JP2528018Y2 - 自動製図機用ペン - Google Patents
自動製図機用ペンInfo
- Publication number
- JP2528018Y2 JP2528018Y2 JP1989115051U JP11505189U JP2528018Y2 JP 2528018 Y2 JP2528018 Y2 JP 2528018Y2 JP 1989115051 U JP1989115051 U JP 1989115051U JP 11505189 U JP11505189 U JP 11505189U JP 2528018 Y2 JP2528018 Y2 JP 2528018Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- pen
- press
- tip
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 内部にインキ収容部を有する軸の外壁に装置本体への
取付用鍔部を形成した自動製図機用ペンに関する。
取付用鍔部を形成した自動製図機用ペンに関する。
（従来の技術） 自動製図機用ペンには、装置本体への取付部が必要で
あり、そのための鍔部を形成することもよく行われてい
る。
あり、そのための鍔部を形成することもよく行われてい
る。
鍔部は、別部材としてのアダプターに形成される場合
もあれば、軸そのものに形成される場合もある。
もあれば、軸そのものに形成される場合もある。
また、筆記具一般の観点から、軸の先孔に、ペン先を
先端突出させるチップホルダー及び一時的インキ溜め部
材を挿入し、先孔の内壁とチップホルダーの外壁との圧
入部により固定するようにしたものも知られている。所
謂生インキ式筆記具の一例である。
先端突出させるチップホルダー及び一時的インキ溜め部
材を挿入し、先孔の内壁とチップホルダーの外壁との圧
入部により固定するようにしたものも知られている。所
謂生インキ式筆記具の一例である。
（考案が解決しようとする課題） 軸の先孔にチップホルダー及び一時的インキ溜め部材
を挿入するにあたっては、先孔の前方からなすことにな
る。そのため、軸は、先孔の部分においてはほとんど直
線的な筒形状とされることになる。
を挿入するにあたっては、先孔の前方からなすことにな
る。そのため、軸は、先孔の部分においてはほとんど直
線的な筒形状とされることになる。
このような部分において圧入力が働くことにより、軸
は外側に向かう変形を生じる。軸は合成樹脂射出成形品
などとなされるのが一般的であり、変形しないようにさ
れることはきわめて例外的なことと言える。
は外側に向かう変形を生じる。軸は合成樹脂射出成形品
などとなされるのが一般的であり、変形しないようにさ
れることはきわめて例外的なことと言える。
一方、前述した装置本体への取付用として鍔部を形成
する場合、鍔部の近傍は、寸法的に成形精度の高いもの
であることが求められる。取付の不完全さは、ペン交換
の不足など使用にあたっての問題を引き起こすからであ
る。
する場合、鍔部の近傍は、寸法的に成形精度の高いもの
であることが求められる。取付の不完全さは、ペン交換
の不足など使用にあたっての問題を引き起こすからであ
る。
ここにおいて、鍔部を軸の外壁部に形成し、かつ、こ
の軸の先孔にチップホルダー及び一時的インキ溜め部材
を挿入し、先孔の内壁とチップホルダーの外壁との圧入
部により固定するようにしたものにあっては、前述した
圧入部における軸の外方に向かう変形が、鍔部近傍に付
与した折角の成形精度を阻害してしまい、例えば、ペン
把持力が強くなりすぎてペン交換が所望通りできなくな
ったりしてしまうことになる。
の軸の先孔にチップホルダー及び一時的インキ溜め部材
を挿入し、先孔の内壁とチップホルダーの外壁との圧入
部により固定するようにしたものにあっては、前述した
圧入部における軸の外方に向かう変形が、鍔部近傍に付
与した折角の成形精度を阻害してしまい、例えば、ペン
把持力が強くなりすぎてペン交換が所望通りできなくな
ったりしてしまうことになる。
（課題を解決するための手段） 本考案は、内部にインキ収容部を有し外壁部に配置本
体への取付用鍔部を形成した軸の先孔に、ペン先を先端
突出させるチップホルダー及び一時的インキ溜め部材を
挿入し、先孔の内壁とチップホルダーの外壁との圧入部
により固定してなる自動製図機用ペンであって、前記軸
の前記鍔部と圧入部との間の部分に、前記圧入部を含む
軸部を小径薄肉部とする段部を形成してなる自動製図機
用ペンを要旨とする。
体への取付用鍔部を形成した軸の先孔に、ペン先を先端
突出させるチップホルダー及び一時的インキ溜め部材を
挿入し、先孔の内壁とチップホルダーの外壁との圧入部
により固定してなる自動製図機用ペンであって、前記軸
の前記鍔部と圧入部との間の部分に、前記圧入部を含む
軸部を小径薄肉部とする段部を形成してなる自動製図機
用ペンを要旨とする。
（実施例） 添付第１図、第２図に一例を示す。参照符号１は軸で
あり、後端に尾栓２が取付けられ、内部をインキ収容室
３としてしている。４はこの軸１の外壁部に形成した装
置本体への取付用鍔部であり、軸１と一体に成形されて
いる。
あり、後端に尾栓２が取付けられ、内部をインキ収容室
３としてしている。４はこの軸１の外壁部に形成した装
置本体への取付用鍔部であり、軸１と一体に成形されて
いる。
軸１は、この鍔部４による突出はあるものの、全体と
して円筒状となっており、先孔５に、前方から一時的イ
ンキ溜め部材６とチップホルダー７が挿入されている。
尚、図示の一時的インキ溜め部材６は、縦断面櫛歯状と
なる一時的インキ溜め溝を有する、一般にジャバラと称
されるものとしてある。また、参照符号８は液密にする
ために配した弾性リング、９はインキ中継部材であり、
チップホルダー７が先端突出するペン先10としては、小
管と針体とからなる小管式筆記具のペン先の一例を示し
てある。
して円筒状となっており、先孔５に、前方から一時的イ
ンキ溜め部材６とチップホルダー７が挿入されている。
尚、図示の一時的インキ溜め部材６は、縦断面櫛歯状と
なる一時的インキ溜め溝を有する、一般にジャバラと称
されるものとしてある。また、参照符号８は液密にする
ために配した弾性リング、９はインキ中継部材であり、
チップホルダー７が先端突出するペン先10としては、小
管と針体とからなる小管式筆記具のペン先の一例を示し
てある。
第２図に拡大して示したように、チップホルダー７
は、その外壁を軸１の先孔５の内壁に当接させている。
ここで、図示のチップホルダー７には凹陥部7aを形成し
てあるが、先孔５の内壁に形成した突部5aとの間で凹凸
嵌合力が働いていてもよいことを示している。いずれに
せよ、該部分における当接力により、チップホルダー７
は軸１に圧入され、また、固定されている訳であり、該
部分が本例における圧入部であるが、この圧入部におけ
る圧入力により、前述したように軸１は外方に向かう変
形をする。この変形量は小さくても前述したように鍔部
４近傍における成形精度に悪影響を与える原因になるも
ので、この悪影響を及ばさないようにするため、この圧
入部と鍔部４との間の部分における軸１の外壁に段部11
を形成し、この段部11の前方部、従って、圧入部を含む
軸１の部分を小径部、また、この小径化による薄肉部と
してある。小径化分により外側に向かう変形分を吸収
し、薄肉化分により鍔部４近傍へも変形が及ぶことを抑
制している。段部11はこの変形が鍔部４へと及ぶことを
抑制する基部となっている訳である。尚、第２図におい
て軸１の先孔５の内壁にも段部12を形成してある。この
段部12も、段部11と同様、圧入部の変形が鍔部４近傍へ
と及ぶことを抑制するのに役立っている。問題を生じな
いようにするのに、組合せ可能な手段であるならば組合
せた方が望ましい。その一例である。
は、その外壁を軸１の先孔５の内壁に当接させている。
ここで、図示のチップホルダー７には凹陥部7aを形成し
てあるが、先孔５の内壁に形成した突部5aとの間で凹凸
嵌合力が働いていてもよいことを示している。いずれに
せよ、該部分における当接力により、チップホルダー７
は軸１に圧入され、また、固定されている訳であり、該
部分が本例における圧入部であるが、この圧入部におけ
る圧入力により、前述したように軸１は外方に向かう変
形をする。この変形量は小さくても前述したように鍔部
４近傍における成形精度に悪影響を与える原因になるも
ので、この悪影響を及ばさないようにするため、この圧
入部と鍔部４との間の部分における軸１の外壁に段部11
を形成し、この段部11の前方部、従って、圧入部を含む
軸１の部分を小径部、また、この小径化による薄肉部と
してある。小径化分により外側に向かう変形分を吸収
し、薄肉化分により鍔部４近傍へも変形が及ぶことを抑
制している。段部11はこの変形が鍔部４へと及ぶことを
抑制する基部となっている訳である。尚、第２図におい
て軸１の先孔５の内壁にも段部12を形成してある。この
段部12も、段部11と同様、圧入部の変形が鍔部４近傍へ
と及ぶことを抑制するのに役立っている。問題を生じな
いようにするのに、組合せ可能な手段であるならば組合
せた方が望ましい。その一例である。
次に、第３図は変形一例を示している。即ち、段部11
の部分に凹陥部13を形成してある。凹陥部13は段部11の
変形抑制基部としての働きを強化するのに役立ってい
る。
の部分に凹陥部13を形成してある。凹陥部13は段部11の
変形抑制基部としての働きを強化するのに役立ってい
る。
図示はしないが、以上のほかにも要旨を変更しない範
囲で種々なすことができる。例えば、インキ収容室３
は、別部材としてのインキタンクを軸１に内蔵させたも
のであってもよいし、鍔部４は、軸１と別体に形成した
ものを取付固定することで形成されてもよいし、また、
その形状も、周状の突起となったものを図示したが、装
置本体との関係で適宜とされてよいし、軸１の形状も全
体として円筒状となる以外のものとすることもできる
し、一時的インキ溜め部材６も、一般にジャバラと称さ
れているものとしたが、他の適宜のものであってよく、
チップホルダー７との一体成形品とされてもよく、更
に、ペン先10としても、ボールペン、樹脂ペン等適宜の
ものとすることもできる。固定が圧入部と他の部分の複
数箇所でなされていてもよい。
囲で種々なすことができる。例えば、インキ収容室３
は、別部材としてのインキタンクを軸１に内蔵させたも
のであってもよいし、鍔部４は、軸１と別体に形成した
ものを取付固定することで形成されてもよいし、また、
その形状も、周状の突起となったものを図示したが、装
置本体との関係で適宜とされてよいし、軸１の形状も全
体として円筒状となる以外のものとすることもできる
し、一時的インキ溜め部材６も、一般にジャバラと称さ
れているものとしたが、他の適宜のものであってよく、
チップホルダー７との一体成形品とされてもよく、更
に、ペン先10としても、ボールペン、樹脂ペン等適宜の
ものとすることもできる。固定が圧入部と他の部分の複
数箇所でなされていてもよい。
（考案の効果） 軸の鍔部と圧入部との間の部分に、圧入部を含む軸部
を小径薄肉部とする段部を形成してなるので、圧入部に
おける軸の外方に向かう変形が鍔部近傍に付与した折角
の成形精度を阻害してしまうのを抑制でき、ペン把持力
が強くなりすぎてペン交換が所望通りできなくなったり
してしまうなどの使用上の問題を改善できる。
を小径薄肉部とする段部を形成してなるので、圧入部に
おける軸の外方に向かう変形が鍔部近傍に付与した折角
の成形精度を阻害してしまうのを抑制でき、ペン把持力
が強くなりすぎてペン交換が所望通りできなくなったり
してしまうなどの使用上の問題を改善できる。
第１図は本考案の一例を示す断面図、第２図は第１図の
Ａ部拡大図、第３図は他の一例を示す第２図相当拡大
図。 １……軸、２……尾栓、３……インキ収容部、４……鍔
部、５……先孔、5a……突部、６……一時的インキ溜め
部材、７……チップホルダー、7a……凹陥部、８……弾
性リング、９……インキ中継部材、10……ペン先、11…
…段部、12……段部、13……凹陥部。
Ａ部拡大図、第３図は他の一例を示す第２図相当拡大
図。 １……軸、２……尾栓、３……インキ収容部、４……鍔
部、５……先孔、5a……突部、６……一時的インキ溜め
部材、７……チップホルダー、7a……凹陥部、８……弾
性リング、９……インキ中継部材、10……ペン先、11…
…段部、12……段部、13……凹陥部。
Claims (1)
- 【請求項１】内部にインキ収容部を有し外壁部に装置本
体への取付用鍔部を形成した軸の先孔に、ペン先を先端
突出させるチップホルダー及び一時的インキ溜め部材を
挿入し、先孔の内壁とチップホルダーの外壁との圧入部
により固定してなる自動製図機用ペンであって、前記軸
の前記鍔部と圧入部との間の部分に、前記圧入部を含む
軸部を小径薄肉部とする段部を形成してなる自動製図機
用ペン。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989115051U JP2528018Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 自動製図機用ペン |
| KR1019910700539A KR0153462B1 (ko) | 1989-09-29 | 1990-09-27 | 필기구 |
| PCT/JP1990/001239 WO1991004873A1 (en) | 1989-09-29 | 1990-09-27 | Writing utensil |
| US07/678,322 US5217313A (en) | 1989-09-29 | 1990-09-27 | Writing instrument |
| DE69027421T DE69027421T2 (de) | 1989-09-29 | 1990-09-27 | Schreibgerät |
| EP90914414A EP0446371B1 (en) | 1989-09-29 | 1990-09-27 | Writing utensil |
| US07/945,402 US5352051A (en) | 1989-09-29 | 1992-09-16 | Writing instrument |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989115051U JP2528018Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 自動製図機用ペン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0352198U JPH0352198U (ja) | 1991-05-21 |
| JP2528018Y2 true JP2528018Y2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=31663397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989115051U Expired - Lifetime JP2528018Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 自動製図機用ペン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2528018Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5921985U (ja) * | 1982-08-03 | 1984-02-10 | ぺんてる株式会社 | 筆記具 |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP1989115051U patent/JP2528018Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0352198U (ja) | 1991-05-21 |
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