JP2001096971A - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
- Publication number
- JP2001096971A JP2001096971A JP28032899A JP28032899A JP2001096971A JP 2001096971 A JP2001096971 A JP 2001096971A JP 28032899 A JP28032899 A JP 28032899A JP 28032899 A JP28032899 A JP 28032899A JP 2001096971 A JP2001096971 A JP 2001096971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- holder
- shaft
- pen tip
- pen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 軟らかい筆記感を得ると共に、デザイン上の
制約を受けない空気流通を可能とする。 【解決手段】 ペン先ホルダー１の後部に変形可能な凸
部６を形成して、先金４と軸５とで挟持固定する。
制約を受けない空気流通を可能とする。 【解決手段】 ペン先ホルダー１の後部に変形可能な凸
部６を形成して、先金４と軸５とで挟持固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペン先がペン先ホ
ルダーを介してインキタンクに取り付けられたリフィル
を有し、前記ペン先ホルダーを、前記ペン先を先端突出
する先軸とこの先軸が接合固定される軸のペン先側の開
口部端面とで挟持することでリフィルを固定してなる筆
記具に関する。
ルダーを介してインキタンクに取り付けられたリフィル
を有し、前記ペン先ホルダーを、前記ペン先を先端突出
する先軸とこの先軸が接合固定される軸のペン先側の開
口部端面とで挟持することでリフィルを固定してなる筆
記具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、直接ペン先がインキ収容管に取り
付けられず、ペン先としてのボールペンチップがチップ
ホルダーを介してインキ収容管に取り付けられたリフィ
ルを有し、このチップホルダーを先金と軸とで圧接して
リフィルを固定するボールペンが知られている。このよ
うなボールペンは先金、チップホルダー、軸それぞれの
寸法バラツキのため先金と軸によるチップホルダー圧接
が不十分で筆記時にペン先ががたつくものがあり、それ
を解決するためチップホルダーの先金と圧着する部分に
リブや凸部を設け圧接時にそれらを変形させてその反発
力により、筆記時のペン先のガタを防止する筆記具も知
られている。
付けられず、ペン先としてのボールペンチップがチップ
ホルダーを介してインキ収容管に取り付けられたリフィ
ルを有し、このチップホルダーを先金と軸とで圧接して
リフィルを固定するボールペンが知られている。このよ
うなボールペンは先金、チップホルダー、軸それぞれの
寸法バラツキのため先金と軸によるチップホルダー圧接
が不十分で筆記時にペン先ががたつくものがあり、それ
を解決するためチップホルダーの先金と圧着する部分に
リブや凸部を設け圧接時にそれらを変形させてその反発
力により、筆記時のペン先のガタを防止する筆記具も知
られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のペン先
ホルダーを先金と軸とで狭持してある筆記具は筆記時に
筆圧がかかってもペン先ホルダーと軸の間には圧接変形
をともなわないので、きっちり固定されており筆記感が
硬いし、軸もしくは尾栓に空気流通孔を設けなければ空
気交換が行われなかった。
ホルダーを先金と軸とで狭持してある筆記具は筆記時に
筆圧がかかってもペン先ホルダーと軸の間には圧接変形
をともなわないので、きっちり固定されており筆記感が
硬いし、軸もしくは尾栓に空気流通孔を設けなければ空
気交換が行われなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ペン先
がペン先ホルダーを介してインキタンクに取り付けられ
たリフィルを有し、前記ペン先ホルダーを、前記ペン先
を先端突出する先軸とこの先軸が接合固定される軸のペ
ン先側の開口部端面とで挟持することでリフィルを固定
してなる筆記具において、前記ペン先ホルダーの軸のペ
ン先側の開口部端面に当接可能な位置に複数の凸部を形
成し、前記ペン先ホルダーがペン先を先端突出する先軸
とこの先軸が接合固定される軸のペン先側の開口部端面
とで挟持された時にペン先ホルダーの前記凸部が圧接変
形することを特徴とする筆記具を要旨とする。
がペン先ホルダーを介してインキタンクに取り付けられ
たリフィルを有し、前記ペン先ホルダーを、前記ペン先
を先端突出する先軸とこの先軸が接合固定される軸のペ
ン先側の開口部端面とで挟持することでリフィルを固定
してなる筆記具において、前記ペン先ホルダーの軸のペ
ン先側の開口部端面に当接可能な位置に複数の凸部を形
成し、前記ペン先ホルダーがペン先を先端突出する先軸
とこの先軸が接合固定される軸のペン先側の開口部端面
とで挟持された時にペン先ホルダーの前記凸部が圧接変
形することを特徴とする筆記具を要旨とする。
【０００５】
【実施例】以下、図面に基づき、一例について説明す
る。図１に示したものは筆記具のペン先ホルダー１であ
り、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリオキシメチレン等合成樹脂の射出成型
品を想定している。このペン先ホルダー１は、インキ収
容管３の前方規制をなす最大径部分を有し前方（図面上
側）に向かってしだいに縮径する傾斜面３ａとその後部
にインキ収容管接続部３ｂとを有しており、内部にイン
キ通路となる貫通孔（図示せず）が形成されている。ま
た、インキ収容管接続部３ｂの表面には、インキ収容管
３との接続面にインキが染み出して洩れることを防止す
るために周状の凸部３ｃが２条形成されており、後端側
の凸部３ｃはそのまま後端縁縮径部に連続している。イ
ンキ収容管３の内孔への挿入に対して凸部の存在が極力
障害とならない様になすためである。このペン先ホルダ
ー１は、図２に示すように、ペン先であるボールペンチ
ップ２と、自由状態でインキを収容したインキ収容管３
をそれぞれ前後に接続して、全体としてリフィルを構成
している。そして、外装体である先金４と軸５等に収容
された状態では、ボールペンチップ２を先金４の先端孔
から突出し、先金４と軸５とが螺合されることによって
先金４と軸５とで狭持状態に固定されている。
る。図１に示したものは筆記具のペン先ホルダー１であ
り、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリオキシメチレン等合成樹脂の射出成型
品を想定している。このペン先ホルダー１は、インキ収
容管３の前方規制をなす最大径部分を有し前方（図面上
側）に向かってしだいに縮径する傾斜面３ａとその後部
にインキ収容管接続部３ｂとを有しており、内部にイン
キ通路となる貫通孔（図示せず）が形成されている。ま
た、インキ収容管接続部３ｂの表面には、インキ収容管
３との接続面にインキが染み出して洩れることを防止す
るために周状の凸部３ｃが２条形成されており、後端側
の凸部３ｃはそのまま後端縁縮径部に連続している。イ
ンキ収容管３の内孔への挿入に対して凸部の存在が極力
障害とならない様になすためである。このペン先ホルダ
ー１は、図２に示すように、ペン先であるボールペンチ
ップ２と、自由状態でインキを収容したインキ収容管３
をそれぞれ前後に接続して、全体としてリフィルを構成
している。そして、外装体である先金４と軸５等に収容
された状態では、ボールペンチップ２を先金４の先端孔
から突出し、先金４と軸５とが螺合されることによって
先金４と軸５とで狭持状態に固定されている。
【０００６】ここで、ペン先ホルダー１の、軸５のペン
先側の開口部端面と当接する位置には、長手方向に延在
する複数の凸部６が周状に適宜間隔を置いて複数形成し
てある。先金４と軸５によってペン先ホルダーが狭持さ
れることによって、ペン先ホルダー１の凸部６は挟持力
を受けて変形する。変形した凸部６は、上述のような弾
性変形可能な合成樹脂にて形成されていると共に、長手
方向に延在するような形状を有しているため復元反発力
を有するので、その弾力によってペン先ホルダー１を軸
５に対して相対的に先金４の内面に押し付けることにな
り、ペン先であるボールペンチップ２の先金４よりの出
長さのバラツキを防止でき、さらに筆記時の衝撃を吸収
した軟らかい筆記感を得ることもできるものである。ま
た、隣り合った凸部６の間には空気流通可能な隙間が確
保されるので、ボールペンチップ２が突出する先金４の
先端孔と連通して軸５内を外気と連通させることがで
き、軸や尾栓に空気流通孔を設ける必要がなく、デザイ
ン上の制約を受けることもない。
先側の開口部端面と当接する位置には、長手方向に延在
する複数の凸部６が周状に適宜間隔を置いて複数形成し
てある。先金４と軸５によってペン先ホルダーが狭持さ
れることによって、ペン先ホルダー１の凸部６は挟持力
を受けて変形する。変形した凸部６は、上述のような弾
性変形可能な合成樹脂にて形成されていると共に、長手
方向に延在するような形状を有しているため復元反発力
を有するので、その弾力によってペン先ホルダー１を軸
５に対して相対的に先金４の内面に押し付けることにな
り、ペン先であるボールペンチップ２の先金４よりの出
長さのバラツキを防止でき、さらに筆記時の衝撃を吸収
した軟らかい筆記感を得ることもできるものである。ま
た、隣り合った凸部６の間には空気流通可能な隙間が確
保されるので、ボールペンチップ２が突出する先金４の
先端孔と連通して軸５内を外気と連通させることがで
き、軸や尾栓に空気流通孔を設ける必要がなく、デザイ
ン上の制約を受けることもない。
【０００７】図３に他の一例を示す。基本的には、ペン
先とインキを含んだインキ収容管を装着し、ペン先を先
金から突出し、先金と軸とで狭持されるものである点等
上述の一例と同様であるが、軸５の凸部６と当接する部
分に工夫を施してある。即ち、軸５のボールペンチップ
２側の開口部端面に、前記凸部６よりもいくらか幅狭と
した凹部７を設けてある。この凹部７は、凸部と同様の
間隔にて適宜離れて複数（凸部に対応するように）形成
されており、ペン先ホルダー１と当接する際には、各凸
部６をそれぞれ対応する凹部７に嵌め込ませる。凸部６
は若干の変形を受けながら凹部７と嵌合し、ペン先ホル
ダー１の回転を防止することが可能となる。尚、凹部７
の深さは凸部６の長手方向長さよりも浅く設定してお
り、凸部６間に形成される空気通は確保されるものであ
る。
先とインキを含んだインキ収容管を装着し、ペン先を先
金から突出し、先金と軸とで狭持されるものである点等
上述の一例と同様であるが、軸５の凸部６と当接する部
分に工夫を施してある。即ち、軸５のボールペンチップ
２側の開口部端面に、前記凸部６よりもいくらか幅狭と
した凹部７を設けてある。この凹部７は、凸部と同様の
間隔にて適宜離れて複数（凸部に対応するように）形成
されており、ペン先ホルダー１と当接する際には、各凸
部６をそれぞれ対応する凹部７に嵌め込ませる。凸部６
は若干の変形を受けながら凹部７と嵌合し、ペン先ホル
ダー１の回転を防止することが可能となる。尚、凹部７
の深さは凸部６の長手方向長さよりも浅く設定してお
り、凸部６間に形成される空気通は確保されるものであ
る。
【０００８】
【発明の効果】以上の通り、本発明は、硬くなりがちな
筆記時の衝撃を緩和して滑らかなタッチの筆記感を得る
ことができると共に、デザイン上の制約とならない様イ
ンキ収容管への空気供給を確保することが可能である。
筆記時の衝撃を緩和して滑らかなタッチの筆記感を得る
ことができると共に、デザイン上の制約とならない様イ
ンキ収容管への空気供給を確保することが可能である。
【図１】部材示す外観正面図。
【図２】一例を示す要部拡大断面図。
【図３】他の一例を示す要部拡大断面図。
１ ペン先ホルダー ２ ボールペンチップ ３ インキ収容管 ３ａ 傾斜面 ３ｂ インキ収容管接続部 ３ｃ 周状の凸部 ４ 先金 ５ 軸 ６ 凸部 ７ 凹部
Claims (2)
- 【請求項１】 ペン先がペン先ホルダーを介してインキ
タンクに取り付けられたリフィルを有し、前記ペン先ホ
ルダーを、前記ペン先を先端突出する先軸とこの先軸が
接合固定される軸のペン先側の開口部端面とで挟持する
ことでリフィルを固定してなる筆記具において、前記ペ
ン先ホルダーの軸のペン先側の開口部端面に当接可能な
位置に複数の凸部を形成し、前記ペン先ホルダーがペン
先を先端突出する先軸とこの先軸が接合固定される軸の
ペン先側の開口部端面とで挟持された時にペン先ホルダ
ーの前記凸部が圧接変形することを特徴とする筆記具。 - 【請求項２】 前記ペン先を先端突出する先軸とこの先
軸が接合固定される軸のペン先側の開口部端面にチップ
ホルダーの後方凸部に対応する凹部を形成したことを特
徴とする請求項１記載の筆記具
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28032899A JP2001096971A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28032899A JP2001096971A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 筆記具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001096971A true JP2001096971A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17623487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28032899A Pending JP2001096971A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 筆記具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001096971A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002362084A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Pilot Corp | ボールペン |
| JP2010194953A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Pentel Corp | 軸と軸との連結構造 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP28032899A patent/JP2001096971A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002362084A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Pilot Corp | ボールペン |
| JP4688348B2 (ja) * | 2001-06-12 | 2011-05-25 | 株式会社パイロットコーポレーション | ボールペン |
| JP2010194953A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Pentel Corp | 軸と軸との連結構造 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7108097B2 (ja) | マーキングペン | |
| JP6038235B2 (ja) | 筆記具用キャップ及び筆記具 | |
| JP2001096971A (ja) | 筆記具 | |
| JP3942542B2 (ja) | 筆記具及び筆記具用キャップ | |
| US9981499B2 (en) | Ballpoint pen | |
| JPH0742793Y2 (ja) | 筆記具のキャップ装着構造 | |
| JPH0639485U (ja) | 筆記具のキャップ | |
| JP3928990B2 (ja) | 塗布具におけるキャップの嵌合構造 | |
| JPH10119481A (ja) | ノック式筆記具 | |
| JP6818073B2 (ja) | 消去部材を備える筆記具 | |
| TWI827627B (zh) | 筆記具 | |
| JP2517465Y2 (ja) | 筆記具などの軸体 | |
| JP2578273Y2 (ja) | 筆記具の消し具付きキャップ | |
| JP3393102B2 (ja) | ボールペンのチップ | |
| JP2017217759A (ja) | 筆記具 | |
| JP5340010B2 (ja) | 筆記具及びその製造方法 | |
| JP2590205Y2 (ja) | キャップ装着構造 | |
| JP2003136887A (ja) | 筆記具のキャップ | |
| JPH0565583U (ja) | 筆記具 | |
| JP6155095B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
| JP2513680Y2 (ja) | 筆記具 | |
| JP3476723B2 (ja) | 筆記具 | |
| JP4549561B2 (ja) | ボールペン | |
| JPS607193Y2 (ja) | 筆記具 | |
| JPH0733681U (ja) | ボールペン |