JP5340010B2 - 筆記具及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、筆記具に関する。詳細には、筆記具本体の後端部を筒体により構成し、前記筒体の内面に栓体を圧入固着し、前記栓体より前方の筒体内部にインキを収容してなる筆記具及びその製造方法に関する。
従来、特許文献1には、軸筒の後端開口部に尾栓(本願の栓体に相当)を嵌合し、軸筒の後端開口部を閉鎖する構成が開示されている。また、特許文献1には、軸筒の後端開口部内面の嵌合用突起と、尾栓の外面の嵌合用突起とが乗り越え嵌合する構成が開示されている。
また、特許文献2には、軸筒の後端に設けた凹部に尾冠(本願の突出部材に相当)を嵌合させる構成が開示され、具体的には、凹部内周面の内向突起と尾冠外周面の外向突起とが乗り越え嵌合する構成が開示されている。
実公昭63−23179号公報 実用新案登録第2607568号公報
前記特許文献1の筆記具において、軸筒を合成樹脂の射出成形により得る場合、前記軸筒の内面の嵌合用突起は、金型離型時のアンダーカット部となり、あまり大きく突出させることができない。そのため、製造ばらつきによっては、尾栓と軸筒との嵌合力が弱いものが発生し、さらに、軸筒内面の嵌合用突起の経時によるクリープ変形により嵌合力が低下し、尾栓の後方への脱落が生じやすくなる。
また、前記特許文献2の筆記具は、上記同様、軸筒を合成樹脂の射出成形により得る場合、前記軸筒の内面の内向突起は、金型離型時のアンダーカット部となり、あまり大きく突出させることができない。そのため、製造ばらつきによっては、尾冠と軸筒との嵌合力が弱いものが発生し、さらに、軸筒内面の内向突起の経時によるクリープ変形により嵌合力が低下し、尾冠の後方への脱落が生じやすくなる。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、栓体が軸筒の後方へ脱落することを確実に防止でき、また、突出部材が軸筒の後方へ脱落することを確実に防止できる筆記具及び筆記具の製造方法を提供しようとするものである。本発明で、筒体において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
[1]本願の第1の発明は、内部にインキが収容され且つ該インキが吐出可能なペン先21を前端に備えた筆記具本体2からなり、前記筆記具本体2の後端部を筒体4により構成し、前記筒体4が、前後方向に貫通する内孔と、該内孔に連通する前端開口部41及び後端開口部42とを備え、前記筒体4の内面に栓体5を圧入固着し、前記栓体5によって前端開口部41と後端開口部42との間の筒体4内部の通気を遮断し、前記栓体5前方の筒体4内部にインキを収容してなる筆記具であって、筒体4の内面に栓体5の外面と気密嵌合する内側シール部43を形成し、前記内側シール部43後方の筒体4の内面に、栓体5の後面と前後方向に当接し且つ栓体5の後方への移動を阻止する規制壁部44を一体に形成したことを要件とする。(図1〜図7対応)
前記第1の発明の筆記具1は、筒体4の内面に栓体5の外面と気密嵌合する内側シール部43を形成し、前記内側シール部43より後方の筒体4の内面に、栓体5の後面と前後方向に当接し且つ栓体5の後方への移動を阻止する規制壁部44を一体に形成したことにより、栓体5が軸筒の後方へ脱落することを確実に防止でき、その結果、栓体5内面と筒体4外面との気密嵌合が長期にわたり維持できる。
尚、前記第1の発明において、筒体4内部にインキを収容する構成とは、例えば、筒体4内部にインキを直接収容する構成(いわゆる直液式)、またはインキを含浸させたインキ吸蔵体を筒体4内部に収容する構成(いわゆる中綿式)が挙げられる。
[2]本願の第2の発明は、前記第1の発明の筆記具において、前記筒体4の内面の内側シール部43前方の内径を、内側シール部43の内径Cよりも大きく形成し、前記規制壁部44の内径Dを、前記内側シール部43の内径Cよりも小さく形成したことを要件とする。(図1〜図7対応)
前記第2の発明の筆記具1は、筒体4の内面の内側シール部43前方の内径を、内側シール部43の内径Cよりも大きく形成したこと(即ち、筒体4の前端から内側シール部43までの間の筒体4内径において、内側シール部43が最小内径であること)により、栓体5を、筒体4の前端開口部41から筒体4内部に円滑に挿入でき、内側シール部43と栓体5外面との適正な気密嵌合が得られる。その上、前記第2の発明の筆記具1は、前記栓体5を筒体4の前端開口部41から筒体4内部に挿入できるため、栓体5を筒体4の後端開口部42から筒体4内部に挿入する必要がなく、その結果、規制壁部44の内径Dを十分に小さく設定でき(即ち、規制壁部44の径方向の突出量を十分に大きく設定でき)、栓体5後面と規制壁部44との十分な当接量が得られ、栓体5が後方に脱落することを確実に防止できる。尚、内側シール部43の内径Cとは、内側シール部43の最小内径をいう。尚、規制壁部44の内径Dとは、規制壁部44の最小内径をいう。
[3]本願の第3の発明は、前記第1または第2の発明において、前記栓体5前方の筒体4の内部に、インキが含浸されたインキ吸蔵体22を収容し、インキ吸蔵体22の前端にペン先21を接続し、前記インキ吸蔵体22の後端と前記栓体5の前面とを前後方向に当接させ、前記栓体5をインキ吸蔵体22と規制壁部44とにより前後方向に挟持してなることを要件とする。(図1〜図7対応)
前記第3の発明の筆記具1は、前記栓体5をインキ吸蔵体22と規制壁部44とにより前後方向に挟持してなることにより、インキ吸蔵体22によって栓体5の前方への移動が阻止されるとともに、規制壁部44によって栓体5の後方への移動が阻止される。即ち、栓体5の前後方向の移動が確実に阻止され、栓体5外面と筒体4内面の内側シール部43との気密嵌合が長期にわたり適正に維持される。
[4]本願の第4の発明は、前記第1、第2または第3の発明において、前記筒体4の後端開口部42の内面に突出部材6を嵌着し、前記突出部材6の後端部を筒体4の後端よりも後方に突出させ、前記突出部材6の外面に外向突起61を形成し、前記規制壁部44よりも後方の筒体4の内面に内向突起45を一体に形成し、前記突出部材6外面の外向突起61と前記筒体4内面の内向突起45とを前後方向に乗り越えさせ、前記外向突起61と前記内向突起45とを抜け止め係止させ、前記内向突起45の内径Eを前記規制壁部44の内径Dよりも小さく形成したことを要件とする。(図1〜図5対応)
前記第4の発明の筆記具1は、内向突起45の内径Eを規制壁部44の内径Dよりも小さく形成したことにより、前記筒体4内面に一体に形成する内向突起45が金型の離型時のアンダーカット部となることを回避できる。それにより、前記内向突起の径方向内方への突出量を、従来のアンダーカット部からなる内向突起に比べ、格段に大きく形成することができ、内向突起45と突出部材6の外向突起61との抜け止め係止を強固にでき、突出部材6の脱落を確実に防止できる。尚、内向突起45の内径Eとは、内向突起45の最小内径をいう。
[5]本願の第5の発明は、筆記具本体2が、内部にインキが収容され且つ該インキが吐出可能なペン先21を前端に備え、前記筆記具本体2の後端部を筒体4により構成し、前記筒体4が、前後方向に貫通する内孔と、該内孔に連通する前端開口部41及び後端開口部42とを備え、前記筒体4の内面に栓体5を圧入固着し、前記栓体5によって前端開口部41と後端開口部42との間の筒体4内部の通気を遮断し、前記栓体5前方の筒体4内部にインキを収容してなる筆記具の製造方法であって、筒体4の前端開口部より筒体4の内部に栓体5を挿入し、前記栓体5外面を筒体4内面に気密嵌合させると同時に、前記栓体5後面を筒体4内面の規制壁部44に前後方向に当接させることを要件とする。
前記第5の発明の筆記具の製造方法によれば、栓体5を筒体4の後端開口部42から筒体4内部に挿入する必要がなく、その結果、規制壁部44の内径Dを十分に小さく設定でき(即ち、規制壁部44の径方向内方への突出量を十分に大きく設定でき)、栓体5後面と規制壁部44との十分な当接量が得られ、栓体5が後方に脱落することを確実に防止でき、その結果、栓体5内面と筒体4外面との気密嵌合が長期にわたり維持できる。
尚、前記第5の発明において、筒体4内部にインキを収容する構成とは、例えば、筒体4内部にインキを直接収容する構成(いわゆる直液式)、またはインキを含浸させたインキ吸蔵体を筒体4内部に収容する構成(いわゆる中綿式)が挙げられる。
[6]本願の第6の発明は、前記第5の発明の筆記具の製造方法において、前記筒体4の後端開口部に突出部材6を後方より前方に挿入し、前記突出部材6を、筒体4の後端より後方に突出させた状態で規制壁部44より後方の筒体4の後端開口部内面に挿着することを要件とする。
前記第6の発明の筆記具の製造方法によれば、栓体5と突出部材6とを互いに異なる方向から筒体4内部に挿入するため、栓体5と突出部材6との互いの干渉を容易に防止でき、栓体5及び突出部材6の適正な取り付けが可能となる。
尚、本発明において、前記内側シール部43とは、例えば、環状突起、または環状平滑面が挙げられる。また、本発明において、前記栓体5の外面には、筒体4内面の内側シール部43と気密嵌合する環状突起または環状平滑面からなる環状のシール部(即ち外側シール部51)が形成されることが好ましい。
尚、本発明において、前記規制壁部44とは、例えば、環状の小内径部、または軸方向に延びる複数のリブが挙げられる。前記規制壁部44の内径Dは、規制壁部44が軸方向に延びる複数本のリブである場合、横断面において複数本のリブの径方向頂部に接する内接円の直径をいう。
尚、本発明において、前記筒体4は、少なくとも筆記具本体2の後端部を構成するものであればよく、筒体4が筆記具本体2の略全体を構成するものでもよいし、筒体4が筆記具本体の後端部のみを構成するものでもよい。また、本発明において、筒体4をペン先21に固定する構成は、例えば、筒体4にペン先21を直接固定する構成、または筒体4にペン先保持筒3等の他の部材を介してペン先21を固定する構成が挙げられる。
尚、本発明において、突出部材6とは、例えば、熱変色性の筆跡を摩擦しその際の摩擦熱で筆跡を熱変色させる弾性材料からなる摩擦変色部材、栓体5前方のペン先21及びインキ収容部(インキ吸蔵体22やインキタンク等)から独立したペン先及びインキ収容部を有する筆記体ユニット、またはインキ色表示用にインキ色に着色された尾冠等が挙げられる。
本発明の筆記具によれば、栓体が軸筒の後方へ脱落することを確実に防止でき、その結果、栓体内面と筒体外面との気密嵌合が長期にわたり維持できる。
本発明の筆記具の製造方法によれば、栓体が軸筒の後方へ脱落することを確実に防止でき、その結果、栓体内面と筒体外面との気密嵌合が長期にわたり維持できる。
本発明の第1の実施の形態を示す縦断面図である。 図1の要部拡大縦断面図である。 図2のA‐A線断面図である。 図2のB‐B線断面図である。 図1において栓体及び突出部材を固着した筒体の縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す縦断面図である。 図6において栓体を固着した筒体の縦断面図である。
<第1の実施の形態>
図1乃至図5に本発明の第1の実施の形態を示す。
本実施の形態の筆記具1は、ペン先21と、該ペン先21が固着されるペン先保持筒3と、該ペン先保持筒3の後端と接続される筒体4と、該筒体4の後端開口部42に固着される突出部材6と、該突出部材6前方の筒体4の内面に固着される栓体5と、該栓体5前方の筒体4内部及びペン先保持筒3内部に収容されるインキ吸蔵体22と、を備えた筆記具本体2からなる。
・ペン先
前記ペン先21は、繊維の樹脂加工体からなる。前記ペン先21は、これ以外にも、例えば、ボールペンチップ、繊維束の熱融着加工体、フェルト加工体、パイプ状ペン体、先端にスリットを有する万年筆型板状ペン体、毛筆ペン体、合成樹脂の多孔質気泡体、軸方向のインキ誘導路を有する合成樹脂の押出成形体等が挙げられる。
・インキ吸蔵体
前記インキ吸蔵体22は、インキを含浸可能な連続気孔を有する部材(即ち多孔質材料)からなるものであればよく、例えば、繊維束の熱融着加工体、繊維束の樹脂加工体、フェルトの樹脂加工体、フェルトのニードルパンチ加工体、合成樹脂の連続気泡体等が挙げられる。また、前記インキ吸蔵体22は、その外周面に合成樹脂フィルム等よりなる外皮を備える構成でもよい。尚、前記インキ吸蔵体22の前面にペン先21の後端部が突き刺し接続される。
・ペン先保持筒
前記ペン先保持筒3は、合成樹脂の射出成形により得られる。前記ペン先保持筒3は、先細形状の前端部にペン先21が圧入固着され、先細形状の前端部より前方にペン先21の前端が突出される。前記ペン先保持筒3の内部に、インキ吸蔵体22の前部が収容され、前記インキ吸蔵体22の前端にペン先21の後端が突き刺し接続される。前記ペン先保持筒3の後端開口部は、筒体4の前端開口部41と気密嵌合により接続される。前記ペン先21外面とペン先保持筒3内面との間には、ペン先保持筒3内部と外気との連通が可能な通気路(図示せず)が形成される。
・筒体
前記筒体4は、合成樹脂の射出成形より得られる円筒体からなる。前記筒体4は、内孔が軸方向に貫通され、前記内孔が前端開口部41及び後端開口部42より外部に連通される。前記筒体4の前端開口部41の内面は、ペン先保持筒3の後端開口部42の外面と気密嵌合により接続される。
・内側シール部
筒体4の中間部または後部の内面には、環状の内側シール部43が形成される。前記内側シール部43は、環状平滑面または環状突起からなる。前記筒体4の前端開口部41から内側シール部43までの筒体4内面の内径は、内側シール部43の内径Cが最も小さく形成される。
・規制壁部
前記内側シール部43より後方の筒体4内面には、規制壁部44が一体に形成される。前記規制壁部44は、複数本(ここでは4本)の軸方向に延びるリブからなるが、環状の小内径部でもよい。前記規制壁部44の内径D(即ちリブの径方向頂部に接する内接円の直径)は、内側シール部43の内径Cより小さく形成される。前記規制壁部44の前端面は、軸線に対して垂直に形成される。尚。前記規制壁部44の内径Dは、本実施の形態では、規制壁部44の前端の内径である。
・内向突起
前記規制壁部44の後方の筒体4内面(即ち筒体4の後端開口部42内面)には、内向突起45が一体に形成される。前記内向突起45は環状突起または複数個の分散状突起からなる。前記内向突起45の内径(最小内径)Eは、規制壁部44の内径Dより小さく形成される。前記内向突起45の前端の角部は、鋭角または直角に形成される。前記内向突起45の後面は、後方に向かい内径が次第に大きくなる傾斜面を有する。
・栓体
前記栓体5は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された、合成樹脂の射出成形により得られる有底円筒体である。前記栓体5は、合成樹脂の射出成形により得られる。前記栓体5の外面は、前部の小外径部と、後部の大外径部とからなる。
前記栓体5の前端面(小外径部の前端面)には、前方に開口し且つ径方向に貫通する切り欠き52が形成される。前記栓体5の前端面には、インキ吸蔵体22の後端面が当接される。前記切り欠き52により、インキ吸蔵体22の後端面と外気との通気が可能となる。
前記栓体5の外面(栓体5の大外径部の外面)には、環状の外側シール部51が一体に形成される。前記外側シール部51は、環状突起または環状平滑面よりなる。前記外側シール部51は、内側シール部43の内径Cより僅かに大きい外径を有する。それにより、外側シール部51と内側シール部43との確実な気密嵌合が得られる。
前記栓体5の後端面(栓体5の底面)は、軸線に対して垂直面となっている。前記栓体5の後端は、規制壁部44の内径Dより大きい外径を有する。前記栓体5の後端は、規制壁部44と当接し、規制壁部44よりも前方に配置され、筒体4の後端より後方に突出されていない。それにより、筒体4の後端開口部42内に突出部材6が十分に挿入可能な空間を確保でき、筒体4の後端開口部42内面に容易に突出部材6を挿着させることができる。
また、前記栓体5の後端と前記突出部材6の前端とは非接触状態で配置される。それにより、栓体5と突出部材6の互いの干渉を防止でき、栓体5の外側シール部51と筒体4の内側シール部43との適正な気密嵌合、及び突出部材6の外向突起61と筒体4の内向突起45との適正な抜け止め係止が得られる。
・突出部材
前記突出部材6は、大径部と、大径部の前方に一体に連設される小径部とからなり、弾性材料により一体に形成される。前記突出部材6は、合成ゴムやエラストマー等の弾性材料により形成される。本実施の形態では、前記突出部材6は、熱変色性の筆跡の表面を擦って該筆跡を熱変色させる摩擦変色部材が採用される。前記弾性材料からなる突出部材6は、これ以外にも、消しゴム、または携帯情報端末に用いる入力ペンの入力部材等が挙げられる。前記突出部材6は、筒体4の後端開口部に後方から前方に向かって挿着される。
前記大径部の後面は凸曲面状を有する。前記大径部の前端には、筒体4の後端開口部42の開口端(具体的には筒体4の後端)に当接可能な肩部が形成される。前記大径部の最大外径は、筒体4の後端開口部42の内径よりも大きく且つ筒体4の後端の外径よりも小さく設定される。
前記小径部の前端部の外周面には環状の外向突起61が一体に形成される。前記外向突起61の前面は、後方に向かうに従い外径が次第に大きくなる傾斜面(即ち円錐面)を有する。前記外向突起61の後端は、直角または鋭角の角部を有する。
前記外向突起61の外径(最大外径)は、内向突起45の内径E(最小内径)より大きく形成され、外向突起61と内向突起45とが確実な抜け止め係止が可能となる。前記外向突起61の外径(最大外径)は、内向突起45後方の筒体4の後端開口部42の内径よりも小さく形成され、それにより、外向突起61と内向突起45後方の筒体4の後端開口部内面とが非嵌合状態に維持され、外向突起61が内向突起45を乗り越える直前までの突出部材6の円滑な挿入が可能となる。前記突出部材6の筒体4の後端開口部42への挿着が終了した状態(乗り越え嵌合が終了した状態)で、外向突起61後方の突出部材6の外面と内向突起45が嵌合する。
突出部材6の筒体4の後端開口部42への挿着が終了した状態(乗り越え嵌合が終了した状態)で、外向突起61の後端(即ち最大外径部)が内向突起45の前端(即ち最小内径部)よりも前方に位置し、内向突起45の前端と外向突起61の後端との間に、軸方向の隙間が形成される。それにより、外向突起61が内向突起45を後方から前方に乗り越える時、外向突起61と内向突起45との滑りが悪くても、外向突起61が内向突起45を確実に乗り越えることができる。
また、突出部材6の筒体4の後端開口部42への挿着が終了した状態(乗り越え嵌合が終了した状態)で、外向突起61の外面と、筒体4の内面(即ち規制壁部44の内面)との間には、径方向の隙間が形成される。それにより、外向突起61が内向突起45を後方から前方に乗り越える時、外向突起61と内向突起45との滑りが悪くても、外向突起61が内向突起45を確実に乗り越えることができる。
<第2の実施の形態>
図6及び図7に本発明の第2の実施の形態を示す。第2の実施の形態は、第1の実施の形態の突出部材6を備えない形態であり、他の構成は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態の筆記具1は、ペン先21と、該ペン先21が固着されるペン先保持筒3と、該ペン先保持筒3の後端と接続される筒体4と、筒体4の後端開口部42内面に固着される栓体5と、該栓体5前方の筒体4内部及びペン先保持筒3内部に収容されるインキ吸蔵体22と、を備えた筆記具本体2からなる。
・ペン先
前記ペン先21は、繊維の樹脂加工体からなる。前記ペン先21は、これ以外にも、例えば、ボールペンチップ、繊維束の熱融着加工体、フェルト加工体、パイプ状ペン体、先端にスリットを有する万年筆型板状ペン体、毛筆ペン体、合成樹脂の多孔質気泡体、軸方向のインキ誘導路を有する合成樹脂の押出成形体等が挙げられる。
・インキ吸蔵体
前記インキ吸蔵体22は、インキを含浸可能な連続気孔を有する部材(即ち多孔質材料)からなるものであればよく、例えば、繊維束の熱融着加工体、繊維束の樹脂加工体、フェルトの樹脂加工体、フェルトのニードルパンチ加工体、合成樹脂の連続気泡体等が挙げられる。また、前記インキ吸蔵体22は、その外周面に合成樹脂フィルム等よりなる外皮を備える構成でもよい。尚、前記インキ吸蔵体22の前面にペン先21の後端部が突き刺し接続される。
・ペン先保持筒
前記ペン先保持筒3は、合成樹脂の射出成形により得られる。前記ペン先保持筒3は、先細形状の前端部にペン先21が圧入固着され、先細形状の前端部より前方にペン先21の前端が突出される。前記ペン先保持筒3の内部に、インキ吸蔵体22の前部が収容され、前記インキ吸蔵体2にペン先21の後端が突き刺し接続される。前記ペン先保持筒3の後端開口部は、筒体4の前端開口部41と気密嵌合により接続される。前記ペン先21外面とペン先保持筒3内面との間には、ペン先保持筒3内部と外気との連通が可能な通気路(図示せず)が形成される。
・筒体
前記筒体4は、合成樹脂の射出成形より得られる円筒体からなる。前記筒体4は、内孔が軸方向に貫通され、前記内孔が前端開口部41及び後端開口部42より外部に連通される。前記筒体4の前端開口部41の内面は、ペン先保持筒3の後端開口部42の外面と気密嵌合により接続される。
・内側シール部
筒体4の中間部または後部の内面には、環状の内側シール部43が形成される。前記内側シール部43は、環状平滑面または環状突起からなる。前記筒体4の前端開口部41から内側シール部43までの筒体4内面の内径は、内側シール部43の内径Cが最も小さく形成される。
・規制壁部
前記内側シール部43より後方の筒体4内面には、規制壁部44が一体に形成される。前記規制壁部44は、複数本(ここでは4本)の軸方向に延びるリブからなるが、環状の小内径部でもよい。前記規制壁部44の内径D(即ちリブの径方向頂部に接する内接円の直径)は、内側シール部43の内径Cより小さく形成される。前記規制壁部44の前端面は、軸線に対して垂直に形成される。尚。前記規制壁部44の内径Dは、本実施の形態では、規制壁部44の前端の内径である。
・栓体
前記栓体5は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された、合成樹脂の射出成形により得られる有底円筒体である。前記栓体5は、合成樹脂の射出成形により得られる。前記栓体5の外面は、前部の小外径部と、後部の大外径部とからなる。
前記栓体5の前端面(小外径部の前端面)には、前方に開口し且つ径方向に貫通する切り欠き52が形成される。前記栓体5の前端面には、インキ吸蔵体22の後端面が当接される。前記切り欠き52により、インキ吸蔵体22の後端面と外気との通気が可能となる。
前記栓体5の外面(栓体5の大外径部の外面)には、環状の外側シール部51が一体に形成される。前記外側シール部51は、環状突起または環状平滑面よりなる。前記外側シール部51は、内側シール部43の内径Cより僅かに大きい外径を有する。それにより、外側シール部51と内側シール部43との確実な気密嵌合が得られる。
前記栓体5の後端面(栓体5の底面)は、軸線に対して垂直面となっている。前記栓体5の後端は、規制壁部44の内径Dより大きい外径を有する。前記栓体5の後端は、規制壁部44と当接し、規制壁部44よりも前方に配置され、筒体4の後端より後方に突出されていない。それにより、栓体5の後端を不用意に前方押圧すること回避でき、その結果、栓体5の外側シール部51と筒体4の内側シール部43との気密嵌合状態を誤って解除することを防止できる。
1 筆記具
2 筆記具本体
21 ペン先
22 インキ吸蔵体
3 ペン先保持筒
4 筒体
41 前端開口部
42 後端開口部
43 内側シール部
44 規制壁部
45 内向突起
5 栓体
51 外側シール部
52 切り欠き
6 突出部材
61 外向突起
C 内側シール部の内径
D 規制壁部の内径
E 内向突起の内径

Claims (6)

  1. 内部にインキが収容され且つ該インキが吐出可能なペン先を前端に備えた筆記具本体からなり、
    前記筆記具本体の後端部を筒体により構成し、前記筒体が、前後方向に貫通する内孔と、該内孔に連通する前端開口部及び後端開口部とを備え、
    前記筒体の内面に栓体を圧入固着し、前記栓体によって前端開口部と後端開口部との間の筒体内部の通気を遮断し、前記栓体前方の筒体内部にインキを収容してなる筆記具であって、
    筒体の内面に栓体の外面と気密嵌合する内側シール部を形成し、前記内側シール部後方の筒体の内面に、栓体の後面と前後方向に当接し且つ栓体の後方への移動を阻止する規制壁部を一体に形成したことを特徴とする筆記具。
  2. 前記筒体の内面の内側シール部前方の内径を、内側シール部の内径よりも大きく形成し、前記規制壁部の内径を、前記内側シール部の内径よりも小さく形成した請求項1記載の筆記具。
  3. 前記栓体前方の筒体の内部に、インキが含浸されたインキ吸蔵体を収容し、インキ吸蔵体の前端にペン先を接続し、前記インキ吸蔵体の後端と前記栓体の前面とを前後方向に当接させ、前記栓体をインキ吸蔵体と規制壁部とにより前後方向に挟持してなる請求項1または2記載の筆記具。
  4. 前記筒体の後端開口部の内面に突出部材を嵌着し、前記突出部材の後端部を筒体の後端よりも後方に突出させ、前記突出部材の外面に外向突起を形成し、前記規制壁部よりも後方の筒体の内面に内向突起を一体に形成し、前記突出部材外面の外向突起と前記筒体内面の内向突起とを前後方向に乗り越えさせ、前記外向突起と前記内向突起とを抜け止め係止させ、前記内向突起の内径を前記規制壁部の内径よりも小さく形成した請求項1乃至3の何れかに記載の筆記具。
  5. 筆記具本体が、内部にインキが収容され且つ該インキが吐出可能なペン先を前端に備え、前記筆記具本体の後端部を筒体により構成し、前記筒体が、前後方向に貫通する内孔と、該内孔に連通する前端開口部及び後端開口部とを備え、前記筒体の内面に栓体を圧入固着し、前記栓体によって前端開口部と後端開口部との間の筒体内部の通気を遮断し、前記栓体前方の筒体内部にインキを収容してなる筆記具の製造方法であって、筒体の前端開口部より筒体の内部に栓体を挿入し、前記栓体外面を筒体内面に気密嵌合させると同時に、前記栓体後面を筒体内面の規制壁部に前後方向に当接させることを特徴とする筆記具の製造方法。
  6. 前記筒体の後端開口部に突出部材を後方より前方に挿入し、前記突出部材を、筒体の後端より後方に突出させた状態で規制壁部より後方の筒体の後端開口部内面に挿着する請求項5記載の筆記具の製造方法。
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