JP2527360Y2 - 自主検定機における三方均分器 - Google Patents

自主検定機における三方均分器

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JP2527360Y2
JP2527360Y2 JP1083091U JP1083091U JP2527360Y2 JP 2527360 Y2 JP2527360 Y2 JP 2527360Y2 JP 1083091 U JP1083091 U JP 1083091U JP 1083091 U JP1083091 U JP 1083091U JP 2527360 Y2 JP2527360 Y2 JP 2527360Y2
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hopper
discharge hopper
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愛次郎 金子
信行 阿部
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KANEKONOKI CO., LTD.
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KANEKONOKI CO., LTD.
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  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、共同乾燥施設におい
て、個人別、荷口人別に持ち込まれた各原料穀物の持ち
分を明確にするため、生産者、個人別、荷口人別ごとの
原料穀物についてそれぞれ検定を行い、穀物の売り渡し
の際の生産者売渡し代金の配分ならびにこれに付随する
諸支払金、施設利用料金の算出基準数字を得るために試
料穀物乾燥機により乾燥された少量の試料穀物を、処理
用試料穀物、パック用試料穀物および溢流試料穀物の3
種類に均分する自主検定機における三方均分器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、共同乾燥施設において、個人別お
よび荷口人別に持ち込まれた各原料穀物の持ち分を明確
にするため、生産者、個人別、荷口人別ごとの原料穀物
についてそれぞれ検定を行い、穀物売り渡しの際の生産
者売渡し代金の配分ならびにそれに付随する諸支払金、
施設利用料金の算出数字を得る目的のために、個人別お
よび荷口人別に持ち込まれた任意量の穀物の中より少量
(例えば1Kg)の穀物を抽出し、これらの穀物をサン
プルボックス1に収容し、テストドライヤ(図示せず)
により一定の水分(例えば14.5%)に乾燥して得ら
れた多数の試料穀物を搬送ベルト2を介し三方均分器3
に供給して3等分し、その中の一つは何等の処理を施さ
ず器外に排出し、他の試料穀物は比較用原料としてその
まま袋詰めすると共に、他の試料穀物はその重量を計量
器4で計量し、次いで籾摺機5、選別機6を通過させて
整粒および屑粒を取出した後、該整粒および屑粒を再び
上記計量器4に供給してその重量を夫々計量し、整粒歩
留および屑粒歩留を算出せしめ、摺米売り渡しの際の生
産者売渡し代金の配分ならびにこれに付随する諸支払
金、施設利用料金の算出基準用のサンプルである試料穀
物(原料)、整粒、屑粒を得るようにした自主検定機
は、図5に示されたように本出願前知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従前のこの
種、自主検定機に利用されている三方均分器は、本体7
内部に等間隔をおいて2枚の仕切板8、8を立設して本
体7内部を3等分すると共に、2枚の仕切板8、8の先
端側は搬送ベルト2の末端上にのぞませてあり、しかも
3等分された各室9a、9b,9cの下端には、それぞ
れ排出ホッパー10、11、12がそれぞれ設けられた
構成となっていたものである。
【0004】しかしながら、上記の如き構成の三方均分
器においては、原料の相違あるいは試料穀物量等の相違
によって均等の状態のもとに分離することができない許
りか、試料穀物の器外排出を正確に営ませることができ
ないという問題点を有してした。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、試料穀物の分離手段を堰板方式ではなく溢粒方
式として、搬送されてきた試料穀物を均等量宛正確に3
等分せしめて試料穀物の自主検定作業を能率よく達成さ
せることができる自主検定機における三方均分器を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における自主検定機における三方均分器は、
ホッパー本体内部の下半分を3等分して、左右両側に上
部を開放し、底部はシャッタにより開閉路された処理用
の試料穀物を収容する処理用排出ホッパーとパック用の
試料穀物を収容するパック用排出ホッパーをそれぞれ設
けると共に、前記処理用排出ホッパーとパック用排出ホ
ッパーとの間は処理用排出ホッパーおよびパック用排出
ホッパーよりそれぞれ溢流した試料穀物を排出する溢流
用排出ホッパーとしてなるものである。
【0007】そして、処理用排出ホッパーおよびパック
用排出ホッパーの上部開放部は前後移動する規制体によ
りそれぞれ開閉塞せしめたものである。
【0008】また、ホッパー本体内部の上方位置には、
ホッパー本体内に供給された試料穀物を左右の処理用排
出ホッパーおよびパック用排出ホッパー内に誘導落入さ
せる分離案内体を配設してなるものである。
【0009】
【作用】今、個人別あるいは荷口人別に持ち込まれた任
意数の穀物の中より少量(例えば1Kg)の穀物を抽出
し、これらの穀物を試料穀物乾燥機により一定の水分
(例えば14.5%)に乾燥した多数の試料穀物を得
る。このようにして、夫々の試料穀物が得られたなら
ば、上記多数の試料穀物の一部(例えば540g)を抽
出し、これを搬送装置により三方均分器に供給する。さ
すれば、前記試料穀物はホッパー本体内の上部位置に配
設された分離案内体により二分され、底部がシャッタに
より閉路された左右の処理用排出ホッパーとパック用排
出ホッパー内に収容されると共に、処理用排出ホッパー
およびパック用排出ホッパーより溢流した試料穀物は中
央に配設された溢流用排出ホッパー内に落入してホッパ
ー本体外に排出される。したがって、上記作動によりホ
ッパー本体内に供給された試料穀物は自動的に3等分さ
れる。なお、処理用排出ホッパー内に収容された試料穀
物はシャッタの開作動により計量器、籾摺機、選別機を
順次経て整粒および屑粒となり、最後に計量器の重量計
測で整粒歩留および屑粒歩留を算出し、諸支払金、施設
利用料金の算出用サンプルとしてそれぞれ別個に袋詰め
される。また、パック用排出ホッパー内に収容された試
料穀物はシャッタの開動作に伴ないそのまま検定時にお
ける比較原料として袋詰されるものである。
【0010】なお、自主検定作業を何等かの原因により
中断したい時には、規制板を図4の実線矢印方向に前進
して処理用排出ホッパーおよびパック用排出ホッパーの
上部開放部を閉じれば、ホッパー本体内に供給された試
料穀物の総ては中央の溢流用排出ホッパーを経て外部に
そのまま排出される。また、自主検定作業を再開したい
時には、規制板を点線矢印方向に向け引き出せればよ
い。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1ないし図5において、101は、個人別および荷口人
別に持ち込まれた任意量の穀物の中より少量(例えば1
Kg)の穀物を抽出し、これらの穀物をサンプルボック
ス102に収容し、テストドライヤ(図示せず)により
一定の水分(例えば14.5%)に乾燥して得れた多数
の試料穀物を搬送ベルト103を介し三方均分器104
に供給して3等分し、その中の一つは何等の処理を施さ
ず器外に排出し、他の試料穀物は比較用原料としてその
ままパックすると共に、他の試料穀物はその重量を計量
器105で計量し、次いで籾摺機106、選別機107
を通過させて整粒および屑粒を取出した後、該整粒およ
び屑粒を再び上記計量機105に供給してその重量を夫
々計量し、整粒歩留および屑粒歩留を算出せしめ、穀物
売り渡しの際の生産者売渡し代金の配分ならびにこれに
付随する諸支払金、施設利用料金の算出基準用のサンプ
ルである試料穀物(原料)、整粒、屑粒を得ることがで
きる自主検定機である。前述した三方均分器104は、
上部開放部に搬送ベルト103の搬送末端側をのませた
ホッパー本体108の下半分を3等分して、左右両側に
上部を開放し、底部はシャッタ109、110により開
閉路された処理用の試料穀物を収容する処理用排出ホッ
パー111とパック用試料穀物を収容するパック用排出
ホッパー112を、また中央に処理用排出ホッパー11
1およびパック用排出ホッパー112よりそれぞれ溢流
した試料穀物をホッパー本体108外にそのまま排出す
る溢流用排出ホッパー113を設けて構成されている。
そして、ホッパー本体108内の上方中央位置には、ホ
ッパー本体108内に供給された試料穀物を2分して左
右の処理用排出ホッパー111およびパック用排出ホッ
パー112内に誘導落入させるための山形状を呈する分
離案内体114が配設されている。115は、左右の処
理用排出ホッパー111およびパック用排出ホッパー1
12の上部開放部を開閉塞させるための規制体であっ
て、該規制体115は操作杆118の前後進作動により
左右の処理用排出ホッパー111およびパック用排出ホ
ッパー112の上部開放部を同時に開閉塞するために、
互いに内側に向け傾斜した2枚の閉塞板116、116
を連結板117で一体に連結して構成したものであり、
前記操作杆118の一端はホッパー本体108の側部に
設けた軸受部119に軸架されると共に、他端はホッパ
ー本体108より延出させた支持体120に軸架されて
いる。したがって、ホッパー本体108の一側には規制
体115が抜き差し自在に挿入できる2箇所の傾斜溝が
設けられている。121は、シャッタ109、110を
作動させるためのエアーシリンダーである。
【0012】
【考案の効果】本考案は、上述のとおりに構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。ホッパー本体内に
供給された試料穀物を分離案内体により強制的に2分し
て、それぞれの試料穀物をシャッターにより閉路された
処理用排出ホッパーおよびパック用排出ホッパー内に収
納せしめると共に、余分の試料穀物は中央に設けた溢流
用排出ホッパー内に溢流せしめた後、器外に排出せしめ
たので、ホッパー本体内に供給された試料穀物を処理
用、パック用および器外排出用の3種となるよう正確に
均分し、適確な自主検定作業を能率的に行わせることが
できる許りか、必要に応じて試料穀物の自主検定作業を
中断したい時には規制体により処理用排出ホッパーおよ
びパック用排出ホッパーの上部開放部を閉塞して試料穀
物の総てを溢流用排出ホッパーを介し器外に排出せしめ
ることができるは勿論のこと、ホッパー本体内に供給さ
れた試料穀物は分離案内体により2分して処理用排出ホ
ッパーおよびパック用排出ホッパー内へそれぞれ正確に
供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自主検定機の見取図である。
【図2】作用説明図である。
【図3】均分器の一部切欠した縦断正面図である。
【図4】均分器の一部を切欠し、要部を破断した側面図
である。
【図5】従来の自主検定機の見取図である。
【符号の説明】
101 自主検定機 104 三方均分器 108 ホッパー本体 109、110 シャッタ 111 処理用排出ホッパー 112 パック用排出ホッパー 113 溢流用排出ホッパー 114 分離案内体 115 規制体

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパー本体内部の下半分を3等分し
    て、左右両側に上部を開放し、底部はシャッタにより開
    閉路された処理用の試料穀物を収容する処理用排出ホッ
    パーとパック用の試料穀物を収容するパック用排出ホッ
    パーをそれぞれ設けると共に、前記処理用排出ホッパー
    とパック用排出ホッパーとの間は処理用排出ホッパーお
    よびパック用排出ホッパーよりそれぞれ溢流した試料穀
    物を排出する溢流用排出ホッパーとしたことを特徴とす
    る自主検定機における三方均分器。
  2. 【請求項2】 処理用排出ホッパーおよびパック用排出
    ホッパーの上部開放部は前後移動する規制体によりそれ
    ぞれ開閉塞せしめたことを特徴とする請求項1記載の自
    主検定機における三方均分器。
  3. 【請求項3】 ホッパー本体内部の上方位置には、ホッ
    パー本体内に供給された試料穀物を左右の処理用排出ホ
    ッパーおよびパック用排出ホッパー内に誘導落入させる
    分離案内体を配設したことを特徴とする請求項1記載の
    自主検定機における三方均分器。
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