JP2527847Y2 - タワ−クレ−ンのタワ−起伏制御油圧回路 - Google Patents

タワ−クレ−ンのタワ−起伏制御油圧回路

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JP2527847Y2
JP2527847Y2 JP1991001812U JP181291U JP2527847Y2 JP 2527847 Y2 JP2527847 Y2 JP 2527847Y2 JP 1991001812 U JP1991001812 U JP 1991001812U JP 181291 U JP181291 U JP 181291U JP 2527847 Y2 JP2527847 Y2 JP 2527847Y2
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安則 脇坂
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特にタワ−クレ−ンの
タワ−の起伏操作を容易に行い得るようにしたタワ−ク
レ−ンのタワ−起伏制御油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タワ−クレ−ンCは、タワ−の状態を示
す図の図4乃至図6に示すように、履帯式走行体C1の上
に上部旋回体C2が垂直軸心回りに旋回自在に支持され、
上部旋回体C2により、先端においてジブブ−ムB2(以
下、ジブという)を折り畳み、かつ起伏自在に支持する
タワ−B1が起伏自在に支持されている。そして、折り畳
まれたジブB2は、リミットスイッチを備えたジブラッチ
(図示省略)によってタワ−B1に固定されるようになっ
ている。
【0003】一方、タワ−クレ−ンCのタワ−起伏制御
油圧回路は、その油圧回路図の図3に示すように、タワ
−B1を起伏させるタワ−用ドラムD1を正逆自在に回転さ
せる第1油圧回路1と、タワ−B1の先端に支持されてな
るジブB2を起伏させるジブ用ドラムD2を正逆自在に回転
させる第2油圧回路11とからなっている。
【0004】先ず、第1油圧回路1の詳細は、タワ−用
ドラムD1を正逆自在に回転させる油圧モ−タ2に連通
し、かつこの油圧モ−タ2に作動油を切替えて供給する
制御弁5が介装されてなるタワ−用ドラム巻き上げ側油
圧管路3と、タワ−用ドラム巻下げ側油圧管路4とを備
えてなる構成になっている。
【0005】次に、第2油圧回路11の詳細は、ジブ用ド
ラムD2を正逆自在に回転させる油圧モ−タ12に連通し、
かつこの油圧モ−タ12に作動油を切替えて供給する制御
弁15が介装されてなるジブ用ドラム巻き上げ側油圧管路
13と、ジブ用ドラム巻下げ側油圧管路14とを備えてなる
構成であって、上記説明から良く理解されるように、第
1油圧回路1と全く同構成になるものである。
【0006】以下、タワ−B1の起立作業を説明すると、
起立作業は、タワ−起立前の状態を示す図の図4と、タ
ワ−起立途中の状態を示す図の図5と、タワ−起立状態
を示す図の図6との順に従って行われるが、先ず第1油
圧回路1の制御弁5を切替えてタワ−用ドラム巻き上げ
側油圧管路3に作動油を供給して油圧モ−タ2によりタ
ワ−用ドラムD1をタワ−用ロ−プR1を巻上げる方向に回
転させる。
【0007】そして、タワ−用ロ−プR1の巻上げにより
タワ−B1が起立し始めると、ジブ用ドラムD2に巻回され
てなるジブB2のジブ用ロ−プR2の弛みを防止するため
に、第2油圧回路11の制御弁15を切換えてジブ用ドラム
巻き上げ側油圧管路13に作動油を供給して油圧モ−タ12
によりジブ用ドラムD2をジブ用ロ−プR1を巻上げる方向
に回転させている。勿論、所定のクレ−ン作業終了後に
起立状態のタワ−B1を倒す場合には、上記した作業手順
と逆の手順によっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、タワ−の起
立作業において最も重要な点は、タワ−の起立角度に合
わせてジブ用ロ−プに適度の緊張力を与えながら、この
ジブ用ロ−プをジブ用ドラムD2によって巻上げることで
ある。
【0009】例えば、ジブ用ロ−プの巻上げが遅れると
ジブ用ロ−プが弛むので、ジブ用ロ−プに乱巻きが生
じ、また逆に速過ぎるとジブ用ロ−プに作用する緊張力
が強くなり過ぎて、ジブ用ロ−プを保護するガイドシ−
ブの支持フレ−ムが破損したりする恐れが生じる。この
ことは、タワ−の起立作業に際して極めて高度な運転技
量が要求されることを物語るものである。
【0010】従って、本考案はそれほど高度な運転技量
がなくても容易にタワ−の起立を可能ならしめるタワ−
クレ−ンのタワ−起伏制御油圧回路の提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は上記実情に鑑み
てなされたものであって、従って本考案に係るタワ−ク
レ−ンのタワ−起伏制御油圧回路の構成は、タワ−起伏
用のロ−プを巻上げ・巻戻すタワ−用ドラムを正逆回転
させる第1油圧回路を備え、タワ−の先端で起伏自在に
支持されてなるジブブ−ムを起伏させるジブブ−ム起伏
用のロ−プを巻上げ・巻戻すジブブ−ム用ドラムを正逆
回転させる第2油圧回路を備えてなるタワ−クレ−ンの
タワ−起伏制御油圧回路において、前記第2油圧回路の
ジブブ−ム起伏用のロ−プ巻上げ側の油圧管路の途中
に、前記ジブブ−ム起伏用のロ−プを保護するガイドシ
ーブの支持フレーム等に損傷を及ぼさない程度の緊張力
を前記ジブブーム起伏用のロープに与えるリリーフ圧力
遠隔制御により切換え可能なリリ−フ弁が介装されて
なるドレ−ン管路を連通させたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本考案に係るタワ−起伏制御油圧回路によれ
ば、タワ−起伏制御油圧回路を構成する第1・第2油圧
回路のうち、ジブブ−ムを起伏させるジブ起伏用のロ−
プを巻上げ・巻戻すジブ用ドラムを正逆回転させる第2
油圧回路のジブ起伏用のロ−プ巻上げ側の油圧管路の途
中に、遠隔制御によりリリ−フ圧力を自在に設定し得る
リリ−フ弁が介装されてなるドレ−ン管路を連通させた
ので、リリ−フ弁のリリ−フ圧力の設定によるジブ起伏
用のロ−プ巻上げ側の油圧管路内圧力が調整され、これ
によりジブ用ドラムのロ−プ巻上げ力の程度が加減され
る。
【0013】
【実施例】本考案に係る実施例を、タワ−起伏制御油圧
回路の第2油圧回路図の図1と、他の実施例を示す第2
油圧回路の部分回路図の図2を参照しながら、従来と同
一のものを同一符号を以て、構成上相違する点について
だけ以下に説明する。即ち、タワ−起伏制御油圧回路の
構成は従来と略同構成で、相違するところは第2油圧回
路に以下に説明する構成になるドレン管路を付設したと
ころにある。
【0014】より詳しくは、第2油圧回路11のジブ用ド
ラム巻上げ側油圧管路13の途中に、リリ−フ弁17が介装
されてなるドレ−ン管路16が連通し、このリリ−フ弁17
には2位置の電磁切替弁19が介装されてなるリリ−フ弁
制御管路18が連通している。
【0015】つまり、リリ−フ弁制御管路18には油圧ポ
ンプ20から供給された作動油が電磁切替弁19のa位置と
b位置とに切替えられることにより、リリ−フ弁17のリ
リ−フ圧力が設定される構成であって、a位置側に切替
えられるとリリ−フ弁17のリリ−フ圧力が280 Kgf/
cm2 に設定される一方、b位置側に切替えられるとリリ
−フ弁17のリリ−フ圧力が50 Kgf/cm2 に設定される
ようになっている。
【0016】上記リリ−フ弁17の50 Kgf/cm2 の設定
リリ−フ圧力は、ジブ用ロ−プR2を保護するガイドシ−
ブの支持フレ−ム等の他の部品に損傷を及ぼさない程度
に、ジブ用ロ−プR2に対して緊張力を与えながらこれを
巻上げ得る回転力をジブ用ドラムD2に与えるように設定
したものである。
【0017】上記電磁切替弁19は、運転室に操作スイッ
チを設け、これを操作して切替えることも、また図示省
略しているが、折り畳まれたジブを固定するジブラッチ
に付設されてなるリミットスイッチからの電気信号によ
って切替えることもできる。
【0018】以下、タワ−の起立作業順を図4、図5及
び図6に従って説明すると、先ず第1油圧回路の制御弁
を切替えてタワ−用ドラム巻き上げ側油圧管路に作動油
を供給して油圧モ−タによりタワ−用ドラムをタワ−用
ロ−プを巻上げる方向に回転させると共に、電磁切替弁
19をb位置に切替えてリリ−フ弁17のリリ−フ圧力を5
0 Kgf/cm2 に設定する。
【0019】そして、従来と同様に、第2油圧回路11の
制御弁15を切替えてジブ用ドラム巻き上げ側油圧管路13
に作動油を供給して油圧モ−タ12によりジブ用ドラムD2
をジブ用ロ−プR1を巻上げる方向に回転させると、リリ
−フ弁17のリリ−フ圧力が50 Kgf/cm2 に設定されて
いるが故に、ジブ用ロ−プR1は適切な緊張力が付与され
ながら弛んだりすることなく巻上げられる。
【0020】従って、電磁切替弁19をb位置に切替える
と共にタワ−用ドラムD1と、ジブ用ドラムD2をロ−プ巻
上げ側に回転させるだけで、微妙な圧力調整やレバ−操
作をするまでもなく何の支障もなくタワ−B1を起立させ
ることが可能になる。
【0021】なお、以上では油圧ポンプ20により作動油
を供給して電磁切替弁19を切替える例を説明したが、図
2において示すように、リリ−フ弁17のパイロット回路
17aに電磁切替弁19を介装したとしても上記実施例と同
等の効果が得られる。
【0022】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案に係るタワ
起伏制御油圧回路によれば、ジブブ−ムを起伏させる
ジブ起伏用のロ−プを巻上げ・巻戻すジブ用ドラムを正
逆回転させる第2油圧回路のジブ起伏用のロ−プ巻上げ
側の油圧管路の途中に、遠隔制御によりリリ−フ圧力を
自在に設定し得るリリ−フ弁が介装されてなるドレ−ン
管路を連通させた。
【0023】従って、リリ−フ弁のリリ−フ圧力の設定
によるジブ起伏用のロ−プ巻上げ側の油圧管路内圧力の
調整によりジブ用ドラムのロ−プ巻上げ力の程度が加減
されるので、加減された緊張力を付与された状態でロ−
プがジブ用ドラムに巻上げられるため、従来のように第
2油圧回路の微妙な操作をするまでもなくタワ−の起立
作業が行え、タワ−の起立作業の容易化と作業能率の向
上とに対して極めて多大な効果を期待することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るタワ−クレ−ンのタワ−
起伏制御油圧回路の第2油圧回路図である。
【図2】本考案の他の実施例に係るタワ−クレ−ンのタ
ワ−起伏制御油圧回路の第2油圧回路の部分回路図であ
る。
【図3】従来例に係るタワ−クレ−ンのタワ−起伏制御
油圧回路図である。
【図4】タワ−クレ−ンのタワ−起立前の状態を示す図
である。
【図5】タワ−クレ−ンのタワ−起立途中の状態を示す
図である。
【図6】タワ−クレ−ンのタワ−起立状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…第1油圧回路、2…油圧モ−タ、3…タワ−用ドラ
ム巻上げ側油圧管路、4…タワ−用ドラム巻下げ側油圧
管路、5…制御弁、11…第2油圧回路、12…油圧モ−
タ、13…ジブ用ドラム巻上げ側油圧管路、14…ジブ用ド
ラム巻下げ側油圧管路、15…制御弁、16…ドレ−ン管
路、17…リリ−フ弁、17a …リリ−フ弁のパイロット回
路、18…リリ−フ弁制御管路、19…電磁切替弁、20…油
圧ポンプ、B1…タワ−、B2…ジブ、C…タワ−クレ−
ン、C1…履帯式走行体、C2…上部旋回体、D1…タワ−用
ドラム、D2…ジブ用ドラム、R1…タワ−用ロ−プ、R2
ジブ用ロ−プ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タワ−起伏用のロ−プを巻上げ・巻戻すタ
    ワ−用ドラムを正逆回転させる第1油圧回路を備え、タ
    ワ−の先端で起伏自在に支持されてなるジブブ−ムを起
    伏させるジブブ−ム起伏用のロ−プを巻上げ・巻戻すジ
    ブブ−ム用ドラムを正逆回転させる第2油圧回路を備え
    てなるタワ−クレ−ンのタワ−起伏制御油圧回路におい
    て、前記第2油圧回路のジブブ−ム起伏用のロ−プ巻上
    げ側の油圧管路の途中に、前記ジブブ−ム起伏用のロ−
    プを保護するガイドシーブの支持フレーム等に損傷を及
    ぼさない程度の緊張力を前記ジブブーム起伏用のロープ
    に与えるリリーフ圧力に遠隔制御により切換え可能なリ
    リ−フ弁が介装されてなるドレ−ン管路を連通させたこ
    とを特徴とするタワ−クレ−ンのタワ−起伏制御油圧回
    路。
JP1991001812U 1991-01-24 1991-01-24 タワ−クレ−ンのタワ−起伏制御油圧回路 Expired - Lifetime JP2527847Y2 (ja)

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JPS5953396A (ja) * 1982-09-22 1984-03-28 日立建機株式会社 移動式クレ−ンのガントリ−起立装置

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