JP4549561B2 - ボールペン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸筒内に1本の金属レフィルを収容するボールペンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軸筒の内部に1本のレフィルを収容するボールペンとして、例えば、図3,図4,図5に示すようなボールペンの構造は良く知られている。図3に示すボールペン101の構造は、軸筒102の内部にレフィル103を収容すると共に、軸筒102の前方部に螺合した口金104の開口部104aからチップ103aを突出させ、口金104と軸筒102の間にチップ103aを固設したチップホルダー103bのフランジ部103cを挟み込んで保持する構造である。尚、ボールペン101はレフィル103の成形寸法誤差を軸筒102の後方部に螺合した尾冠105の内部に形成した空間部105aにより吸収する構造となっている。
【0003】
次に、図4に示すボールペン201の構造は、軸筒202の内部にレフィル203を収容すると共に、軸筒202の前方部に螺合した口金204の開口部204aからチップ203aを突出させ、レフィル203のチップホルダー203bの大径部203cを口金204の内側面へ当接させると共に、レフィル203の後端部を軸筒202の後方部に螺合した尾冠205の底面に形成した凸部205bへ係合させたコイルバネ206により前方へ弾発して保持する構造である。尚、ボールペン201はレフィル203の成形寸法誤差をコイルバネ206の撓みにより吸収する構造となっている。
【0004】
次に、図5に示すボールペン301の構造は、軸筒302の内部にレフィル303を収容すると共に、軸筒302の前方部に螺合した口金304の開口部304aからチップ303aを突出させ、レフィル303の後方部を軸筒302の後方部に螺合した尾冠305の底面に形成した凹部305aへ嵌め込んで保持する構造である。尚、ボールペン301はレフィル303の成形寸法誤差をチップ303aの開口部304aからの突出量で調整する構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図3に示す構造では、レフィル103を保持するためにチップホルダー103bに軸筒102の前方部の先端面に当接する大径のフランジ部103cを必要としていた。したがって、ボールペン101は外径を細くしたくても、フランジ部103cの必要性から、外径寸法の最小限界が規制されてしまうという問題があった。次に、図4に示す構造も、レフィル203を保持するために、チップホルダー203bとコイルバネ206を必要とし、さらには、チップホルダー203を口金204へ適確に当接させるために大径部203cを必要とし、また、筆記時に筆圧を受けるコイルバネ206は強度の面からバネの線径や外周が大きくなり、これらの理由により軸筒の外径寸法の最小限界が規制されてしまうという問題があった。また、図3,図4に共通して言えることだが、ボールペン101,201では、レフィル103,203内のインキが無くなり、新しいレフィルに交換する際には、口金104,204を外して交換することになるのだが、レフィル103,203が軸筒102,202に直接保持されていないので、口金103,203を外した際に、軸筒102,202内からレフィル103,203が落下してしまうという問題があった。
【0006】
図5に示す構造では、レフィル303を保持するために前記したような大径部を必要としないために、特にチップ303aの後方にインキ収容筒303bを連接した軸径が細いレフィルを収容する場合に採用されている。ところで、この様な構造のレフィルとして、軸筒内に複数のレフィルを収容する複式筆記具があるが、その軸筒内に収容されているレフィルは、チップの外径と略同径のインキ収容筒をチップの後方に連接しており、インキ収容筒は金属製としたものがある。このレフィルを軸筒内に収容して筆記可能にするには、前述したようなことから図5に示した構造が好ましいことはすぐ判る。しかしながら、インキ収容筒303bが金属製にあっては、インキ収容筒303bを受け止める尾冠305も耐久性を考慮すると金属成型品を選択することが好ましく、インキ収容筒303bと尾冠305とが金属製であった場合には、インキ収容筒303bの後端部を保持するための尾冠305の凹部305aの寸法精度が問題となる。金属同士の嵌合では、各々の部材の公差を厳しくしなければ、バラツキにより嵌合できないものも現われ、組立て、加工が難しくなるものがある。また、レフィル305を凹部305aにしっかりと保持させるために、凹部305a内に膨出部を設けることはさらに困難であった。本発明はこうした事実に鑑み、チップの後方にチップと略同径のインキ収容筒を連接してなる金属製のレフィルを脱落することなく、確実にかつ簡単な構造で収容することができるボールペンを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
次に、前記課題を解決するために案出した本発明のボールペンを説明する。
軸筒内に1本の金属レフィルを収容したボールペンにおいて、金属レフィルの後方部を圧入嵌合して保持するレフィル保持体が、少なくとも、金属レフィルの後方部を収容する金属パイプと金属パイプを前後で挟持する前方挟持部材と後方挟持部材からなり、金属パイプの内側面に金属レフィルを保持する膨出部を設け、前方挟持部材に前後を貫通する貫通孔を設けると共に、貫通孔の前方部に前方へ向かって拡径する案内溝を設け、前方挟持部材の後方部に形成した後方捻子部と後方挟持部材の前方部に形成した前方捻子部とを螺合することにより、金属パイプを前方挟持部材と後方挟持部材とで挟持して固定することを特徴とする。
【0008】
本発明において、金属レフィルの後方部を圧入嵌合して保持するレフィル保持体の一部に、金属パイプを用いるのは、耐久性を考慮し、レフィル保持体を金属レフィルの強度に適合させるためと、一般に流通している規格品の金属パイプを用いることにより、内側面に膨出部を例えばプレスで簡単に加工して成形を行ない、金属レフィルを膨出部で確実に保持できるという作用効果を奏するためである。
【0009】
また、前方挟持部材に前後を貫通する貫通孔を設けると共に、貫通孔の前方部に前方へ向かって拡径する案内溝を設けるのは、案内孔の案内により金属レフィルを貫通孔に挿入し易いという作用効果を奏するためである。
【0010】
また、前方挟持部材の後方部に形成した後方捻子部と後方挟持部材の前方部に形成した前方捻子部とを螺合することにより、金属パイプを前方挟持部と後方挟持部とで挟持して固定するのは、金属レフィルを保持する金属パイプを容易に固定することができると共に、金属パイプの長さ方向の成型寸法誤差を前方挟持部材と後方挟持部材との螺合の距離を調整することにより解消できるという作用効果を奏するためである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に図を参照しながら、本発明の実施の形態例を説明する。
本実施の形態例では、図の説明において筆記具の先端を前方と表現し、その反対を後方として表現する。尚、本発明は、後述の実施の形態例に限定されるものではない。
【0012】
図1は本実施の形態例のボールペンの断面図である。図1に示すように、ボールペン1は、軸筒2の内部に金属製の金属レフィル3を収容してある。尚、金属レフィル3は軸筒2の前方に位置する前軸4の開口部4aよりチップ3aを突出させ、チップ3aの後方にはチップ3aの外径と同径のインキ収容筒3bを連接して筆記可能状態としてある。
【0013】
また、前軸4の後方には金属パイプ5の前方部5aを挟持する前方挟持部材6が、前軸4の後方に形成した雌螺子部4bに前方挟持部材6の前方に形成した雄螺子部6aを螺合させて固定してある。また、前方挟持部材6の後方には金属パイプ5の後方部5bを挟持する後方挟持部材7が、後方挟持部材7の前方に形成した雌螺子部7aを前方挟持部材6の後方に形成した雄螺子部6bに螺合させて固定してある。また、前方挟持部材6には前後を貫通する貫通孔6cを形成しており、貫通孔6cの前方部には前方へ拡径する案内溝6dを形成してある。
【0014】
また、後方挟持部材7の底面に形成した凹部7bの内部には、小径部8aと大径部8bからなる凸状部材8の大径部8bを遊嵌させている。また、小径部8aの前端には金属レフィル3が当接した際に、空気が流通するための一文字のスリット8cを形成しており、インクの流出を促す構造としてある。尚、金属レフィル3は凸状部材8の大径部8bに当接しており、したがって金属パイプ5は、前方挟持部材6の当接部6eと凸状部材8の大径部8bに当接した状態で、前方挟持部材6と後方挟持部材7との螺合により挟持されて固定してある。したがって、本発明の実施の形態例では、金属パイプ5,前方挟持部材6,後方挟持部材7,凸状部材8でレフィル収容体9を構成している。
【0015】
図2は本実施の形態例のボールペンの組立時の断面図である。図2では、既に、後方挟持部材7の凹部7bの内部に凸状部材8の大径部8bが遊嵌した状態となっており、凸状部材8の小径部8aには金属パイプ5の後方部5bを遊嵌させてある。尚、本実施の形態例では、耐久性と質感を考慮して、金属パイプ5,前方挟持部材6,後方挟持部材7,凸状部材8を金属で形成したが、前述の凹部7bと大径部8b並びに後方部5bと小径部8aとが遊嵌することから、それぞれの寸法精度を重要視する必要はない。
【0016】
次に、後方挟持部材7に凸状部材8と金属パイプ5を組み込んだ状態で、前方挟持部材6を螺合させたところ、金属パイプ5は前方挟持部材6の当接部6eと凸状部材8の大径部8bとに当接した状態で挟持されて固定された。したがって、本実施の形態例では、金属パイプ5の長さ方向の成型寸法誤差が前方挟持部材6と後方挟持部材7とを螺合する距離を調整して解消することができた。また、螺子を締め付ける際に、前方挟持部材6の前方に形成した雄螺子部6aは外部に露出する状態となっているので、雄螺子部6aを摘んで容易に回すことができた。
【0017】
次に、金属レフィル3を貫通孔6cおよび金属パイプ5へ挿入した。この時、貫通孔6cの前方部には案内溝6dが形成されているので、容易に挿入することができた。
また、挿入後には、金属レフィル3は金属パイプ5に形成した膨出部5cに保持された。この膨出部5cは金属パイプ5を側面よりプレス加工しただけの簡単な成型物であるが、金属特有の弾発力により確実に金属レフィル3を保持することができた。
【0018】
最後に、前軸4を前方挟持部材6に螺合してボールペン1が完成する。したがって、レフィル内のインクが無くなった際には、前軸4を取り外して金属レフィル3を新品に交換することができる。尚、交換時に使用者が誤って前方挟持部材6と後方挟持部材7との螺合を外してしまわないように、組立の際に前方挟持部材6と後方挟持部材7とを接着剤で接着してしまうことが好ましい。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、本発明のボールペンは、前述したような構造なので、チップと略同径のインキ収容筒をチップの後方に連接した金属製のレフィールを確実かつ、簡単に軸筒内に収容し保持することができるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態例のボールペンの断面図である。
【図2】 本実施の形態例のボールペンの組立時の断面図である。
【図3】 従来のボールペン構造。
【図4】 従来の他のボールペン構造。
【図5】 従来の他のボールペン構造。
【符号の説明】
1…ボールペン、2…軸筒、3…金属レフィル、3a…チップ、
4…前軸、4a…開口部、4b…雌螺子部、
5…金属パイプ、5a…前方部、5b…後方部、5c…膨出部、
6…前方挟持部材、 6a…雄螺子部、6b…雄螺子部、6c…貫通孔、案内溝…6d、
7…後方挟持部材、7a…雌螺子部、
8…凸状部材、8a…小径部、8b…大径部、8c…スリット
9…レフィル収容体。

Claims (1)

  1. 軸筒内に1本の金属レフィルを収容したボールペンにおいて、前記金属レフィルの後方部を圧入嵌合して保持するレフィル保持体が、少なくとも、前記金属レフィルの後方部を収容する金属パイプと該金属パイプを前後で挟持する前方挟持部材と後方挟持部材からなり、前記金属パイプの内側面に前記金属レフィルを保持する膨出部を設け、前記前方挟持部材に前後を貫通する貫通孔を設けると共に、該貫通孔の前方部に前方へ向かって拡径する案内溝を設け、前記前方挟持部材の後方部に形成した後方捻子部と前記後方挟持部材の前方部に形成した前方捻子部とを螺合することにより、前記金属パイプを前記前方挟持部材と前記後方挟持部材とで挟持して固定することを特徴とするボールペン。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56165682U (ja) * 1980-05-14 1981-12-08
JPS60168980U (ja) * 1984-04-18 1985-11-09 セーラー万年筆株式会社 ボ−ルペン
JPH0582585U (ja) * 1992-04-13 1993-11-09 セーラー万年筆株式会社 筆記具

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