JPS6036472Y2 - シヤ−プペンシルの折損芯除去具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、シャープペンシルの折損芯除去具に関する
。

従来、シャープペンシルには、折損芯を除去するための
ピン部材が設けられており、このピン部材は通常消しコ
ム等のノック部に止着されている。

従って、ノック部に対するピン部材の止着のために特別
な係止手段を必要とする欠点がある。

この考案は、シャープペンシルの芯パイプに嵌合される
嵌合部内にピン部材を圧挿するのみで容易にノック部に
係止することができるシャープペンシルの折損芯除去具
を提供することを目的とするものである。

以下、この考案の一実施例を第１図〜第２図を参照して
詳細に説明する。

先ず、第１図は、この考案を適用したシャープペンシル
の一例である。

３は、握持用のホルダーで、内部空間４には芯バイブロ
が軸方向に移動自在に収納されている。

ホルダー３の先端には、先金１が螺合されている。

他方、芯バイブロの先端には、リードチャック部５が結
合されていて、芯バイブロの移動に応じて先端パイプよ
り芯２を一定量ごとに繰り出すようになっている。

一方、芯バイブロの後端部には、第２図に拡大して示す
ようなノックキャップ７が外記嵌合されている。

このノックキャップ７は、先端側に筒状部８が、また後
端側には筒状部１０が設けられている。

そして、これらの各筒状部８および１０は、連通孔９ａ
を有する仕切り壁９を介して一体化されている。

このノックキャップ７は、好ましくは合成樹脂によって
一体成型される。

筒状部８の内側には、嵌合孔８ａが形成され、この嵌合
孔８ａ内には後述するように、ピン部材１２が圧挿され
ている。

一方、筒状部１０の内側には消しゴム嵌合孔１０ａが形
成されていて、その中に消しゴム１１が嵌装されている
。

そして、嵌合孔８ａの内壁で、かつ仕切壁９の隣設位置
に芯パイプ挿入量規制用のストッパー１３が突設されて
いる。

このストッパー１３位置で、かつ、嵌合孔８ａの内壁に
は軸方向に溝１５が穿設されている。

そしてピン部材１２のフック状に折曲された一端短片側
を芯バイブロと非接触状態で、溝１５、仕切壁９および
嵌合孔８ａの内壁に弾性圧挿されていると共に、他端長
片側の直線部すを嵌合孔８ａのほぼ中心部に位置させた
状態で外方に突出させている。

従って、ノックキャップ７の挿脱はストッパー１３によ
って芯バイブロの挿入量を規制されるので、容易かつス
ムーズに行なえる。

また、ピン部材１２の一端短片側は芯バイブロと非接触
状態なので、芯バイブロから傾斜させ乱暴に抜いても抜
脱することはない。

さらに、他端長片側を直線部すとし嵌合孔８ａのほぼ中
心部に位置させたので、芯除去の際、先金１内に容易に
挿入でき、芯除去動作が容易となる。

以上のようにこの考案によれば、ノックキャップの挿脱
をスムーズに行え、またピン部材の抜脱を防止でき、し
かも芯除去動作が容易となる等の実用的効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を適用したシャープペン
シルの縦断面図、第２図は、この考案の一実施例の要部
の断面図である。 ６・・・・・・芯パイプ、７・・・・・・ノックキャッ
プ、８゜１０・・・・・・筒状部、８ａ・・・・・・嵌
合孔、９・・・・・・仕切壁、１０ａ・・・・・・消し
ゴム嵌合孔、１２・・・・・ゼン部材、１３・・・・・
・ストッパー １５・・・・・・溝、ｂ・・・・・・直
線部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 仕切壁９によって先端側の筒状の嵌合孔８ａと後端側の
   消しゴム嵌合孔１０ａとに仕切形成され、該嵌合孔８ａ
   を介してシャープペンシルの芯バイブロの後端に外記嵌
   合されたノックキャップ７と、このノックキャップ７の
   上記嵌合孔８ａ内壁で、かつ上記仕切壁９の隣設位置に
   突設された芯パイプ挿入量規制用のストッパー１３と、
   このストッパー１３位置の上記嵌合孔８ａの内壁に軸方
   向に穿設された溝１５と、上記嵌合孔８ａに折曲状態で
   弾性圧挿され、フック状に折曲された一端短片側を該嵌
   合孔８ａ内壁に係止し、他端長片側を直線部すに形威し
   、該嵌合孔８ａ外へ突出させたピン部材１２とを備え、
   上記ピン部材１２は、上記フック状の一端短片側を上記
   芯バイブロと非接触で、上記溝１５、仕切壁９および嵌
   合孔８ａの内壁に圧入係止されていると共に、直線状の
   上記他端長片側を該嵌合孔８ａのほぼ中心部に位置させ
   ていることを特徴とするシャープペンシルの折損芯除去
   具。