JP2593797B2 - 穀物用テストドライヤ - Google Patents

穀物用テストドライヤ

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JP2593797B2
JP2593797B2 JP6150447A JP15044794A JP2593797B2 JP 2593797 B2 JP2593797 B2 JP 2593797B2 JP 6150447 A JP6150447 A JP 6150447A JP 15044794 A JP15044794 A JP 15044794A JP 2593797 B2 JP2593797 B2 JP 2593797B2
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は米を主として麦などを対
象穀物とし、荷受部・乾燥部・貯留部・調製出荷部など
で構成されるライスセンタ・カントリエレベータ・ドラ
イストアなどの穀物共同乾燥施設における穀物用テスト
ドライヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭60−44412号公報に
示す如く、エンドレスチェンに複数の受棚板を設け、受
棚板に本を載せて冷却乾燥させる技術がある
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、本の
表紙をとじる接着剤が冷却固化するまで受棚板に載せる
ものであり、本を載せた受棚板が一循環(一定塵経過)
したときに本を取出すから、前記技術を利用してサンプ
ル穀粒を乾燥させることにより、個人別荷口別に集めた
乾燥前のサンプル穀粒の水分を略均一にしてから収納体
に入れる必要がある等の不具合があり、複数のサンプル
穀粒を略一定水分に乾燥させる作業の簡略 化並びに自動
化を容易に図り得ない等の問題がある
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、サン
プル穀粒を入れる複数の収納体をエンドレス循環路に配
設させ、熱風供給部材及び排気部材を備えるドライヤ機
筐にエンドレス循環路を内設させると共に、収納体を検
出してサンプル穀粒を投入するセンサ及び投入部材と、
収納体を検出して水分検出部材によるサンプル穀粒の水
分測定動作を行わせるセンサ及び測定部材と、収納体を
検出してサンプル穀粒を取出すセンサ及び排出部材を、
前記エンドレス循環路に設けたもので、熱風供給部材及
び排気部材によって乾燥状態に保つドライヤ機筐内部に
エンドレス循環路を介して複数の収納体を設けるから、
複数の収納体をコンパクトに配設し得、かつ各収納体の
乾燥条件を略等しく保ち得ると共に、サンプル穀粒を投
入する収納体、及びサンプル穀粒の水分を測定する収納
体、及びサンプル穀粒を取出す収納体を夫々検出してサ
ンプル穀粒の投入及び水分測定及び取出し作業を行わせ
るから、水分が不均一な未乾燥サンプル穀粒を均一水分
に乾燥させる作業の簡略化並びに自動化を容易に行い
得、また個人別荷口別に仕分けたサンプル穀粒を他の穀
粒と誤認する等の不具合をなくし得、荷受管理作業性の
向上並びに荷受穀粒の品質検査の公正化などを容易に図
り得るものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1はテストドライヤの断面説明図、図2は施設
全体の説明図であり、荷受計量部(1)(2)からサン
プル籾を取出して乾燥並びに自主検査を行うもので、個
人別・荷口別に生籾を投入してこの重量を計る荷受計量
機(3)と、前記計量機(3)の生籾をコンベア(4)
(5)により搬入してプールする貯槽(6)と、前記貯
槽(6)からの生籾重量を計る計量槽(7)と、コンベ
ア(5)からの籾中の藁屑などを除去する粗選機(8)
及びコンベア(8a)と、前記槽(7)からの籾を籾サ
イロ又は乾燥部に払出す払出タンク(9)などにより、
前記各荷受計量部(1)(2)を構成するもので、籾の
重量並びに水分を連続的に測定すると共に、その籾は乾
燥部から籾摺選別を行う調製出荷部に運ばれ、玄米に調
製されて貯留又は出荷される一方、事務演算器(10)
に接続している集中制御器(11)に荷受操作盤(1
2)からの荷受(コード)番号と計量槽(7)の出力部
(13)からの荷受データ(籾重量及び水分量)とを入
力するように構成している。
【0006】さらに、自主検査を行うためのサンプル穀
粒であるサンプル籾を取出す縮分器(14)を備え、前
記計量槽(7)で計量済みの生籾の一部をサンプル籾と
して縮分器(14)に取出し、出荷された未調製生籾か
ら均一に定量(約800グラム)のサンプル籾を前記縮
分器(14)及び定量分岐弁(15)を介して取出すと
共に、分岐弁(15)からの一定量のサンプル籾をサン
プルローダ(16)により後述するテストドライヤ(1
8)に移送し、また縮分器(14)の余剰サンプル籾を
払出タンク(9)に戻すもので、個人別・荷口別に出荷
計量する毎にこの作業の途中で一定量のサンプル籾をサ
ンプルローダ(16)に取出すように構成している。
【0007】また、前記サンプルローダ(16)からの
サンプル籾を略一定含水量に乾燥させるテストドライヤ
(18)を備え、前記ローダ(16)からドライヤ(1
8)の受入ホッパー(19)(19)にサンプル籾を送
り込むとき、各ローダ(16)(16)の二経路の判別
信号を集中制御部(11)に出力し、また前記ドライヤ
(18)に送り込まれたサンプル籾の受入番号をナンバ
ーリーダ(20)により読取ると共に、乾燥後のサンプ
ル籾を送出口(21)から放出するとき、放出されるサ
ンプル籾の受入番号をナンバーリーダ(22)により読
取り、サンプル籾の移動位置を集中制御器(11)に入
力するように構成している。
【0008】次いで、前記ドライヤ(18)で乾燥させ
たサンプル籾を整粒(整玄米)と屑粒(屑米)とに分け
てこれらの割合を測定する自主検査機(23)を備え、
前記送出口(21)からの乾燥サンプル籾を定量分岐弁
(24)を介して1回の自主検査に必要な量(300グ
ラム)だけ受入ホッパー(25)に投入し、またサンプ
ル包装機(26)により余分な乾燥サンプル籾を密封包
装し、その袋に荷受番号を印刷して保管すると共に、自
主検査機(23)から取出される玄米をサンプル玄米と
してサンプル包装機(27)により密封包装し、その袋
に荷受番号を印刷して保管するもので、整玄米と屑米の
量を集中制御器(11)に入力し、この割合を算出して
記録するように構成している。
【0009】前記テストドライヤ(18)は、前記サン
プルローダ(16)に取出される一定量のサンプル籾を
収納体であるネット状袋体(28)…に袋詰めされたも
のを乾燥室(18a)内で乾燥するもので、図3乃至図
5にも示す如く、駆動スプロケット(29)…及び遊動
スプロケット(30)…間に張架するエンドレスチェン
(31)に穀粒支持体であるクリップ(32)を介し前
記袋体(28)…を吊下げて乾燥室(18a)内を定速
度で循環移動させる穀粒搬送機構であるチェンコンベア
(33)と、ドライヤ機筐(34)内部にこの下方の吸
気口(35)より熱風を取入れるヒータ(36)と、前
記コンベア(33)の蛇行経路(37)に沿わせてくし
状に延設する排気ダグト(38)と、そのダグト(3
8)を介して機筐(34)内部の空気をこの上部の排気
筒(39)より排出する排気ファン(40)と、前記サ
ンプルローダ(16)からのサンプル籾の袋体(28)
を前記クリップ(32)に吊下げる自動吊下機(41)
とを備え、その吊下げた袋体(28)の番号を前記ナン
バーリーダ(20)で読取るように構成している。
【0010】また、前記コンベア(33)で移動させる
袋体(28)を挾んで内部のサンプル籾の含有水分を半
球体形状の水分センサ(42)の静電容量の変化に基づ
いて検出する水分検出機構であるチャックアーム(4
3)(44)と、その含有水分が一定以下のとき前記グ
リップ(32)を強制開動作させて送出口(21)に放
出する穀粒排出機構である取出アーム(45)(46)
と、前記駆動スプロケット(29)…をチェン伝達機構
(47)を介し回転駆動するモータ(48)とを備え、
前記コンベア(33)をモータ(48)により連続的に
又は間欠的に駆動させ、袋体(28)を蛇行経路(3
7)に沿って循環させると共に、一方のチャックアーム
(43)の水分センサ(42)を正電極とし、もう一方
のチャックアーム(44)を負電極とし、その袋体(2
8)をチャックアーム(43)(44)間に挾んで水分
センサ(42)の静電容量変化に基づいてサンプル籾の
含有水分を検出し、設定状態にサンプル籾が乾燥したと
き、この袋体(28)が取出アーム(45)(46)位
置で送出口(21)に取出され、またこの取出された袋
体(28)の番号をナンバーリーダ(22)により読取
るように構成している。このように、サンプル穀粒であ
るサンプル籾を入れる複数の収納体である袋体(28)
…を移動させる穀粒搬送機構であるチェンコンベア(3
3)と、チェンコンベア(33)による袋体(28)移
動範囲外にサンプル籾を自動的に取出す穀粒排出機構で
ある取出アーム(45)(46)とを備えると共に、前
記チェンコンベア(33)に複数の袋体(28)…をエ
ンドレス状に配置させて循環させることによりサンプル
籾を乾燥させるように構成している。
【0011】さらに、前記ドライヤ(18)の正面上部
及び下部には上下開閉窓(49)(50)をそれぞれ設
けていて、上開閉窓(49)より内部点検を、また下開
閉窓(50)より手動操作でもって前記クリップ(3
2)に袋体(28)の吊下げを行うように構成してい
る。またさらに前記ドライヤ(18)の右側面には操作
パネルボックス(51)を装備させていて、該ボックス
(51)に水分計(52)及び温度計(53)並びに各
種操作スイッチ群(54)などを設けている。
【0012】図6乃至図7に示す如く、前記クリップ
(32)は左右のエンドレスチエン(31)(31)に
一定間隔毎に横架する横軸(55)の中央に支持され、
図1の実線矢印方向に順次移動している。また前記チャ
ックアーム(43)(44)は基端を軸(56)(5
7)に一体支持させ、これら各軸(56)(57)を扇
形の部分歯車(58)(59)を介し相互に連動連結さ
せると共に、一方の軸(56)を一対のシリンダ(6
0)(61)の一方のピストンロッド(60a)に揺動
アーム(62)を介して連結させている。前記シリンダ
(60)(61)は本体を相互逆方向に連結板(63)
を介し一体連結させ、他方のシリンダ(61)のピスト
ンロッド(61a)を軸(64)を介し機筐(34)側
に固定支持させ、シリンダ(60)(61)の何れか一
方を伸張動作させたとき前記チャックアーム(43)
(44)を図6の仮想線a位置に、さらにシリンダ(6
0)(61)の両方を伸張動作させたときチャックアー
ム(43)(44)を略平行状態のb位置に閉動作させ
るように構成している。さらに図6のように他方のチャ
ックアーム(44)の先端に支軸(65)を介して搬送
受板(66)を支持し、該受板(66)を乾燥室(18
a)底板に移動自在に摺接させて、前記コンベア(3
3)による袋体(28)の水分測定位置(チャックアー
ム(43)(44)間)へのスムーズな移動を補助する
ように設けている。
【0013】図8にも示す如く、前記取出アーム(4
5)(46)は基端を軸(67)(68)に一体支持さ
せ、これら各軸(67)(68)を扇形の部分歯車(6
9)(70)を介し相互に連動連結させると共に、機筐
(34)側に軸(71)を介し固定支持する放出部材で
あるエアシリンダ(72)のピストンロッド(72a)
先端に前記軸(68)の固定揺動アーム(73)を連結
させ、図6の実線状態よりシリンダ(72)を伸張動作
させたとき図8の実線状態に各アーム(45)(46)
を閉動作させると同時に、各アーム(45)(46)先
端の押圧ロール(74)(75)でもってグリップ(3
2)を強制開動作させるように構成している。
【0014】また、前記グリップ(32)が開動作され
たとき落下する袋体(28)を送出口(21)に流下案
内する放出ガイド板(76)を一方の前記軸(68)に
固定支持させ、各アーム(45)(46)の閉動作に連
動させガイド板(76)を反時計方向に回動)(ように
設けている。
【0015】ところで、図1、図6、図7、に示す如
く、袋体(28)の搬送経路中における前記チャックア
ーム(43)(44)位置の手前に袋体検出第1スイッ
チ(77)を、またチャッグアーム(43)(44)間
略中央位置に袋体(28)が水分測定状態に至ったこと
を検知する水測測定位置検出第2スイッチ(78)を、
さらに前記チャックアーム(43)(44)上方位置に
水分測定後の袋体(28)がチャックアーム(43)
(44)より離脱したことを検知する離脱検出第3スイ
ッチ(79)を、さらにまた前記取出アーム(45)
(46)に水分測定後の袋体(28)が放出位置に至っ
たことを検知する放出位置検出第4スイッチ(80)を
それぞれ設置し、前記袋体検出第1スイッチ(77)の
オン作動時チャックアーム(43)(44)をb位置に
一旦閉動作させて前記水分センサ(42)の零点調整を
行わしめた後a位置に開保持する一方、次に水分測定位
置検出第2スイッチ(78)がオン作動したとき袋体
(28)を中央に挾んでチャックアーム(43)(4
4)を再びb位置に閉動作させて水分測定を行い、次に
離脱検出第3スイッチ(79)がオン作動したとき次回
の零点調整を可能とさせ、放出位置検出第4スイッチ
(80)がオン作動し水分センサ(42)による水分が
一定以下を検出したとき前記取出アーム(45)(4
6)を閉動作させてこの袋体(28)を送出口(21)
より機外に放出するように構成している。
【0016】本実施例は上記の如く構成しており、ライ
スセンタ、カントリエレベータ、ドライストアなどに設
置するもので、コンバインなどにより収穫した生籾を個
人別・荷口別に荷受計量機(3)に投入すると共に、計
量槽(7)によって計量済みの生籾から縮分器(14)
及び定量分岐弁(15)を介して一定量の均質化された
サンプル籾をサンプルローダ(16)に取出す一方、前
記ローダ(16)のサンプル籾をテストドライヤ(1
8)で設定含水量まで乾燥させ、その乾燥済みのサンプ
ル籾を自主検査機(23)に投入して整玄米と屑米を計
量してこれらの割合を算定するもので、集中制御器(1
1)により荷受番号に基づいて各部を作動制御し、その
荷受番号に対応したサンプル籾の自主検査データに基づ
いて個人別・荷口別の整玄米持ち分が事務演算器(1
0)に登録されるものである。
【0017】而して、テストドライヤ(18)内におけ
る動作を図9のフロートチャートを参照し説明する。チ
ェンコンベア(33)により袋体(28)が移動中第1
スイッチ(77)位置に至って該スイッチ(77)がオ
ン作動し、また第3スイッチ(79)もオン作動してチ
ャックアーム(43)(44)間の袋体(28)の脱出
を確認したとき、前記シリンダ(60)(61)を動作
させてチャックアーム(43)(44)をb位置まで閉
とさせ水分センサ(42)の零点調整を行うもので、こ
のときの水分値(α)である静電容量を記憶し、次にチ
ャックアーム(43)(44)がa位置まで開きこのア
ーム(43)(44)間に受板(66)上面から次の袋
体(28)が至り第2スイッチ(78)がオン作動した
とき再びチャッグアーム(43)(44)がb位置まで
閉じ、袋体(28)内のサンプル籾の水分値(β)であ
る静電容量を検出する。そしてその差(β−α)が一定
以下で第4スイッチ(80)位置に袋体(28)が至っ
て該スイッチ(80)がオン作動したとき前記シリンダ
(72)が動作して取出アーム(45)(46)を閉と
させ前記クリープ(32)に吊下げた袋体(28)の保
持を解除させ送出口(21)より機外にこの袋体(2
8)を放出させるものである。
【0018】なお前述実施例ではチャックアーム(4
3)(44)を袋体(28)の移動方向に対し直交させ
る如く設けたが略平行に設けチャックアーム(43)
(44)の間隙中央を袋体(28)が移動する構成とし
ても良い。
【0019】さらに図10乃至図12は他の実施例を示
すもので、上記袋体(28)に代え、穀粒搬送機構であ
るチェンコンベア(33)のエンドレスチェン(31)
に収納体である網製バケット(81)を等間隔に設け
る。前記バケット(81)上面の吊り板(82)の長孔
(83)にチェン(31)の横軸(55)を貫通させ、
バケット(81)を吊下げる。
【0020】また、受入ホッパー(19)の流下端に進
退自在にシュート(84)を設け、シュート(84)を
エアシリンダ(85)により進退させると共に、前記シ
ュート(84)先端にドア(86)を設け、スイッチ
(87)によりバケット(81)がサンプル充填位置に
到達したことを検出し、また光導電センサ(88)と光
源(89)によりバケット(81)内に検出光を通過さ
せてバケット(81)が空であることを検出したとき、
図11のようにシリンダ(85)でシュート(84)を
進出させ、ドア(86)をバケット(81)に当ててシ
ュート(84)からドア(86)を介して受入ホッパー
(19)のサンプル籾をバケット(81)に流下させ
る。
【0021】さらに、水分検出機構(100)に正負電
極棒状水分センサ(90)(91)を設け、スイッチ
(92)によりバケット(81)が水分検出位置に到達
したことを検知したとき、エアシリンダ(93)により
センサ(90)(91)をバケット(81)内に突入さ
せ、バケット(81)内のサンプル籾の静電容量を検出
して含有水分を測定すると共に、エアシリンダ(94)
により振動板(95)をバケット(81)に当て、バケ
ット(81)内部のサンプル籾を攪拌する。
【0022】次いで、送出口(21)上端側に穀粒排出
機構であるトレー(96)を進退自在に設け、トレー
(96)を放出部材であるエアシリンダ(97)により
進退させると共に、バケット(81)の底板(98)を
開閉自在に設け、スイッチ(99)によりバケット(8
1)がサンプル排出位置に到達したことを検出し、また
そのバケット(81)内のサンプル籾が一定含有水分ま
で乾燥したことを水分センサ(90)(91)により検
出したとき、図12のように、シリンダ(97)により
トレー(96)をバケット(81)下方に進出させ、底
板(98)の当て部(98a)にトレー(96)先端を
当接させて底板(98)を開動し、トレー(96)を介
してバケット(81)から落下するサンプル籾を送出口
(21)に放出させるものである。このように、サンプ
ル穀粒であるサンプル籾を入れる複数の収納体であるバ
ケット(81)…を移動させる穀粒搬送機構であるチェ
ンコンベア(33)と、チェンコンベア(33)による
バケット(81)移動範囲外にサンプル籾を自動的に取
出す穀粒排出機構であるトレー(96)とを備えると共
に、前記チェンコンベア(33)に複数のバケット(8
1)…をエンドレス状に配置させて循環させることによ
りサンプル籾を乾燥させるように構成している。なお、
底板(98)はバネ(図示省略)により常に閉支持して
いる。
【0023】上記から明らかように、サンプル穀粒を
入れる複数の収納体であるバケット(81)…をエンド
レス循環路であるチェンコンベア(33)に配設させ、
熱風供給部材であるヒータ(36)及び排気部材である
排気ファン(40)を備えるドライヤ機筐(34)にチ
ェンコンベア(33)を内設させると共に、バケット
(81)を検出してサンプル穀粒を投入するセンサであ
るスイッチ(87)及び 投入部材であるエアシリンダ
(85)と、バケット(81)を検出して水分検出部材
である水分検出機構(100)によるサンプル穀粒の水
分測定動作を行わせるセンサであるスイッチ(92)及
び測定部材であるエアシリンダ(93)と、バケット
(81)を検出してサンプル穀粒を取出すセンサである
スイッチ(99)及び排出部材であるエアシリンダ(9
7)を、前記チェンコンベア(33)に設け、ヒータ
(36)及び排気ファン(40)によって乾燥状態に保
つドライヤ機筐(34)内部にチェンコンベア(33)
を介して複数のバケット(81)…を設け、複数のバケ
ット(81)…をコンパクトに配設でき、かつ各バケツ
ト(81)…の乾燥条件を略等しく保てると共に、サン
プル穀粒を投入するバケット(81)、及びサンプル穀
粒の水分を測定するバケット(81)、及びサンプル穀
粒を取出すバケット(81)を夫々検出してサンプル穀
粒の投入及び水分測定及び取出し作業を行わせ、水分が
不均一な未乾燥サンプル穀粒を均一水分に乾燥させる作
業の簡略化並びに自動化を行え、また個人別荷口別に仕
分けたサンプル穀粒を他の穀粒と誤認する等の不具合を
なくし、荷受管理作業性の向上並びに荷受穀粒の品質検
査の公正化などを図れるように構成している。
【0024】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、サンプル穀粒を入れる複数の収納体(81)…をエ
ンドレス循環路(33)に配設させ、熱風供給部材(3
6)及び排気部材(40)を備えるドライヤ機筐(3
4)にエンドレス循環路(33)を内設させると共に、
収納体(81)を検出してサンプル穀粒を投入するセン
サ(87)及び投入部材(85)と、収納体(81)を
検出して水分検出部材(100)によるサンプル穀粒の
水分測定動作を行わせるセンサ(92)及び測定部材
(93)と、収納体(81)を検出してサンプル穀粒を
取出すセンサ(99)及び排出部材(97)を、前記エ
ンドレス循環路(33)に設けたもので、熱風供給部材
(36)及び排気部材(40)によって乾燥状態に保つ
ドライヤ機筐(34)内部にエンドレス循環路(33)
を介して複数の収納体(81)…を設けるから、複数の
収納体(81)…をコンパクトに配設でき、かつ各収納
体(81)…の乾燥条件を略等しく保つことができると
共に、サンプル穀粒を投入する収納 体(81)、及びサ
ンプル穀粒の水分を測定する収納体(81)、及びサン
プル穀粒を取出す収納体(81)を夫々検出してサンプ
ル穀粒の投入及び水分測定及び取出し作業を行わせるか
ら、水分が不均一な未乾燥サンプル穀粒を均一水分に乾
燥させる作業の簡略化並びに自動化を容易に行うことが
でき、また個人別荷口別に仕分けたサンプル穀粒を他の
穀粒と誤認する等の不具合をなくすことができ、荷受管
理作業性の向上並びに荷受穀粒の品質検査の公正化など
を容易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】テストドライヤの断面説明図。
【図2】施設全体の説明図。
【図3】テストドライヤの正面図。
【図4】同右側面図。
【図5】同背面図。
【図6】同部分拡大説明図。
【図7】前図の側面説明図。
【図8】取出アーム部の動作説明図。
【図9】第1乃至第4スイッチの関係を示すフローチャ
ート。
【図10】他の実施例を示すテストドライヤの説明図。
【図11】前図の部分作動説明図。
【図12】同説明図。
【符号の説明】
(33) チェンコンベア(エンドレス循環路(34) ドライヤ機筐 (36) ヒータ(熱風供給部材) (40) 排気ファン(排気部材) (81) バケット(収納体) (85) エアシリンダ(投入部材) (87) スイッチ(センサ) (92) スイッチ(センサ) (93) エアシリンダ(測定部材) (97) スイッチ(センサ) (99) エアシリンダ(排出部材) (100) 水分検出機構(水分検出部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F26B 25/18 F26B 25/18 25/22 25/22 B G01N 27/22 G01N 27/22 C // G01N 1/04 1/04 A

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプル穀粒を入れる複数の収納体(8
    1)…をエンドレス循環路(33)に配設させ、熱風供
    給部材(36)及び排気部材(40)を備えるドライヤ
    機筐(34)にエンドレス循環路(33)を内設させる
    と共に、収納体(81)を検出してサンプル穀粒を投入
    するセンサ(87)及び投入部材(85)と、収納体
    (81)を検出して水分検出部材(100)によるサン
    プル穀粒の水分測定動作を行わせるセンサ(92)及び
    測定部材(93)と、収納体(81)を検出してサンプ
    ル穀粒を取出すセンサ(99)及び排出部材(97)
    を、前記エンドレス循環路(33)に設けたことを特徴
    とする穀物用テストドライヤ。
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