板の後辺側に排出板からの搬送物の乗り越しを
防止する壁板を取り付け、さらに、これら排出板と壁板
との間に、中央部が排出板の前辺中央部方向に突出し、
両端部が排出板の後辺両側方向に引込んでいる、複数の
孔を設けた空気吹出板を備えた搬送物中間排出手段を用
いて、排出板をキャリアベルトに対して所定の角度で傾
けて押し付け、且つ空気吹出し板から圧縮空気を噴出さ
せて搬送物を浮揚させながら両側に降ろすようにして、
コンベアベルト持上げ装置を使用することなく、トラフ
形コンベアベルトに付設しても、キャリーオーバーを防
止して搬送物の中間排出が可能な、簡便なスクレーパ装
置を見出し、本発明を完成させた。
【0013】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。本発明の実施の形態に係るスクレーパ装置を図1〜
3に示す。図1は装置の概略を示す側面図、図2は図1
のA方向一部正面図、図3は図2の平面図を示す。
る。本発明の実施の形態に係るスクレーパ装置を図1〜
3に示す。図1は装置の概略を示す側面図、図2は図1
のA方向一部正面図、図3は図2の平面図を示す。
【0014】図1〜3に示すように、本発明のスクレー
パ装置10は、トラフ形状に形成されたキャリアベルト
11の中間排出位置上に、キャリアベルト11に対して
接離可能に配置された搬送物中間排出手段と、この搬送
物中間排出手段を搬送物の中間排出に対応して接離駆動
する駆動手段(エアーシリンダー4等)と、中間排出さ
れた搬送物を収容する収容手段(外装ホッパー5等)と
を具備し、前記搬送物中間排出手段は、キャリアベルト
11に接離する前辺がキャリアベルトの上面断面形状に
沿い、この前辺がキャリアベルト11と接しているとき
にキャリアベルト11に対して所定の角度で傾斜してい
る搬送物中間排出板1と、この排出板1の後辺側に取り
付けられ、排出板1からの搬送物の乗り越しを防止する
壁板2と、これら排出板1と壁板2との間に、中央部が
排出板1の前辺中央部方向に突出し、両端部が排出板1
の後辺両側方向に引込んでいる、複数の孔を設けた空気
吹出板3とを備えていることを特徴とする。本発明のス
クレーパ装置10において、前記排出板1をキャリアベ
ルト11に対して所定の傾きを持たせて押し付けること
により、キャリアベルト11を変形させることなく、ベ
ルト11と排出板1の隙間を最小限度に抑えることがで
きる(その結果、キャリーオーバーの量を低減すること
ができる。)。この排出板1がキャリアベルト11に接
したときのキャリアベルト11に対する排出板1の角度
は、15°〜30°に調整することが望ましい。この好
適な角度に調整することにより、キャリーオーバーを防
止して有効に搬送物を排出することができ、また同時に
キャリアベルト11の損傷を防止することができる。
パ装置10は、トラフ形状に形成されたキャリアベルト
11の中間排出位置上に、キャリアベルト11に対して
接離可能に配置された搬送物中間排出手段と、この搬送
物中間排出手段を搬送物の中間排出に対応して接離駆動
する駆動手段(エアーシリンダー4等)と、中間排出さ
れた搬送物を収容する収容手段(外装ホッパー5等)と
を具備し、前記搬送物中間排出手段は、キャリアベルト
11に接離する前辺がキャリアベルトの上面断面形状に
沿い、この前辺がキャリアベルト11と接しているとき
にキャリアベルト11に対して所定の角度で傾斜してい
る搬送物中間排出板1と、この排出板1の後辺側に取り
付けられ、排出板1からの搬送物の乗り越しを防止する
壁板2と、これら排出板1と壁板2との間に、中央部が
排出板1の前辺中央部方向に突出し、両端部が排出板1
の後辺両側方向に引込んでいる、複数の孔を設けた空気
吹出板3とを備えていることを特徴とする。本発明のス
クレーパ装置10において、前記排出板1をキャリアベ
ルト11に対して所定の傾きを持たせて押し付けること
により、キャリアベルト11を変形させることなく、ベ
ルト11と排出板1の隙間を最小限度に抑えることがで
きる(その結果、キャリーオーバーの量を低減すること
ができる。)。この排出板1がキャリアベルト11に接
したときのキャリアベルト11に対する排出板1の角度
は、15°〜30°に調整することが望ましい。この好
適な角度に調整することにより、キャリーオーバーを防
止して有効に搬送物を排出することができ、また同時に
キャリアベルト11の損傷を防止することができる。
【0015】さらに、壁板2に挿入したノズル7から、
これら排出板1と壁板2との間に、中央部が排出板1の
前辺中央部方向に突出し、両端部が排出板1の後辺両側
方向に引込んでいる、複数の孔を設けた空気吹出板3の
内部に、圧縮空気供給手段(エアーコンプレッサー等)
により圧縮空気を供給して、空気吹出板3に設けた複数
の孔から、空気を噴出させることにより、搬送物を浮揚
させながら効率よく降ろすことができるのでキャリーオ
ーバーの量を少なくできる。
これら排出板1と壁板2との間に、中央部が排出板1の
前辺中央部方向に突出し、両端部が排出板1の後辺両側
方向に引込んでいる、複数の孔を設けた空気吹出板3の
内部に、圧縮空気供給手段(エアーコンプレッサー等)
により圧縮空気を供給して、空気吹出板3に設けた複数
の孔から、空気を噴出させることにより、搬送物を浮揚
させながら効率よく降ろすことができるのでキャリーオ
ーバーの量を少なくできる。
【0016】また、排出板1には搬送物の乗り越しを防
止する壁板2を設けているので、搬送物を後逸すること
なくより確実に降ろすことができる。さらに、上述した
搬送物中間排出手段全体を被いコンベアベルトの下方に
搬送物を排出させる外装ホッパー5を設けているので、
搬送物の飛散発塵を防止できる。
止する壁板2を設けているので、搬送物を後逸すること
なくより確実に降ろすことができる。さらに、上述した
搬送物中間排出手段全体を被いコンベアベルトの下方に
搬送物を排出させる外装ホッパー5を設けているので、
搬送物の飛散発塵を防止できる。
【0017】一方、装置全般についても、図1に示した
ように、排出板1下面に設けた支軸6に連結され且つ支
具8で固定されたシリンダー4に、圧縮空気供給手段
(エアーコンプレッサー等)から圧縮空気を供給して、
排出板1を揺動させる操作(手動でも駆動可能)によっ
て、排出板1の先端部を上げるだけで搬送物を通過させ
たいときに対応できる簡単な構造になっている。以下に
本発明の実施例を挙げ、本発明の効果を立証する。
ように、排出板1下面に設けた支軸6に連結され且つ支
具8で固定されたシリンダー4に、圧縮空気供給手段
(エアーコンプレッサー等)から圧縮空気を供給して、
排出板1を揺動させる操作(手動でも駆動可能)によっ
て、排出板1の先端部を上げるだけで搬送物を通過させ
たいときに対応できる簡単な構造になっている。以下に
本発明の実施例を挙げ、本発明の効果を立証する。
【0018】
【実施例】上記した本発明のスクレーパ装置10を、図
4に示すように、トラフ形状に形成されたキャリアベル
ト11とリターンベルト12を密閉式コンベアケース1
3に収納した、穀物貯蔵サイロへの搬入ベルトコンベア
の中間に数ヶ所設置して、以下の操業条件で、中間排出
を行った。
4に示すように、トラフ形状に形成されたキャリアベル
ト11とリターンベルト12を密閉式コンベアケース1
3に収納した、穀物貯蔵サイロへの搬入ベルトコンベア
の中間に数ヶ所設置して、以下の操業条件で、中間排出
を行った。
【0019】(1)操業条件 a.ベルトコンベア ベルト巾:310mm、モーター馬力:2.2kw、使
用搬送物:米、ベルトコンベア全長:20.5m(投入
口より3.3mで中間排出)、ベルトコンベア輸送能
力:80ton/時間、ベルトスピード:200m/
分、投入供給装置:30ton/時間。
用搬送物:米、ベルトコンベア全長:20.5m(投入
口より3.3mで中間排出)、ベルトコンベア輸送能
力:80ton/時間、ベルトスピード:200m/
分、投入供給装置:30ton/時間。
【0020】b.スクレーパ装置 上記のベルト巾にあわせた形状のスクレーパ装置を用い
て、キャリアベルト11に対する排出板の押し付け角度
を25°に調整し、中間排出を行った。
て、キャリアベルト11に対する排出板の押し付け角度
を25°に調整し、中間排出を行った。
【0021】(2)中間排出結果 運転状況は良好であり、30秒間の抜き取りでキャリー
オーバーの量を測定した結果、その量は約4.8kg
(搬送物供給量の約1.9%)であった。
オーバーの量を測定した結果、その量は約4.8kg
(搬送物供給量の約1.9%)であった。
【0022】以上より、本発明のスクレーパ装置を用い
ることにより、キャリーオーバーの量を搬送物の2%以
内に抑えることができ、且つ搬送効率を考慮すると、搬
送速度を200〜250m/分に高速化することができ
る。
ることにより、キャリーオーバーの量を搬送物の2%以
内に抑えることができ、且つ搬送効率を考慮すると、搬
送速度を200〜250m/分に高速化することができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キャリアベルトに接離する前辺がキャリアベルトの上面
断面形状に沿って形成された搬送物中間排出板を、キャ
リアベルトに対して所定の傾きを持たせて押し付けて、
且つこの排出板に搬送物を圧縮空気で浮揚させながら排
出板の両側に降ろす機能を設けることにより、コンベア
ベルト持上げ装置を使用することなく、特にトラフ形コ
ンベアベルトに付設した場合にも、キャリーオーバーを
防止し搬送物の中間排出を効率良く行える、簡便なスク
レーパ装置を提供することができる。
キャリアベルトに接離する前辺がキャリアベルトの上面
断面形状に沿って形成された搬送物中間排出板を、キャ
リアベルトに対して所定の傾きを持たせて押し付けて、
且つこの排出板に搬送物を圧縮空気で浮揚させながら排
出板の両側に降ろす機能を設けることにより、コンベア
ベルト持上げ装置を使用することなく、特にトラフ形コ
ンベアベルトに付設した場合にも、キャリーオーバーを
防止し搬送物の中間排出を効率良く行える、簡便なスク
レーパ装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るスクレーパ装置の概
要を示す側面図。
要を示す側面図。
【図2】図1のA方向一部正面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】本発明の実施例に係るスクレーパ装置を搭載し
たトラフ形ベルトコンベアの概要を示す側面図。
たトラフ形ベルトコンベアの概要を示す側面図。
1…搬送物中間排出板、2…壁板、3…空気吹出板、4
…シリンダー、5…外装ホッパー、6…支軸、7…ノズ
ル、8…支具、10…スクレーパ装置、11…キャリア
ベルト、12…リターンベルト、13…密閉式コンベア
ケース。
…シリンダー、5…外装ホッパー、6…支軸、7…ノズ
ル、8…支具、10…スクレーパ装置、11…キャリア
ベルト、12…リターンベルト、13…密閉式コンベア
ケース。
Claims (3)
- 【請求項1】 キャリアベルトの中間排出位置上に、キ
ャリアベルトに対して接離可能に配置された搬送物中間
排出手段と、 この搬送物中間排出手段を搬送物の中間排出に対応して
接離駆動する駆動手段と、中間排出された搬送物を収容
する収容手段とを具備し、 前記搬送物中間排出手段は、 キャリアベルトに接離する前辺がキャリアベルトの上面
断面形状に沿い、この前辺がキャリアベルトと接してい
るときにキャリアベルトに対して所定の角度で傾斜して
いる搬送物中間排出板と、 この排出板の後辺側に取り付けられ、排出板からの搬送
物の乗り越しを防止する壁板と、 これら排出板と壁板との間に、中央部が排出板の前辺中
央部方向に突出し、両端部が排出板の後辺両側方向に引
込んでいる、複数の孔を設けた空気吹出板と、 を備えていることを特徴とする、ベルトコンベア用スク
レーパ装置。 - 【請求項2】前記排出板がキャリアベルトに接したとき
のキャリアベルトに対する排出板の角度は、15°〜3
0°であることを特徴とする、請求項1に記載のベルト
コンベア用スクレーパ装置。 - 【請求項3】キャリアベルトがトラフ形状で、前記排出
板の前辺がこれに対応してトラフ形状であることを特徴
とする、請求項1または2に記載のベルトコンベア用ス
クレーパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33883897A JPH11171331A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | ベルトコンベア用スクレーパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP33883897A JPH11171331A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | ベルトコンベア用スクレーパ装置 |
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JPH11171331A true JPH11171331A (ja) | 1999-06-29 |
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JP33883897A Pending JPH11171331A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | ベルトコンベア用スクレーパ装置 |
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JP (1) | JPH11171331A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN104555397A (zh) * | 2014-12-18 | 2015-04-29 | 兖州煤业股份有限公司 | 犁矸装置及其所应用的传输带输送机 |
CN107470906A (zh) * | 2017-09-15 | 2017-12-15 | 阳煤忻州通用机械有限责任公司 | 刮板输送机中部槽生产线传输系统 |
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-
1997
- 1997-12-09 JP JP33883897A patent/JPH11171331A/ja active Pending
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