JP2527190B2 - 感熱孔版印刷用原紙の製造方法 - Google Patents
感熱孔版印刷用原紙の製造方法Info
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- B41N1/245—Stencils; Stencil materials; Carriers therefor characterised by the thermo-perforable polymeric film heat absorbing means or release coating therefor
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- B32B2305/02—Cellular or porous
- B32B2305/026—Porous
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱孔版印刷用原紙の製造方法に関し、さら
に詳しくは穿孔性を向上させた感熱孔版印刷用原紙の製
造方法に関する。
に詳しくは穿孔性を向上させた感熱孔版印刷用原紙の製
造方法に関する。
従来、熱可塑性樹脂フィルムを多孔性薄葉紙などの多
孔性支持体に接着剤によって貼り合わせ、かつフィルム
表面に原稿あるいはサーマルヘッドとの融着防止のため
の剥離剤層を設けた感熱孔版印刷用原紙が知られてい
る。この感熱孔版印刷用原紙を用いて製版するに際して
は、原稿と感熱孔版印刷用原紙のフィルム面とを密着さ
せ、前記感熱孔版印刷用原紙の多孔性支持体側から、赤
外線またはキセノンフラッシュ光を照射し、原稿の黒画
像部に熱を発生せしめ、その熱により前記感熱孔版印刷
用原紙のフィルムを溶融穿孔し、その後原稿と前記感熱
孔版印刷用原紙とを剥離する。または、イメージセンサ
により原稿の画像を読み取り、サーマルヘッドの熱によ
り画像通りに感熱孔版印刷用原紙のフィルムを溶融穿孔
する。
孔性支持体に接着剤によって貼り合わせ、かつフィルム
表面に原稿あるいはサーマルヘッドとの融着防止のため
の剥離剤層を設けた感熱孔版印刷用原紙が知られてい
る。この感熱孔版印刷用原紙を用いて製版するに際して
は、原稿と感熱孔版印刷用原紙のフィルム面とを密着さ
せ、前記感熱孔版印刷用原紙の多孔性支持体側から、赤
外線またはキセノンフラッシュ光を照射し、原稿の黒画
像部に熱を発生せしめ、その熱により前記感熱孔版印刷
用原紙のフィルムを溶融穿孔し、その後原稿と前記感熱
孔版印刷用原紙とを剥離する。または、イメージセンサ
により原稿の画像を読み取り、サーマルヘッドの熱によ
り画像通りに感熱孔版印刷用原紙のフィルムを溶融穿孔
する。
このような感熱孔版印刷用原紙の穿孔性を向上させる
方法の1つとして、熱可塑性フィルムの材質を熱に対し
て穿孔されやすくしたり、熱可塑性フィルムを薄くした
りすることがあげられる。
方法の1つとして、熱可塑性フィルムの材質を熱に対し
て穿孔されやすくしたり、熱可塑性フィルムを薄くした
りすることがあげられる。
しかし、熱可塑性フィルムの材質を熱に対して穿孔さ
れやすくしたり、熱可塑性フィルムを薄くしたりする
と、熱可塑性フィルム自身の機械強度(引張り強度等)
が弱くなり、フィルム製造時および感熱孔版印刷用原紙
の製造時、例えば、多孔性支持体と熱可塑性フィルムと
をラミネートする場合にフィルムの破れを生じやすいと
いう問題があった。
れやすくしたり、熱可塑性フィルムを薄くしたりする
と、熱可塑性フィルム自身の機械強度(引張り強度等)
が弱くなり、フィルム製造時および感熱孔版印刷用原紙
の製造時、例えば、多孔性支持体と熱可塑性フィルムと
をラミネートする場合にフィルムの破れを生じやすいと
いう問題があった。
本発明の目的は、良好な穿孔性が得られるが機械強度
の弱い熱可塑性フィルムを使用しても、該フィルムの破
れを防止し、生産性を向上させる感熱孔版印刷用原紙の
製造方法を提供することにある。
の弱い熱可塑性フィルムを使用しても、該フィルムの破
れを防止し、生産性を向上させる感熱孔版印刷用原紙の
製造方法を提供することにある。
本発明は、補強フィルムの両面に感熱フィルムを積層
させる工程と、該感熱フィルムに多孔性支持体を接合さ
せる工程と、前記補強フィルムから多孔性支持体に接合
された感熱フィルムを剥離する工程とを含む感熱孔版印
刷用原紙の製造方法である。
させる工程と、該感熱フィルムに多孔性支持体を接合さ
せる工程と、前記補強フィルムから多孔性支持体に接合
された感熱フィルムを剥離する工程とを含む感熱孔版印
刷用原紙の製造方法である。
以下、本発明を図面により具体的に説明する。
第1図、第2図および第3図は、本発明の感熱孔版印
刷用原紙の製造工程の一例を示す断面図である。すなわ
ち、本発明の製造工程は、第1図に示す補強フィルム1
の両面に感熱フィルム3Aおよび3Bを積層させる工程と、
第2図に示す感熱フィルム3Aおよび3Bの上にそれぞれ多
孔性支持体5Aおよび5Bを接合させる工程と、第3図に示
すように前記補強フィルム1から多孔性支持体5Aおよび
5Bに接合された感熱フィルム3Aおよび3Bを剥離する工程
とからなる。
刷用原紙の製造工程の一例を示す断面図である。すなわ
ち、本発明の製造工程は、第1図に示す補強フィルム1
の両面に感熱フィルム3Aおよび3Bを積層させる工程と、
第2図に示す感熱フィルム3Aおよび3Bの上にそれぞれ多
孔性支持体5Aおよび5Bを接合させる工程と、第3図に示
すように前記補強フィルム1から多孔性支持体5Aおよび
5Bに接合された感熱フィルム3Aおよび3Bを剥離する工程
とからなる。
本発明において、補強フィルム1に感熱フィルム3Aお
よび3Bを積層させるには、これらの材料を共押出加工装
置に供給して積層フィルムを形成し、必要に応じて二軸
延伸するか、または補強フィルムに感熱フィルム3Aおよ
び3Bを後に剥離可能にラミネートすることにより得られ
る。共押出加工方法としては、インフレーション法共押
出成型、Tダイ法共押出成型、共押出コーティングなど
公知の方法を用いることができる。
よび3Bを積層させるには、これらの材料を共押出加工装
置に供給して積層フィルムを形成し、必要に応じて二軸
延伸するか、または補強フィルムに感熱フィルム3Aおよ
び3Bを後に剥離可能にラミネートすることにより得られ
る。共押出加工方法としては、インフレーション法共押
出成型、Tダイ法共押出成型、共押出コーティングなど
公知の方法を用いることができる。
感熱フィルム3Aおよび3Bの材料としては、熱可塑性樹
脂、例えばポリエステル、ポリカーボネイト、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重
合体等があげられる。この感熱フィルム3Aおよび3Bのフ
ィルム圧は0.5〜1.0μの範囲が好ましく、0.5〜5μが
特に好ましい。
脂、例えばポリエステル、ポリカーボネイト、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重
合体等があげられる。この感熱フィルム3Aおよび3Bのフ
ィルム圧は0.5〜1.0μの範囲が好ましく、0.5〜5μが
特に好ましい。
補強フィルム1の材質は、特に限定されないが、熱可
塑性樹脂で、感熱フィルムに用いたものと異なるものが
好ましい。また補強フィルム1中には剥離性を向上させ
るために公知の剥離剤、例えば一般に滑剤として知られ
ている化合物、例えば脂肪族炭化水素(パラフィン、ワ
ックス類)高級脂肪族アルコール、脂肪酸またはこれら
のエステル類、金属石鹸等、特開昭61−40196号公報、
特願昭61−13496号等に記載されているシリコン系剥離
剤を配合することが好ましい。これらの好ましい配合量
は、補強フィルム中0.1〜10重量%である。この配合量
の調製により、感熱孔版印刷用原紙とした後の感熱フィ
ルム上に剥離剤を塗布する工程を省略することができ
る。これは第3図に示す構成で補強フィルムから多孔性
支持体に接合された感熱フィルムを引き剥がすことか
ら、補強フィルム中に配合された剥離剤が感熱フィルム
表面に移転するからである。補強フィルムの厚さは感熱
フィルムを補強するのに十分な厚さであればよく、例え
ば2〜50μの範囲が好ましい。
塑性樹脂で、感熱フィルムに用いたものと異なるものが
好ましい。また補強フィルム1中には剥離性を向上させ
るために公知の剥離剤、例えば一般に滑剤として知られ
ている化合物、例えば脂肪族炭化水素(パラフィン、ワ
ックス類)高級脂肪族アルコール、脂肪酸またはこれら
のエステル類、金属石鹸等、特開昭61−40196号公報、
特願昭61−13496号等に記載されているシリコン系剥離
剤を配合することが好ましい。これらの好ましい配合量
は、補強フィルム中0.1〜10重量%である。この配合量
の調製により、感熱孔版印刷用原紙とした後の感熱フィ
ルム上に剥離剤を塗布する工程を省略することができ
る。これは第3図に示す構成で補強フィルムから多孔性
支持体に接合された感熱フィルムを引き剥がすことか
ら、補強フィルム中に配合された剥離剤が感熱フィルム
表面に移転するからである。補強フィルムの厚さは感熱
フィルムを補強するのに十分な厚さであればよく、例え
ば2〜50μの範囲が好ましい。
感熱フィルム3Aおよび3Bの上に多孔性支持体5Aおよび
5Bを接合させる際の接着剤としては、酢酸ビニル系接着
剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ウレタ
ン系接着剤、エポキシ系接着剤、EVA系接着剤等が用い
られる。
5Bを接合させる際の接着剤としては、酢酸ビニル系接着
剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ウレタ
ン系接着剤、エポキシ系接着剤、EVA系接着剤等が用い
られる。
補強フィルム1から感熱孔版印刷用原紙7Aおよび7Bを
感熱フィルム3Bの面から引き剥がすには、第2図で得ら
れた積層フィルムの端部から補強フィルム1と感熱孔版
印刷用原紙7Aおよび7Bをそれぞれ剥離させ、分離した感
熱孔版印刷用原紙7Aおよび7Bを巻取ローラのような適当
な引取手段に連結し、補強フィルムの引取方向と異なる
方向(補強フィルムの引取方向を水平とすれば、例えば
その上下30〜60度の方向)に引取ればよい。
感熱フィルム3Bの面から引き剥がすには、第2図で得ら
れた積層フィルムの端部から補強フィルム1と感熱孔版
印刷用原紙7Aおよび7Bをそれぞれ剥離させ、分離した感
熱孔版印刷用原紙7Aおよび7Bを巻取ローラのような適当
な引取手段に連結し、補強フィルムの引取方向と異なる
方向(補強フィルムの引取方向を水平とすれば、例えば
その上下30〜60度の方向)に引取ればよい。
多孔性支持体5Aおよび5Bとしては、感熱フィルムを穿
孔するための加熱時に実質的に溶融せず、印刷時にイン
キが通過する多孔質のものであればよく、例えばマニラ
麻、こうぞ、みつまた、パルプ等の天然繊維、あるいは
ポリエステル、ビニロン、ナイロン等の合成繊維のそれ
ぞれ単独かもしくは混合した薄用紙または不織布、さら
にポリエステル繊維、絹のスクリーン紗等が好適であ
る。
孔するための加熱時に実質的に溶融せず、印刷時にイン
キが通過する多孔質のものであればよく、例えばマニラ
麻、こうぞ、みつまた、パルプ等の天然繊維、あるいは
ポリエステル、ビニロン、ナイロン等の合成繊維のそれ
ぞれ単独かもしくは混合した薄用紙または不織布、さら
にポリエステル繊維、絹のスクリーン紗等が好適であ
る。
上述のようにして得られた感熱孔版印刷用原紙の感熱
フィルム面には前述の剥離剤を塗布してもよいが、前述
のように補強フィルム中に剥離剤を含有させることによ
り、感熱フィルム上に剥離剤を転移させ、剥離剤塗布工
程を不要にすることができる。
フィルム面には前述の剥離剤を塗布してもよいが、前述
のように補強フィルム中に剥離剤を含有させることによ
り、感熱フィルム上に剥離剤を転移させ、剥離剤塗布工
程を不要にすることができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
インフレーション共押出成形により補強フィルムにEV
Aフィルム、その両面に感熱フィルムのポリエステルフ
ィルムの積層フィルムを形成し、これをさらに2軸延伸
した。補強フィルム中には3重量%のグリセリンエステ
ルを添加した。EVAフィルムの厚さは5μ、ポリエステ
ルフィルムの厚さは2μであった。この積層フィルムの
感熱フィルム側に秤量9g/m2の麻繊維とポリエステルの
混抄からなる多孔質支持体を、接着剤としてウレタン系
アクリレート(UV紫外線硬化型接着剤)を用い、塗工量
0.9g/m2で接着させ、硬化装置として日本電池社製、DHC
−40K−3DB(出力80W/cm)を用い、ライン速度10m/min
で硬化させ、前記感熱フィルム側に多孔質支持体を接合
させた。その後感熱フィルム面を境として前記補強フィ
ルムから感熱孔版印刷用原紙を引き剥がした。得られた
感熱孔版印刷用原紙の感熱フィルムには、破れは見られ
なかった。この感熱孔版印刷用原紙をサーマルヘッドを
使用した全自動製版孔版印刷機(商品名リソグラフ007D
III N、理想科学工業(株)製)に装着し製版印刷を行
なったところ、0.06mj/1dotの製版印加エネルギーで良
好な画像が得られた。これは通常のポリエステル感熱フ
ィルムからなる孔版印刷原紙の適正値である0.1mj/1dot
程度と比較して格段に穿孔性が改良されている。
Aフィルム、その両面に感熱フィルムのポリエステルフ
ィルムの積層フィルムを形成し、これをさらに2軸延伸
した。補強フィルム中には3重量%のグリセリンエステ
ルを添加した。EVAフィルムの厚さは5μ、ポリエステ
ルフィルムの厚さは2μであった。この積層フィルムの
感熱フィルム側に秤量9g/m2の麻繊維とポリエステルの
混抄からなる多孔質支持体を、接着剤としてウレタン系
アクリレート(UV紫外線硬化型接着剤)を用い、塗工量
0.9g/m2で接着させ、硬化装置として日本電池社製、DHC
−40K−3DB(出力80W/cm)を用い、ライン速度10m/min
で硬化させ、前記感熱フィルム側に多孔質支持体を接合
させた。その後感熱フィルム面を境として前記補強フィ
ルムから感熱孔版印刷用原紙を引き剥がした。得られた
感熱孔版印刷用原紙の感熱フィルムには、破れは見られ
なかった。この感熱孔版印刷用原紙をサーマルヘッドを
使用した全自動製版孔版印刷機(商品名リソグラフ007D
III N、理想科学工業(株)製)に装着し製版印刷を行
なったところ、0.06mj/1dotの製版印加エネルギーで良
好な画像が得られた。これは通常のポリエステル感熱フ
ィルムからなる孔版印刷原紙の適正値である0.1mj/1dot
程度と比較して格段に穿孔性が改良されている。
上記実施例は、1枚の補強フィルムと2枚の感熱フィ
ルムの合計3層の例を示したものであるが、補強フィル
ムとして2層構造のものを用い、合計4層構造の積層フ
ィルムを形成し、多孔性支持体を接合後、2層の補強フ
ィルム間を剥離させ、さらに各補強フィルムから感熱孔
版印刷用原紙を剥離して製品とすることも可能である。
ルムの合計3層の例を示したものであるが、補強フィル
ムとして2層構造のものを用い、合計4層構造の積層フ
ィルムを形成し、多孔性支持体を接合後、2層の補強フ
ィルム間を剥離させ、さらに各補強フィルムから感熱孔
版印刷用原紙を剥離して製品とすることも可能である。
本発明によれば、感熱フィルムを補強フィルムで支持
するため感熱フィルムの破れがなく、また、フィルムが
積層フィルムでフィルム厚が厚く生産上扱い易い(ハン
ドリングがよい)ので、歩留りの向上が得られ、かつ補
強フィルムの両面に感熱孔版印刷用原紙を形成すること
ができるので生産性が向上する。また、感熱フィルムと
して例えば2μ以下の極めて薄いフィルムも形成するこ
とができるので、孔版印刷時の解像度が向上し、またフ
ィルム選定の幅が広がり、例えばフィルム強度の比較的
低いものでも使用することができる。
するため感熱フィルムの破れがなく、また、フィルムが
積層フィルムでフィルム厚が厚く生産上扱い易い(ハン
ドリングがよい)ので、歩留りの向上が得られ、かつ補
強フィルムの両面に感熱孔版印刷用原紙を形成すること
ができるので生産性が向上する。また、感熱フィルムと
して例えば2μ以下の極めて薄いフィルムも形成するこ
とができるので、孔版印刷時の解像度が向上し、またフ
ィルム選定の幅が広がり、例えばフィルム強度の比較的
低いものでも使用することができる。
また本発明において、紫外線接着剤を用いた場合には
硬化の際に熱を加えないため、カール等の熱に起因する
問題が生じない等の利点が得られる。また、サーマルヘ
ッドの印加エネルギーを低く押さえても充分な穿孔性が
得られるため、サーマルヘッドの印加エネルギーを低く
でき、従ってサーマルヘッドの寿命を長くすることがで
きる。
硬化の際に熱を加えないため、カール等の熱に起因する
問題が生じない等の利点が得られる。また、サーマルヘ
ッドの印加エネルギーを低く押さえても充分な穿孔性が
得られるため、サーマルヘッドの印加エネルギーを低く
でき、従ってサーマルヘッドの寿命を長くすることがで
きる。
第1図、第2図および第3図は、本発明の感熱孔版印刷
用原紙の製造工程の概略を示した断面図である。 1……補強フィルム、3A、3B……感熱フィルム、5A、5B
……多孔性支持体、7A、7B……感熱孔版印刷用原紙。
用原紙の製造工程の概略を示した断面図である。 1……補強フィルム、3A、3B……感熱フィルム、5A、5B
……多孔性支持体、7A、7B……感熱孔版印刷用原紙。
Claims (1)
- 【請求項1】補強フィルムの両面に感熱フィルムを積層
させる工程と、該感熱フィルムに多孔性支持体を接合さ
せる工程と、前記補強フィルムから多孔性支持体に接合
された感熱フィルムを剥離する工程とを含む感熱孔版印
刷用原紙の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62169529A JP2527190B2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 感熱孔版印刷用原紙の製造方法 |
GB8815889A GB2207635B (en) | 1987-07-07 | 1988-07-04 | Process for producing a thermal stencil master sheet for stencil printing |
US07/215,548 US5160564A (en) | 1987-07-07 | 1988-07-06 | Process for producing a thermal stencil master sheet for stencil printing |
DE3823069A DE3823069C2 (de) | 1987-07-07 | 1988-07-07 | Verfahren zur Herstellung von Thermoschablonengrund-Flachmaterial für Schablonendruck |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62169529A JP2527190B2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 感熱孔版印刷用原紙の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6414092A JPS6414092A (en) | 1989-01-18 |
JP2527190B2 true JP2527190B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=15888189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62169529A Expired - Fee Related JP2527190B2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 感熱孔版印刷用原紙の製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5160564A (ja) |
JP (1) | JP2527190B2 (ja) |
DE (1) | DE3823069C2 (ja) |
GB (1) | GB2207635B (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0296167U (ja) * | 1989-01-12 | 1990-07-31 | ||
US5082799A (en) * | 1990-09-14 | 1992-01-21 | Gte Laboratories Incorporated | Method for fabricating indium phosphide/indium gallium arsenide phosphide buried heterostructure semiconductor lasers |
US5222091A (en) * | 1990-09-14 | 1993-06-22 | Gte Laboratories Incorporated | Structure for indium phosphide/indium gallium arsenide phosphide buried heterostructure semiconductor |
JP2986931B2 (ja) * | 1991-01-08 | 1999-12-06 | 株式会社リコー | 感熱孔版用原紙 |
JP3084076B2 (ja) * | 1991-02-21 | 2000-09-04 | 理想科学工業株式会社 | 感熱孔版原紙の製版方法及び感熱孔版原紙 |
EP0592215B1 (en) * | 1992-10-09 | 1998-08-12 | Riso Kagaku Corporation | Heat-sensitive stencil sheets and process for producing the same |
JP3233305B2 (ja) * | 1993-04-23 | 2001-11-26 | 東レ株式会社 | 感熱孔版印刷用原紙およびその製造方法 |
JP3307716B2 (ja) * | 1993-04-28 | 2002-07-24 | 三菱化学ポリエステルフィルム株式会社 | 高感度感熱孔版印刷原紙用フィルム |
EP0683061B1 (en) * | 1993-11-17 | 1999-01-20 | Toray Industries, Inc. | Thermal stencil paper for mimeograph |
US6730067B1 (en) * | 1996-02-08 | 2004-05-04 | Mica Nukina | Multi-layer feminine hygienic pad |
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