JP2945869B2 - 計量装置 - Google Patents

計量装置

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JP2945869B2
JP2945869B2 JP16328996A JP16328996A JP2945869B2 JP 2945869 B2 JP2945869 B2 JP 2945869B2 JP 16328996 A JP16328996 A JP 16328996A JP 16328996 A JP16328996 A JP 16328996A JP 2945869 B2 JP2945869 B2 JP 2945869B2
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欣治 矢幡
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OOYAMA KINOKO SENTAA JUGEN
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OOYAMA KINOKO SENTAA JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、なめこなどのきの
こ類、その他固形状および粉末状の物品を一定量ずつ計
量し、包装容器内に装入する計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーストア、八百屋などにおいて、
なめこなどのきのこ類は一定分量ずつ合成樹脂製の包装
容器に装入され、合成樹脂フィルムでパッケージした状
態で販売されている。この包装作業は、なめこなどのき
のこ類を生産者から集荷し、スーパーストアなどに納入
するまでの過程において行われているが、通常、生産地
の集荷場などにおいて行われることが多い。
【0003】包装作業においては、一定量のなめこを計
りとり、包装容器内へ装入し、これを合成樹脂フィルム
で包むという作業が行われているが、これら一連の作業
は大部分が手作業で行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】なめこの包装作業は、
従来より、手作業で行われているため、多くの手間と時
間がかかり、作業効率が悪い。このため、なめこを大量
生産する地域では、その包装に要する作業量は膨大なも
のとなっている。
【0005】また、手作業で包装する場合、計量値のバ
ラつきが生じやすく、また、計量中あるいは装入中など
になめこを傷める可能性が高い。
【0006】一方、なめこの表面は粘液で覆われ、独特
のヌルヌル感があるため、接触したものに付着したり、
なめこ同士がくっつきやすいという性質がある。このた
め、他の物品に比べてなめこの包装作業は非常に面倒で
あり、ゴミなどが付着しないように衛生面の対策も重要
である。
【0007】さらに、このような性質は、なめこの計
量、包装容器内への装入作業などを自動化する際の大き
な障害となり、自動包装装置の開発を阻んでいるため、
現在でも包装作業の大部分を手作業に頼らざるを得ない
のが実状である。
【0008】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、なめこなどのきのこ類の計量、装入作業を自動化す
ることにより、作業効率を大幅に向上させることがで
き、作業安定性に優れ、衛生的な計量装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の計量装置は、筒状ケーシング内に回転可能
に軸支され、物品落下口および物品収容部を有する計量
板と、計量板の上方に配置され計量板上に投入された物
品を物品落下口に誘導する物品ガイド部材と、物品収容
部から落下した物品を包装容器内に誘導する物品誘導路
と、物品誘導路に対し包装容器を搬入、搬出する包装容
器搬送部とを備えたことを特徴とする。
【0010】計量板上に物品を投入すると、その物品は
物品収容部内に入るか計量板上に載った状態で、計量板
の回転とともに回転移動していく。計量板の上方には物
品ガイド部材が配置されているため、計量板上に載って
移動する物品は物品ガイド部材に当接して物品落下口に
誘導され、そこから落下して物品収容部内に収容され
る。物品収容部内に収容された物品は、計量板の回転に
よりそのまま回転移動していき、所定位置で物品収容部
から落下する。落下した物品は、物品誘導路によって誘
導されていき包装容器内に装入される。物品が装入され
た包装容器は、包装容器搬送部によって搬出され、その
あとには空の包装容器が搬入される。
【0011】また、本発明の計量装置は、筒状ケーシン
グ内に投入された物品を一定量ずつ計量して排出する物
品計量部と、物品計量部から排出された物品を包装容器
内に装入する物品装入部と、物品が装入された包装容器
を物品装入部から搬出するとともに物品装入部へ包装容
器を搬入する包装容器搬送部とを備えたことを特徴とす
る。
【0012】物品計量部において物品を一定量ずつ計
量、排出し、排出された物品を物品装入部において包装
容器内に装入し、包装容器搬送部においては物品装入部
に対して包装容器を供給し、物品が装入された包装容器
を物品装入部から移動させるという一連の作業を自動的
に行うことができる。
【0013】ここで、本発明の計量装置は、物品計量部
が、切欠部を有する水平ベース板と、水平ベース板上方
に水平ベース板と平行に配置した回転可能な計量板と、
計量板に開設した物品落下口と、物品落下口の下方に設
けた物品収容部と、計量板の上方に配置した筒状ケーシ
ングと、筒状ケーシング内に投入され計量板とともに回
転移動する物品を物品落下口に誘導するガイド部材とを
備えたことを特徴とする。
【0014】物品計量部において、筒状ケーシング内に
物品を投入すると、物品は物品収容部内に入るか計量板
上に載り、計量板とともに回転移動する。計量板上に載
って回転移動していった物品は、筒状ケーシング内のガ
イド部材に当接することによって計量板に開設した物品
落下口方向に誘導され、この物品落下口から落下して物
品収容部内に収容される。
【0015】このとき、計量板の下方には水平ベース板
が設置されているため、物品収容部内に収容された物品
は水平ベース板で底面を保持された状態で、計量板とと
もにさらに回転移動していく。そして、物品収容部が水
平ベース板の切欠部上に到達すると、物品収容部底面の
保持がなくなるため、収容された物品は切欠部を通過し
て下方へ排出される。このとき、物品収容部に収容され
ていた物品のみが排出されるため、物品の排出量は物品
収容部の容積に等しく常に一定となる。
【0016】このように、物品計量部では、筒状ケーシ
ング内に投入された物品を、計量板に設けた物品収容部
内に一旦収容した後、排出するため、物品収容部の容積
に等しい一定分量を計量、排出することができる。ここ
で、計量板に設ける物品収容部の個数は限定するもので
はないが、所定間隔に複数の物品収容部を配置しておく
ことにより、計量、排出作業の効率を向上させることが
できる。
【0017】また、本発明の物品計量装置は、物品装入
部が、包装容器搬送部から供給された包装容器に進退可
能なガイドフレームと、物品計量部から排出された物品
をガイドフレーム内に誘導する物品誘導路と、包装容器
内に装入された物品を加圧する加圧機構とを備えたこと
を特徴とする。
【0018】物品装入部においては、物品計量部から排
出された物品を、物品誘導路およびガイドフレームによ
って誘導し、包装容器搬送部から供給された包装容器内
に装入する。このとき、物品計量部から物品が排出され
る前に、進退可能なガイドフレームが移動して包装容器
の開口部に当接した状態となるため、物品計量部から排
出された物品はこぼれることなく包装容器内に装入され
る。包装容器内に物品が装入されると、加圧機構により
包装容器内の物品を加圧するため、物品は隙間なく装入
される。包装容器内への装入、加圧が完了すると、ガイ
ドフレームおよび加圧部材は包装容器から遠ざかる方向
へ移動する。
【0019】さらに、本発明の物品計量装置は、包装容
器搬送部が、包装容器を積層状態で保持する容器収納部
と、容器収納部の最下部に位置する包装容器を吸着して
物品装入部まで移動させる容器供給機構と、物品が装入
された包装容器を物品装入部から他方へ移動させる容器
排出機構とを備えたことを特徴とする。
【0020】包装容器搬送部においては、前記物品装入
部において物品が装入が完了した包装容器を容器排出機
構によって物品装入部から他の搬送装置などへ移動させ
る。物品装入部が空になると、容器収納部において積層
状態に保持されている包装容器のうち最下部に位置する
包装容器を、容器供給機構で吸着して物品装入部まで移
動させ、次の物品排出を待機する。以下、物品装入部の
動作に対応して、このような動作を繰り返すことによ
り、物品装入部への包装容器の供給、物品装入部からの
包装容器の移動を行う。
【0021】また、本発明の計量装置は、物品計量部の
ガイド部材が、筒状ケーシング内に立設され通過口を有
する仕切板と、通過口に垂下された擦切部材と、仕切板
に固定され水平断面が扇形の筒状体と、筒状ケーシング
と筒状体との間に配置された屋根型プレートを備えたこ
とを特徴とする。
【0022】筒状ケーシング内に仕切板と筒状体とを設
置することにより、内部空間を区画し、筒状ケーシング
と筒状体との間に形成された空間に物品を投入する構造
としている。
【0023】筒状ケーシングと筒状体との間に投入され
た物品は物品収容部内に入るか計量板に載り、計量板の
回転とともに移動していくが、計量板に載って回転移動
していった物品は屋根型プレートに当接する。屋根型プ
レートに当接した物品は、その傾斜面によって誘導され
コーナー部分に集まっていくが、コーナー部分の下方
は、計量板に開設した物品落下口の通過経路となってい
るため、コーナー部分に集まった物品は、その下方を物
品落下口が通過する際に落下して、物品収容部内に収容
される。
【0024】このように、筒状ケーシングと筒状体との
間に屋根型プレートを配置しておくことにより、投入さ
れた物品を効率よく集合させ、物品落下口に落下させる
ことができる。
【0025】一方、物品収容部内に収容された物品は、
計量板とともにさらに回転移動していき、筒状ケーシン
グ内に立設された仕切板の通過口の下方を通過する。こ
のとき、通過口に垂下された擦切部材によって、物品落
下口より盛り上がって収容されている物品が擦り切られ
るため、物品収容部内にはその容積と同じ分量の物品が
収容される。すなわち、擦切部材によって物品収容部内
には一定分量の物品が収容されるため、計量値は常に一
定に保たれる。
【0026】さらに、本発明の計量装置では、計量板に
開設した物品落下口に、その開口面積を変更するための
スライドプレートを備えたことを特徴とする。物品落下
口の開口面積をスライドプレートによって変更すること
により、物品落下口から落下する物品の分量を増減でき
る。このため、物品の種類や作業条件に応じて計量値を
変更することが可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施の形態であるなめこ計
量装置を示す斜視図、図2は計量部を示す分解斜視図、
図3は装入部を示す斜視図、図4は包装容器搬送部を示
す斜視図、図5は計量機構を示す斜視図、図6は計量部
を示す斜視図、図7は筒状ケーシングを示す斜視図であ
る。
【0028】図1において、10はなめこ計量装置、1
1は計量部、12は装入部、13は包装容器搬送部、1
4は投入用ホッパ、15は筒状ケーシング、16は誘導
路、17はガイドフレーム、18は包装容器、19は搬
送コンベア、20は本体フレームである。
【0029】なめこ計量装置10は、投入用ホッパ14
から筒状ケーシング15内に投入されたなめこを一定量
ずつ計量して排出する計量部11と、計量部11から排
出されたなめこを包装容器18内に装入する装入部12
と、なめこが装入された包装容器を装入部12から搬出
し、空の包装容器18を装入部12に供給する包装容器
搬送部13とを備えている。
【0030】計量部11は、図2に示すように、切欠部
21を有する水平ベース板22と、ベース板22上方に
ベース板22と平行に配置した回転可能な計量板23
と、計量板23の4箇所に開設した落下口24と、それ
ぞれの落下口24の下方に設けた収容部25と、計量板
23の上方に配置した筒状ケーシング15と、筒状ケー
シング15内に投入され計量板23とともに回転移動す
るなめこを落下口24に誘導するガイド部材26とを備
えている。計量板23は駆動軸27によって回転する。
【0031】また、装入部12は、図3に示すように、
包装容器搬送部13から供給された包装容器18に対し
て進退可能なガイドフレーム17と、計量部11から排
出されたなめこをガイドフレーム17内に誘導する誘導
路16と、包装容器18内に装入されたなめこを加圧す
る加圧部材28とを備えている。
【0032】さらに、包装容器搬送部13は、図4に示
すように、包装容器18を積層状態で保持する容器収納
部29と、容器収納部19の最下部に位置する包装容器
18を吸着して装入部12まで搬入する容器供給部材3
0と、なめこが装入された包装容器18を装入部13か
ら搬送コンベア19まで搬出する容器排出部材31とを
備えている。
【0033】なめこ計量装置10は、投入用ホッパ14
内に投入されたなめこを計量部11において一定量ずつ
計量、排出し、排出されたなめこを装入部12において
包装容器18内に装入し、なめこが装入された包装容器
18を包装容器搬送部13において装入部12から搬送
コンベア19に搬出するという一連の作業を自動的に行
うものである。
【0034】計量部11において、投入用ホッパ14を
通して筒状ケーシング15内になめこを投入すると、な
めこは計量板23上に載り、計量板23とともに回転移
動する。計量板23とともに回転移動していったなめこ
は、円筒状ケーシング15内のガイド部材26に当接す
ることによって計量板23に開設した落下口24方向に
誘導され、この落下口24から落下して収容部25内に
収容される。
【0035】このとき、計量板23の下方には水平ベー
ス板22が設置されているため、収容部25内に収容さ
れたなめこは水平ベース板22で底面を保持された状態
のまま、計量板23とともに回転移動していく。そし
て、収容部25が水平ベース板22の切欠部21上に到
達すると、収容部25底面の保持がなくなるため、収容
されたなめこは切欠部21を通過して下方へ排出され
る。このとき、収容部25内に収容されていたなめこの
みが排出されるため、なめこの排出量は収容部25の容
積に等しく常に一定となる。
【0036】このように、計量部11では、筒状ケーシ
ング15内に投入されたなめこを、計量板23に設けた
収容部25内に一旦収容した後、排出するため、常に収
容部25の容積に等しい一定分量を計量、排出すること
ができる。ここで、計量板23には4箇所に収容部25
を設けているが、この個数に限定するものではないの
で、作業条件などに応じて増減することができる。
【0037】ここで、図6,7を参照して、筒状ケーシ
ング15内のガイド部材26について説明する。ガイド
部材26は、筒状ケーシング15内に立設され通過口3
2を有する仕切板33と、通過口32に垂下された擦切
部材34と、仕切板33に固定され水平断面が扇形の筒
状体35と、筒状ケーシング15と筒状体35との間に
配置された屋根型プレート36,37を備えている。
【0038】筒状ケーシング15内に仕切板33と筒状
体35とを設置することにより内部空間を区画し、筒状
ケーシング15と筒状体35との間に形成された空間3
8になめこを投入する構造としている。
【0039】投入用ホッパ14を通して、空間38部分
に投入されたなめこは、収容部25内に落下するか計量
板23上に載り、計量板23の回転とともに移動してい
く。計量板23上に載って回転移動していったなめこは
屋根型プレート36,37に当接するが、当接したなめ
こは、その傾斜面によって誘導されコーナー部分に集ま
っていくが、コーナー部分の下方は、計量板23に開設
した落下口24の通過経路となっているため、コーナー
部分に集まったなめこは、その下方を落下口24が通過
する際に落下して、収容部25内に収容される。
【0040】このように、筒状ケーシング15と筒状体
35との間に屋根型プレート36,37を配置しておく
ことにより、空間38に投入されたなめこを効率よく集
合させ、落下口24に落下させることができる。なめこ
計量装置10では、2個の屋根型プレート36,37を
設置することにより、なめこの集合、落下を確実に行う
ようにしているが、これに限定するものではないので、
作業条件などに応じて屋根型プレートの個数を増減する
ことができる。
【0041】一方、収容部25内に収容されたなめこ
は、計量板23とともに回転移動していき、筒状ケーシ
ング15内に立設された仕切板33の通過口32の下方
を通過する。このとき、通過口32に垂下された擦切部
材34によって、落下口24より盛り上がって収容され
ているなめこを擦り切るため、収容部25内にはその容
積と同じ分量のなめこが収容される。すなわち、擦切部
材34によって収容部25内には常に一定分量のなめこ
が収容されるため、計量値は一定に保たれる。
【0042】さらに、なめこ計量装置10では、図5,
6に示すように、計量板23に開設した落下口24に、
ネジ40でスライドプレート39を取り付けている。ネ
ジ40を緩めればスライドプレート39はスライド可能
である。スライドプレート39をスライドさせ落下口2
4の開口面積を変更することにより、落下口24から落
下するなめこの分量を増減することができる。このた
め、なめこの大きさや作業条件に応じて計量値を変更す
ることが可能である。
【0043】次に、図3に示すように、装入部12にお
いては、計量部11から排出されたなめこを、誘導路1
6およびガイドフレーム17によって誘導し、包装容器
搬送部13から搬入された包装容器18内に装入する。
このとき、計量部11からなめこが排出される前に、ガ
イドフレーム17が誘導路16と共に下降して、ガイド
フレーム17が包装容器18の開口部に当接した状態と
なるため、計量部11から排出されたなめこはこぼれる
ことなく包装容器18内に装入される。
【0044】包装容器18内になめこが装入されると、
加圧部材28が下降して包装容器18内のなめこを加圧
するため、なめこは隙間なく装入される。包装容器18
内への装入、加圧が完了すると、ガイドフレーム17、
誘導路16および加圧部材28は元の位置まで上昇して
待機状態となる。
【0045】一方、図4に示すように、包装容器搬送部
13においては、装入部12においてなめこ装入が完了
した包装容器18を容器排出部材31によって装入部1
2から搬送コンベア19上へ搬出する。そして、装入部
12が空になると、容器収納部29において積層状態に
保持されている包装容器18のうち最下部に位置する包
装容器18を、容器供給部材30で吸着して装入部12
のガイドフレーム17直下まで搬入し、次のなめこ排出
を待機する。
【0046】このように、包装容器搬送部13において
は、装入部12の動作に対応して、前記動作を繰り返す
ことにより、装入部12からの包装容器18の搬出およ
び装入部12への包装容器の搬入を行う。
【0047】なめこ計量装置10により、なめこの計
量、装入作業を自動化できるため、作業効率が大幅に向
上する。また、なめこの計量値が常に一定となるため作
業安定性にも優れている。さらに、作業者の手が触れる
工程が極めて少なく、計量、装入作業も迅速に行われる
ため、衛生的であり、なめこの損傷なども減少する。
【0048】計量装置を構成する材料については特に限
定するものではないが、なめこ計量装置10においてス
テンレス材を使用したところ、錆などの発生もなく衛生
的であり、耐久性も良好であった。なお、計量板23の
収容部25内に収容され回転移動していくなめこは水平
ベース板22上を摺動していくため、水平ベース板22
の素材として表面が滑らかで透明な合成樹脂板を使用し
たところ、摺動状態も良好でなめこを損傷することもな
かった。また、水平ベース板22を透明とすることによ
り、作業状態を下方から確認できるというメリットもあ
る。
【0049】なお、本実施形態では、なめこ計量装置に
ついて説明したが、本発明の用途はこれに限定するもの
ではないため、なめこ以外の物品を計量する場合にも広
く応用することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0051】(1)ケーシング内に回転可能に軸支さ
れ、物品落下口および物品収容部を有する計量板と、計
量板の上方に配置され計量板上に投入された物品を物品
落下口に誘導する物品ガイド部材と、物品収容部から落
下した物品を包装容器内に誘導する物品誘導路と、物品
誘導路に対し包装容器を搬入、搬出する包装容器搬送部
とを備えたことにより、物品の計量、装入作業を自動化
することができる。
【0052】(2)請求項2記載の計量装置により、物
品の計量、装入作業を自動化できるとともに、作業効率
が大幅に向上する。
【0053】(3)物品計量部のガイド部材が、筒状ケ
ーシング内に立設され通過口を有する仕切板と、通過口
に垂下された擦切部材と、仕切板に固定され水平断面が
扇形の筒状体と、筒状ケーシングと筒状体との間に配置
された屋根型プレートを備えたことにより、物品の計
量、装入作業を正確かつ迅速に行うことができる。
【0054】(4)計量板に開設した物品落下口に、そ
の開口面積を変更するためのスライドプレートを備えた
ことにより、物品落下口から落下する物品の分量を増減
できるため、物品の種類や作業条件に応じて計量値を変
更することが可能である。
【0055】(5)計量、装入作業を自動化することに
より、作業者の手が触れる工程が大幅に減少し、計量、
装入が迅速に行われるため、衛生的であり、物品の損傷
なども減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態であるなめこ計量装置を示す斜視図
である。
【図2】同なめこ計量装置の計量部を示す分解斜視図で
ある。
【図3】同なめこ計量装置の収容部を示す斜視図であ
る。
【図4】同なめこ計量装置の包装容器搬送部を示す斜視
図である。
【図5】同なめこ計量装置の計量機構を示す斜視図であ
る。
【図6】同なめこ計量装置の計量部を示す斜視図であ
る。
【図7】同なめこ計量装置の筒状ケーシング部分を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 なめこ計量装置 11 計量部 12 装入部 13 包装容器搬送部 14 投入用ホッパ 15 筒状ケーシング 16 誘導路 17 ガイドフレーム 18 包装容器 19 搬送コンベア 20 本体フレーム 21 切欠部 22 水平ベース板 23 計量板 24 落下口 25 収容部 26 ガイド部材 27 駆動軸 28 加圧部材 29 容器収納部 30 容器供給部材 31 容器排出部材 32 通過口 33 仕切板 34 擦切部材 35 筒状体 36 ,37 屋根型プレート 38 空間 39 スライドプレート 40 ネジ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状ケーシング内に投入された物品を一
    定量ずつ計量して排出する物品計量部と、前記物品計量
    部から排出された物品を包装容器内に装入する物品装入
    部と、物品が装入された包装容器を前記物品装入部から
    搬出するとともに前記物品装入部へ包装容器を搬入する
    包装容器搬送部とを備えた計量装置であって、 前記物品計量部が、切欠部を有する水平ベース板と、前
    記水平ベース板上方に同水平ベース板と平行に配置した
    回転可能な計量板と、前記計量板に開設した物品落下口
    と、前記物品落下口の下方に設けた物品収容部と、前記
    計量板の上方に配置した筒状ケーシングと、前記筒状ケ
    ーシング内に投入され前記計量板とともに回転移動する
    物品を前記物品落下口に誘導するガイド部材とを備え、 前記物品装入部が、前記包装容器搬送部から供給された
    包装容器に接近離隔可能なガイドフレームと、前記物品
    計量部から排出された物品を前記ガイドフレーム内に誘
    導する物品誘導路と、前記包装容器内に装入された物品
    を加圧する加圧機構とを備え、 前記包装容器搬送部が、包装容器を積層状態で保持する
    容器収納部と、前記容器収納部の最下部に位置する包装
    容器を吸着して前記物品装入部まで移動させる容器供給
    機構と、物品が装入された包装容器を前記物品装入部か
    ら他方へ移動させる容器排出機構とを備えた計量装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材が、筒状ケーシング内に
    立設され通過口を有する仕切板と、前記通過口に垂下さ
    れた擦切部材と、前記仕切板に固定され水平断面が扇形
    の筒状体と、前記筒状ケーシングと前記筒状体との間に
    配置された屋根型プレートを備えた請求項1記載の計量
    装置。
  3. 【請求項3】 前記計量板に開設した物品落下口に、そ
    の開口面積を変更するためのスライドプレートを備えた
    請求項1または2記載の計量装置。
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